ワールドガイド世界地図>朱藩
【国の概要(情勢など)】
  砲術士の氏族が発展して形成された国家。
火薬と鉄の加工技術によって成立した一番新しい氏族。
もともとは、海上貿易を司る氏族であったため名前もその時代のものをとどめている。
鉄砲や様々な機械類、そして日常雑貨まで多くを製作する工業集団でもある。
政治的には他の氏族たちとは一定の距離を置き、事実上の鎖国状態をなしていたが、
当代の国王より方針転換し、急激に開かれた国家への道筋を歩んでいる。
中立の存在である開拓者の介入は国王交代前からある程度認められており、国内にギルドも存在している。

北部の山間地帯と南部の平原地帯、諸島に分かれる。
国の南部に位置する千代が原諸島や香厳島などは主要な漁場であり、食料・鉱物産出能力ともに非常に高い。
長い間閉鎖国家を維持できた理由もここにあるが、昨今ではアヤカシの被害は無視できない規模になってきている。

【国王説明】
興志(こごし)王
本名:興志宗末
年齢:25  性別:男  クラス:砲術士

自らのことを伊達男と称する、興志の国王。
先代国王引退に伴い、世襲にて若干24歳にて一国を取り纏める氏族の長となった。
要所はしめるが、ふだんは極めていい加減な性格であり、街中に出歩いては放蕩している。
老人には受けが悪いが若者には信頼を集めるタイプの国王である。
開国には未だ反対している諸侯も多く、国内は事実上の分裂状態にあるともいわれている。

【主な都市】
安州(アシュウ)
朱藩の首都であり、海洋都市。基本的には鍛治町であるが、宗末の着任後、僅か半年で大規模な飛空船駐留基地となった。
とはいえ国交を結んで時間が経過していないので、駐留基地の賑わいは程ほどである。

【その地域独自の物・組織・建物など】
生産
平野では綿花の栽培が盛んであり、高台から見おろすと一面の綿花畑を見ることができる。

衣服
国王の性格をあらわしているのか、
一部の若い男達の間では、女性用の反物でつくった、かぶいた着物が流行っている。
最近になり、武天、理穴を経由した鮮やかな反物が人気となっており流入がふえている。
初めて朱藩を訪れる開拓者のために言及するとすれば、着こなすためには相当の努力とセンスが必要であり、
下手に目立とうとすると奇異の眼で見られるだけなので注意が必要である。

その他
真珠と珊瑚の装飾品が非常に人気であり。特に黒真珠は珍重されている。
市場でも非常に高値で取引されることが多い。
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