【讐刀】進む刀
マスター名：鷹羽柊架
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| ■オープニング本文 前回のリプレイを見る ●五年前 目を覚ました沙桐が見たのは見慣れない天井だった。 起き上がろうとしたが、腹が痛み、顔を顰めた。痛むのは腹だけではない。腕は布と木で固定され、肩なんかもまだ痛む気がする。 起き上がれない事を理解した沙桐は脳裏に記憶を浮かべていた。 振り上げた刀が人間の肉を斬った。両手にはまだ、あの独特の感覚が残っている。動物の肉を切る物とはまた違う何か‥‥人が本能で刻まれている禁忌を犯した重さ。 守りたいという大義名分。殺されかけたという状況。 何も出来なく、未熟な自分に悔しくて歯を食いしばり、沙桐はひたすら涙を流した。 廊下に佇み、天南と架蓮が心配そうに見ていた。 人はその禁忌を本能で気づいている。 故に人は時間をかけても悟るようになっている。 人ゆえに感じざるを得ないのだ。 人間の命の重みを。 一連の刀強盗事件の首謀者が捕まり、終幕を終えたが、まだ終わってはいなかった。 刀匠・杜叶刻御が理穴国境近くの村に幽閉されているとの事だった。 山が深い所の村で、所有している志族も随分寂れた家らしい。 現在、偵察に行ってもらっているので、現時点では何も分からないのが事実だ。 「お疲れ様です」 遠慮がちに受付嬢が言えば、沙桐は力なく微笑む。仕事に追われて疲れている模様だ。 「今日は、打ち上げの依頼を頼もうと思ってさ」 「打ち上げですか？」 「うん。何か宴会でもしようと思ってたんだけど、そうもいかなくってさ」 沈んだ表情の沙桐が言うのは道場の門下生だ。 まさかの犯人の一人が師範代だとは思わず、意気消沈しているのだとか。親もまた、否定的になっている模様。 やめるかどうかは当人達次第ではあるが、最後になるかもしれないが晴れ舞台を用意してあげたいという事で、道場を公開し、試合をしようという事になった。 勿論、飛び入り参加もよしとしているが、元がそれなりに有名な道場の為、冷やかしや妨害があるやもしれない。 ただ楽しみに来ている者達につまらない思いをさせてほしくはないとの事で何か振舞ったり、接待もしてほしいとの事。あまり縁のない開拓者との語らいもいいかもと思っての事。 「何か自分で催ししたりするのもいいかも。意見も楽しみにしてるよ」 「はい。分かりました」 時間が合えばこっそり見に行こうと受付嬢は心に決めた。 |
■参加者一覧
樹邑 鴻（ia0483）21歳・男・泰 
龍牙・流陰（ia0556）19歳・男・サ 
御樹青嵐（ia1669）23歳・男・陰 
楊・夏蝶（ia5341）18歳・女・シ 
輝血（ia5431）18歳・女・シ 
蓮見 一片（ib0162）13歳・女・魔 
オドゥノール（ib0479）15歳・女・騎 
溟霆（ib0504）24歳・男・シ |
| ■リプレイ本文 「確かに、影響は考えてなかったですね」 溜息をつくのは龍牙流陰（ia0556）。 開拓者は仕事が終わればそれまでだが、依頼者達にとってはそれが終わりではないのだ。そこから生活が続く。 人というものは母の胎内にて形成されたその瞬間から繋がりを持っている。胎内を出ても、人と繋がりを持たずに生きる事はない。 別の意味で困った顔をしているのはオドゥノール（ib0479）だった。いつも付けている鎧の類を身に纏っていないから体が軽くてしょうがないからだ。 「公開試合って初めてだよ。どんなのだろ」 ぽつりと、蓮見一片（ib0162）が素直な感想を述べる。 開拓者達が剛生館へと赴けば、正門前で沙桐と合流し、中へ入る。 道場では稽古が行われていた。近々行われる公開試合の為の稽古が行われていたが、同じ剣士として、オドゥノールと流陰は彼らの中に潜む影に気づいた。 「やっぱり、集中していないようだな」 ぽつりと呟くオドゥノールに流陰が頷く。樹邑鴻（ia0483）もまた、その空気を敏感に感じ取っていた。 「翠光さんの事かな‥‥」 楊夏蝶（ia5341）が言えば、ふと、自身の記憶をなぞり、そっと目を伏せる。まさかと思った人物が禁忌に触れるという衝撃は簡単に拭いきれるものではない。 「仕事として関わった身ではありますが、やはり、私にとっても衝撃的でしたよ」 そんな会話を聞きつつ、輝血（ia5431）はそれを聞き流し、そっと瞳を伏せた。夏蝶は上座の方にて師範と一緒にいた折梅の姿を見つけた。 門下生が休憩に入ると、見た顔の開拓者の姿に少しだけ明るい顔を見せたが、すぐに翳が差す。翠光の凶行を暴き、捕縛した者達でもあるからだ。 「心ここにあらずですね」 「だって、おかしいじゃないですか‥‥どうして、あんなに強いのを教えてくれなかったんですか！ 翠光師範代はあまり試合をする人じゃなかったけど、あの師範代を倒した程の人がどうして‥‥！」 御樹青嵐（ia1669）が言えば、門下生の一人が勢いよく言葉を発する。 「でも、翠光さんって、元は刀匠の子供なのよね。強くなるというよりも、強い刀を造る事だったんじゃないかな。悪い連中には騙されちゃったりしたけど、大切な物を守りたい気持ちがあっただけなのよね」 夏蝶が言えば、門下生達が戸惑った表情をした。 「‥‥実の父上が造った刀を守る為に彼は凶行に走った。父を想えばこその事だ」 オドゥノールが夏蝶の言葉に補足する。 「翠光師範代は理解してたと思いますよ。心無い強さをひけらかす事は虚しい事というのを」 「青嵐君の言う通り。翠光さんはいつでも自分を律していた。お前達も心を逸らせていた時、翠光さんがいつも己を律しろと言ってただろ」 「いくら、自制できる人間でも、無理な事がある。翠光氏はその無理にぶち当たった。それだけの話」 静かに冥霆（ib0504）が言えば、門下生達が項垂れてしまった。 「道場をやめるにしても、ここで学んだ事は忘れないで下さい。絶対にいつか生かせる日が来るでしょうから」 真摯に流陰が言えば、門下生達は目を伏せた。 ●華を飾り立てる 前日準備が必要なものの一つに着物の調達があった。沙桐が案内すると言って向かった先は呉服問屋。屋号は『三京屋』。 見上げる輝血と青嵐がその屋号に心当たりがあった。 「いらっしゃい！」 店から出てきたのは三京屋の文字が白刺繍された藍色の半纏を来た女性‥‥天南が出て来て輝血が気付く。 案内された客間一杯に広げられた着物。桜、新緑、菖蒲、杜若、花梨、花海棠‥‥色々な花が着物を通して咲き誇っている。 「すごいね」 ぽかんとして眺めているのは一片だ。両膝を突いて夏蝶が着物を見る。 「すごーい、これ全部いいの？」 「ええ、いくらでもどうぞ。汚したら買取ね」 最後の言葉に商売人の凄みが入っていた。 「目移りというものははしたない事ではあるが‥‥」 興味津々なオドゥノールはそう呟きつつも、色々な柄を吟味している。 男性陣は襖隔てたもう一つの間にいた。天南ではない女性店員が人数分のお茶と茶菓子を出している。 「お、美味い」 かりこり軽い歯ざわりをたてるすっきり甘い黒砂糖をかけたかりんとうを鴻が食べている。 「ああも着物を広げられると百花繚乱の意味が良く分かりますね」 同じくかりんとうを食べている流陰も頷く。 「ねぇ、背の高い人用の着物ってない？」 輝血が言えば、天南がちょっと悩んでから手に取ったのは花梨の柄の着物だった。 とりあえずの見当をつけたいのか、天南がどれぐらいの背か尋ねると、輝血、夏蝶、オドゥノールが指差したのは青嵐だった。 「こっちも美形だよねー。普通の着物より、引き振袖ならまだごまかせるんじゃないかな」 「菖蒲の柄なんかないか？」 探し出す天南にオドゥノールが言えば、ちょっと待っててと言い、天南が部屋を出て、暫くすると、紙に包まれたものを持ってきた、手を離し、他の着物の上に乗ったのは水辺に咲く菖蒲の姿。 「多分、これがいいんじゃないかな」 天南が言えば、女性陣の意見が一致した。 「簪も見せてくれる？」 夏蝶が言えば、天南は頷いて簪を持ってきてくれた。 飾り付ける衣装は全て揃った。後は当日を待つばかり。 ●飛び込み歓迎冷やかしは非歓迎 公開試合当日、開拓者は朝早くから起きて準備を始めていた。 男性陣は会場の準備、敷物や傘等は折梅が前日に用意していて、後はセッティングするばかり。天気も快晴だった。 「ハレの日には丁度いいね」 満足そうに言う冥霆が傘を立てる。 「全くだな。いい一日にしないとな」 道場の戸を外している鴻も頷く。 「油断は禁物でしょうね」 そっと溜息をつく流陰に沙桐が困ったように笑う。 「冷やかしに屈するようじゃ、剣士としてまだまだだと思うよ。昔は栄えた道場だけに色々と昔の柵とかもあるから。これを気に嫌がらせが困りものなんだけどね」 「確かに、そうだよな‥‥」 その言葉が身に沁みているのは鴻かも知れない。家族に劣等感を感じる故に冷やかしの言葉は心に刺さる。冷やかしに立ち向かえる強さを持つのは剣士だけではない。だが、身体を傷つけかねない嫌がらせは防ぐべきものだ。 「度を過ぎた悪戯を理解できない剣士とは情けない限りだな」 「そんな人がいないように祈るだけですね」 嘆かわしいとばかりに溜息をつく冥霆に流陰が頷く。 台所の方では美味そうないい匂いが漂っていた。 一方、台所では女性陣プラス、青嵐が接待用の軽食やお菓子を作っていた。 料理が得意な青嵐と夏蝶が先だって作業を進める。 青嵐は太巻きやいなり寿司といった軽食。昨夜の内に椎茸や干瓢、油揚げを甘辛く煮て一晩置いたものを使っている。ふんわり甘い香りがする玉子を焼いている青嵐の横で一片がじっと見つめている。 「おいしそう」 そんな呟きを青嵐は聞きつつ、焼きあがった卵の端を切り落とし、一口サイズに切った卵の端を小皿に入れて一片に差し出す。 「味見してください」 一片が遠慮なく口に一口放り込むと、他の女性陣も摘みに来て、小皿の中が空になる。 作業は再開され、オドゥノールはいなり寿司のシャリ詰めをしていた。普段から料理するという事には慣れていない彼女にとって、この作業は中々に大変な模様。 オドゥノールに対し、輝血はてきぱきと作業をしていた。綺麗に出来上がる輝血のいなり寿司とは違い、どうしてだとオドゥノールは疑問で一杯だ。 「先に油揚げの中を空けて少し、シャリを握ってから入れるといいですよ」 折梅が襷掛けをして前掛け姿で手伝いに参加する。オドゥノールがそれに習ってやると、少しだけ綺麗になった。 お菓子作りでは一片が汗をかきながら鍋の中を混ぜて水分を飛ばし、冷ました漉し餡を丸めていた。 「餡子作るのって暑いねー」 火の魔法を得意とする一片にとって、火は身近な物だが、これは重労働だった模様。 「もう少しで桜餅の生地が出来るわよ。頑張って！」 もう一方で、夏蝶が鍋をかき混ぜて桜餅の生地を作っていた。暑いはずなのにどうして夏蝶は汗をかいていないのだろうかと一片は夏蝶を見ていた。 準備が終わるまでもう少し。 開拓者は試合の間は接客と応援に回る。四組に分かれて、本戦に入ったら担当の選手を応援するというものだ。 男女で４組となるので、見栄えも丁度いいだろう。一組を除いて。 「ちょっと！ ノールさん！ 痛いですよ！」 準備用の部屋にて叫んでいるのは青嵐。オドゥノールに抗議をするが、彼女はお構いなしに青嵐のコルセットの紐をギリギリと締め上げている。 「まだまだです」 「すごいねー‥‥」 呆れ返った一片が一瞥しつつ、天南に着物を着付けてもらっていた。彼女が着付けてもらっている着物は満開の桜が散り行く桜吹雪の柄だった。 「苦しくない？」 「普段は巫女袴だし、平気だよ」 「よかった。じゃ、簪付けようか」 確認する天南に一片が一つ頷いた。 一方、男性陣もいつもの服装とは違った着物を着ている。 「羨ましいとは流石に言えないねぇ」 のほほんとしている冥霆に鴻と流陰は引いている。女の子に構われるのは嫌いじゃないが、アレは遠慮したい。 「ちょっとどころじゃないですけどね」 ぽつりと呟いた流陰が切な本音を呟いた。向こうでは輝血が青嵐の脛毛を反ると言い出していた。見事な完璧主義に沙桐が青嵐に合掌した。 ●合戦だ！ 案内人として何人かが正門の前に立った。結構人が来ていて、道場を卒業した門下生が来てくれていた。 門下生達はこういった試合に臨むのが初めてな者も多く緊張を隠せなかった。 「ご主人様、身体をほぐせるよう、お手伝い致します」 そう言って来たのは輝血だった。流石は演技の達人、今日はジルベリアのメイドさんらしく振舞っている模様。 「ええ！？」 輝血の豹変に門下生達が驚いている模様。向こうでは美しく変身した青嵐がじっと輝血を見つめていた。 「ジルベリアでは女中はこういった服装をする」 端的に述べているオドゥノールだが、その雰囲気はとても明るいというか、浮かれている。青嵐を締め上げた後、天南に捕まって着替えさせられたのだ。 オーダーは冥霆で、やはり女性という者は華やかであるべきだと彼は言ったとか言わないとか。 「華やかであればあるほど引き立てやすいではないか」 実に分かりやすい。 正門前で困った顔をしているのは一片。試合を楽しみにしていると一見して分かる者もいるが、一見してそうではない者もいる。 穏やかそうな顔をしているが、瞳が酷く冷えている者。大人に対し、警戒心がある一片にとってこういった人物を本能的に否定したい所だ。だが何かをするわけでも言うわけでもないので通すしかない。勝手に止めてはかえって道場の不利だから。 「何かあれば、俺達が止めればいい」 一片の様子に気づいた鴻が言えば、一片は頷く。 試合は飛び込みもあってか、中々盛り上がっていた。 本戦に上がれる最後の一人を決める試合の時、何かを投げようと懐から手の平サイズの竹のような物を取り出した男がいた。 「そこまでです」 「ご主人様、そのようなものは私めがお預かりします」 流陰と輝血に止められて何とかなったりしていた。 「美味しいわね。もう一つ頂ける？」 「いくらでもどうぞ」 ご婦人が夏蝶の桜餅を気に入り、もう一つ所望する。作り手しては美味しいと言われたらやはり嬉しいもの。夏蝶は嬉しそうに桜餅を渡す。 本戦が始まるのは小休憩してから。 その間を繋いだのは鴻だった。 今回の事を聞き、励ましてあげたいと思ったからだ。 朱槍を手に鴻が道場にて演舞を始めた。 雄雄しく、繊細なその舞は清廉なる挫けぬ心を伝えるもの。鴻の生い立ちもあればこその伝わるものがあるのかもしれない。 本戦は開拓者による応援合戦。 「今までの稽古をぶつけてきてね！」 元気よく門下生の景気を付けたのは一片だ。声が通るのは夏蝶主催の発声練習のおかげだろうか。 「おお！」 雄雄しく立ち上がる門下生を見送った。 「よぉっし！ いい攻撃だぞ！」 対戦中の門下生のに声を上げるのは鴻。周りの門下生も巻き込んで応援中だ。 一方、流陰と青嵐は門下生や、飛び込みの青年剣士にも気を楽にするように声をかけていたりした。 「横取れるぞ横ーーー！！」 興奮して折角着付けた着物を肌蹴させかけているのはオドゥノール。沙桐が一枚膝にかけてやり、世話を焼き、冥霆が肩を竦める一面もあったり。 勝者を決める一戦は夏蝶・鴻と輝血・流陰が応援している者達。 立ち上がったのは夏蝶。色鮮やかな新緑の着物を羽織っている。ぱらりと、扇子を開き、舞う姿は勝利を呼び込む新緑の姫巫女のようだ。 負けじと立ち上がったのは輝血。足首手首を覆うメイド服を一瞬にして脱ぎ、下は動きやすそうな丈の短い着物姿。赤い紐で作ったぼんぼりを片手ずつ持って、軽快に輝血が踊る。ジルベリアに伝わる応援と言っているが、オドゥノールには心当たりがなかった。 決勝試合のように華やかな応援合戦に皆が心を奪われる。 最後の一戦はとても盛り上がった。 試合が終わると、門下生の両親が是非とも引き続き子供を頼むと師範に申し出た。門下生達もようやっと出来た試合に満足はあれど、上を目指したい気持ちが現れたようで、やる気に溢れている。 親と帰る門下生は帰り際、笑顔で開拓者達に礼を言った。 まだ壁にぶつかる事があるだろうが、きっと、大丈夫。 その後は師範が供された客室で宴会が行われていた。 ちょっと過ぎた悪戯はあったが、未然に防ぐ事が出来て、冷やかしもあったが、屈する事無く門下生は試合を全うした。 意外と準備した料理は残らなく、いなり寿司、軽食の類は門下生達に食べられてしまったのが一片には残念だ。 「まぁまぁ。こちらの五目稲荷でも」 青嵐が一片に差し出せば、嬉しそうに一片が稲荷寿司を食べる。 「そういや、まだ匠は見つかってないんですよね」 流陰が言えば、沙桐は頷く。 「今調べてもらってる。山深い所にあるらしいから、ちょっと時間がね」 「竜で行く訳には行かないね」 ふむと、考えるように冥霆が杯の酒を空ける。 「沙桐さん、匠助けたいから、誘ってよ」 夏蝶が言えば、沙桐が頷く。そんな様子を見た輝血が沙桐の杯に酒を注ぐ。 「知らない仲じゃないんだから、遠慮しなくていいよ。依頼出したら請けるし」 「玄人らしく無垢に仕事をこなしてくれる。俺達の強欲を通し、真に咲く華でいてくれ」 笑う沙桐に輝血は仕事を褒められた事しか理解できなかった。 武天の山奥に鉄を打つ音がこだまする。 見張られている事に気づく者などいない。 それは強制されてやっている事ではない。 男が一人、夜空を見上げた。 「翠光‥‥」 時折、思う子供の姿。 男は振り払うように鉄を打ち始めた。 仕事が楽しい。生きがい。それだけ。 誰もがここを極楽か何かと勘違いしている。 |
