【夢芝居】練習の日々
マスター名:まれのぞみ
シナリオ形態: シリーズ
相棒
難易度: 普通
参加人数: 6人
サポート: 0人
リプレイ完成日時: 2011/02/23 01:43



■オープニング本文

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「ねぇねぇ、見た! 見た?」
「見た! 見た!?」
「本当に動くお人形さんだったね」
「うん、とっても、とってもかわいかった!?」
 子供たちの声が響くのは古い建物の中。
 外では静かに雪が降り、石の床下からはしんしんとした冷気が足下からつたわってきます。そんな中だというのに子供たちは楽しそうな声をあげながら舞台作りに勤しんでいました。もっとも舞台といっても細かいところや仕掛けなどは演じる人妖と、その主人たちがやった方がいいだろうということで、かれらがやっているのは舞台の土台を作っているようなものです。
 これについては、もちろん開拓者たちが自分たちでやると言いましたが、子供たちにとって、いい経験になりますからとオルガがお願いをしたという経緯があります。
「あらあら、どうしているの?」
「あ、おばちゃん」
 にっこり。」
「どうしたのかな?」
 無礼な事を言った少年の頭をぐりぐりとしながらオルガは笑顔のまま両手の拳でしめつけました。
 おば‥‥ごほごほ。お姉さん、怖いです。
「この前、ここで練習をしていたのを見た人妖さんたちのことをしゃべっていたんですけど、どうしたんですか?」
「今日は都に行っているから村にはいないって屋敷の人は言っていましたけど?」
「ちょうど帰ってきたところよ。はい、お土産」
 子供たちはいっせいに両手をあげて大喜び。
 どこのお店で買ってくるのかはわかりませんが、オルガは都に行った帰りにはいつも、とってもおいしい料理や御菓子を持ってきてれくるのです。
 王様が食べる食べ物とは、こんなものなのでしょうか。
 子供たちは何もいわずに食べることに夢中になってしまいました。
 オルガは微笑み、あたりを見回します。
 以前は教会であったという建物もいまでは、かつて神の権威を示した物を一切はぎ取られ、あとには何もない広い空間だけが取り残されています。建物の奥の部屋には長椅子はたくさん残っているので村の集会場として現在は利用されているのだそうです。
「準備はどんな具合かしら?」
 頃合いを見計らって子供たちに声をかけます。
「だいぶできたよ!」
 口のまわりにふわふわになった御菓子の欠片をつけた子供が自慢げに叫びます。
 かつて司祭が神の教えを説いたであろう壇上に、人間であったのならば人形芝居をするほどの大きさの舞台ができあがっています。
 これで次回からは、ここで芝居の練習がいよいよ本格的に始めることが出来ます。
 それにしても――
「どんな練習をするのかしら? それに舞台にどんな化粧をするのかしら? あと、あのかわいらしい子たちにどんな格好をさせるのかしら? それになりより、あのシンプルなお話にどんなアレンジを加えるつもりなのかしら?」
 なにが起こるのかしらと、まるでまわりの子供たちと同じくらい目をきらめかせながらオルガも年甲斐もなく、わくわく感を楽しむのでした。


■参加者一覧
羅喉丸(ia0347
22歳・男・泰
玖堂 真影(ia0490
22歳・女・陰
玲璃(ia1114
17歳・男・吟
ルオウ(ia2445
14歳・男・サ
リューリャ・ドラッケン(ia8037
22歳・男・騎
針野(ib3728
21歳・女・弓


■リプレイ本文

 じきに人妖たちの劇の本番となります。
 過ぎてしまった日のなんと貴重なことなのでしょうか。
 いま、こうしてあのにぎやかであった日々のことを思い出してみても、自然こぼれてくる微笑を禁じ得ることはできません。
 人妖たちとの戯れ。そんな非日常が日常になった、あの幻のような毎日は子供たちの心に何を残したのでしょうか。そして、大人になりゆく時間の中でどのような心の糧となりえるのでしょうか。
 これは大人になってしまった者のたわいのない感傷なのか、あるいは子供のない身であるからこその慈しみであるのかはわかりません。
 ただ、子供には羽があるのだと、あの人は言いました。
 あの男が――
 傍目にはそうは見えないくせに、どこかでそんなロマンスを持ち合わせているのでしょうか。だから口では、あんなにののしりながらも今度来るのでしょうか。
 なんにしろ、そんな言葉を心の片隅に抱きながら、あのにぎやかであった日々のことを、ただ気の向くまま書き残しておきたいと思います。

 皆に陛下の加護のあらんことを。



「ボクの役は皆が好きなのを選んだ後で、残ったので構わないよ?」
 泉理がにっこりと笑って、まず発言。
 そのまま無口になったかと思うと主人の準備した休憩用の御菓子をぱくり。
 ここしばらくはジルベリアの御菓子を作ってくれていたのだが、今日はめずらしく故郷の懐中汁粉だ。
 他の参加者も了解と言って、お茶をずずり。
 配役は他参加者希望優先、残った役・複数役可というルールで始まったものだから、さぁ大変。人間の使う黒板を借りてきて登場人物を書き出すと、誰にしようかと、彼にしようかとずっと云々。日が昇って、日が暮れて、ごはんですよという声が聞こえる頃になってようやく決まった。
「我が主役の騎士というわけなのだな」
 鶴祇が確認するように黒板をこつこつと指で叩いた。
「それで、おいらがその同行者」
 矢薙丸の声がつづく。
「以前よりも人妖の数も増えたことですし、選択肢が広がりますね。であれば私は旅の途中で出会い、お供として加わる妖精と言う事にしましょう。雪の妖精‥‥正に私にぴったりですわね」
 白猫の言葉に新たに加わった人妖がうむとうなずく。
「わしの役は試練を出す妖精役でいいんだな」
「そうですけど召還されるアヤカシはどうします? 最初は雪さんがいいかななと思っていたけど‥‥」
「そうですね。どうしたらいいものですかな?」
 そう言われて蓮華が腹案のあるような表情をした。
「まあいい、それならば暇そうな奴をしっているから、そいつにやらせる」
「誰が暇なんですか?」
「おぬしに決まっておるだろ?」
 ちょうどそこへ人間が入ってきた。
「シナリオを書いている玲璃さんからも提案されましたけど、俺も舞台に上がるんですか?」
「おお聞いておったか」
「俺の知らぬところで話を決めないでくださいよ」
「おぬしの知らないところで、さまざまな陰謀が動いておるのが世の中の常だがの。全知の者も全能の者もおらぬのが世界というものだ、もしそのような者がおるのならば――いや、いまはそのようなことを話す場ではなかったの。なんにしろおぬしには試練のため精霊に召喚された守護獣役をやってもらう」
「はいはい‥‥」
 ため息をするしかない。
 世の中と師匠は常に無情なものだ。
「私は皇帝の役っと」
 ツインテールが揺れて、蘭が、はぁいと手をあげる。
 ジルベリアにはかつて女皇帝がいたのかという疑問もわくが、そんなささいなことは気にしないのが吉。
「それじゃあボクの役は‥‥町の人達? 達ってなんだよ」
「だから一人、複数役をこなすのだな」
「町の人たちが一人っておかしくない?」
「おかしいと思ったらおかしいけど、おかしくないと思えばおかしくない」
 おかしな理屈であるが、
「早変わりは舞台の妙技じゃぞ」
 メイド姿をした人妖の挑発するような眼差しはすべてを凌駕した。
「わ、わかったよ!」
 人妖と言っても、そこは女と男の子。
 始まる前から終わっていた戦いであったのかもしれない。
「そういえば、おぬしは何をしに来たんだ?」
「さっきから食事ができたって呼んでいるじゃないですか。生返事ばかりだから呼びに来たんだ――」
 男が言い終わった時には、すでに部屋は物の抜け殻になっていた。

 ●

 めずらしく晴れた冬の一日。
 なにが悲しくて、こんな日に部屋にこもって文字書きをしなくてはいけないのかと我が身の運命を不幸を呪いつつ、依頼人の屋敷にある図書室にこもりっきり。
「このシーンのどうしようか?」
 ああしようか、こうしようか。
 どうしようか、こうしようか。
 こうしようか、ああしようか。
 皆でしゃべりながら、一人でうんうんうなりながら、それぞれのやり方である知恵、ない知恵しぼって、ぎゅうぎゅうとぞうきんをしぼるようにアイデアやら何やらをひねり出しては、ああだこうだと形のはまらないパズルをむりやり継ぎ接ぎしながらシナリオを作っていく。
「やればできるものですね‥‥」
 まったくもって同意。
「シナリオができたよ!」
 紙の束を片手に針野(ib3728)が歓喜をあげて部屋の中だというのに飛びあがった。ともに図書室にこもってシナリオを書いていた玖堂 真影(ia0490)と玲璃(ia1114)も安堵の息をつく。
 一時期、いろいろなアイデアを考えついたり、書籍の中から調べていた以外の伝承やらを見つけたりして、その乱雑な情報のちらかりぶりにシナリオが完成できるのか不安になったこともあった。
 だが、残すものは残し、捨てるものは捨て、山を超えてしまえば難行もまた、いい思い出だ。
「あとは実際に練習しながら手直しをしていくだけですね」



「あいうえお、あお。かきくけこ、かこ――いったい、何をやらせるんだ?」
 教会であった建物の中に立ち、声を張り上げていた羅喉丸(ia0347)はいい加減、あきてきて蓮華の横顔を見た。公会堂の一番出口に近い場所で針野が両手を大きく丸の形にしている。
「何をしている? 声をださんか。さっきから聞いておると腹の底から声が出ておらんぞ。はれ、しっかりしろ!」
「いや、さっきから俺は何をやっているのか? と思ってな」
「だから、おぬしはバカなのだ」
 かわいらしい眼差しでじろりとにらみ、蓮華は主人にかみついた。
「剣を学んだとき、最初なにを学んだ?」
 剣を生活の糧とする者に人妖は問う。
「心構えだった‥‥かな?」
 それは、すでにあいまない遠い日の記憶。
「そうではない。技術を習うときにまずしたことはなんだ?」
「技術を学んだ時に?」
「剣の持ち方、あるいはまず素振りからやらなかったのか?」
 蓮華の口ぶりはまるで当時の師匠のそれだ。
「まあ、そうだな‥‥」
 羅喉丸があいまいな返事をする。
「今やっているのは基礎のきなんだ。おろそかにするでないぞ!」
 声をはりあげた。
 俺は籤で師匠を当てたのかなとつぶやきながら、人妖を籤で引き当てた男は頭をかいた。
「まあ、いい練習を始めるか。千里の道も一歩から。日々鍛錬あるのみだからな」



「ねぇねぇ何か探しているの?」
 あたりを見回していると声がした。
 見れば村の子供達だ。
 薄汚れた格好をしているが、その表情はどれもこれもにこにこと笑い、輝いている。かれらが何をしているのか知っていて興味津々なのだ。
「人妖の衣裳は人形等、玩具系を取り扱う村の商店や依頼人に材料の有無を伺いたく思ってます」
 玲璃がほほえみかけると子供たちはどぎまぎ。
 男の子の一人は顔を真っ赤にすると、もじもじとしながら、あっちと店を指さした。
 どうやら性別を勘違いしているようだが、真実を告げるのも大人げない態度だろう。
 あいまいな微笑を浮かべ、礼を言うと玲璃は店の扉を叩いた。
「いらっしゃい。あ、あの方のお客さまですか。あの方には、いろいろと手伝って欲しいと頼まれておりますからなんなりと」
「そうか、ならば面倒かもしれないが――」
 必要に応じて村の方々に衣裳の材料となるものを集めたり、芝居に応じた各道具を制作する作業等の協力を願い出る。
「まかしておけ!」
 胸をばんと叩いて快諾。
 村にあるものを使い芝居に必要な道具類の作成作業を一緒に行う事で村人達にも楽しんでもらうという玲璃の目的は達せられたわけである。
「さて、帰ってから衣装作り。いそがしい、いそがしい――」
 せわしげに雪道を歩く玲璃の後ろ姿は、それでもどこかうれしげであった。
(ああ、そうそう。アヤカシ役の衣裳も村の古着屋等を回って準備しなくちゃ。アヤカシ風にアレンジできそうな古着を購入。入手した古着類を仲間達がうまくアヤカシ役になれる様裁縫等でアレンジして用意しなくては)



 舞台作りに使った板の残りを貰ってきて立てかけると、縄でしばって、人妖用の化粧室の完成。
 その中から歌声が聞こえる。
 ハミングは、まるで小鳥のさえずりだ。
 しばらくつづいた歌声がやがてやむと、うなり声がした。
 美しい歌声を奏でる獅子でもいるのかと思ってのぞきこめば着替え中の人妖。
 ふだんのメイド服をぬぎ、下着を脱ぎ、白い素肌に専用の下着とともに胸当をつけ、腕甲を身につける。玲璃の力作の衣装のデザインは各人妖や仲間達からの意見も取り入れた上で各衣裳を裁縫し揃えてある。
 着替え終わると、再び台本に目を通し、読み終えた台本をながめながら眉をひそめる。
 そして、しばらく考えこんだ。
「台本についてじゃがの――」
 やがて考えがまとまった。
「台詞は『子供に分かりやすい言葉』を使うことを心がけた方が良いと思のうのじゃ。見せる相手の事を考えて流れも作らねばのう」
 そんなことを言われた相手は、立てかけた手鏡を姿見を前に衣装合わせをしている。
「そうですね。わかりやすさ! わかりやすさ!」
 鶴祇の言葉に半ば心あらずの蘭の対応である。
 主人の作れたくれた舞台衣装を蘭はとても気に入って、さっきからずっといろいろと格好をしては、自分の姿にうっとり。
「どうせならば皇帝役として髭でもつけて笑いをとろうかな、それとも女皇帝としてびしりと決めようかな‥‥でもな――」
 ただ、すこし残念そうに髪をさわっているのは髪型がいまいち格好にあっていないせいだろうか。
 鶴祇の口元に微笑がまたたいた。
「そういえば、まだすこし待ってはくれぬか。これから我はオルガ殿に髪をゆってもらう約束でな」
「ああ、ずるいな」
「いっしょに結って貰うように頼んでみようか?」



 おそる、おそるの一歩。
 蛇の目状に釘が打ち付けられた板の上に足をそろり。
 大丈夫、大丈夫と言い聞かせて、もう一歩。
 まず、ひとり。
 ついでに、二人、三人――舞台の上に立ってみて、人妖たちは、ひっと一息。
「子供たちが作ったのだから、それくらいは大丈夫だろ?」
 舞台の下からは、そんな無責任な声がする。
 ついで人間の大人の番。
 まずは試練役の羅喉丸が舞台に上がり、床を足蹴りした。
 こんどは舞台の下から、悲鳴にも似た声。
「どうした? 問題がないか試しているだけだ」
「まったくじゃ。失敗してもいいのは練習のうちだけだぞ」
「開拓者ならばわかっていることでしょ?」
 今度はパートナーたちが舞台下にむかって無責任な声。
 なんだかんだといって始終いっしょにいるのだから、主従で似てくるものなのだろう。
 なんにしろ舞台の安全はとりあえず確認された。
「大丈夫だね!」
 よかったさー、よかったさーと両手をあげて針野が喜んだ。
「後ろの座席まで声が届くように、のびのびと、ただし腹の底から、声を出すことを念頭に置いってっと‥‥『知らざあ言って聞かせやしょう、この印籠があ、目に、入らぬかー!』‥‥こんな感じ?」
 舞台下で主人が目をまん丸にしていた。
「‥‥矢薙丸、それ、今回の演目とまるっとジャンルが違うんよ‥‥」
「ええ、そうなの!?」
 それにしてもこの矢薙丸、ノリノリである。
「さあ、練習、練習!」
 そうして本格的な舞台練習が始まったが、誰が演出家になるのか決めなかったので、それでひと揉め。
 日が高いうちにはじまった練習と議論。
 すでに事前に繰り返しているはずなのに、ここでもやっぱり繰り返して、気がついたら夜遅く、なんていうこともあった。

 ●

 そんな一日――
「これさ‥‥」
 ルオウ(ia2445)がポケットからごそごとやってティアラを取り出した。
「これは‥‥」
「雪が妖精役するみたいだし、なんかえらそうに見えるように被るティアラでも作っといてやろうかと思ってな」
「私のために?」
「何をやろうかと考えたんだけど、大仕事は村人たちがやってくれたんで、こんなことくらしか思いつかなかったんだ。まあ、雪がいらないっていうんだったら使わなくてもいいだけどな」
 ルオウは、すこし恥ずかしそうに顔をそむけた。
 雪がわらったような気がした。
「ありがたく使わせてもらいますよ
「おー雪がんばれよー!」
 そんな横では、やはり不安げな保護者がいる。どんな役でもやっていいよとは言っているのに、それでもすこし心配そうに玖堂がたびたび声をかけてくるのだ。それでも泉理は自信満々だ。
「決まった役は、ちゃんと演じきるよ。真影、頑張るから見ててね?」
 しばらく練習してみて、早変わりが楽しくなったらしいが、さて本番はどうなることやら。

 ●

 公演日が近づくにつれ、練習の熱気はより激しいものとなっていった。
 意見のぶつかりあいなど日常茶飯事であり、いつも大きな声が公会堂に響いていた。
「台詞や展開はベタですが‥‥むしろシンプルな方がいいですよね。たとえば、ここはこんな台詞に代えたらどうでしょうか『私は雪の妖精…貴方達はだれ?なにをしにきたの?』」
「そうじゃな、ここは『人の子よ、このような地になにようじゃ』は残して、召還獣を放つときは『行け、羅喉丸』とか『パンチだ、羅喉丸』とかやった方が受けがいいのかの?
 なんにしろ偉くなったみたいでなかなか気分爽快であるな」
「普段と変わらん気がするぞ」
「気のせいじゃ。これでも普段は気を使っておるのじゃぞ」
「気分の気ですか?」
「気配の気じゃよ」
 怒らせない程度、怒らせない程度と師匠は弟子に笑うのであった。
 その脇では同時進行で演出方法が語られる。
 そこは魔法という便利な道具がある世界のこと、『閃光』等を用いて神秘的に演出をしたり、氷柱・大龍符等の術で迫力を出すなどと村の舞台であるのに、首都の舞台顔負けのスペクタクルが可能となる。
 そして、その度にシナリオは書き換え。
「いったい何稿目なんだ?」
 玖堂は頭をかかえている。
 舞台では各々が声を出して練習をする。
「勇敢な者達よ。貴方達の様な者が現れるのをずっと待っていました。私も共に向かいましょう」
 主役はあくまでも人妖なのですしできるだけ引き立てていける様にと注意を払いながらの演出もなされ、しだいに劇も形になっていった。



 ここで一時、筆を置く時間となりました。
 しばらくずっと裏方の仕事をなさっていた竜哉(ia8037)さんの声がします。どうやら、最後のリハーサルが始まるようです。
 それでは一足早く舞台を拝見させていただきます。