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■オープニング本文 前回のリプレイを見る 「父様、すまないのじゃ‥‥」 自らを背負う父親に綾姫が呟く。 「何をいうておる。岩と岩の間を跳ぶので舌をかまぬようにな」 白雪残る森林内を駆ける巨勢王は背中の娘に優しい声をかける。 今、巨勢王と綾姫は見知らぬ土地で追っ手から逃げていた。 このような状況に陥ったのは昨日。綾姫の龍・騎乗練習の為に此隅から離れた山奥を訪れた時からである。 綾姫が飛行中、突然乗っていた龍が暴れだす。綾姫は龍から放り出されてしまう。 併飛行していた巨勢王は自らが乗っていた龍から飛び降りて落下する綾姫を確保。志体持ちの俊敏さと判断で木々の枝を利用して山肌へと軟着陸に成功した。 着地の際、巨勢王はかすり傷で済んだが綾姫は両方の足首を捻挫してしまった。 すぐに同行していた臣下達が駆けつけるはずだった。 しかしそれは叶わなかった。何故なら龍とグライダーで飛行する謎の集団に襲われていたからである。 誰も知る由もないが、綾姫が騎乗していた龍が突然暴れ出したのも謎の集団の仕業であった。 謎の集団は空賊のように振る舞っていたが組織だった戦いに慣れていた。巨勢王の臣下達はすべて倒されてしまう。 唯一、大木のうろへと隠れていた森の案内人だけ生き残るのだが、巨勢親子を救出する術は持ち合わせていない。生き延びて山を下り、状況を此隅の城へと報告するのに精一杯である。 巨勢王と綾姫が騎乗していたそれぞれの龍は主の元に戻らず仕舞いだ。二頭の龍も謎の集団に襲われて墜落させられていたのだ。 それからというもの巨勢王と綾姫は森の中で謎の集団から狙われ続けていた。 一人ならばおそらく巨勢王は獅子奮迅の反撃に出たことだろう。しかし今優先すべきは愛娘の安全確保。 巨勢王は綾姫を背負ってひたすらに見知らぬ山奥を駆ける。 森の案内人の連絡が此隅の城に届いたのは事件が起きてから三日目。 臣下達による救出作戦が急遽準備されるのと同時に、万全を期すために開拓者ギルドへの救出依頼も行われるのだった。 |
■参加者一覧
雪ノ下・悪食丸(ia0074)
16歳・男・サ
紙木城 遥平(ia0562)
19歳・男・巫
柚乃(ia0638)
17歳・女・巫
水波(ia1360)
18歳・女・巫
ルオウ(ia2445)
14歳・男・サ
鈴木 透子(ia5664)
13歳・女・陰
西中島 導仁(ia9595)
25歳・男・サ
宿奈 芳純(ia9695)
25歳・男・陰
フィーネ・オレアリス(ib0409)
20歳・女・騎
将門(ib1770)
25歳・男・サ |
■リプレイ本文 ●捜索 巨勢宗禅とその娘、綾姫が狙われたとの報が武天の都、此隅にもたらされた翌日。飛空船で移動した開拓者達は山脈連なる奥へと踏み入れる。 そこはまだ雪残る寒風の土地。先行した巨勢王の臣下達によって半日前から捜索は行われていたのだが朗報は今だ届かず。巨勢親子に同行した臣下達の惨殺現場が確認されたのみだ。 食料や衣服などの準備を整えた開拓者達もそれぞれの朋友と共に捜索活動を開始した。 上空から捜索するのは、雪ノ下・悪食丸(ia0074)、水波(ia1360)、西中島 導仁(ia9595)、将門(ib1770)の四名。 地上からは、柚乃(ia0638)、ルオウ(ia2445)、鈴木 透子(ia5664)、宿奈 芳純(ia9695)、フィーネ・オレアリス(ib0409)の五名。 残念ながら一名は急用のために飛空船に乗る事はかなわなかった。 「行くぜ、富嶽!!」 雪ノ下を乗せた甲龍・富嶽が翼を羽ばたかせて浮上する。誰もがまずは巨勢親子の行方に繋がるきっかけが欲しかった。白い息を吐きながら雪ノ下は眼下の山肌に目をこらす。 「情報ありがとうございました。それでは」 水波は生き残った森の案内人に礼をいうと駿龍・驟雨に乗って宙に浮かんだ。水波が真っ先に向かったのは小川である。生存に不可欠な水を手に入れる為に巨勢親子が訪れる可能性は比較的高かった。 「王と姫君をお救いするぞ!」 炎龍・獅皇吼烈で滑空する西中島の胸元に下げられていたのは武天の笛。サムライがよく使う合図を送れば巨勢王が気がついてくれるに違いないと西中島は考えていた。 (「巨勢王なら放っておいても戻ってきそうだが、お姫さん連れでは流石にきついか」) 将門は山森の上を甲龍・妙見で滑るように飛び続ける。枝が頬をかすめそうなほどの低空を旋回しながら視線は常に大地を見つめた。地上の仲間達と合図を決めて捜索範囲に抜けがないよう真っ白な山脈の地図を埋めてゆく。 (「どうか綾姫ちゃん達が無事でありますように‥‥」) 柚乃もまた水波と同じように案内人から詳しく状況を聞いた一人である。 山肌から探す柚乃は特に綾姫が心配で仕方がなかった。屈強な巨勢王ならば大抵の困難ははね除けられるだろうが、か弱い綾姫はそうはいかないだろうと。 管狐・伊邪那は宝珠の中でおとなしくしている。白雪残る斜面を柚乃は一歩ずつ踏みしめながら登り、視界が拓けると声を張り上げた。 「巨勢王のおっちゃんなら必ず生きてると思うけど‥‥すぐに探してやらないとな!」 ルオウは積雪の上を駆けながら上空の迅鷹・ヴァイス・シュベールトと連携する。 迅鷹・ヴァイス・シュベールトには空中から山肌を確認してもらい。自らは洞穴などの身を隠せそうな場所を見逃さないよう心がける。普通の者では到達できそうもない崖の上なども念入りに調べた。巨勢王が一緒なら容易いだろうと。 「遮那王、このにおいです」 鈴木透子が忍犬・遮那王にかがせたのは綾姫お気に入りの巾着袋。 事件当日からこれまでに新たな雨や雪は降ってはいないとの情報がある。積雪が不安材料になるが、においが残っていれば巨勢親子の足取りを追えるかも知れなかった。 (「次はこの辺りで。あの茂みなら大きな巨勢王でも隠れられるでしょうから」) 宿奈芳純は騎乗していた霊騎・越影を停めさせると人魂で象った梟を飛ばす。枯れた茂みの中や暗い岩場の隙間などに巨勢親子の姿がないかを確認する。 「おそらくお二人の寒さと飢えは想像以上に苦しいものでしょう」 フィーネはアーマーケースを背負いながら小川などの水辺を中心にして巨勢親子を探した。上空班の仲間達と連絡を取り合いながら焚き火の跡や木を伐った様子にも注意する。 追っ手がいるとすれば巨勢親子も証拠消しを念入りにしていると思われた。フィーネは見逃さないよう慎重に事を運ぶ。 フィーネだけでなく全員が一刻も早く巨勢親子を見つけようと深き山奥を探し回る。 しかし日が暮れても巨勢親子は見つからなかった。一旦、飛空船が着陸する地へと戻って対策を練り直す。 新たに入った手がかりは鈴木透子が連れている忍犬・遮那王の反応だ。どうやら綾姫のにおいを嗅ぎつけたようだが、ちょうど日が暮れて中断を余儀なくされてしまう。いくら志体持ちの開拓者達であっても、雪残る山奥の暗闇の中を動くのは危険が大きすぎるからだ。 「あちらの方角です」 焚き火の前から立ち上がった鈴木透子が遠くを指差す。 においの道筋からいって現在いる地点から西北の方角に巨勢親子は向かっていると考えられた。 明日からの作戦が決まると巨勢王の臣下達にも伝え、開拓者達は飛空船の中で眠りに就いた。忸怩たる思いがあるのものの一晩をあかしてからの再捜索となるのだった。 ●巨勢親子 完全に夜が明ける空が白む頃から現地到着二日目の捜索は再開された。西北の方角に重点が置かれ、その他の方面は上空から飛空船二隻が担当する。 高度や失速の限界からいって飛空船では起伏激しい山肌の確認が非常にしにくいので、あくまで念のためだ。巨勢親子の発見は開拓者や臣下達の肩に掛かっていた。 「遮那王、そのまま」 嫌な予感がして鈴木透子は愛犬を立ち止まらせる。人魂の鳥を飛ばして周囲を探り、安全を確かめてから捜索を続行する。 大きな濁流の川を越えると綾姫のにおいがぷっつりと途切れた。当然、巨勢王についても。 地表を駆けぬけたのならばにおいも残りやすいが、おそらく巨勢王は追っ手を巻く為に足跡を残さぬよう木々の枝を飛び移ったりしているはずである。 立体的な動きをしていたとすれば、においを辿るのは非常に難しかった。これまでも何度か見失っては付近を調べなおして再発見を繰り返していたが、ついに完全に絶たれてしまう。 (「焦ってはいけません」) 仲間達が巨勢親子の新たな手がかりを見つけるまで鈴木透子と忍犬・遮那王はしばしの休憩をとる。 太陽が真上に差し掛かる頃、将門は遠くの空に妖しい存在を発見した。 (「何だ? あいつらは?」) 甲龍・妙見を岩陰に着地させると将門は木々の隙間から上空を見つめ直す。巨勢王の臣下達とは違う見知らぬ輩が、龍に騎乗して自分と同じように森の上空を飛び回っていた。 集中して聞き耳を立てる将門。 交わされた会話から敵だと直感した将門は逸る気持ちを抑えて密かにその場から退いた。そして待機する鈴木透子に接触して状況を伝える。 「すぐに集まってくれるはずです」 鈴木透子が天へと右腕を伸ばし狼煙銃の弾を空へと放つ。それを合図に仲間達が次々と集結した。 先に集まった飛翔する術を持つ一同を将門が道案内をする。 その次に集まった地上の一同には鈴木透子が情報を伝えた。 ちなみにその後集まるであろう巨勢王の臣下達にも敵がいる区域を知らせる為に鈴木透子は木の幹に書き置きの紙を刃物で止めておく。 (「巨勢王様と綾姫様がこの辺りにいるとすれば‥‥」) 一番早く敵達の目視可能空域に辿り着いたのは駿龍・驟雨を駆る水波であったが、戦うよりも巨勢親子の発見に注力する。巨勢王の臣下から借りた望遠鏡で地上をつぶさに調べてゆく。並ぶ針葉樹の狭間、崖下の死角、隠れられそうな場所はいくつもあった。 二番目に炎龍・獅皇吼烈で到着した西中島は『殲刀「朱天」』を抜くと手綱をしならせた。 「どんなに辛く苦しい時でも、諦めず前を向き進んでいれば、いつか必ず辿り着く事が出来る‥‥人それを『希望』という‥‥貴様らに名乗る名前は無いっ!!」 太陽を背にして直前まで敵側に見つからぬようにした上で、西中島はすれ違い様に敵一名を仕留める。 西中島が弧を描きながら反転した時、甲龍・富嶽の雪ノ下、甲龍・妙見の将門が空域に辿り着いた。 「富嶽、硬質化を!」 雪ノ下は甲龍・富嶽で突進しながら『珠刀「阿見」』を構えた。そして間合いをみて放ったのは戦塵烈波。まともに受けた敵一名が激しく消耗する。さらに突進し、袈裟斬りに輝いた刃で敵を倒す。 「とっとと消えちまいな!」 将門は『刀「嵐」』に焔陰の炎をまとわせると一気に勝負をかけた。全力で斬撃を喰らわすべく敵の集団へと突っ込む。眼下の山中にも巨勢親子を探す敵の輩がいるかも知れず、少しでも早く救援に向かえるようにしなければならなかった。その為には制空権を確保する必要がある。 (「ここは賭けになりますが」) 水波は二度ほど閃癒で空中の仲間達を回復させると駿龍・驟雨で山肌に降りる。そして呼子笛を吹き鳴らした。敵に知られる危険を覚悟した上で、巨勢親子に一刻も早く救援に来た事を伝える為に。しかし集まってきたのは巨勢親子ではなく地上を探索していた敵のシノビ共であった。 シノビ共が水波に迫ろうとした時、突然白い壁が出現する。阻まれたシノビ共は立ち往生して辺りを見回す。 「間に合いましたか」 少し離れたところに霊騎・越影から下りる宿奈芳純の姿があった。白い壁は『結界呪符「白」』によるものだ。 「へんっ! こっちは安心して任せなっての!」 続いて現れたのがルオウ。朋友の迅鷹・ヴァイス・シュベールトには巨勢親子捜索を続行させていた。即座に使ったのは敵の注意を引きつける咆哮だ。そして両手に持った武器で迫り来る敵と交戦する。刃を紙一重でかわしながら懐に入って一刀を刺す。 「陛下を狙うとは!」 ルオウが咆哮で敵の注意を引きつけた瞬間、加勢に加わったのがアーマー・ロートリッターを動かすフィーネだ。 少々の障害物などものともせず、剛椀から振り下ろされた巨大な剣が大木の幹を大きくえぐる。その様にシノビ共の目の色が変わった。頭巾で覆われた表情もこわばっていたに違いなかった。 近くで開拓者仲間が敵と対峙していた頃、柚乃と鈴木透子は巨勢親子の身柄を安全確保すべく山の斜面を探索していた。 鈴木透子は再び忍犬・遮那王に綾姫のにおいを追わせる。 (「綾姫ちゃん、どこだろ‥?」) 柚乃は管狐・伊邪那を出現させて一緒に探していた。管狐・伊邪那は木々をすすっと登っては周囲を見回す。 忍犬・遮那王が確かな反応を示して一直線に坂を駆け上がる。鈴木透子、柚乃、管狐・伊邪那はその後を追う。 「大きな老木です」 「とっても高い‥」 辿り着いたのは幹の太さが直径二メートルはある巨木の根本。 鈴木透子と柚乃が見上げていると突然影が落ちてくる。それは綾姫を背負った巨勢王であった。 「その格好に立ち振る舞い‥‥開拓者だな?」 最初は警戒していた巨勢王だがすぐに感謝を言葉にし、手短に陥った状況を話してくれた。木の上に登っていたのは敵をやり過ごす為であったという。巨勢王が身につけていたはずの着物にくるまれながら綾姫は父親の背中で眠っていた。 「少しお待ちを」 水波は閃癒で巨勢王の傷を癒す。幸いなことに捻挫を除けば綾姫は怪我をしていなかった。 「伊邪那、何かあったら教えてね‥」 「知らせればいいんだよね」 柚乃は管狐・伊邪那は周囲の警戒を頼む。 巨勢親子を守りながら鈴木透子と柚乃は周辺からの脱出を図る。空中、地上、どちらでも未だ戦闘は続いていた。つまり巨勢親子を襲っていた敵共もまだ近くにいる。 (「相手はシノビ。どこに潜んでいるかも知れません」) 霊騎・越影に乗る宿奈芳純は脱出の一行から少し離れながら護衛を続行。 (「臣下の人達と合流出来れば一安心なのですが」) また駿龍・驟雨で飛翔する水波は目立たぬよう低空で追随して敵を警戒した。 「富嶽、巨勢様達の盾に!!」 雪ノ下は甲龍・富嶽と共に巨勢親子の存在を知って急降下を始めた龍を駆る敵の前に立ちはだかる。激しく激突して刃交えながらも体勢を崩さず押し返す。 「こっちだ! 賊共!」 雪ノ下の状況を知った将門が即座に咆哮で敵の注意を引く。その隙をついて雪ノ下は敵龍の翼を斬り落とす。 「早々に引き揚げよう。王、姫君をよろしく頼む」 西中島は巨勢親子を含む地上の一同が拓けた場所に差し掛かると低空飛行で近寄った。そして一言かけてから再び上昇し、敵一名を真空刃で切り刻む。 「お前もやる気か! ‥‥よし、久々に暴れてやれ!」 西中島の炎龍・獅皇吼烈も敵龍の首に深く爪を突き立てる。朋友と協力して西中島は敵を排除していった。 「そこらにいた奴らはみんな片づけた。必ず生きていると思ってたぜ、巨勢王のおっちゃん」 「おうよ。こんなことでくたばる武天の王ではないぞ。それはそれとして、来てくれて助かったぞ」 邪魔な敵を倒してから追いついたルオウが巨勢王に話しかける。騒ぎが耳に入ったのか、巨勢王に背負われている綾姫が目を覚まして辺りを見回した。 「いつの間にかたくさんの者達がおるのう、父様」 「開拓者達が駆けつけてくれた。もう大丈夫だ」 「それはよかったのじゃ‥‥。それにしてもお腹が空いたのう‥‥」 「そうか。食事の用意が出来たら起こそう。それまでもう少し寝ているがよい」 巨勢王の優しい言葉で綾姫は再び瞼を閉じる。 やがて戦いも終結。巨勢親子を確保した開拓者一同は捜索の臣下達とも合流を果たす。事情を知らずに未だ捜索中の飛空船二隻を呼び寄せる為に巨勢王の配下が向かう。その間に食事の時間となった。 さっそく柚乃は火種で焚き火を熾す。 水や干飯。それに急いで湯を沸かし、芋幹縄などで鍋が作られた。薬草やキャンディ、おせちも揃っており、巨勢親子にとって久しぶりの食事が始まる。 「ありがとうなのじゃ。こんなに美味しいものを食べるのは、初めて‥‥なのじゃ〜。うぐっ!」 お腹が空いていた綾姫はものすごい勢いで食べて喉を詰まらせた。膝に座っていた管狐・伊邪那が綾姫の背中を叩いて事なきを得る。 ようやく巨勢親子から笑い声があがるようになって開拓者一同はほっと胸をなで下ろす。 敵の正体を知る為に遺体からいくつかの備品が回収されるものの、精査は後日となる。ちなみに負傷した敵の捕縛を試みた開拓者もいたが、その全員が自決していた。 やがて味方の飛空船二隻が飛来し、全員が乗り込んだところで離陸する。 ようやく落ち着いてから巨勢王は開拓者達が用意してくれた酒を口にした。 「一国の王たる者、命を狙われるのは常。ましてや大国武天を統べるわしを相手とするのならば、敵も狙いがいがあるだろう。しかし最初に狙われたのは綾姫としか思えん‥‥。人質にしてわしを脅すという手もあるが‥‥しかしあの場にはわしもいた。そんな回りくどい手を使わなくてもよいはずなのだが」 巨勢王の何気ないお喋りが忘れられなかった開拓者一同である。 飛空船二隻は日が沈む前に此隅へと到着する。 巨勢王からのもてなしとしてしばらく城に滞在し、朋友と共に疲れた身体を癒した開拓者一同であった。 |