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■オープニング本文 場所は理穴首都、奏生近く。 長い黒髪を雑に結い上げた女が、頭を掻きながら向かい合った人物に愚痴を零していた。 「今一つピンとこないんだよゥ」 「そんなこと言ったってあなた、そろそろ締切に間に合わないんじゃないですか」 「そうなんだよねェ……でもねェ、やッぱり、納得いかないモンは作りたか無いんだよゥ」 「あなたが納得いかなくたって、周りは納得してくれるでしょうに」 「そういう問題じゃないのさァ」」 苦笑いしながらずずりと茶を啜る。 女は、友禅の図案創作を生業としていた。古典をしっかりと取り入れながらも、自由な発想と独特な雰囲気によって描き出されるその意匠は、一部からは高い評価を得ている。少なくともここのところは、間断なく依頼が舞い込んでいるようで、ようやく選ぶ余裕が出てきたと少し前に女は笑っていた。 そして今回選んだ依頼は、彼女なりに気負うところがあるらしい。気の強い女には珍しい弱音に、向かい合って茶を啜っていた栗色の髪の女性は、ふむと首を傾けてからぱちりと大きく瞬きをした。 「……ああ、あなた、『白金花』という花をご存知ですか」 「へ?」 「他所では、『朋山花』ともいうらしいのですが。地元の年寄はもっぱら白金花と」 「いンや、知らないが……朋山ッつったら、この辺の……アンタの田舎の方じゃねェのかい」 「ええ、そうです。私も実物を見たことはないのですが、朋山には、そこにしか咲かない花があるのだそうですよ。私の祖母が言っていました」 話はこうである。 朋山の奥には、類稀なる美しい花が咲く。その花は山の一部にしか咲かず、里にすら根付くことはない。土から離せば二日三日で枯れ落ち、植木鉢に移したところで五日ほどももつことはないという。 「美しい分、環境の変化に弱いのか、山の外にはほとんど流出しませんから……一部の好事家以外には、あまり有名な花では無いようで」 「へェえ。凄いねえ、まるで幻だ」 「いえ、ただの花ですよ。昔、何か特殊な花では無いかと研究されたこともあるらしいのですが、薬効はほとんどなく、植物としても平凡なもので……そうそう、シャクヤクの一種だか、変種だとか」 「じゃあ、綺麗なだけ」 「そう、綺麗なだけ」 「見たいなァ」 「そういう好事家もいるようですけど、朋山はご存知の通り、物見遊山で行くには危ない場所ですから」 「護衛をつけりゃいいんだろゥ」 「少人数では怪我しかねませんよ。腕は商売道具でしょう」 「うぐう……。一目でいいんだがねェ」 「一目でいいんですか」 「写生する訳じゃあないんだ。こう、ビビッとくりゃあいいんだよ」 「なるほど、それじゃあ」 持ってきて貰えばいいじゃないですかと栗色の髪の女性が言った。 そりゃあいいや、と黒髪の女が膝を打った。 「ちょっと大変なだけのおつかいです」 栗色の髪をきっちりと結い上げた女性は語る。 「花を摘んで、依頼人に届けて下さい。花が山のどこにあるかはちょっと分かりませんが、まあ、さほど大きくも高くも無い山です。ただ、昔からケモノが多くて……下級のアヤカシなどが現れることもあり、里の人はほとんど近付きません」 何かを思い出すように目を伏せ、薄い唇からは小さな溜息が漏れた。しかし、事務的な無表情が崩れることはなく、直ぐに淡々と情報を口にしていく。 「花は、白と金の美しい、大振りなものらしいです。一年中咲いているそうなので、無い、ということは無いと思います。おそらく。多分」 最後に、紙面から目を上げ、彼女は言葉を結んだ。 「朋山は、奏上から普通の人間の足で三日ほどの距離にあります。少し急ぎの依頼です。引き受けますか?」 |
■参加者一覧
喪越(ia1670)
33歳・男・陰
ルオウ(ia2445)
14歳・男・サ
トゥルエノ・ラシーロ(ib0425)
20歳・女・サ
クルーヴ・オークウッド(ib0860)
15歳・男・騎
羽喰 琥珀(ib3263)
12歳・男・志
蔵 秀春(ic0690)
37歳・男・志
小松 ひよの(ic0889)
16歳・女・砲
天月 神影(ic0936)
17歳・男・志 |
■リプレイ本文 「へえ、『白金花』か。豪勢な花だなあ」 わくわくとした口調でありながら、少し遠くを見て、何事か思い巡らせるようにルオウ(ia2445)は呟いた。その言葉に同意を示すように、小松 ひよの(ic0889)もまた、大きな青い目をきらきらさせて声を上げる。 「どんお花なんだろう。見てみたい、見てみたいなあ」 一方で、集まった開拓者の中でもとりわけ生真面目そうなクルーヴ・オークウッド(ib0860)は、提示された資料を手にふむふむと頷いている。 「芍薬といえば何か薬効があったと思うのですが、今回の花は特に無いのですねー」 「綺麗なだけの花、か。そそるねぇ」 「そんなに綺麗な花とくりゃ、仕事を抜きにしても、一度拝んでみてぇのが正直なところだわな」 大人組――と言い表せるだろう、蔵秀春(ic0690)と喪越(ia1670)の二人も、まだ見ぬ花に思い馳せる様子で口元を緩めている。ちょっと大変なだけの、おつかい。そのついでに美しい花を観賞できるかもしれないとあってか、開拓者たちの雰囲気はそれほど張りつめてはいなかった。 とはいえ、気を緩めている訳でもない。 「一部でしか咲かぬ花…か。それは珍しい」 天月 神影(ic0936)は、そう言いながらも視線を資料に落としたまま、思案気に指先で文字を辿っている。それに追随するように、羽喰 琥珀(ib3263)はううんと一つ悩むように唸った。 「急ぎの依頼だし、馬が借りられりゃいいんだけどなぁ」 「そうだな、確認してみてもいいだろう」 人数分の馬となると、借り受けることはなかなか難しい。あまり当てには出来まいと思いつつ係の人間に尋ねると、彼女はやはり生真面目に首を横に振った。 「申し訳ありません。こういった緊急性の低い依頼では、馬を貸し出すことは出来ないと思われます」 予想通りの返答に羽喰の肩が落ちる。それを見て、女性は微かに口元を緩めると、そっと首を傾けて言った。 「ご自分の足で頑張って下さい」 さっくり。トドメを刺すような物言いである。 しかし、それならばと続けて必要な道具類の貸し出しを希望すると、そちらにもまた女性は生真面目な表情を作った。 「お貸し出し出来るものには限りがあります。ご確認の上、不足したものはご自身で調達して下さい。もし近くの里に寄られるのでしたら、ちょっとした商店もあったはずですよ」 行きも帰りも急ぐ旅ではある。さりとて、準備を怠ったのでは成功するものも成功しない。一同はひとまずの準備を整えることとし、出立は明朝となった。 ●人里 普通の人間の足で三日といったところで、体力のある開拓者たちにとってはさほど時間を取られる道のりではない。野営の際は見張りを立て、ケモノを追い払うこと二三度。一同は大禍も無く、出発の翌夕には里に辿り着くことが出来た。 「とりあえず、情報収集だよな」 小さな里を入口からぐるりと見回し、ルオウは一同に声をかけた。 「はい! 情報は、無いよりあった方がいいですー。お花とアヤカシについて聞いて回るのです」 ルオウの言葉に応え、小松が大きく賛同の声を上げる。羽喰は少し考え込み、その後を引き継いで皆に問い掛けた。 「あのさ、昔研究されたらしーから、花がある所まで同行した奴いねーかと思ったんだけど、どーかな?」 「ご老人の中には、そういう方もいらっしゃるかもしれませんね」 オークウッドも同様に、思案気な表情で同意を示す。その意見を、どこかのんびりした口調で蔵が纏めた。 「それじゃあ、ご老人を中心に、話を聞いてみるかねぇ」 「ああ、思わぬ収穫もあるかもしれねぇしな。花にまつわる寓話とか、他の花の情報とか。デザインの仕事だとしても、そういう『見た目以外の情報』ってぇのが意外と役に立つのかもしれねぇ」 「そうですね、まずは……」 はい! とばかり、小松が大きく手を挙げて後を引き継ぐ。 「これまでにどんなところで見つかったか、水辺だったとか木陰だったとかー」 「アヤカシはともかく、どこに咲いてるかは問題だよな。どういう花かを聞いてくか」 ルオウの言葉に、天月はそっと付け足した。 「地形なども聞ければ良いな。……俺は、簡単にだが、地図を作ろう」 ふむ、とオークウッドは顎に手を添える。 「……まぁ、そうなりますね。ですが、集団で聞いて回っては、効率が悪いかもしれません」 「しかし、ばらばらになるのもちっとまずいんじゃないかねぇ」 蔵の指摘はもっともだった。いかに小さくのどかな里であり、危険なことが起こりそうになかったとしても、何が起きるかは分からない。 「では、数人で手分けをして、聞き込みをしましょう」 オークウッドの提案に全員が頷き、 二三人の少人数に分かれて聞き込みを行うことになった。出来るだけ怪しまれることがないように、とだけ含み置き、日が沈みきる頃にもう一度ここへ集まることを決定して、一同は解散した。 ●聞き込み 「うーん、なんかみんな口が重いな……」 疲労の滲む羽喰の言葉に、喪越が大きく頷いてから肩を竦めた。 「そうなんだよ。どうも、昔に何かあったみてぇだなぁ」 「とにかく、『里の者は立ち入らない』の一点張りでしたね」 オークウッドの声にも疲れたような色が見える。肉体的な疲労というよりは、精神的なものが勝るようだった。ルオウもまた、拒まれたことを思い返してか、わずかに眉間を寄せている。 「無理には聞き出せないしなあ。ごめんね、って言われるとどうにも……」 「ボクの方もダメでしたー。みなさん、よその人に厳しいという感じではないのですがー」 「あの山の話になるとどうにも、って感じさね」 蔵は軽く肩を竦め、天月は頭を軽く左右に振った。 「この里から歩いて半刻程度、途中に川を渡る。……山中の地図の作りようがないな」 「情報がないまま行くしかない、でしょうか……」 あるいは、それもやむなしか――全員が次の言葉を躊躇ったとき、背後からおっとりとした声がかかった。 「おんしら、開拓者の皆さんかね?」 「えっ、あ……はい、そうです」 咄嗟のことにも礼儀正しく返したオークウッドを褒めるように、声の主は目を細めた。明りの少ない村である。夜の闇に溶けるような紺の着物を身に着け、小柄な老人がにこにこと笑っていた。 「あーっと、どちらサンかね?」 喪越の問いかけに、老人は笑いを含ませた声で答えた。 「儂はこの里の里長じゃよ。狭い村だからのう、何ぞ変わった人が来ておると立ち話で聞いてな。……『朋山花』を探しておるのかね」 「は、はい! 里長さん、ご存じなのですかっ?」 「うむ。立ち話も難じゃな、おんしら、儂の家に来るがええ」 「えっ」 どうしよう――突然の、怪しいともいえる招待に、一瞬の困惑が一同によぎった。しかし、あっさりとそれを打ち砕いたのは喪越だった。 「よっしゃ、渡りに船じゃねぇの!」 明るい声に、ぱちりと小松が瞬きをする。 「そう……そうですね、こうしていても、情報、何もありませんし」 「ま、教えてくれるんなら」 「聞かないって手はないよな」 ルオウと羽喰も顔を見合わせて頷きあい、少し笑った。オークウッドはいまだ困惑の色を瞳に乗せていたが、背後から蔵がぽんとその肩を叩いた。 「『虎穴に入らずんば虎児を得ず』、とも言うさね」 ●朋山という山 朋山には人が入らない。昔からそうだった。いや、昔はごく稀に、山菜や白金花を目当てに危険を冒すものもいたのだ。 しかし、二十年前に一人の子供が朋山で行方不明になる事件があった。そして、その子供を探して山狩りが行われた。……結果、子供は見つかることなく、それどころか大人が数人、アヤカシによって命を落とした。 それ以来、朋山に入るものは誰もいない。 「しかし、それはこの里の者たちの話よ」 里長はそう語った。 「おんしらにはただの昔話にしかならん。それになあ、儂は、諦めておったが……あの花をもう一度見たいのよ。のう。むかーし、儂が一度だけ山に入ったとき、手折って持ち帰ったあの花を……」 糸のように細い目を更に細め、遠い記憶を見つめているのか、夢見るような声音で里長は言った。 「ほっほ。あの花はの、朋山の山頂近くの、ちいーさな池の周りに群生しておるはずじゃ。アヤカシに踏みつけられておらねばの。もう獣道もなかろうから、道は教えてやれぬが……高い山ではない。開拓者さん方ならどうにかなるじゃろ」 にっこりと笑って、里長は湯呑を置いた。今日はぜひ泊まっていきなさい、という言葉は、どこかしら期待に満ちているようでもあった。 ●白金花 容易い、とは言い難い道中であった。木々は深く生い茂り、早朝から出立したにも関わらず、山中は一貫して薄暗かった。様子を窺うように一行へ絶えず向けられるケモノたちの視線も、のみならず襲い掛かってくるアヤカシたちへの対応も、それぞれはさしたる要因にはならずとも、重なり合って終わりが見えぬとなれば大きな負担を齎すこととなる。 「ひよのさん、足元注意してな?」 「はいっ」 「本当に人が入らないんですね、この山。地図が無ければ、方角もはっきりしなかったかもしれません」 「空がほとんど見えないからなぁ」 「里長に目印を聞いていなければ、地図があっても怪しいところだ。……もっとも、話を聞かなければ地図も作れなかったが……」 「あ、そろそろ沢だな。水汲んで行こうぜ!」 「おっと、いきなり走んなよ! 危ないぜ!」 何より、一行には花を採取するための荷物が多くあった。強く意識するほどではなくとも、各々、疲労は溜まっていただろう。鬱蒼と暗い山中は、気分をも押し込めようとする。 だから、そろそろ日も傾きだすかという頃合い、山頂に辿り着いた一行が一様に明るい表情を咲かせたのは、ごく自然なことであった。 「わあ! きれいですー!」 「こいつぁ、景色だけで中々のもんじゃねぇの」 大きく開けた空を、池の水面が鏡のように映している。そしてそのほとりに、確かに白い花があった。 「これが全て……か?」 天月が思わず疑問を口にしてしまったのも、無理からぬことである。そこでは、大人の手のひらほどもありそうな大輪の花が、身を寄せ合うように群生し、咲き誇っていた。さながら、そこだけ雪が降り積もっているように。きらきらときらめいて。 「……すげぇ」 ルオウの口から思わず落ちた感嘆に、蔵が深く頷く。 「花よりも、この景色がすごいかもしれないねぇ……。よくもまぁ、踏み荒らされず、こんなに」 見惚れる開拓者の面々の中で、真っ先に我に返ったのは羽喰だった。 「いや! それより花、移さねえと!」 「そ、そうです! お花、運ばないと!」 「あ……と、僕、少しこの風景をスケッチしてもいいですか」 オークウッドもまた、自分のしようと思っていたことを思い出し、筆記具を取り出した。 「そりゃあいい、この風景も依頼人に見せてやりてぇしな」 喪越が笑う一方で、植え替え作業を始めた面々は、再度の感嘆に息を零していた。 「へぇ、噂に違わず見事だね、こりゃ」 細い花茎には重たいのではないかと思われる、幾重もの花弁を抱いた真っ白な花。透けるほど薄い花弁は、重なり合うことで輝くような透明な白を生み出しており、ともすれば溶け合いそうなほど淡く儚い。その輪郭を明瞭にするのが、花弁の輪郭を縁取る金色のきらめきだった。 あたかも極上の薄絹に、金糸で縁取りを施したかのような華やかさである。 「傷つけないように、そーっとやらねーと…」 「里長のじっちゃんにも、一輪持ってってやれないかな。鉢は無いから、摘んでくことになるけど」 「良いのではないだろうか。随分、世話になったのだから」 一通りの作業を終え、山を下り始めたのは夕刻のさしかかりとなった。行きとは違い、帰りは下り。また、ナイフで目印をつけてきたため、道に迷うことは無かった。しかし日が沈んでくるとケモノやアヤカシの行動も活発になる。もう少し帰路につくのが遅ければ野営をすることになっていたかもしれないが、松明や剣気によって出来る限り襲撃を未然に避け、一行は道行を急いだ。 「おお!」 ようやく里に戻りついたときは、すっかり夜の帳が下りていた。何より急ぐ旅であるため、一行は里長に花を渡し、礼を述べて直ぐに出立するつもりであったのだが、花を受け取った里長はそれを強く引き留めた。 「夜に無理をするよりも、ゆっくり休んで朝に出る方がよかろう。おんしらも疲れておるのじゃろうが。一夜の礼がこの花ではおつりがくる。今宵も泊まっていきなさい」 「……ま、確かに、急がば回れと言うしねぇ」 蔵の一言に、迷っていた他の面々も頷いた。里長は手の中の花をそうっと撫で、懐かしむように目尻を下げた。 「まだ咲いていたんだねえ……儂は昔、この花を妻に贈ったことがあるんだよ……」 ●依頼達成 花を受け取って喜んだのは、当然里長だけではなかった。 「いやァ、ホントにお礼の言葉も無いよゥ! アタマひねってガリガリしてたとこでサ、マァ、こんな綺麗なもん見られるたァねェ……」 妙齢の女であろうに、鉢植えを前に手を叩き、うっとりと溜息を吐く様子はまるで童女である。そこに更に油を注ぐが如く、羽喰や小松が熱心に山頂の風景について話し始める。 「ぱあって目の前が開けてですねっ」 「池のほとりに、雪が降ったみたいに花がぶわーっと!」 「ああん、見たい! 見たかった! やッぱりアタシも行くんだったよゥ!」 「あのう……」 やや気圧され気味に、割って入ったのはオークウッドだった。 「僕、風景を……簡単にですけど、描いてみたんです。よろしかったら……」 「!! ありがとう坊やッ!!!」 頬を紅潮させ、女の目はきらきらと輝いている。それはまさに、創作の喜び、その予感に震える芸術家の表情でもあった。鉢の前に屈みこんでいた彼女はすっくと立ち上がると、ひらりと着物の裾を翻した。 「こうしちゃいられない、早く紙を――ああ、アンタ方、本当にありがとう。お陰で、納得のいく仕事が出来そうだ。また、何かあったらよろしく頼むよゥ」 「あ、あのさ!」 「うン?」 「図案できたら見せてくんねーかな。この花見て、どんなものが出来たか見てみてーんだ」 羽喰の希望に対し、女はにっこりと、白金花とはまるで真逆の――真紅の牡丹のように華やかな笑みで答えた。 「もちろん!」 |