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■オープニング本文 その街が帝国の支配下に入ったのは、今からおおよそ十四年前のことだった。 元は少数民族の築いた街。たまたま水路の中継点として発展できる場所だったために、前の辺境伯ヴァイツァウ家とは長いこと争った。今でも街の男性には、三十代後半から五十代くらいの者が目立って少ない。当時の、戦争と呼ぶには小さな争いでも、相当数の男達が殺されてしまったからだ。 十年以上も断続的に続いた争いがなくなったのは、ヴァイツァウ家が取り潰されたからだ。その騒ぎの間にようやく息をついて、でもすっかりと荒廃した街とその周辺の様子に愕然としていた人々に対して、新しい辺境伯のグレフスカス家は好条件を提示しての恭順を呼び掛けて来た。 はっきり言って、街の人々は今も皇帝は嫌いだ。けれど自分達を追い出さず、街の代表は部族の長老のままでよいと認め、税は高いがアヤカシが出た時に自ら退治に駆けつけてくれた辺境伯グレイスのことはなかなかの男だと認めている。一度だけ街に来た時に、長老に対して年長者への礼節を守ったことも、評価を上げていた。 だからこの街は帝国にではなく、グレフスカス家に従う意思を表明し、かつての敵であるヴァイツァウ家の残党を平らげるべく、少なくない志願兵が帝国軍へと参加していた。 そして街には、近隣の集落からアヤカシや戦乱の被害を恐れて逃げてきた人々が、早く戦いが終わることを街の人々と共に祈りながら、避難生活をしている。 そんな街の中心部、長老と街の有力者達が集う部屋では、先日から取り沙汰されていたある話が持ち出されていた。 「昨日の女が内通者に間違いないとして、一人とは限るまい。男もいて不思議はないな」 「水路は封鎖しました。ですが元々うちの者が張り付いている場所です。今までも門の方から連絡していたと思われますが」 「そちらの見張りは、避難してきた連中にも手伝わせている。それを取りやめるわけにはいくまいよ」 街に繋がる路は、川を使う水路と陸の街道の二種類ある。街の周りは高さこそ低いが上を歩けるほど厚みのある城壁に囲まれていて、東側に門が一つ。南側が川に開いた広い船着場になっていて、近郊の流通の拠点になっていた。 今のところ戦乱が直接飛び火してくる気配はないが、元々物資も潤沢で、方々に運搬の手筈をしたりもしている。なりは小さいが、なかなかの重要地点であると街の人々は自負していた。 ところが、その街から運ばれる物資が襲撃・略奪されることが相次ぎ、通常は移動しない夜間の出発なども試みたのに、それでも襲われる。 もしや情報がどこかから漏れているのではないかと警戒していたところ、門の周辺で深夜に弓弦の音を聞いた、外から灯りで合図を送っていたようだという証言が相次ぎ、昨夜はとうとう城壁の外に矢文を放とうとしていた女を発見したのだ。 ただ、怪しい者を見付けた城壁上の見回りがとっさに組み付いたところ、相手が女だったのに驚いている隙に逃げられてしまい、捕まえるには到っていない。挙げ句に顔も見ていないのでは、街の人口が膨れあがった現在、虱潰しに探すのも無茶というものだろう。 矢文には次に街を出発するはずの輸送隊の規模や予定経路、出発日時が書いてあり、これまでの襲撃も同様の事前情報を手に入れた賊が行ったことだろうとの疑念を強くさせている。だからといって、グレフスカス家への援助を止めることは出来ない。街の若者達が多数、家族、親族の敵討ちだと向かっているのだ。それへの支援を滞らせるなど、街の人々の願うところではなかった。 「仕方ない。こういうのが得意そうな傭兵を呼んで、伯爵様に逆らう奴は捕まえてもらおう」 今ひとつ中央の情勢に疎い街の人々は、開拓者ギルドと傭兵の区別があまり出来ていなかったが、反乱軍内通者かもしれない不審者捕縛の依頼は開拓者の手に委ねられた。 |
■参加者一覧
犬神・彼方(ia0218)
25歳・女・陰
酒々井 統真(ia0893)
19歳・男・泰
雲母(ia6295)
20歳・女・陰
澪 春蘭(ia8927)
15歳・男・弓
鯨臥 霧絵(ia9609)
17歳・女・巫
宿奈 芳純(ia9695)
25歳・男・陰
千代田清顕(ia9802)
28歳・男・シ
ヴァレン・レオドール(ib0013)
20歳・男・騎
レイシア・ティラミス(ib0127)
23歳・女・騎
澪 春瑛(ib0487)
17歳・男・サ |
■リプレイ本文 街は随分と活気に満ちていた。 「辛気臭ぁいところよりは、やぁっぱり元気なところがいいってもんさぁね」 「辺境伯様が反乱を収めてくれなきゃ、元気なだけじゃ商売できねぇぜ。どかんと美味しい話でも転がってりゃあな」 結構大きな荷車に、半分ほどの荷を積んで、道を聞きながら歩いている一団がいた。見るからに天儀の者が三人、ジルベリア人が一人で四人ほどの小集団だ。ひょっこりと背の高い男がとりまとめで、少年は口調からして身内。ジルベリア人の男は護衛だろう。と、そう見える。一人混じっている女は、ちょっと難しい。 確かに犬神・彼方(ia0218)と酒々井 統真(ia0893)は血の繋がりこそなくとも身内同然だが、実のところ犬神は女性だ。雲母(ia6295)本人は護衛のつもりでいるが、着ているものがメイド服、それでキセルを銜えていては旅芸人の方がまだしっくり来るかもしれない。ヴァレン・レオドール(ib0013)は身なりがいいが、商人の連れでは傭兵に見られる。 犬神の性別はともかく、その見た目はおおむね一行が狙った通り。彼らの役割は目立つ商人として、持って来た荷にここで集めたものも追加して、高く売れる地域に売りに出る振りをすることだ。見つけ出すべきは物資輸送を邪魔したい集団へ情報を流している内通者。ならば、まずは物資の急な出立があると見せ掛けて、相手を釣り上げるところから始めようと、そういう計画である。 周りには入れ替わり立ち代わりで、澪 春瑛(ib0487)と澪 春蘭(ia8927)の兄弟と鯨臥 霧絵(ia9609)、レイシア・ティラミス(ib0127)の四人が避難民として、慣れぬ街を歩いている風情を醸し出しつつ姿を見せる。行く先が似通って、あちこちで出くわしても避難民が最初に歩き回るところなど限られているのか、不審がられる気配はない。霧絵とレイシアの女性二人に、遠目には高確率で女性に見える澪兄弟で、避難先での糊口の凌ぎ口がないかと探す振りをしたりしながら、荷馬車の周りにいる人々を観察している。 だが。 身長百六十センチ前後の若い女と限定しても、街には該当しなそうな者が多かった。事前情報にもあったが、男性が目立って少ない。元から少ないところに志願兵と街の守備とが加わって、昼日中なのに歩いているのは大半が女性。そこから該当する女性を探すのは、皆が思っていたよりも難しい。 新たに物資を扱う商人が流入してきたわけだが、これに反応する住人と避難民が多いのも、捜索を困難にしていた。帝国軍というか、辺境伯への支援物資を僅かでも運んできたと告げれば、それが商売でも街の人々は歓迎してくれる。それであれこれと話し掛けられると、その中に件の女が紛れていたとしても把握が難しいのだ。身長については酒々井と霧絵が同じくらいのはずだから、見て取るのは容易いはずだが‥‥今のところは、まだそれらしい女とはかち合っていなかった。 「他の荷に合わせて出るのがいいと思うが、一刻も早く出たいと言うのだ。次の荷はいつ出るのかは、どこに行けば教えてもらえるものだろう?」 ヴァレンが食料品を商う店で尋ねて、酒々井や犬神が『何日も待てない』と口を挟み、商家の人に物資の輸送を取り仕切っている人の名前を教えてもらっている。 「荷物? 薬が主かねぇ」 雲母はそうした話には我関せずの態度だが、街の有力者と繋がりがある天儀の商人と聞いて、入用なものを探りに来た者達には、ありもしない荷物のことを堂々と言い触らしていた。 輸送の取りまとめの人物や長老とも面会済みで、買い付けても問題ないものも確認している一行だが、もちろんそんなことは窺わせない。 そして、余りに目立つ長身から同行は控えて内通者らしき女を探している宿奈 芳純(ia9695)も、気配を悟らせることもなく、どこかに潜んでいるようだった。 一行からまるきり離れた城壁の上では、千代田清顕(ia9802)が避難民として見張りに紛れ込んでいた。出身地を尋ねられると厳しいが、今のところは反乱軍の悪口で盛り上がって、そういう世間話はうまく回避している。 悪口から内通者の話になって、またひとしきり盛り上がったところで、『どんな女だったって?』と水を向ける。顔も何も見ていないが、女と分かったのは組み付いた時に体格と触った感触で知れたから。ならば細かく尋ねれば、多少は絞り込みが出来るだろう。男ばかりの気安さで、下世話な評価の仕方を交えての結果は、 「結構首が太くて、肩が張ってて、二の腕が太い‥‥弓を使うんだから当然は当然だが、なかなか逞しいな」 でも胸を掴んでいるから、性別は間違えていない。 先んじて長老達に尋ねたところでは、自分の部族の女性に弓を使う者はいないとの話だった。だから人質を取られた住人が已む無く従っているという推論は、街の本来の住人には当てはまらないだろう。避難民にもそう勇ましい女性はいなさそうだが、これは皆に知らせて確かめてもらったほうがよい。 輸送の日時が詳細に漏れていることから、内通者は見張りか輸送の関係者と何らかの形で繋がっているというのが、千代田の考えだった。輸送の決定や門の開閉など、要所は街の住人が押さえているが、見張りには避難民も混じっているし、希望すれば輸送隊にも加えてもらえるらしい。情報を仕入れるだけなら、誰でも容易い状況にあったわけだ。流石に現在は、次の輸送の予定は秘されている。予定そのものがあるのかないのか、開拓者一行も知らない状態だ。 見張りまで全員疑うとしたら、これは予想以上に手間なことだと、今更のように千代田は思っている。 千代田からの情報が届いてからは、商人を装った犬神と酒々井の二人は仕入れを続け、他の者はより詳細に近くを歩く人々を観察し始めた。。ある程度身体的特徴が知れたなら、相手が近付いてくるのを待っている必要はない。多少離れて、遠方から様子を窺っている者がいないかにも気を払う。 そんな中で、変わらず演技をしている犬神と酒々井は、、 「やっぱりさぁ、街のもんより早ぁく出た方がよかぁないかい?」 「そりゃまあ、こっちは売りに行くんだから、物がない時の方が儲かるけどな。ちゃんと話聞いてたか、盗賊が出るんだぞ?」 声高に、街を出る時期を言い争っていた。そのうちに酒々井が押し切られて、明日にでも出るという話になる予定だ。 ただし、内通者らしい相手が見つかればの予定である。 反乱軍のやりようにしては噂の聞くコンラートの主義主張と襲撃はひどく違う。また反乱軍がこの街を執拗に狙う理由も、今ひとつ見えてこない。酒々井が気にするこの点に、二人共引っ掛かりを覚えていた。 澪兄弟は、先程より気楽に歩いていた。真剣みが欠けた訳ではない。ただどちらも他人と密に接するのは少得意ではないから、二人で活動して、何かあったら報告というのは気楽なのだ。皆より少し離れたので、周りから仲間に見られないようにと気を使わなくていいのも楽だ。 周囲を見て捜索するが弟の春蘭の、会話に耳を澄ませるのが兄の春瑛の役割だ。より得意なほうをそれぞれが担当しているだけ。会話も最小限で、用が足りる。 そのはずだが。 「兄様、あの人、体格が似てる」 「‥‥男じゃないか?」 春蘭は少しでも怪しいと思った人物を片端から口にするから、春瑛は確認が大変だ。あまり細かいことを言ったり、邪険にすると挙動がおかしくなるので、ここは見付けた相手を毎回確認したほうがいい。 あまり効率的ではないが、じっとしているのが嫌いな春瑛にはひたすら歩き回るのが楽しく、兄べったりの春蘭はつられて歩いている。 まだ、完璧に情報に合致するような女は見付からなかった。 「この街は熱いわね」 「あつい‥‥? さむいと思う」 「戦うつもりがいっぱいってことよ」 今ひとつかみ合わない会話を繰り広げつつ歩き回っているのは、レイシアと霧絵の二人組だ。別々に行動しても危険はなさそうな街だが、霧絵がどうにも世俗に疎いので、下手に目立つよりはとレイシアが同行している。 霧絵はあまり実感がないが、レイシアが見た通りに街には好戦的な空気が漂っていた。街の住人のみならず、避難民も住まいを離れざる得ない状況を作ったコンラートを許せないのだろう。服装も言動も区別を付ける役には立たない。 それでも身長が霧絵くらいの女性には、出来るだけ声を掛けて、買い物に適した場所だの当座の仕事の斡旋をしてくれる人だのと尋ねてみる。二人とも開拓者ギルドで借りた衣類だが、防寒具はともかく普通の衣類の取り置きで身丈に合うものがなかなかなく、着古している感じが避難民らしく見える。大抵誰もが親切に話を聞いてくれた。 相手が弓を使うなら、手を見ればよりよかったかと気付いたのは、十人あまりと話してからだ。 適当な理由を付けて一人で歩き出した雲母は、眼帯は外したものの、天儀とジルベリア両方の衣装を合わせている様は目立つので、なかなか思ったようには捜索を行えていなかった。人に注目されやすいので、彼女自身が誰かを観察するのが少しばかり難しい。 それで仕方なく、護衛のためと称して、周辺地理を尋ねて歩いていた。どこのルートを通れば安全かは、最近そこを通った者に尋ねるに限るからだ。もし実際に街の外で待ち伏せることになったら、地形を把握していないと不利になる。 そんな彼女に、 「そうだ、護衛をしている。人手は足りているぞ」 「それじゃあ‥‥金は要らないんで、俺と妹も一緒に連れてってくれないか?」 少人数で移動するのは不安だが、自分もはぐれた家族と合流するために出来るだけ急いで移動したい。それで次の物資輸送より早く街を出る人がいれば一緒に行かせて貰いたいのだと、そう相談を持ちかけた男がいた。 似たような状況にあったのは、ヴァレンだった。弓を抱えた男性に、犬神達はいつ出発するのだろうと尋ねられたのだ。たぶん同類だと思うと言われたのは、護衛を生業にしているという意味らしい。 「あの奇抜な姐さんも護衛だとしても、もう一人くらいは雇っちゃくれないかねぇ。次の輸送隊に入れてもらうつもりだったが、しばらく出る様子もないしさ」 「そればかりは私の一存では返答しかねるが‥‥他に仲間はいないのかな?」 訊き返せば、ここまでの護衛仕事の折に話題の賊に襲われて、仲間内では一人だけ負傷したので、ここで療養していたとか。他の者は契約があるから行ってしまったが、待ち合わせ場所に向かいたいとの話だ。 後ほどの連絡を約して、念のために輸送の取締役に人相風体と名前を添えて、そんな者が出入りしていたか尋ねると、確かに言った通りの状況で出発を心待ちにしているようだったと返答があった。ただこれだけなら、ヴァレンはなるほどと納得したろうが‥‥ 当初の予定より広い範囲に散った仲間達の位置確認に、宿奈はいささか苦労していた。彼ほどの長身はこの街にはなかなかおらず、ともかく目立つのだ。そこに能面などしていたら怪しい者として自分が捕まりそうなので、服装共々色々と誤魔化してはあるが‥‥多分旅芸人に見えるのだろう。子供が寄ってくることもしばしばだ。 それを否定するよりは、式を出す様が芸のように見えるかと思い直して、時折は話し相手をしてやる。合間に式を放って、荷車や仲間達の動向を窺っている者を探していた。女には限定していない。 探し当てたのは三人。雲母とヴァレンに話し掛けてきた二人の男に、物陰からその二人と視線を交わしていた女が一人。この女は後に雲母に話し掛けた男の妹だと犬神達は紹介され、それを疑う余地もないくらいに顔立ちもそっくりだったが、ヴァレンに接触した護衛の男とは面識がないと言った。 だが女が目立たぬように護衛を名乗る男に合図したのを、宿奈が式で目撃していた。 「つまらん。男も一緒か」 「その可能性はさぁ、最初からあったじゃないかね」 護衛と同行希望者とが現われて、一行は何度かに分けて相談を行った。一度ですまないのは、千代田のように完全別行動の者がいるのと、全員が揃って一緒のところを見られないためだ。手間は掛かるが、他に妙案があるわけではないので致し方ない。 最中になにやら不機嫌な雲母が犬神に宥められたり、 「かくれんぼじゃ、ないのね‥‥」 「案外いっぱい隠れてるかもよ」 霧絵と酒々井が『何人いるのか』と予想してみたり、 「くっくっくっくっ」 「準備万端だ」 澪兄弟はわが道を行っていたりしたが、怪しい三人が急かすので、適当に荷物を整えた後に一度街を出ることにした。千代田が前日夜に水路近く、ヴァレンが門周辺の見張りを買って出たが、今回は外部に出発を知らせたような気配はない。もちろん他の者は、早朝出発を理由に件の三人に張り付いている。 そうして、十一人で街を出た一行は、四時間ほどして二十八人に増員して街に戻ってきた。 「皆さんが手加減してくれなかったら、自力では歩けないところでしたよ」 こっそり後をつけていき、呪縛符と手裏剣で加勢した宿奈と千代田が捕まえた十五人に言い聞かせているが、素直に聞いているものなどいない。実際、志体持ちがいたら装備が大変などという懸念もあったのだが、多くの者は一般人なら手加減をしなくてはと考えていて、そちらが当たっていた。 開拓者が十人いて、一般人だけが相手だと、賊が襲って来ても撃退するのはあっという間のことだ。後程事情を説明しようとしたヴァレンや犬神、千代田、宿奈が言葉に詰まったほど、あっという間。レイシアなど、手加減したのに『馬鹿力』と罵られ、言われた当人なのに、なぜか激怒して相手を踏みつけに掛かった雲母を霧絵と二人掛かりで止める羽目になっていた。 あまりに手ごたえがなさ過ぎるとは、酒々井と春蘭のぼやきで、春瑛も頷いていたが‥‥殴られた側にしたら、憎たらしい一言だろう。 ただ、実際の内偵をするのが男二人、知らせるのが女の役目で、外で待ち構えていたのは反乱軍とは無関係の、この機に一儲けを企んだ盗賊一味だと知れても、街の人々は『きっとどこかで反乱軍と繋がっている』と言い張った。 おかげで、この依頼ではなぜかそうした街の人々を宥め、落ち着かせるのが一番苦労だったと思う者が結構な人数いたのだが、けしかけていた者もいたので誰がどうしていたのかは言わぬが花だろう。 |