天儀の世界には多種多様な動植物や精霊が存在してます。 一方で、世界には未開の土地や未踏の新大陸も数多く残されたままです。 当然のことながら、世界全ての生物を発見、解明できた訳ではありません。 世界には、未だ知られていない様々な生物が存在しているのです。 また、世界には精霊力や瘴気から生まれる生物も数多く確認されています。 これらは数年に一度の頻度で新種が確認されるほどであり、全てを網羅することはできません この項では、開拓者と行動を共にすることの多い種族について説明します。 相棒とは、天儀に生息する様々な生物を開拓者ギルドなどで飼育して人に慣れさせ、人間との共同生活――特に開拓者との活動が可能なよう十分に調教されたもののことを差します。 そうした相棒はその能力に応じ、様々な局面で活躍しています。 また、基本的に、相棒をはじめとするこれら生物は「生体系」「精霊系」「召喚系」の三種類に分類され、それぞれに特徴を持ちます。 ▼成長限界について 相棒は、開拓者と共に戦うことで成長していきます。 その能力も、体躯の大きさや精霊力や瘴気の影響によって開拓者に匹敵する、あるいはこれを超えることもありますが、志体を持つ開拓者と比べるとその成長は緩やかであり、成長限界(上限レベル)が早く訪れます。 成長限界に達した相棒は、経験点を入手してもそれ以上成長しません。 もし成長限界を超えて新たな能力を手に入れようとする場合、特殊な成長手段によって新たな上位種に生まれ変わらなければなりません。 |
生体系 |
人間やその他多くの動物と同様、生殖によって繁殖する生物全般を指します。 胎内で発育する生物や卵から生まれる生物はもちろん、細胞分裂で生ずるものもこの分類に含まれます。 当然ながら、死亡後に復活させることはできません。 生態系の相棒は入手しやすく、特にありふれた存在です。 |
精霊系 |
生物とは異なる、精霊力によって形成される相棒のことを指します。 一般的には、精霊力の昂ぶりに伴って、ある日突然この世界に現れる種がほとんどです。 また、高度な陰陽術などを駆使して作られた、半妖半霊の式などもこの分類に含まれます。 一種の生命とも呼べる存在であり、生体系と同様、死亡すると復活できません。 野生のものから家畜まで幅広い一方、数自体は少なめです。 |
陰陽系 |
式などに近い、人工的に生成される相棒です。 陰陽師などの手によって一時的に召喚される存在に、より確固とした意識と人格を付与したものです。 必要に応じて召喚することができ、術者の意向に応じて出現、消滅させることもできます。 このため、もし仮に死亡しても、一定時間の経過で復活できることが多いようです。 |
無機物 |
人工的に作られた機械系の相棒です。 自らの意思を持たず、自立行動できないものがほとんどです。 開拓者自身が扱いに慣れ、開拓者に合わせた調整を行うことでより高い能力を発揮することができます。 死亡は破壊として扱われ、多くの部品を新調することによって修理させることは一応可能ですが、調整をやり直さねばならないために性能が低下したり、破損の度合いによっては専門家でも修理できない場合など、必ず元の通りに戻るわけではありません。 |
▼用途による相棒の分類 前述のとおり、相棒は「生態系」「精霊系」「陰陽系」の基本三種類に「無機物」を加えたの四種類に分類されます。 また、開拓者の求める用途によって以下の通りにも分類されます。 |
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騎乗系 |
龍や馬、グライダーなど、開拓者が騎乗して移動、戦闘を行うことを主な用途とする相棒です。 騎乗系はその他のユニットと比べてより多くの距離を移動する能力を有している他、飛行能力をはじめ、開拓者だけでは普段移動できないような地形を移動することができるものもいます。 基本的に開拓者の騎乗を前提としており、単独での能力はある程度の制限を受けていることも多いタイプですが、装備や育成次第では、戦闘でも役立つことがあります。 また、相棒に移動を任せて開拓者の行動力を他の行動に活用することなども可能であり、騎手との連携が重要です。 |
自立系 |
独立した行動をする相棒の総称です。 ケモノなどの獰猛な生物、もふらなどの精霊体、騎乗に適さない小動物、人妖に代表される半妖の存在など、人格と独立した行動が可能な、開拓者の指示に従って行動する相棒のことを指します。 相棒は開拓者と同様にステータスを持ち、開拓者の指示に応じて行動します。 戦闘能力は開拓者よりも低めですが、高い知能を持った人語を解する相棒や、特殊な能力、術を駆使できる相棒が多いのも特徴です。 |
召喚系 |
開拓者が呼び出すことでその場に現れる相棒です。 普段は姿かたちはなく、依り代となる符や宝珠に念を込めて呼び出すことで、その場に現れます。 召喚系の相棒は強力な能力を持ちますが、その活動のためには術者の練力を消費する必要があるため、注意して運用しなければなりません。 また、召喚系の相棒が行動する際には、常に開拓者が詠唱状態を保つ必要がありますので、行動できるキャラクターは一体のみに限定されます。 |
同体系 |
開拓者と同化することで能力を発揮する相棒です。 同体系はその他の系統と同時に現れ、自立系で同体系の相棒や、召喚系で同体系の相棒などが存在します。 同体系の相棒は、普段は低い戦闘能力しか持たない状態です。 しかし、同化スキルという特別な能力を用いて開拓者と一体化することにより、開拓者に強力な力を与えることができます。 開拓者のステータスを引き上げるだけではなく、飛行能力や探知能力などの、その相棒特有の能力を与えることができる同体系の相棒も存在します。 |
機動系 |
機動系は、開拓者が乗り込むことでその力を発揮する、特別な形の相棒です。主に、無機物の相棒となります。 機動系は相棒だけで自立して行動することはできませんが、開拓者が乗り込むことにより力を増幅し、動かすことができるようになります。 機動系の相棒により開拓者は大きな能力をふるうことができるようになりますが、その活動のためには搭乗者のの練力を消費する必要があるため、注意して運用しなければなりません。 |
行動内容 | 消費絆値 | 時間単位 |
非戦闘系困難行動 | 1~5 | 6ターン/1分 |
戦闘中の消費 | 0~5 | 6ターン/1分 |
命令が届かない | 消費量2倍 | ― |
知能 | 解説 |
無 | 無機物です。思考能力は無く、命令は下せません。会話もできません。 |
虫 | 「直進」「戻れ」「攻撃」「守れ」などのワンフレーズの命令のみ下せます。会話はできません。 |
獣 | 「ジグザグに進む」「○○を取ってこい」「爪で攻撃しろ」などのツーフレーズ以内の簡単な命令を下せます。 会話はできません。 |
猿 | 「樹木を伝ってジグザグに進む」「○○を暗くなったら取って来い」「爪で頭を狙って攻撃」などの、 スリーフレーズ以内のある程度複雑な命令を下せます。会話はできません。 |
人 | 「敵との距離を保ちつつ戦え」「狼煙が上がったら行動を開始しろ」など、 自らの判断力を必要とする複雑な命令を下せます。会話ができます。 |
人以上 | その場で最善と思われる行動を自ら判断し、実行します。 場合によっては主の命令に背くことも厭いません。会話ができます。 (基本的に開拓者の相棒として一般的な知能レベルではありません。) |
飛龍各種 | 解説 |
前足(腕) | 一般的には翼と一体です。翼と別に生えていても構いません。 |
体表 | 鱗です。全身を覆う体毛はありません。 |
翼 | 飛膜であり、羽根はありません。 |
尾 | 尻尾は一本です。 |
ジライヤ | 解説 |
蛙の種類 | 蛙の種類について詳細な制限はありません。 |
ミヅチ | 解説 |
胴体 | 細長くすべすべとしています。薄い鱗に覆われた固体もいます。 |
足 | 2~6本以内。指はなくオールのようなひれ状です。 |
宝石 | 額に宝珠のようなものがひとつあります。 |
カミヅチ | 解説 |
胴体 | 全長6~10メートル。細長くすべすべとしています。薄い鱗に覆われた固体もいます。 |
足 | 2~6本以内。指はなくオールのような水かきやひれ状です。 |
翼 | 一対の翼を持ちます。翼を持たない個体もいます。 |
宝石 | 額に宝珠のようなものがひとつあります。 |
名前 | 解説 |
角 | 鬼火玉は0~4本の角を持ちます。角は1本が一般的です。 |
体色 | 一般的には赤色ですが、炎として生じる色の指定は問題ありません。 |
炎 | 色については体色と同様です。 |
名前 | 解説 |
外見 | 幼児から20歳を越えない、若者の姿です。 |
翼 | 人妖に翼、羽根はありません。 |
角 | 通常、人妖に角はありませんが、小さな1~2本の角を持つ個体もいます。 |
尾 | 通常、人妖に尾はありませんが、獣人に順ずる範囲で尾を持つ固体もいます。 |
土偶ゴーレム | 解説 |
身体 | 1.5~2mぐらいのやや人型に近い形状をしています。 |
素材 | 焼き物であり、それ以外の素材で作成はされていません。 |
忍犬 | 解説 |
犬種 | 犬であれば原則問題ありません。狼もOKです。 |
もふら | 解説 |
姿勢 | 基本的に四本足で歩行します。 |
毛質 | ふかふかのもこもこであり、硬くつんつんにはなりません。 |
毛色 | 白+赤が基本です。稀に白+赤以外の体毛のもふらもいます。 ただしその場合も、色が違う位置は一般的なもふらと同じです。 |
猫又 | 解説 |
猫種 | 猫であれば原則問題ありません。ライオンなどのヒョウ亜科、ピューマなどの一部大型種はNGです。 |
尻尾 | 必ず尾が二又に分かれています。 |
仙猫 | 解説 |
猫種 | 猫であれば原則問題ありません。ライオンなどのヒョウ亜科、ピューマなどの一部大型種はNGです。 |
尻尾 | 一般的に尾は二又に分かれています。中には一本の仙猫もいます。 |
姿勢 | 二足歩行が可能である。前足で不思議にも道具を扱うことができます。 |
火の玉 | 周囲を火の玉や燐光が飛び交うなどのエフェクトはOKです。 |
滑空艇 | 解説 |
サイズ | 全長3.4m前後であり、近現代の戦闘機のように大きなものはNGです。 |
動力 | プロペラ飛行機構はNGです。 |
管狐 | 解説 |
体 | 個体により、様々な色が存在します。 また、体に模様が入っている個体もいます。 |
尻尾 | 1~3本までが限界のようです。 |
足 | 一般的な狐の足、イタチの足です。 |
宝狐禅 | 解説 |
体 | 個体により、様々な色が存在します。また、体に模様が入っている個体もいます。 |
尻尾 | 尻尾の数は3~7本です。 |
足 | 一般的な狐の足、イタチの足です。 |
迅鷹 | 解説 |
体 | 個体により、様々な色が存在します。 また、体に模様が入っている個体もいます。 |
羽 | 1対2枚~2対4枚が主のようです。 |
角 | 角はありません。 |
霊騎 | 解説 |
体 | 個体により、様々な色が存在します。 |
オーラ | 青色のオーラを纏っているものが主ですが、感情の起伏により色が変化したりする霊騎もいます。 |
角 | 角はありません。 |
羽 | 羽はありません。 |
足 | 一般の馬と同じで4本足であり、それ以上、またはそれ以下の個体はいません。 また水かきを持った個体もいません。 |
鷲獅鳥 | 解説 |
頭 | 猛禽類のみです。 |
体 | 基本は獅子の体をした個体が多いようですが、馬のような体をした存在もいます。 また様々な色や模様が入っている個体が存在します。 |
翼 | 1対2枚~2対4枚が主のようです。 |
尾 | 個体によってあったり無かったりします。 |
羽妖精 | 解説 |
外見 | 幼児から20歳を越えない、若者の姿です。 |
色 | 個体によってさまざまな色をしています。 |
羽 | 必ず背中に生えています。1対2枚・2対4枚・3対6枚のどれかです。 主に鳥の羽ですが、昆虫のような羽根やコウモリのような生物的な羽もあります。 |
からくり | 解説 |
外見 | 一般的な人間に似ていますが、関節が球体になっています。また体の各部はパーツ状に分かれています。 |
肌 | 陶磁器に似たひんやりとした材質でできています。金属製や木製ではありません。 |
顔 | 目の下にスリットが入っています。口元には入っていません。 |
紋様 | 体のどこかに参考画像のような、入れ墨のような単色の紋様が入っています。基本は額・胸元・肩にワンポイント程度の大きさで入っています。 参考画像→ |
走龍 | 解説 |
外見 | 二本足で走る羽毛に覆われた龍です。 |
肌 | 羽毛が生えています。 |
口 | くちばしになっています。 |
腕 | 退化した翼が付いた腕が2本生えています。 |
アーマー | 解説 |
手足 | 2つの腕、2つの足があります。 |
駆鎧 | 大きなサイズの、西洋風のずんぐりむっくりした構造をしています。 ハッチは機体前面が開く構造となっています。 |
人狼 | 大きなサイズの、西洋風のシャープな鎧兜に似た姿をしています。 ハッチは機体後方が開く構造となっています。 |
火竜 | 解説 |
外見 | 大型で無骨な、人型ではない外見をしています。 |
手 | 2つの腕があり、主にクロー形式になっています。 |
足 | 逆関節の2つの足があります。 |
操縦席 | 主にオープントップ形式になっています。 |
提灯南瓜 | 解説 |
種類 | 一般的にはカボチャです。カボチャ以外の野菜でも問題ありません。 |
顔 | 目と口に該当する部分は切り抜かれ、ほんのりとした灯りをともしています。 |
身体 | 提灯南瓜の身体は黒い影で構成されています。 |
足 | 一般的に足はありませんが、足をもつ固体もいます。 |