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■オープニング本文 神楽の都の開拓者ギルドにてギルド受付員の真魚が飛脚より手紙を受け取った。 「あら?」 差出人の名前を見て何かの手違いだろうかと思い、中を見やれば納得した。 「どうしたの、真魚ちゃん」 依頼を探しにきた沙桐が真魚に気づいて声をかけた。 「あらあら、熱い新婚さんがいらしました」 くすくす真魚が微笑むと、沙桐は頬を染めてしまう。 「やだなぁ‥‥からかわないでよって、それ、柳枝の見世の楼主じゃないか」 「ええ、中を確認したら、該当される方へ渡してほしいと書いてありました」 沙桐が差出人の名前を言えば、真魚は頷いた。 「とうとう身請けするんだ」 「決心ついたのですね。でも、これって、証人がいるみたいですね」 「それはいざとなれば俺がなるよ。あ、でもあの人が名乗りでそうかも」 今まで嫌悪の表情をむき出しにしていた沙桐がちょっと嫌そうな顔で住むのは時が過ぎた証拠だ。 柳枝太夫の影の後見人にして、沙桐の叔父である緑萼との亀裂も少しは修復されたのかもしれない。 「それは貰主様に決めていただきましょうよ」 「そうだね。届けに行くなら俺もついていこうかな、なずなや春玉も気になるし」 なずなと春玉は緑萼に付いているシノビで、繚咲北部の魔の森の主であった百響の調査で百響に捕らわれた経緯がある。 百響に魅了の術をかけられて開拓者達の手で救出され、現在は繚咲南部の天蓋という里で療養中だ。 そろそろ身体も回復され、後方待機の禁もとけるだろう。初夏の時期もあり、高砂の川遊びに連れ出せるかもしれない。 「今回の集まりに来なかったらどうするの?」 「責任を持ってこちらでお預かりします。身代金持参の期限は書いておりませんし」 素朴な疑問を沙桐が真魚に投げるとあっさりと答えた。 「とりあえず、待つのみだね。依頼書よろしくね」 「はい」 沙桐が自宅に帰るためにきびすを返すと、真魚は一礼して見送った。 証文 一、柳枝太夫を私の妻にいたしたく一筆申し上げます。 二、柳枝の衣類を初めとする荷物全てを引き取ります。 三、柳枝を引き取る際の身代金、金百二十万文用意します。 柳枝太夫の体重分の金子と酒宴代とします。 四、柳枝を引き取った後、無法をして柳枝と離別する事があれば金子六十万文と家を添えてひまを与えます。 貰主 証人 |
■参加者一覧
鷹来 雪(ia0736)
21歳・女・巫
御樹青嵐(ia1669)
23歳・男・陰
珠々(ia5322)
10歳・女・シ
輝血(ia5431)
18歳・女・シ
溟霆(ib0504)
24歳・男・シ
白雪 沙羅(ic0498)
12歳・女・陰 |
■リプレイ本文 今回の依頼を受けた溟霆(ib0504)は真魚より一通の手紙を渡された。 自分は遊女‥‥それも一地方領地とはいえ、花魁を妻として娶る事が許された者。 彼、溟霆はシノビだ。 常日頃から心を揺るがさないよう鍛えられているが、彼の中に芽生えた感情はたった一枚の紙に動かされてしまう。 ただの闇霧であった彼に対偶たる柳光が降りてくる。 胸が締め付けられるように嬉しくてたまらなくて、シノビにも聞こえないように「畜生」と呟いた。 「柳枝さんって、どんな人なのでしょう」 お嫁さんと言う言葉にわくわくしているのは白雪沙羅(ic0498)。 「母親の香陽さんと似てますよ。あの方を若くした感じです」 説明するのは御樹青嵐(ia1669)。彼は何度か柳枝に会っている。初対面で女装されたのは今はもういい思い出だ。 「証人、なるよ」 挙手をしたのは輝血(ia5431)。 「私もです」 鷹来雪(ia0736)もまた挙手をするが、一言付け足した。 「出来る事なら、沙桐様と緑萼様にも証人になっていただきたいです。なので、私は名を連ねませんが、証人です」 雪の優しさに溟霆は微笑む。いつもの飄々とした表情の中に嬉しさがしっかり感じ取れる無垢のような微笑。 「いいよ、雪。書いちゃえ。雪はもう領主の嫁なんだから、許されるよ」 強引な輝血の言葉に珠々(ia5322)も頷く。 「俺も付いていくし、丸め込むよ」 「雪君は沙桐君と一緒に連署してもらおうか」 更に溟霆と沙桐が頷く。 「はい!」 嬉しそうに雪が頷くと、その場で証人となれる開拓者達が署名を行った。 ● 繚咲入りをした開拓者達が向かったのは鷹来の本屋敷。 「そういえば、初めて入る気がします」 ポツリと呟いたのは雪だ。 思い出したのは天香の攻撃に肩をやられた折梅の姿だった。 「もう大丈夫だよ」 沙桐が雪に囁くと彼女は一つ頷いた。 そう、永い事繚咲に巣食い、我が物としてきた古きアヤカシはもういないのだ。 本屋敷の中枢にいるのは沙桐の叔父である緑萼だ。溟霆は彼にも証人となってもらおうと考えている。 「皆さん!」 明るい声で開拓者達に声をかけてきたのは貌佳の領主代行である泉。 今は緑萼の下で領主に関する仕事を叩き込まれている。 「元気だった?」 「はい!」 溌剌とした様子の泉に開拓者達は安堵する。 「早く領主として貌佳に戻らなくっちゃなりませんから!」 ぐっと拳を握る泉だが、彼らがここにいる事に首を傾げる。 「なにかあったんですか?」 「あー、うん、緑萼殿に用事が‥‥」 少し挙動が落ち着かない溟霆に泉は不思議そうに首を傾げる。 「そうなんですね。今は大理様もいらっしゃいます」 泉の言葉に溟霆は少し複雑そうな顔をしていたが、とりあえずは泉の案内に従う。 緑萼の部屋に入ると、高砂領主の大理と文机を合わせて淡々と打ち合わせをしていた。 「開拓者諸氏、よく参られた。息災で何よりだ」 筆を置いた緑萼が開拓者を招き入れる。泉がお茶を用意させると言って一度退出する。 「柳枝の身請けの件か」 「左様」 緑萼が本題に入ると溟霆は頷く。 「証人として緑萼殿に一筆頂こうと」 ふむと、緑萼が証文を見やると新緑の瞳を瞬かせた。 「それでも、貴殿の名を頂きたい」 貴方は柳枝を護った人だから。 シノビである溟霆だからこそ、柳枝の両親の行方が知れなくなってなお、生きていれるのか理解している。 故に名を連ねたら彼女が喜んでくれるかもしれないと無意識の中で思って‥‥。 「承った。雪殿、輝血殿の件で何か言われたら私が前に出よう」 そう宣言して緑萼が迷うことなく一筆いれ、小刀で親指に傷を入れた。 大人達の姿を見ているのは沙羅と珠々。 この二人はまだ未成年であり、証人にはなれなかった。 「大人じゃないと証人になれないんですね」 いつも元気いっぱいの沙羅だが、今は少ししょんぼりしている。 「気持ちは嬉しいよ。だから、きちんとけじめつけてくるよ」 沙羅の言葉を拾った溟霆が応える。 「‥‥はい」 こっくりと頷いた沙羅がはっと顔を上げる。 「それでしたら、皆さんが帰ってきたらお祝いします!」 沙羅が提案すると、珠々も頷く。 「この調子ならすんなり身請け時期も決まるだろう。前祝だな」 「はい!」 大理が声をかけると、沙羅はいつもの元気を取り戻した。 ほどなくして、お茶の用意をした泉と柳枝の両親が入って来た。 父親の千島の方は静かで、表情を崩してないが、母親の香陽は嬉しさでもう泣いている。 「‥‥あの子を宜しくお願いします」 「ありがとうございます‥‥」 因みに香陽は嗚咽がこらえきれなくて声もろくに出せず、千島に宥められている。 祝言挙げたらどうなるんだろうかという疑問が残るが、無事に挨拶が終わった模様。 ● 「沙桐様、しっかり見届けてくださいませ」 「うん、ありがとう。みんなの気持ち、しっかり楼主に伝えてくるから」 送り出したのは雪を始めとする女性陣。 「ま、頑張ってきなよ」 気楽な様子の輝血が溟霆に声をかける。 同じシノビとしても、一個人としても溟霆が身請けるという現状は意外という様相だった模様。 それはお互い様というのは輝血にはまだ気づかないのかもしれない。 いざ、花街の門をくぐると、どよめきが走る。 それもそうだろう、繚咲を統治する領主とその代行、小領地高砂の領主、護衛として天蓋の護衛部隊隊長の蓮誠が堂々と現れたのだ。 取り締まりか何かと思われたが、先頭を歩いているのは溟霆と青嵐の後ろについていっている。 溟霆が誰の旦那であるかは明白。 それなりに賑わっている大通りが彼らの為に道が開けられている。 繚咲の太夫、柳枝が所属する見世へ。 見世に着いた途端、見世の中は玩具箱をひっくり返したような騒ぎだ。 程なくして身請け金を持ってくるだろうとは思っていたが、立会人にこの面子で来られるとは思っていなかったようで慌てている。 「楼主、証人集めてきました。そして、身請け金も」 「畏まりました」 証文に溟霆の名の隣に添えられた彼の真の名を見た楼主は確認して溟霆達を大きな広間に連れ出した。吹き抜けとなっており、遊女も客も吹き抜けから彼らを見下ろしている。 「見世物ですね」 「仕方ないよ」 中央に用意されているのは大きな秤だった。 太夫を身請けする際に太夫と持参金を秤で測る為の者。皆が見ている前で金が足りないだなんて恥はかけない。 柳枝の支度が終えると、皆の前に姿を現した。 見事に着飾られた柳枝は不夜城たる花街の陽光そのもののように輝いていた。 「見蕩れてる場合じゃないですよ」 「‥‥君が愛しの彼女に見蕩れている時の顔をよく知っているよ」 青嵐の軽口に溟霆は何とか言い返す。 柳枝は皆に一礼した後、大きな秤の皿に乗せると、禿達が秤の皿に着物の裾を乗せる。 「持参金はこちらだよ」 溟霆が金を差し出すと楼主達が恭しく預かり、金を乗せていった。 静かに秤の皿に金が乗せられて行く。 「そぉーれ! 太夫をあげられますかっ」 載せる度に太鼓持ちや芸者達が囃子たてて歌い立てる。その音に乗せられて客も遊女達も手拍子を叩いていった。 音が響き、建物自体が揺れているようだと誰もが思ただろう。 太夫を見受ける事がこの男に出来るか皆、気になるのだ。 秤の針はぴったり頂点を指した。 尚も金は余っている。 「おめでとうございますーーーーー!!!」 その場にいた全員の声が溟霆に降られ、真っ白い紙吹雪が二階から振りまかれた。 「溟霆君、おめでとう!」 「おめでとうございます」 沙桐と青嵐が声をかけると溟霆は「ありがとう」と答え、立ち上がって柳枝の方へ向かい、手を差し伸べる。 繚咲の太夫の身請けが正式に決まった話は瞬く間にひろがった。 ● 一方女性陣は祝いの宴の準備にかかる。 珠々は買い物がてら、天蓋へと向かった。 時間が勿体無くて先に連れて来ようと思ったのだ。なずなと春玉を連れて来られたら叔父さんが喜ぶかなと思いつつ。 天蓋領主の庵で預かられている二人は珠々の見て深々と頭を下げる。 珠々は血は繋がっていないとはいえ、折梅の曾孫に当たり、自分達を救ってくれた開拓者のひとりなのだから礼を尽くさねばならない。 「もう、傷はだいじょうぶですか」 恐縮される事に珠々はむず痒く思いつつも二人に声をかける。 「はい、大丈夫です」 「そろそろ、任務に戻れそうです」 二人の言葉に珠々は安堵して、宴に誘うと、二人は顔を見合わせる。まだ天蓋から出てもいい許可が出ていないようであった。 「折角だから行って来るがいい」 ひょっこり顔を出した天蓋領主の言葉に二人はわっと表情を明るくするが、二人は困ったような表情を見せる。珠々が尋ねれば、外に着ていける着物がないそうだ。 「何かありませんか‥‥」 天蓋領主に訴えると、彼は奥から小奇麗な小袖を二人分出してきた。 「緑萼様からの預かりものだ」 「おおおじさんはなかなかやります」 ぽつりと珠々が呟いた。 その後、女子だけでしょっぴんぐを珠々は思いっきり堪能して宴の準備に戻った。 「珠々様、お帰りなさいませ」 笑顔で雪が迎え入れると、珠々の顔色はなんだかつやつやしていた。 「色々と買ってきました」 「ありがとうございます。今日は橙は少なめにいたしますね」 こっそり呟く雪に珠々は表情だけそのままでも嬉しそうな雰囲気を醸し出す。 「大理さんは太っ腹です」 沙羅も買い付けを終えて戻ってきた。行く前に大理は高砂でも高級な料亭をあっさり貸切にさせ、他の客が不満足にならないように色々と手を回したようだった。 共に付いていった高砂のシノビ達は「あの方はなんだかんだで面白い事が好きですから」と言った。 「折梅様が好きな銘柄はこちらでしたっけ?」 「そうそう、季春屋のやつ。あそこの方も元は遊女だもんね、元気だろうけど」 折梅の名前を聞き、珠々はあっと、思いつくと、料亭の仲居に案内されて青年が現れた。 「常盤様、ご無沙汰してます」 深見領主の常盤が現れた。大理のシノビに急用だと呼びつけられて急いできたようだった。 雪が説明すると、常盤はとても驚いていた。 「それはめでたいですね。私も馳せ参じたかった」 深見領主まで集まったらそれはそれである種大変な事だろうと思えるが、それはそれで。 取り急ぎ、雪と沙羅と珠々と一華で料理を始める。 沙羅が少しでも皆の作業を減らす為にお勧めの料理を配達してもらったので、いくつかの品を作る事でで終わった。青嵐が戻ってきても仕上げを手伝う程度で済むだろう。 「一華様もお久しぶりですね。最近は泉様と共にいらっしゃるのですか」 「勉強する事もまだまだありますが、いつか雪さんと沙桐様が繚咲に戻る事をお待ちしてます」 一緒に料理を作っていた一華が言葉を返す。 「はい」 雪が微笑んで頷くと、玄関のほうが賑やかになる。男性陣が来たようだ。 準備も早く終わって宴となる。 「身請けする時期はいかがされたのですか?」 雪が溟霆に尋ねると、来月と返した。自分と沙桐にしてもらった事をしようと思ったのが、とりあえずは先延ばしになったようだ。 「まだ詳しい日取りはもう一度ギルド宛に手紙をよこすとか言っていたよ。新しい花魁の人選とかもあるみたいだし」 「引継ぎというものですか?」 きょとんと雪が瞳を瞬くと溟霆は頷く。 「花魁にも引継ぎの儀式があるようだよ。次の太夫候補は別の見世の人かなとぼやいていたよ」 「それって、経営に響かないの‥‥って、あそこは天蓋の者がやってるんだっけ」 祝いの席なのでいつもお酌され役の輝血が溟霆に酌をしつつ話に入る。 「それでも経営はそこそこ出来てるようだし、平気みたいだよ。楼主も彼女を心配してたみたいだしね」 「お嫁さんと一緒になれるの楽しみですね」 沙羅も会話に加わると、溟霆は「大人をからかうものじゃないよ」と困ったように笑う。 「私もお嫁さん貰うんですよー」 沙羅の爆弾発言に全員がぎょっとする。 「婿殿か」 くすっと、大理が笑えば、沙羅は「お婿さんじゃないです!」と可愛らしく頬を膨らませる。 「お婿さんじゃないです! お嫁さんです。孤児院の子供がいいよって言ったら。引き取って二人で育てるんです」 えっへん! と胸を張る沙羅に繚咲の大人達が驚くが、開拓者達は納得できた。 「ええ、そうですよ」 さらっと肯定したのは青嵐だ。 「どういうこと、青嵐君!」 「さ、参りましょうか」 優しい声音で青嵐が促す相手は輝血だ。 「うん」 雛のようになにも疑わずに輝血は青嵐と共に宴の席を立つ。 青嵐が輝血を連れてきた場所は高砂の船遊び場だ。 二人が船へ乗り込んで高砂の夜の川を流れる。 夜は随所に灯籠の明かりがあって幻想的に思える。 「灯籠がなければ真っ暗ですね」 「そうだね」 ちらりと夜目で見た青嵐は酒精のせいで肌が赤そうに思えた。 きっと青嵐はあれくらいで酔っぱらうような人でない事も輝血は知ってる。あの宴会場は少し暑かったから青嵐の肌が赤いのだ。 輝血の手の甲に触れた温かさに気づくも彼女はその手を動かすことはしなかった。 優しく包み込むその手が熱かった。 驚いたけど、人の肌とは、男の熱とはこんなに熱いのだろうか。 知らないわけではない。けれど、輝血には衝撃的だった。 そう、嫌じゃないことが。 「青嵐はまっすぐだね」 「輝血さんへの気持ちに嘘をついても仕方ありません」 素直な輝血の感想にやっぱり青嵐はまっすぐ答える。 その答えにもくすぐったくて輝血はどんな顔をしていいか、どんな返答をしていいかわからない。 自分は今まで「生きるため」ならなんでもできた。 今は何もできない子供とかわらない。 青嵐は大抵のことは出来た。 あまり困った記憶はそれなりにあったと思うけど、今、目の前の彼女に対しては形振りかまっていられない気がした。 数度、思いを告げた。 彼女を思う気持ちが止まらなかったのが一度目。 彼女を思う気持ちが溢れたのが二度目。 今、青嵐は輝血の手を握っている。 嫌がられることもないのが救い。それよりも気になるのは・・・・ 「しらないは、こわいね」 青嵐は「はい」とだけ返事をした。 輝血さん、貴女は気づいていますか。貴女の瞳が悲しみの色を帯びている事を‥‥ ● 歌を歌って気持ちよくなった沙羅は疲れて雪の膝で寝ていた。 「寝てしまいましたね」 「沙羅ちゃんも親か」 ぼんやり遠くを見ている沙桐に雪は首を傾げる。 「あのさ・・・・ギルドで雪ちゃんの名字が変わったのを見て、俺、凄く嬉しかった」 「無事に柳枝様をお迎えになられるといいですね」 新婚さんならではの会話を小声でかわし、二人は微笑み合う。 「珠々殿、何をかかれているか」 「おばあさまにお手紙です」 「では、先ほどの沙桐達のやりとりをだな」 「おばあさまに伝えます」 後日、折梅の下に手紙が届き、彼女は孫息子をイジり倒そうと心に決めた。 |