堕天使の宴
マスター名:龍河流
シナリオ形態: ショート
相棒
難易度: 普通
参加人数: 8人
サポート: 0人
リプレイ完成日時: 2013/09/05 17:19



■オープニング本文

 堕天使。
 神教会の聖典では、神に背いた存在と書かれているようだ。
 今となっては大抵の人には、なじみのない言葉である。
 そんな言葉が、突然流行り出したのには、もちろん理由がある。

「最初に目撃されたのが、たまたま元信徒が多い地域で、堕天使だって叫んで近くの貴族に助けを求めてきたそうですよ。それで、そのまま堕天使が通称になったと聞きました」

 ジルベリア帝国の複数の地域で、突然目撃され、人や家畜を襲うようになったアヤカシは、一見すると神教会聖典の天使に見えなくもない見目麗しさだと伝わっている。
 人型で、男女どちらの形もいる。けれど大きさは五十センチから二メートルと一定しない。
 一回の目撃数は二体から十体まで。ただし目撃者の中には見付けた途端に逃げた者もいるので、実際はもう少し多かったところもあるかもしれない。
 目撃された地域は、かなり広い。まだ帝国内全域とはいかないが、更に広がっていく傾向が見える。
 しかも一度出てきた地域には、退治されない限りは二日から四日おきにやってくる。それも回数を重ねるごとに、数が増加していた。

「このアヤカシ、閉め切った建物に入る知恵がないので、隠れてやり過ごすことは出来ます。でもこうちょくちょく来ると生活が出来ませんから、皇子方全員と皇女様達も何人か、軍を指揮して各地に出向いているそうですよ」

 建物に隠れれば襲われないので、述べ目撃数が五百近くになった割には、被害者は初期に数人が出ただけで済んでいる。
 被害者は吸血による失血死なので、アヤカシは吸血鬼の亜種が疑われる。しかし、飛行能力を持ち、知能も鳥並と推測されるなど、吸血鬼とは異なる点も多い。
 現在までに、必ず複数で出てくる。でも連携はせず、不利と思えば仲間を置いて逃げる。人語は話さないが、魅了は使う。空中移動が高速で出来、しかも鋭角に曲がったり、後方に戻るといった動きも可能。翼を切り落としても、飛行能力は失わない、などの特徴が報告されている。

「それで、皆さんには人里以外での捜索と退治をお願いしたいとの依頼で、担当は針葉樹林です。地図、どうぞ」

 地図にある林は、古くからの木材供給地だ。木々はすべて植林で、人が動きやすい間隔で植えられている。下草も良く刈り込まれ、歩くのに不自由はしないだろう。
 内部の道もよく整備され、木材集積場所の空き地も何か所かある。ちょうど真ん中に作業小屋があって、宿泊も可能だ。
 そうはいっても林ゆえ、上空の見晴しは悪い。そのせいか、アヤカシが現れ始めた初期に犠牲者が出た場所でもある。
 今もアヤカシが度々目撃されていて、人の出入りは禁止されているが、このままでは近くの村の生活が成り立たない。林の多少の被害は致し方ないので、素早くアヤカシを見付けだし、撃ち漏らしなく退治してほしいというのが依頼だった。

「最重要事項は、火災防止に努めること。火事さえ出さなければ、樹を薙ぎ倒すことになってもアヤカシ退治を優先して構わないそうです」



■参加者一覧
皇・月瑠(ia0567
46歳・男・志
フェンリエッタ(ib0018
18歳・女・シ
エルディン・バウアー(ib0066
28歳・男・魔
フィーナ・ウェンカー(ib0389
20歳・女・魔
成田 光紀(ib1846
19歳・男・陰
ティアラ(ib3826
22歳・女・砲
戸隠 菫(ib9794
19歳・女・武
草薙 早矢(ic0072
21歳・女・弓


■リプレイ本文

 担当地域の針葉樹林に到着して三日目の昼。
「た、退屈すぎる‥‥」
「‥‥」
「弓の稽古でもしてみるか? 弓は集中力を養うのに最適だぞ」
 ここに来た初日は、林の中を確かめて回ったり、ムスタシュィルを掛ける仲間の指示に従って距離を測ったり、目印を立てたりとアヤカシ退治の下準備で忙しかった。
 人が入っている林とはいえ、ここしばらくは放置されていた作業小屋の中に風を通し、交代で休息出来るように細々と用意しておくなど、雑多な仕事の中でも警戒を解かない。そういうことは、依頼中の開拓者には慣れたことだから、けして大変ではなかった。
 しかし。
「はぁ〜」
 戸隠 菫(ib9794)が思わずぼやいて、溜息を吐いた通り、それだけが続く三日目というのは、退屈の虫がうずいて来る頃だった。警戒や集中が途切れたわけではないのが経験の豊富さだが、何事もなさすぎることに少しばかり苛立ちが発生する。
 そんな彼女の視界には、空いた時間をひたすら鍛錬に当てる皇・月瑠(ia0567)と篠崎早矢(ic0072)の姿があった。菫も武僧であるから鍛錬は嫌いではない。
 しかし、何事もなく時間が過ぎるなら、何かアヤカシをおびき出す策を講じるとか、今すべきことはそういうことではなかろうかと考えたりするのだ。
「夜光虫にも寄ってこないし‥‥遅くとも明日には現れると思っても、ただ待っているだけとは時間を無為に過ごしている気もするな」
 アヤカシは、人がいると経験した場所や人里に現れる。そう分かっているから、早矢や皇は人がいる様を示すように鍛錬を続けるのだが、陰陽師の成田 光紀(ib1846)や魔術師のフィーナ・ウェンカー(ib0389)だとそもそも同調しかねる。
 同じ魔術師でもエルディン・バウアー(ib0066)は林の中の移動も、時には積まれている伐採した木を積んだ山によじ登ることも全然平気だが、フィーナは足場が悪いと表情が沈んでいる。
 否。もしかすると、彼女の憂い顔には別の理由があるかもしれなかった。
「こうなると、資料だといってあの役人さんから色々借りてくればよかったかもしれませんね。堕天使なんて言葉を、あんなに平然と使う人達がいるとは思いませんでしたよ」
「あんまり大層な呼び名で、アヤカシに使うものではないと思うけれど」
「‥‥そもそも、私達だけだからって平然と口にしていいものではありませんよ、エルディン様」
 こちらに来る前、土地の役人達から目撃証言などの報告が改めてあったのだが、彼らが神教会を禁教とするジルベリア帝国人でありながら、当然のように『堕天使が』と口にしていた。エルディンはそれを折に触れて持ち出すので、従者と名乗るティアラ(ib3826)は苦い顔が常になりそうな勢いだ。その顔を向けられて、つい話に乗った様子のフェンリエッタ(ib0018)が口に手を当てている。
 そう。以前の依頼で一緒になったか、今回の言動で気付いたかは別にして、エルディンが天儀神教会の聖職者だとは気付いている。本来帝国内では隠しておかねばならないはずだが、神教会の言葉が随分と生き残っている状況を耳にして、少し興奮しすぎたようだ。
 つまり、同じく聖職者だろうティアラが困った表情になるのも道理だし、内心はどうあれ大半の開拓者も帝国を刺激する真似は控えたい。その素振りがまるで見えないのは、無表情が凝り固まったような皇と、そもそもそういうことに興味がないのがあからさまな早矢の二人。
 それと。
「特徴から察するに、単なる吸血鬼の可能性が高いが、現物をしかと観察してみねば正確なところは分かるまいな」
 アヤカシの正体に興味津々の成田である。言ってから、退治こそが依頼だとちゃんと承知していると取り繕ったが、依頼を受けた要因が新種かもしれないアヤカシの調査にあるのは明らかだ。
 そう、新種。
「翼を落としても飛ぶなんて、飛行は別の力で行っているのでしょうね。狙うなら手足か頭‥‥それで無力化出来ればいいのですが」
「そうか、撃ち落とすだけでは済まないのか」
 フィーナが飛行能力を奪うには何が有効かと悩んでいると、早矢が翼を射るなら得意なんだがと別視点で困惑し始めた。
「私がアルムリープで眠らせますから、それが効かなかった奴を狙い撃ちしてくださいよ」
「だから‥‥その時に、一撃で無力化するなら目でも狙わなきゃいけないのが悩むところなんですよ」
 動く的で局所狙いは『とても大変』なのだと、ティアラが砲術士らしく射撃手の悩みを代弁してくれた。言われたエルディンも、逃走を防ぐ方策をよく練らないと駄目かと考え込んでしまう。
「呪縛符もあるぞ。出来るだけ足止めして、逃さないようにしようか」
 そのためにも、先に数をよく確かめるのが必要だと、成田が口を挟む。その際に、外見にある各部が人同様に機能しているものかも確かめたいものだと、これは研究心から溢れたものだろう。
「形勢が悪いと、逃げるんだっけ? じゃあ、確実に追い込まないといけないね。万が一にも、他から応援が来たらいけないし」
 菫も加わって、既にムスタシュィルを仕掛けた今までの出現場所で、十体以上が現れた場合に問題なく捕捉出来るか、それぞれの技能の射程を考慮したらどう攻撃するのが有効か、もしも取り逃したらどう追うか‥‥等々を声高に話し合うことでも、自分達の存在感という餌を巻いていた一同だったが。
「これほど急激に数を増す新種が存在するなら、上位種も考慮しておくべきではないかしら?」
 より高い知能を得て、これまでにない能力を持つようなアヤカシが混じっているかもしれない。
 このフェンリエッタの指摘にしばし沈黙が落ちて‥‥その後の議論は、それまで少しだけ漂っていた気の緩みを払拭した、活発なものに変化していた。


 アヤカシが現れるのは、二日から四日おき。
 その四日目の昼前に現れたアヤカシは、今までの出現場所ではなく、半数が昼用の軽食を準備していた作業小屋の方だった。
「鼻は利くようだ」
 夏に現れた吸血鬼を蚊のようだと評していた皇が、ものは試しで自身の血を少しばかり塗り付けていた樹の幹にいつの間にやら這い寄っていた一体を目にして、珍しく口を開いた。居合わせた者達はなるほどと頷いたが、鼻をすんすんいわせている『堕天使』の姿には嫌悪が先立つ。
 しかも、その一体が一番近付いていたが、他にもアヤカシの姿が梢の向こう側にばらばらと見えた。最初の六体が、情報通りに増えているとして、
「十? いや、十一はいる。しかし、本当に羽音がしないな‥‥」
 素早く視線を巡らせた早矢が、枝葉の隙間からアヤカシを数え上げた。翼がある相手なら、普段は羽音ですぐに数えられるものをと渋い表情のまま、まだ矢は弓につがえる手前でいる。
 同様に、ロングマスケットを構えたティアラも、引き金には指を掛けていなかった。
「ねえ、ティアラ」
「見た目を比べてどうこう言ったら、うっかり横を撃ちますよ」
 別行動とはいえ、もう間近まで戻っているのは分かっていた残りの四人が駆け付ける合間でも、かわされる会話としては緊張感に欠けることこの上もないエルディンとティアラのやり取りが、エルディンのささやかなうなり声で打ち切られると同時に、最初に戻ってきたのは成田だった。
 すぐさま、残る三人も駆けつけたが、なんとなく顔付きがきつい。
「もー、前に出過ぎっ。観察するなら、ちょっと下がってからね」
 盾役が前に出ますよと、菫に引き戻されたように、成田は新種の観察したさに他を置いてきたらしい。身振りで謝罪はしているが、視線はアヤカシ達に固定されている。
「それで、どうだ?」
 手早く情報が行き来する間に、アヤカシが十一体、木々の幹と梢から一同を眺め下ろしていた。これで全部かと、その更に向こうの空に視線を投げていたフェンリエッタが目を眇めて‥‥
「まだいるわ。三体かしら?」
 皆に知らせつつ、彼女の立ち位置がゆっくりと変わっていく。同様に皇と菫も、アヤカシの位置に近いところに移動していた。
 反対に、まだ息を整えているフィーナが一番後ろに、それより少し前に成田とエルディンが入り、ティアラと早矢はその両脇へ。いずれも、上への視界が開けた場所を選んでいた。
「まったく、あちらの結界が無駄になったではありませんか」
 設置の手間と練力を戻してほしいものだと、フィーナが愚痴めいたことをアヤカシに吐き捨てたのを理解したわけではなかろうが、木々に鳥よりはトカゲか何かのように張り付いていたアヤカシ達が、色だけはとりどりで、共通点は白目が見えないほどに円い瞳をぎらぎらと光らせ、奇声を上げて次々と飛び掛かってきた。
 その様子は、確かに翼に頼って動き方ではない。加えて、どういう判断でか、狙われたのはフィーナ一人だけだった。
「確かに牙があるな。目の動きを見るに、翼以外の身体特徴は普通に機能しているようだ」
 その手近の一体を呪縛符で止めた成田が、次の符を構えつつ、しっかりした観察結果を披露している。
 なんにしても、フィーナを狙う最初の一体は当人のアムルリープが、二体目は割って入った皇の拳が迎えうった。その光景に身を引こうとした一体を、フェンリエッタの雷鳴剣の雷が撃ち落とす。
 菫も真上を横切るアヤカシの伸ばした腕を槍で絡げて、地面に叩きつけた。これで五体だ。
「ええい、もう一撃!」
「神父様っ、叩き落として!」
 加えて、早矢とティアラがより上空の三体目掛けて一矢と一撃を喰らわせ、当初の計画を切り替えたエルディンのホーリーアローが三体目を撃つ。こちらの三体は墜ちてこそ来なかったが、じりじりと高度を下げているのは傷が深いからか。
 まだ攻勢を受けていないアヤカシ達も分が悪いと見たか、飛び降りた勢いそのままに今度は逆に跳ね上がって行こうとする。
 強さはそれほどではないとの事前情報通り、一撃で霧散はしないまでも身動きがままならなくなるモノがほとんどのアヤカシ達は、無事なモノが一旦退こうとしていた。流石に急下降急上昇と続けば速度は目立って落ちるが、生物にありえない動きと速度は保っている。
 と、それが急変した。
「えーと、なんでフィーナさんかな?」
「娘御らの中で、一番空手のように見えるからではないか?」
 どうしてもフィーナに向かうアヤカシを槍で突き落とし、そのまま振り回しながら菫が疑問を口にすれば、皇が拳をアヤカシの口に叩き込みつつそう返した。
「か弱そうな者から狙うとは、小賢しくも許しがたいアヤカシですね」
「‥‥か弱『そうな』と言われるのは、少し気になりましてよ?」
 どうせならか弱いと言い切るか、そうでなければ別の言い方をしなさいと言外にたっぷり含ませて、フィーナがエルディンの嘆きを一蹴した。多少肉体労働が苦手だろうと、開拓者がか弱いことなどまずあるわけがないから、まあ戯言の範疇だろう。エルディンも気取った仕草で会釈を返すなど、相手がさほど強くないことをそれぞれの行動が示していた。
 横目で眺めるティアラは、呆れたと分かりやすく肩をすくめている。
 けれども、フィーナが手にしたアゾットを両手で振りかざすと、確かに『堕天使』達は身を引いた。
「ふん、獲物の中で狩りやすく見えるものを選ぶ知恵はあるわけだ。相手の力量を推測することは無理、と」
「上の三体は、もう少し知恵があるかも」
 成田の符で墜ちたアヤカシを刃に掛けて霧散させつつ、まめに視線を向けていたフェンリエッタが慌てる様子はなく観察結果を述べている。
 より上空の三体には、早矢とティアナとエルディンが次々と攻撃を掛け、この場から逃れることが出来ないように足止めを優先しながらも、もちろん傷も負わせていた。けれども、こちらの三体は簡単には墜ちてこない。
 先の十一体は、やはり連携もしないし、動きも隙だらけ。逃げようとするところに、あからさまな隙を見せるとまた寄ってくるなど、『堕天使』と呼ばれるには知性がまるで感じられない行動ばかりが目に付く。
 だからこそ、油断はもちろんしないが多少は余裕をもって事に当たっていた一同だが、その十一体を片付けてもなお、上空の三体が墜ちてこないことに警戒の度を深めていた。攻撃ならすでに退治されたアヤカシと同等かそれ以上の傷を負わせているはずで、なおかろうじてでも飛んでいるなら、他よりは強い個体だ。
 挙句に。
「あいつら、翼も攻撃が入るのは的が大きくていいんだが」
「支えあうなんて、嫌な話ですね」
 アヤカシでなければ素敵なことだがと、早矢とティアラがそれぞれ攻撃の手は緩めずに成田に言って寄越す。いつの間にやら、成田が情報集積所扱いだ。
 成田はもちろんそれに文句などない。それどころか、
「上位種か。あり得るかもしれんぞ」
 そんなこと、楽しそうに言わなくてもいいのにとは、誰が呟いたものか。
 しかし、三体だけは連携というか、墜ちそうな仲間を支えて飛び去ろうとする行動が見られる。逃がしてなるものかと、遠距離攻撃が出来るものは片端から三体のいずれかを狙うし、それが出来ないなら木々の間を走って、飛び去ろうとする方角に向かっていた。
「姿が似ている別のアヤカシかもしれないけれど‥‥観察している暇はなさそうね」
 なにやら様子を見ていたような素振りも気になるし、あれも吸血をするのか知りたいところだが、成田もフェンリエッタの意見に異議はない。
 度重なる攻撃でずるりと姿勢を崩した一体は、既に菫や皇が向かった辺りに頭から落ちていき、それを追いかけた二体が呪縛符かアルムリープどちらの影響か判然としないままに、こちらも落下した。
 追いかければ、一体が枝に引っかかっていたが、残り二体は地に伏して、もう動く気配もない。その片方を菫が槍で押さえつけ、皇が手を取ってなにやらしていたが、それが済むと同時に匕首でその首を掻ききった。
「爪の色がおかしいから、毒手じゃないかって。調べられることか、分からないけどね」
 手拭いで爪をこするだけはこすってみたと、これは菫の代弁だ。
 その間に、枝に掛かっていた一体はティアラと早矢が始末をつけ、もう一体は突きまわしたそうなエルディンと成田を横に、フェンリエッタとフィーナが攻撃を喰らわせた。
「ん。アヤカシの気配はなし。場所を変えて、何度か探ってみるか?」
 早矢が鏡弦で周辺のアヤカシの有無を確かめ、用心のために手分けして更に感知を行っても、それ以上のアヤカシは発見されなかった。
 しかし、あの三体の特異さが気になるのも事実。
 各地域の報告書を照らし合わせて、更なる異変が起きないよう、その兆候を見落とさないようにと願うのが依頼の報告を結ぶ言葉とは‥‥
「中途半端で、ちょっとすっきりしないな」
 成田の言い分が、皆の気持ちをよく示していた。
 ただし、彼のもう一つの欲求の『もっと調べたかった』にまで同調するかは、人によりけりだろう。