【北戦?】ぴぃち変身!
マスター名:白河ゆう 
シナリオ形態: ショート
相棒
難易度: 易しい
参加人数: 8人
サポート: 0人
リプレイ完成日時: 2011/12/21 00:51



■オープニング本文

「国の大事。無論、財も手の者も供出する事に異存はありませんがのう」
 御用屋敷の一室に招かれて、改まった神妙な面持ちで返す野崎 士座衛門(のざき しざえもん)。
 屋敷の主は懇意にしている町の治安を司る役人である。手入れは行き届いて清廉だが殺風景。
 仕えるお抱えの志士達はこの頃勃発した不穏な情勢に往生していて、猫の手も借りたい有様。
 しかし元々苦しい台所事情である。徴発増強して補おうにも蔵の金子が心もとない。
 臨時とはいえ宮仕えの士をこれ以上には増やせなかった。
「双菱隊であれば市井の各々にも知れておるし、治安の一端を常から担って貰って信頼も厚いから」
 便宜を図ると言っても私も木っ端役人の身であるし、たいして報いる事はできぬのだが。
 生真面目を絵に描いたような男は腕を組み、元々苦労の皺が深く刻まれた眉間を更に寄せる。
「なぁに。構わぬよ。町の日常の仕儀は任せて戴いて、周辺の里へもっと人員を出すとこちらも助かりますわな」

「と、いう事で双菱隊は全部お役人の采配で使って戴く事にしたわい」
「あらまあ旦那様にしては太っ腹ですこと。ダメですよ、周囲に若い女子が居ないからってあちこちに手を出しに歩いては」
「出歩かなければ良いのじゃな」
 うむうむ。女中頭のたしなめを自分の都合の良いように曲げて聞き流し、心配ないわいと頷く。
「身辺のお世話はちゃんと、この加代が見ますから……」
「わしには、ぴぃち隊がおるもんね〜。ふふ〜ん♪」
 完全に背を向けて文机に向かった主の背中に、大きな溜め息を吐く。
「また、性懲りも無く」
「加代、使いの者を開拓者ギルドに出す用意をしてくれ。今文を書いたら持たせるからの」
「はいはい」
 開拓者ギルドだって今大変な修羅場だというのに、この人は。
 何を頼むつもりなんだか。

『アヤカシの跋扈に不安蔓延する民の意気高揚の為、ぴぃち隊の訓練演習を執り行う』
 と、格好よく書き始めてみる。
 その後ろに『新人隊員も随時募集☆大歓迎はぁと』と軽い調子で書かれてるので既に台無しであるが。
 いい年した爺が文に☆やら、はぁとなど書くなと。よりによって直筆とかもう。
 実際やるのは、ただの士座衛門の道楽である。
 心配ない。町の者だって判っている。あの士座衛門なのだから。
 金も実力もある有力者として敬意は払われているが、奇矯な爺である事は界隈では有名。
 不安も脇に退けて、見世物が面白そうだから皆ちょっと集まろうじゃないか。
 士座衛門が何か見せるっていうんだから、当然結構な美少女が登場するに違いない。
 何のかんのと物見高い連中は、楽しみを求めて大勢集まってきたのであった。

「なかなかこう見えてわしも多忙な身でのう。衣装は作ったんじゃが、呼び集める時間が無くて」
 用意された『ぴぃち隊』のお仕着せは形だけなら地味。薄桃色も上品な単衣。帯は渋い茶縞。
「なんとこれには工夫が凝らされていてな。帯をするりと引くとあら不思議!簡単に全部ひらりと単衣も一緒に脱げる仕様じゃ」
 意味があるのかそれ。という冷たい視線を浴びせかけた者は居ただろうか。
 そんな固い頭ではぴぃち隊の隊員など務まらない。
「町娘姿から華麗に変身!戦闘装束に一瞬で変化した美少女が悪を討つ、なんと美しい事か!」
 できれば変身の仕方も一人一人個性があった方がええのう。
 前回登場の仕方は色々練ったが、その前に一段仕掛けが欲しくなったので考えた。日々無駄な事を妄想する爺。
「さあ、町で実際に演習を……」

 ところが始めようと言うところで、町に大挙して小鬼達がやってきた。ざわめく群集。
 慌てて民達の避難誘導を始める双菱隊の娘達。
「皆の衆よ心配ない!さあ行くのじゃ、わしの可愛いぴっちぴっちのぴぃち娘達よ〜」


■参加者一覧
斑鳩(ia1002
19歳・女・巫
猫宮・千佳(ib0045
15歳・女・魔
シュネー・E(ib0332
19歳・女・騎
禾室(ib3232
13歳・女・シ
プレシア・ベルティーニ(ib3541
18歳・女・陰
ルー(ib4431
19歳・女・志
リンスガルト・ギーベリ(ib5184
10歳・女・泰
エルレーン(ib7455
18歳・女・志


■リプレイ本文

●ぴぃち☆変身!
(退避は万全ですね。さあ暴れますよ〜、無粋なアヤカシは殲滅ですっ)
 ぴぃちのお仕着せを纏った周囲は完全に開けている。これから何が始まるか皆が見て、あ、士座衛門さんも見てる。
 斑鳩(ia1002)は炎の幻影揺らめく牌紋を両手に鮮やかな回転。
「今日の標語は一日☆一殺!ぴぃちほわいと!」
 帯を引いたらあら簡単。いつもの白旗袍に早変わり。
 利き手をくるりと可愛らしく回して小指、人刺し指、親指を立てて目元に、ぱっちりウィンク。
(我ながら完璧な流れです。これは決まりましたね!)
 あ、あれ皆さんの視線が違いませんか。どういう事です!?
 裾がまくり上がってるとかそれ計算してませんよ。
「み、見ないで下さい!これは違うんですよ!」
「さすがルガちゃんじゃのう。町の民の為に一肌脱ぐ、その心意気ぴぃちの鑑じゃわい」
「そういう意味じゃありませんからっ」
 ああ、今回こそは完璧だと思っていたのですが。飛ばないから足元油断していました。

 期待の視線が集う中、悠然と棺に歩むリンスガルト・ギーベリ(ib5184)。
 町場に明らかに似合わない縦置きにされたそれ。精緻な金細工で薔薇の紋様が刻まれた真紅の存在感大なる物。
 何かに使うに違いないと固唾を呑んで見守る中、いったい如何するのか。
 ガタリ。薔薇の芳香が噎せ返る程にリンスガルトの胸に広がる。
 紐をするりと引くと茨が棺の外へと広がり、シースルーの緑と真紅に溢れたカーテンが彼女を包む。
「……拘束霊衣解除。モード、ツェペシュ」
 するりと薄桃色の衣が足元に落ち。未発達の裸身が金色の波に隠れ揺らめく。
 大量の精霊の気が辺りより吸い込まれるように彼女へと集い身の内側より薔薇よりも眩い真紅が煌々と。
 両手で押し上げた紅を帯びた黄金。
(あいたたたた……)
 茨のカーテンに髪が絡み、ちょっと涙目になったのは彼女だけの秘密だ。外からは伺い知れない。
 ノワールのボトムを装着し、本来ウェストを飾るチェーンベルトを平たい胸部に巻き。
 黒、銀に飾られた身体。そこへ重ねられる真紅の改造サーコート。一対の黄金の魔槍には黄薔薇が伝う。
(感じるぞ、民の期待する想い。しかと妾が受け止めたぞ)
 カーテンを再び収納する紐を引き終わると同時に爪先が軽やかに地を蹴り数メートルを跳ぶ。
 黄金の髪と真紅のサーコートをたなびかせ、槍の演舞を交差させた位置で決める。
「血塗られし薔薇、深紅纏う串刺し公女…ぴぃちぶらっど!」
 それにしても、随分とすーすーするが。まぁ、動けばこの位なら温まるであろう。
 サーコートが前全開にしつらえ直してあるので、水着に鎖を纏っただけでは寒いのは当然である。
 穂も色を変えて頭を垂れた秋なのだから。

 誰が呼んだか一陣の木枯らしが枯葉を巻き込んで吹き抜ける。
(ふ……絶好のタイミングという奴じゃのう)
 乾いた音を立てて寄せられた葉が、禾室(ib3232)のサンダルに当たりながら足元を廻る。
 滑らかな肌を見せる木刀を高々と、いや禾室の背丈なのでそれほど高々でもないが気持ちだけは高く突き上げ。
 足元からぶわりと木の葉が大量に舞いあがり、彼女の姿を覆い隠す。
 雲間に隠れていた太陽が彼女の真上で姿を現し、木の葉が消えると同時に眩く照らし。
 くるりとその場で回りながら引く帯。フリフリに縁取られたミニスカメイド服の裾が拘束を解かれて広がる。
 お仕着せの中に隠れていたふさふさの尻尾も元気よく登場。
 ……木の葉隠れを使う意味は何処にあった。そんなのを尋ねるのは野暮だ。注目の演出という奴である。
「悪〜い悪党、アヤカシはぁ!お帰りくださいませ、ご主人様!ぴぃちぽんぽこ参上!」
「悪いアヤカシがご主人様なの〜?」
「い、いやそれは言葉のあやっていう物なのじゃ。語呂が良かったからつい、のう」
 プレシア・ベルティーニ(ib3541)の天然入ったツッコミに顔を赤くする禾室。
 そこ、空気を呼んで突っ込まないの!
「ボクもかっちょ良く変身するんだよ〜♪めたもるふぉ〜す☆」
 ぼわんとどでかい龍の幻の登場に目を丸くする観衆。空を舞う隊員単衣と純白のローブに狸皮の外套。
「ぷわあっ」
 すっぽりと被って完成、ぴぃちこんこん。三角お耳の前に手を挙げて。
「はぁい、ぽんぽこあんどこんこんのもきゅもきゅ食べてる方でぇ〜っす♪」
「あ、それ本当に言うた」
 せっかく獣人同士だからコンビ名を決めるんだよと話し合ったのは確かだったが。
「そっちじゃなくて、ほれもうひとつ考えてた方があるじゃろ」
「ん〜と。ふに、悪い子はぺんぺんだからね〜!ぴぃちこんこん、良い子を守るために只今参上なの〜☆」
 何とも力の抜ける登場である。たぶん一番脱力してるのは横に立つ禾室だろう。

(色々間違ったわね。貼り紙を見て浪士隊みたいな募集と思った私が浅はかだったわ)
 ここまで来たら覚悟を決めたシュネー・E(ib0332)。
(要するに全部可愛らしくすればいいって事よね)
 着替えるの面倒だから、別にお仕着せの下に何も着なくていいんじゃない?
 そう言いだした時は士座衛門は即答許可だったが、さすがに周囲に宥められた。
 民の意気高揚を図る服装と、皆てんでばらばらだが。
 要するに大事なとこは隠せばいいのね。なら、いつものでいいわ。だって考えるの面倒……。
 いきなり何の躊躇も無く単衣を脱いだ下は一糸纏わぬ。
 縦横無尽に振る刀は柄だけは本物だが本日は特別誂え。長い白絹と金糸のリボンになっている。
 ひらひらと宙に舞うそれにアクロバティックに身体を絡ませ、三回転半、着地。
 包帯のように巻きつけられたそれ、本当にぎりぎりだから。
「紅の雪、ぴいちすのー☆」
 白い肌、髪、青の瞳。衣装は白と金のコントラスト。
 一体何処に紅があるんだろうか。それは、敵の返り血で染まるから♪

(小鬼といえども志体のない人には脅威。急がねば)
 風となりて駆け抜ける身を低くした薄桃色。鮮やかに靡く柔らかな髪とカフィーヤ。単衣の裾が帆のように膨らみはぜて後方へたなびく。
 脚線美を際立たせるブラックニーソックスから覗く白い腿。帯に手を掛けるとふわりと単衣が大きく舞った。
 疾走の勢いを殺さぬまま倒立するような姿勢で空中を一転。土埃を上げて瞬時隠れる姿。
「暗夜を切り裂く流れ星、風の如く颯爽登場、ぴぃちすぴぃど!」
 凛と顎を上げて、華やかな笑顔。片膝立ちで両指を拳銃のように構えてウィンク。
 ばぁん☆みんなのはぁとを射抜いちゃうぞ♪
(あ……ごめん、やっぱりこれ恥ずかしい)
 自分でやっておきながら激しい後悔の波に溺れそうになるルー(ib4431)。
 そう、隊名からおかしいと感じ取れなかった私が悪かったとは反省している。いや、だが後悔はしない!
 悪念を振り払うように首を激しく振り、すくと立つ。腰に帯びた銃と剣が勇ましい。

「あ、あなたの悪行……天狼星が見ています、なの!」
 おずおずと少し出遅れた形となったエルレーン(ib7455)。
 というよりマントをお仕着せの上に纏っていたのでぴぃち隊と認識して貰えず、退避する人の波に押し流されそうになった。
 ぴぃち隊の一員としてここで可憐な姿を見せなくてはっ。きゃるんきゃるんデビューがここにかかっている。
 帯とマントの端を一緒に持ち、くるりと回転しながら宙に放り投げ。そこで見せる早着替えの技。
「見えたか、おい!」
「一瞬だが見たぞ。やぎぱんつだ。あの年頃の娘で履いてるの拝めるなんて貴重だぜ」
「何だってーっ。ちょ、俺見逃したし」
 ちょっと待って!胸の詰め物がずれてそれどころじゃないんだけど!
 何とかごまかして、蒼き刃で五つの型を振りきり、決めポーズ。
「星の輝きに導くままに!ぴぃちすたーがお仕置きなのですっ!」

 ん、七人?
「それ以上悪さはさせないにゃ!」
 可愛らしい声は空から降ってきた。
「何処、何処に居る?」
「あそこだ。宿屋の看板の上!」
 誰かが指さした先に太陽を背に陰となった小柄な少女が立つ。猫宮・千佳(ib0045)だ。
「これ以上するならあたし……変身♪ぴぃちれっどがお仕置きするのにゃ♪」
 堂々と単衣を脱いで、魔法少女姿へと転身。屋根から地面へと猫めいた動きの着地。
 ふわっふわのミニスカートだから。もちろん余裕で見えるよ、下着もぴぃちからー。
「……幸せ、だ」
 絶好の位置を陣取っていた男が相好を崩している。え、俺それ狙ってここに退避したんだもの。

「いけぇ、れっど応援してるぜー」
「何の、俺はほわいと応援隊長だ!」
「ぶらっどちゃん結婚してくれ!」
「おい待てそんな趣味だったのかよ、親父恥を知りやがれ母さんが草葉の陰で泣いてるぞ」
「すぴぃどさんに私の恋心は射抜かれました……」
「ぼ、僕と一緒に家庭の平和を」
「募集は志体持ちだけなの?私もやってみたいっ」

●ぴぃち☆討伐!
 小鬼が置いてけぼりである。悲鳴どころか喝采の群集に乏しい思考を超越されて困惑すらしている。
「せぇ〜のぉ〜っ、ぼえぇぇぇっ!!」
 アヤカシだけに聞こえる呪いの声。
「ご注文お待たせしましたのじゃ!必殺、レジェンド=オブ=オ・ボン!」
 特大の眩い手裏剣を水平にくるんくるんと自分を軸に何度か振り回してから投げる。
 回転と一緒にスカートも水平になってサービス全開だけど。禾室それでいいの?
「ふんすっ!これはボクの通常攻撃なんだよ」
 対抗心をそそられたのか高位式を召還して大技を放って胸を反らすプレシア。
「地味じゃの。それでは可愛さはわしの方が上じゃ!」
 む、胸は負けてるのは認めるがの。どれ合同技なんぞ決めてみようか。
「了解〜なの〜」
「では行くのじゃ。小鬼などわしらぴぃち隊が蹴散らしてくれるわ!」
 小鬼の群れの中へ飛び込み、そこらの壁や木を利用してポコポコと木刀で払って一箇所に誘導し。
 ちゃき☆っといい音をさせて魔槍砲を腰溜めにプレシアが構える。
「今じゃ!」
「これでもくらえ〜。ぷれし……じゃなくて、こんこん〜ふぁいなるあたぁっく!」
 ちゅど〜ん☆
 爽快だね。

「ぺんでゅらむ、ばっくぶりぃぃかぁぁぁっ」
 横文字にすればカッコイイとか思ったそこの人。天儀語に訳してごらんなさい。 
「振子式背骨折り、だそうですよあなた」
 横で陶然と見蕩れている夫に囁く妻。夫の顔がそのまま固まる。
「ふむ、精霊砲をここまで昇華させるとは。さすがルガちゃんじゃわい」
「魚を捌いていたらですね、ティンッ、と閃いたんですよ!」
 振り返っていい笑顔で士座衛門に応える斑鳩に、更に周囲の顎があんぐり。
 あれだ牌紋をここまで無駄に使えると、芸術だ。

「正義の輝く光は、ぴぃちすたーがお守りしますなのっ!」
 紅い燐光を灯した剣でばっさばさと立ち回り。
「ばーにんぐ☆すたーすらーっしゅ!」
 この上ない充実感がエルレーンの身体に漲っている。

「すのー二本貫手☆」
「すのー眼窩掌底打ち☆」
「すのー中指一本拳人中打ち、はぁと」
 可愛らしく言えば誤魔化せると思うなシュネー。戦い方が限りなく殺伐としてるぞ!
 刀なんて飾り……いや、絶命しかけた小鬼のはぁとをトドメと抉っている。
 その姿は確かに返り血で染まっていた。大丈夫?最初見蕩れてた人も腰が引けてるよ?

 期待を裏切らない華麗な速攻の数々で観衆の眼差しを虜にするルー。
「ぴぃちむーんさると!」
 足技から繋いだ抜き打ちで仕留め、指先でくるりと回した小型銃。
 太腿のホルスターに収めると同時にふっと瞳を閉じて笑む。
 この姿を描いた瓦版が後ですぴぃど派の衆に飛ぶように売れたという。

 バインド、アローついでにロッドで殴りまくりと蹴散らしたアヤカシ。
「にゅふふ、逃しはしないにゃ♪あたし達に退治されるがいいにゃ♪」
 尻尾を巻くという比喩が似合いそうな逃走を巨大な石壁で阻む。
「……薔薇刑、穢す逆十字」
 最後の一体を突き通し天へと掲げたリンスガルト。二本目の槍が串刺しにして十字の完成。
 薔薇の花弁がひらひらと散り、吹き滴る血潮の溜まりに滲む。

「うに、勝利のポーズにゃ♪」
「もきゅ?」
 何もぐもぐしてるのプレシア、まだ終わってないよ。
(……密かな夢は叶いました)
 晴れ晴れとした笑顔のエルレーン。憧れのあいどる、実行できた!
「え、さ、さ、サインですかぁ〜?」
 美少女戦隊ぴぃち!町の平和は私達が守る。この世に愛がある限り☆