ワールドガイド>開拓者とは
▼開拓者概論
ギルド ▼開拓者とは
開拓者とは、舵天照の世界におけるプレイヤーキャラクターです。
彼等は様々な理由で開拓者への道を歩みます。それは自身の信じる正義や使命感の為かもしれませんし、氏族の密名を帯びていたり、環境からの強要ややむを得ない事情からかもしれません。あるいはもっと個人的な、刹那的な生き方や未知への憧れから来る冒険心、稀有壮大な野心を胸に懐いて開拓者を志した者もいるでしょう。
ただ彼等の多くに共通する一点として「志体」の存在が挙げられます。彼等は「志体」と呼ばれる極めて高い身体機能を獲得しており、その素質の高さを活かして勇名を馳せることとなります。
▼開拓者の歴史
開拓者ギルドは天儀王朝の勅命によって成立した組織であり、世界各地の開拓者ギルドも、王朝の認可を受けて設置されています。
天儀は古くからアヤカシによる脅威を受けており、私兵、傭兵集団が欠かせないものとして発展してきました。
ところが、各王国や有力領主が強力な私兵を囲い込む一方で、多くの傭兵や私兵の士気や練度はお世辞にも高いとは言えず、強力なアヤカシや山賊を前に逃亡する事は日常茶飯事で、たちの悪い傭兵にもなると雇い主を殺害してしまう事件まで発生し、彼等傭兵の横暴は治安に深刻な影響を及ぼすようになります。
また、王朝が宝珠の存在を公のもとに知らしめて遺跡を開放せんとした時、王朝直轄であった遺跡を探索するのは誰か――どの氏族に属する者かといった、政治力学的な問題に直面。特定の氏族が特別に強大となる事を嫌った当時の王朝は、表向きだけでも王朝の直轄で遺跡探索を実施する事を決定します。当初は、この異例の決定に各国国王からの強い反発が予想されましたが、裏で何らかの取引でもあったのか、普段であれば軍勢を引き連れて都にまで乗り込んでくる武天王までもがこれを黙認。
天儀962年、名実共に、開拓者ギルドと開拓者の存在が認められました。


▼開拓者の特性
 一般的に、開拓者の殆ど多くは「志体」を持った者達です。
志体とは身体の特性を指しますが、同時に志体を獲得している人物そのものの呼称でもあり、泰国では「仙人骨」、ジルベリアにおいては「テュール」、アル=カマルでは「ジン」、また神教会の間では一部で「神使」などと呼ばれています。
多くの場合、志体の獲得は先天的なものであり、彼等は生まれながらに高い身体機能を有し、そうした特性から、氏族やそれに準ずる組織から特殊な技術や訓練を受ける事ができ、それによって自身の能力を飛躍的に成長させます。
また、高い身体機能の他に志体の特性としてあげられるものに、精霊やアヤカシとの交信能力があります。本来目に見る事すら難しい精霊ですが、志体はそうした精霊から常に加護をうけていると考えられており、事実、精霊の加護や力を用いた特殊な能力(スキル)の使用を可能としています。

▼開拓者の条件
開拓者となる為には何点かの条件が必要です。
それはまず第一に志体を持ち、ギルドの求める一定の能力を保持していることです。
氏族による訓練を受けたか否かは必要条件ではありませんが、正規の修行や訓練を受けている事は大きな強みであり、一種の実力保障として機能する事から、こうした人材から優先的に開拓者として採用されています。
とはいえ、ギルドから要求される基準自体は比較的低く設定されており、ある程度の経験と訓練を積んだ志体であれば誰でも開拓者になれます。プレイヤーキャラクターたちは、既に開拓者としてギルドへの登録を済ませた状態でスタートしています。

※右:天元征四郎(テンゲン・セイシロウ)
朱藩国の志士系氏族の出身。神楽の都に滞在している。
天元征四郎

▼開拓者の義務と権利
 開拓者ギルドと契約を交わした志体、つまり開拓者は何点かの義務を負う代わりに、多くの特権を得ています。
これらは、開拓者ギルドの持つ特殊性と、開拓者の殆どが志体である重要性を鑑みて各国から認められている権利ですが、一方で天儀王朝自身の衰退もあって、これらの権利はしばしば侵害されています。

義務  解説
命令遂行  開拓者は、氏族の命令と王朝(及び開拓者ギルド)の命令が衝突、矛盾した場合、原則として王朝の命令を優先して遂行せねばなりません。
住居  神楽の都に借家でも構いませんので住居を構え、定期的に連絡がとれるようにしておかなければなりません。他に住居を持つことそのものは制限されません。しかしこの義務については半ば公然と無視され、また、開拓者ギルドもこれを強く咎めることはありません。
遺跡報告  開拓者は、冒険によって新たな遺跡を発見した場合、遺跡の所在や情報について開拓者ギルドへと報告しなければなりません。

権利  解説
技術提供  各氏族が提供に応じた秘伝書より技術(スキル)を取得する権利を得ます。
遺跡発掘権  組合の要請に従い、王朝直轄の遺跡を探索し、宝珠を発掘する任務に就くことができます。ただし、発掘された宝珠の分配に関しては、朝廷が定めるところに従わなければなりません。
警察権  アヤカシとの戦闘中など、特別の事情が認められる緊急時に限り、民家内部などへの侵入が可能となる他、一時的に民間人を退避させることもできます。
損害補償  依頼達成の上で生じた損害について、正当な事情によって不可避であったと認められる範囲において、気休めながらある程度保障されます。
依頼選択  開拓者は一部の特例を除いて依頼を自由に選ぶ事ができ、なおかつ、依頼人による虚偽の説明などによって、事前の説明と実際の依頼内容と著しい違いがあった場合、依頼の履行を拒否することができます。
身分保障  開拓者となった時点で、原則として氏族の縛りからは解放されます。あえて氏族を脱せず、両者に所属することも可能です。


▼開拓者とクラス
■開拓者とクラス
開拓者のクラスの中には、天儀に流入してからまだ日の浅いものも多い。
しかし、そうした日の浅いクラスであってもその技術を修得する手段は存在します。
ここではそうしたクラスについての代表的な例を挙げます。

▼騎士
騎士は、天儀においてもその地位に準ずるものとして、武士階級の一角を占めると考えられています。
騎士にとって忠誠と無私の献身は重要な要素です。彼らは、皇帝や民の為に剣を取り、文字通り盾となって戦い抜く不屈の精神が求められるでしょう。
天儀には、宝珠技術者と交換される形で王朝に仕える事となった帝国貴族ストロガノフが、多田羅氏と婚姻関係を結んで立ち上げた遭都の氏族「忘丘(ぼうきゅう)」を初めとしていくつかの騎士系氏族が存在しており、天儀で直接騎士の修練を積むことができます。
無論、帝国へ渡って忠誠を誓う、という手段もあります。
天儀では比較的珍しい職業ですが、他の者と同様、武功による立身出世を目指すことも可能です。

▼魔術師
天儀で魔術師を目指す者の選ぶ道は三つあります。
ひとつは、ジルベリアに渡って帝国へ忠誠を誓い、王立魔法機関に所属すること。ふたつめに、天儀に設置されている王立魔法機関・天儀出向所の門戸を叩くこと。最後に、天儀にて再興した神教会の元を訪れることです。
ジルベリアにて帝国に忠誠を誓うか、天儀新教会の元で神への信仰心を持つか、そのどちらも避けたければ天儀出向所を訪れるのが普通でしょう。
また、新たに交流の拓かれたアル=カマルにも魔術師が存在します。
神教会系の魔術師の中にはジルベリアに対する批判を隠そうともしない者も多かったようですが、小規模とはいえ安定した教会を再興したこともあり、徐々に穏健になりつつあります。

▼泰拳士
泰拳士になる為の一番の近道は、泰国を訪れることです。
彼ら拳士たちは、泰において最も高名な武家を排出すると同時に、広く普及したが故に海千山千の奇妙な者達を抱え込んでもいます。
彼らは天儀でも広く受け入れられており、天儀国内にも道場などが構えられていますが、やはり本場で修業するとなれば泰国をおいて他ありません。泰には様々な流派が門を構えており、また、弟子もとらずにひっそりと過ごす達人たちも数多く埋もれていると言われます。
無論、我流で黙々孤独に修行を重ねることもひとつの手段であり、泰拳士たちの間では、そうした修行も好意的に受け止められています。

▼砂迅騎
砂迅騎たちは血縁や氏族間の仲間意識を大切に扱います。
それだけに、まずは彼等の仲間として認められる必要があります。
その為の試練は部族ごとに様々で、武闘派の部族では戦士としての勇敢さを示すよう求められたり、商人を中心とする部族では商業センスや上納金を求められるかもしれません。もちろん、広く門戸を開いて無条件で受け入れてくれる部族もあるでしょう。
こうした試練を乗り越えてしまえば、彼等は仲間に対する協力を惜しみません。あなたが一人前の砂迅騎として成長する為にできるだけの手助けをしてくれます。
一方、あなた自身も部族に対する深い仲間意識を持たなくてはなりません。
例えば、あなたの所属する部族の若者が開拓者になりたいと都を訪れたなら、見知らぬ土地で右も左も解らぬ彼らです。開拓者として独り立ちするまでの後見を買って出るくらいの事は当然に求められます。

▼吟遊詩人とジプシー
彼らの場合、その道筋は極めて単純で、あなた自身が心に決めた相手に弟子入りするだけです。
相手がどういった条件を提示するかは解りません。勝手にしなと認めてくれるかもしれませんし、金銭などの代価を求められるかもしれません。あるいは、弟子なんか煩わしいと逃げられてしまうこともあるでしょう。
ただし、ベドウィンの部族やいわゆる氏族のような確固とした組織や集団が無いので、殆ど束縛されない一方で氏族からの助力も何ら期待できません。ジプシーとして弟子入りしている間、日々の生活費を自分で工面したり、師匠の技術を「見て盗む」ぐらいの抜け目の無さは必要でしょう。


▼開拓者の種族
神威族の青年  前述の通り、開拓者とは氏族の縛りからやや逸脱した存在であり、実力主義的な評価が広く受け入れられています。
一般に、外見や出自、年齢、性別といった事柄や、そして種族による強い縛りも存在しません。特定種族に対する嫌悪感を露わにする人々も決して居なくはないでしょうが、比較的少数でしょう。
ここでは現在登録可能な種族について紹介をおこないます。

■亜人種について
亜人とは、天儀における圧倒的多数派である人間とは少し違った身体的特徴を持つ人々の総称です。
都会ではそこそこ見かけても天儀全体に広く分布している訳ではありませんので、地方に行けばやはり珍しがられます。
彼らは人間との間や、違う亜人同士の間にも子を成すことができます。
そのパターンは、猫系獣人同士であれば猫系の獣人しか生まれず、一方、別種の獣人同士の場合は、子供はどちらかの特徴を強く受け継ぎ、各種族の特徴を併せ持つことはありません。
例えば猫と竜であれば、猫竜それぞれが生まれる可能性は等しく50%。猫竜ハーフと竜の子供(クォーター)の場合は猫1:竜3の確率となります。竜の鱗と猫の尻尾を同時に持って生まれることはありません。

獣人はそれぞれ、天儀では「神威人(神威族/カムイビト)」、泰では「猫族(ニャン)」、アル=カマルでは「アヌビス」と呼ばれています。ジルベリア土着の獣人は存在せず、極々一部に、天儀や泰から渡ってきた獣人が生活している程度に留まります。
また、アル=カマルにはエルフと呼ばれる人々が存在する他、近年、天儀でも修羅と呼ばれる一族が残っていたことも明らかになりました。


◆ 人間 ◆
(ニンゲン)

 人間は、各国で圧倒的多数派の地位を占める種族です。
現在のところ、アル=カマルを除く各国において、人口の九割以上は彼等によって占められています。
一概に人間といっても、肌や髪の色はもちろんその民族や文化も千差万別であり、地域や国による大きな差異が見られます。
各個人による能力差が極めて大きい種族であり、なんら力を持たないものが多い一方で、世界に名前をとどろかせるような英雄を輩出することもあります。
寿命は50~100年程度であり、氏族によって違いますが、凡そ12歳~20歳程度で成人とみなされることが多いようです。
個人差は大きいものの、平均化してみれば能力的には可も無く不可もありません。適応性、順応性が高く様々な職業に対応できます。


◆ 神威人 ◆
(カムイビト)

(獣人)
 天儀に住む獣人族です。
遭都の中に小さな領国を持っており、天儀に住む獣人の総人口六~七割はそこで暮らしています。
鎮守の森に囲まれた社を中心に小さな領地を持ち、周辺地域は最も魔の森の被害の少ない地域です。天儀王朝に従いつつも一定の自治権を与えられている事もあって、両者の関係は概ね良好。いずれかが露骨に差別、迫害されるような事はありません。
多くはのんびりとした田舎暮らしを好みますので、都会に出たがらない風潮があります。
彼等は身体的特徴についてとやかく言われるのを嫌い、ある程度はともかく、無遠慮な質問攻めにさらすと怒らせてしまう可能性があります。彼等は時として子供からのお触り攻撃から尻尾や耳を守らなければならず、それを警戒させる質問攻めにはほとほと嫌気が差しているためです。
清浄なる森とそこに生ずる精霊を尊び、古来より月を崇める風習を持ちます。

獣人(神威人)の外見特徴ガイドラインはこちらから


◆ 猫族 ◆
(ニャンゾク)

(獣人)
 「猫族」とは、泰国に住む獣人の総称です。
同国では獣人の九割方が猫や虎などの獣人であり、そうでない獣人も便宜的に猫族との呼称で統一されています。
泰国の人口からすれば少数がとけ込んで生活を営んでいます。分布は温暖な南部に集中しており、住宅を一箇所に集中させてコミュニティを形成している場合が多い。泰の帝都、朱春にもあり、その一角は「猫の棲家」と呼ばれています。
僅かではありますが、登用試験に合格し、官僚職に就いている者もいます。猫族が多数派を占める町村は僅かで、各地の両方を治める諸侯にも猫族の者はいません。
職業面では、商いをするにしても単独、少人数で行う傾向があり、猟師、料理人に就く者が多いと言われている他、泰拳士を目指す者もいます。
なお、猫族は総じてせっかちな傾向がありますが、鼠や猫じゃらしに反応したりする様子はありません。

獣人(猫族)の外見特徴ガイドラインはこちらから


◆ アヌビス ◆
(獣人)
 アヌビスは、天儀における神威人に相当する獣人族。
詳細な身体的特徴は天儀や泰の獣人族とほぼ同じ。
アル=カマルの人口に占める割合は最も多く、約5割。アル=ステラの国家元首たる神の巫女もアヌビスから選出されている。
身体機能に優れる彼らは、優秀な戦士として特に重宝されている。
また、最も数の多い種族であるだけに、政治の中枢に深く食い込んでいるのも彼らである。
天儀の研究者の間では、天儀の神威人たちはアル=カマルより渡ってきたアヌビスの子孫ではないかと考えられている。

獣人(アヌビス)の外見特徴ガイドラインはこちらから


◆ エルフ ◆
(エルフ)
 やや細身の身体に長く尖った耳を持つ種族。
人間との外見的差異は少なめで身体的特徴も幅広いが、唯一肌についてのみ、砂漠にも関わらず白い者が多く、彼らは日差しに弱いので概ね面積の広い服を好む。
寿命は、最大で人間の2倍ほどもある。
とはいえ、病気や怪我によって命を落す可能性は人間と大差無いこともあって、平均寿命が二倍という訳にはいかない。また、老いる速度も大きく違わず、100歳程度までは歳相応に老化。その後は老化が停止するので健康であれば人間より遥かに長生きするという。このようにして百歳を越えたエルフは、人々から大きな敬意を払われる。
(30歳になれば30歳相応の外見となります。15歳程度の外見とはなりません)
彼等は強靭な精神を持ち、高い抵抗力と多くの練力を獲得している。


◆ダークエルフ◆
(エルフ)
 彼らは、第一義的にはエルフであり、別の種族ではない。
アル=カマルにおいては、十把一絡げに黒い肌をしたエルフがダークエルフと呼ばれることがある。
砂漠暮らしのエルフにはダークエルフが多いとか、外見からは判断できないが、人間やアヌビスなど、他種族の血が流れているエルフは陽射しに強い褐色に焼けた肌を持つ者が多いと言われている。しかし彼らはエルフとしてカウントされているので、人口全体に占める割合はよく解っていない。
国内での扱いに大きな差は無く、精々一部の好事家がどちらの肌がより美しいか激論を交わす程度、というのが一般的である。


◆修羅◆
(シュラ)
 俗に「鬼族」とも呼ばれていた、鋭い角と牙と持つ種族。
全員が志体並みの高い身体能力を持ち、100年程度の寿命を持つ。
地方の島を根拠としていたましたが、天儀暦500年頃、朝廷との争いにおいて修羅の王「酒天」を封印され、残る修羅は天儀を追放。一部は冥越に逃れて隠れ里を作りました。
その後、アヤカシの勢力拡大に従って彼ら修羅は鬼として忘れられていきましたが、その封印はついに解かれ、世界の表舞台へと姿を現しました。
彼らは高い身体機能を誇り、瘴気や危機を前に強靭な底力を発揮します。
一方、その高い身体機能を誇る彼らは創意工夫に欠け、若干不器用な傾向があります。
いかなる危機にも怯まず己を武器に戦場を切り進む彼ら修羅は、まさしく戦さの民と呼ぶに相応しい種族と言えるでしょう。

修羅の外見特徴ガイドラインはこちらから


◆からくり◆
(からくり)
 からくりとは、心を持った不思議な人形たちです。
中でも開拓者としての登録を認められたからくりたちは、とある条件や事件によって覚醒を経て、完全な自己を確立しています。志体を持たぬ主との深い絆やその危機、あるいはその両方によって、からくりは時として、主の弱さゆえに、それを援ける為にその秘められた力を目覚めさせます。
こうしたからくりは、精霊力に対して高い親和性を発揮することにより、志体が操るのと同様のスキルを習得することができるようになります。
また、高い忠誠心を持つことには変わりまりませんが、彼らは自ら決断する能力を持ち、主の命に従うにせよ、それは従うことを選択した自分自身の意志によって従うのです。
からくりの身体は、陶磁器のような不思議な素材でできており、痛みを感じず、どれだけ破損しようともコアとなる宝珠が破壊されず、機能が維持されている限り活動し続けることができます。
外見は殆ど人間と変わりませんが、関節部が球体などで別パーツ化されており、身体の一部に刺青のような模様が入っています。

からくりの外見特徴ガイドラインはこちらから

▼獣人の外見特徴
・現在認められている獣人
大別すると、おおよそ以下の獣人を申請可能です。
架空の動物をベースとした獣人、例えば「アヤカシの獣人である」や「鵺の獣人だから様々な動物の要素を持っている」等の設定については認められません。
これ以外の獣人については、おおむね陸上哺乳類、爬虫類、鳥類を基本としています。

・哺乳類
犬、狼、狐、狸、猫、虎、獅子、兎、鼠、熊、牛、豚、馬など。
・爬虫類
蛇、トカゲ、亀、竜など。
・その他
一角獣、猿、蝙蝠、鳥など。

■外見のガイドライン
獣人の外見には、WT6(BNO)ほどの自由度は設定されません。
一般的に、獣人の殆どは獣耳と尻尾を持ち、一部は鼻頭が黒ずんでいたり、肉食獣や龍の場合は鋭い牙(八重歯)が生えている程度です。
以下の各種設定には標準設定があります。
標準設定とは、PL側の指定が無い、BUが無いといった場合に備えての設定であり、PL側から特に指定が無い限り標準設定を基準に描写します。また、一般的にこちらの標準設定に準ずる獣人のほうが数が多いと考えて頂いて構いません。

「OK」と「NG」は、それぞれどこまでの設定ならば構わないかの大まかな指針になります。
なお、こうした動物的特長は外見的な差異が中心であり、オフィシャルが最初から設定している場合を除き、身体的な有利不利を生じない範囲でしか認められません。例えば、鳥類の羽があるので空を飛べる、猫眼なので暗闇に強いなどの設定は全面的に禁止します。

種類 基準  詳細
全般 OK  人間の外見が維持される程度の差異。
NG  日常生活に支障が出るほどの差異。複数の動物の特徴を併せ持つ。
獣耳 標準  頭部に該当する動物の耳があります。
OK  人間の耳にあたる部分(側頭部)に該当する動物の耳がある。
NG  いわゆる複耳(人間と獣の耳両方を持つ)。
標準 特に差異はありません。
OK  眼球だけで完結する(細長い瞳孔などの)動物的特徴。
NG  まぶたや目の大きさにまで及ぶ差異。
標準  特に差異はありません。
OK  鼻先が黒ずんでいる程度の極僅かな差異。
NG  完全な獣の鼻。
標準  犬歯が鋭い。
OK  歯の殆どが犬歯であり、鋭い。もしくは差異無しもOK。
NG  くちばしや、歯が二列あるなどの明らかに人間から逸脱したもの。
四肢 標準  特に差異はありません。
OK  爪が鋭いなどの、人間の外見が維持される程度の差異。
NG  蹄や肉球、かぎ爪などの日常生活に支障が出るほどの差異。
標準  該当する動物の尾が臀部にある。爬虫類の場合は鱗の尻尾。
OK  尾が若干大きい、もしくは尾が無い。
NG  二尾や九尾などの動物的特長まで逸脱したもの。
羽根 標準  該当する動物が羽根を持つ場合は羽を有しています。
OK  竜系獣人の場合は鱗の羽もOKです。
NG  コウモリなどの哺乳類系の場合は羽を持ちません。
標準  爬虫類系の場合、両手両足が鱗に覆われている。
OK  四肢の膝と肘から先が鱗に覆われている。
NG  爬虫類以外が鱗を持つ。全身が鱗に覆われている。
体毛 標準  特に差異はありません。
OK  人間でもありうる範囲の毛深さ、あるいはそれらを若干越える程度。
NG  完全な動物的体毛、鱗、毛皮で全身を覆われている。

●特殊な外見
一部獣人は特殊な外見の申請も認められます。
種類 対象  詳細
猪豚  豚や猪などのいわゆる豚っ鼻。
鳥類  耳周辺が羽毛で覆われている。
パンダ 体毛  髪や体毛が完全に白黒で分かれている。
一角獣  額に一本の角が生えている。
 頭に二本の角が生えている。
 後頭部に二本の角が生えている。
甲羅  背中に甲羅を背負っている。
蝙蝠 全般  人間と全く変わらない外見をしている。


▼修羅の外見特徴
■外見のガイドライン
修羅の外見はほぼ人間と差異がありません。
一般的な修羅は、生まれながらに頭部に角を持ち、一部は耳の先端が尖っていたり、鋭い牙(八重歯)、爪が生えている程度です。
以下の各種設定には標準設定があります。
標準設定とは、PL側の指定が無い、BUが無いといった場合に備えての設定であり、PL側から特に指定が無い限り標準設定を基準に描写します。

「OK」と「NG」は、それぞれどこまでの設定ならば構わないかの大まかな指針になります。
なお、こうした設定は外見的な差異が中心であり、オフィシャルが最初から設定している場合を除き、身体的な有利不利を生じない範囲でしか認められません。

種類 基準  詳細
全般 OK  人間の外見が維持される程度の差異。
NG  日常生活に支障が出るほどの差異。
標準  頭に角が生えている。
OK  頭に一本~四本の角が生えている。
NG  頭に四本以上の角がある。また極端に大きすぎる角。
標準  人間と同じ形の耳がある。
OK  耳の先端が少し尖っている。
NG  複耳(複数の耳を持つ)や、エルフのように長い耳。
標準  特に差異はありません。
OK  眼球だけで完結する(細長い瞳孔などの)特徴。
NG  まぶたや目の大きさにまで及ぶ差異。
標準  犬歯が鋭い。
OK  歯の殆どが犬歯であり、鋭い。もしくは差異無しもOK。
NG  くちばしや、歯が二列あるなどの明らかに人間から逸脱したもの。
四肢 標準  特に差異はありません。
OK  爪が鋭いなどの、人間の外見が維持される程度の差異。
NG  かぎ爪などの日常生活に支障が出るほどの差異。
体毛 標準  特に差異はありません。
OK  人間でもありうる範囲の毛深さ。
NG  鱗、毛皮で全身を覆われている。

▼からくりの外見特徴
■外見のガイドライン
からくりと人間との外見的な差異は、身体の各関節や部位が別のパーツに別れて、球体状の関節で繋がれたりしています。一般的なからくりの姿は、それに加えて目の下にスリットが入り、身体の一部に小さな紋章が入っています。
からくりは人間そのものではない、古代の技術によって作られた器械人形には違いありませんが、その外見は人間から大きく逸脱することはありません。

標準設定とは、PL側の指定が無い、BUが無いといった場合に備えての設定であり、PL側から特に指定が無い限り標準設定を基準に描写します。
「OK」と「NG」は、それぞれどこまでの設定ならば構わないかの大まかな指針になります。
なお、こうした設定は外見的な差異が中心であり、オフィシャルが最初から設定している場合を除き、身体的な有利不利を生じない範囲でしか認められません。

種類 基準  詳細
全般 OK  人間の外見が維持される程度の差異。
NG  日常生活に支障が出るほどの差異。
標準  目の下の頬部分に縦にスリットが走っている。
OK  口の下にもスリットが走っている。
NG  単眼などの、人間の外見を大きく逸脱する差異。
素材 標準  陶磁器に似たひんやりとした素材でできています。
NG  金属製、木製、その他素材。
紋様 標準  額、胸、肩にワンポイント程度の小さな紋様が入っている。
参考画像→
OK  身体の一箇所に紋様が入っている。身体に多数の紋様が入っている。
身体全体に複雑な紋様が描かれている。
NG  身体に一切の紋様が入っていない。
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