夏、海水浴、乱入、賊
マスター名:雪端為成
シナリオ形態: ショート
相棒
難易度: やや易
参加人数: 10人
サポート: 0人
リプレイ完成日時: 2011/08/06 22:03



■オープニング本文

 武天にある芳野。海沿いにあるこの町は商業で栄える町である。
 同時に海側には海水浴の出来る砂浜があり、山側には景勝地である六色の谷がある観光都市でもあるのだ。
 そんな芳野の海岸沿い、すぐ近くに小さな島があった。
 水泳達者なら泳いでいけるほど近くにある小さな島、そこは誰も住んでいない無人島だ。
 さて、そんな小さな無人島は実は格好の海水浴場として賑わっていた。
 定期的に小舟が芳野から行き来しているようで、綺麗な砂浜のある無人島はそれなりの海水浴客が。
 さすがに小さな島。宿は無いのだが、わざわざ芳野から出店を開きに来ているものもいるようで。
 半周をぐるりと囲むような綺麗な砂浜に、周り全部が海という好立地のその島。
 だが、そこをねらう悪党たちの姿があった。

 その無人島に行く場合、もちろん殆どの人間が軽装で赴くため武器などは下げていないものだ。
 さらに泳ぐとなれば、古式ゆかしい褌姿か、泰国渡りの水着姿ともっと無防備だろう。
 そんな状況ならばと、彼らを狙ったのはしけた海賊崩れの集団であった。
 わざわざ行楽に来るのはそれなりに金のあるものばかりだろう、さらには丸腰のはず。
 金を奪って、さっさとトンズラすれば良い儲けになるだろうという魂胆だ。

 だが、彼らは気付いていなかった。たまたま襲撃したその日、行楽客に開拓者達が混じっていたことを。
 久しぶりの息抜きか、はたまた水泳の練習か。
 軽装でのんびりしていた貴方は、神経を逆撫でするような賊たちの怒鳴り声に怒りを禁じ得なかった。
 みたところ、賊は人を傷つけるつもりは無いようだ。
 どうやら怪我人を出して、罪が重くなることを怖れているケチな賊のよう。
 装備も貧弱、小舟数隻に分乗して、粗末な刀を振り回して行楽客を脅しているようで。
 もちろん開拓者の貴方も装備は持ち込んでは居ないだろう。
 だが怒りを胸に、素手でも賊をぶっとばすのは可能だ。
 やつらには、せっかくの休日を台無しにした償いをして貰わねばならないのだ。

 さて、どうする?


■参加者一覧
紫焔 遊羽(ia1017
21歳・女・巫
からす(ia6525
13歳・女・弓
サーシャ(ia9980
16歳・女・騎
レヴェリー・ルナクロス(ia9985
20歳・女・騎
リーゼロッテ・ヴェルト(ib5386
14歳・女・陰
彼岸花(ib5556
13歳・女・砲
アナス・ディアズイ(ib5668
16歳・女・騎
フランヴェル・ギーベリ(ib5897
20歳・女・サ
泡雪(ib6239
15歳・女・シ
パニージェ(ib6627
29歳・男・騎


■リプレイ本文


 夏の行楽を楽しむ多くの人でごった返す芳野にほど近い島、そこが今回の舞台である。
「み、水着て‥‥こない露出度高いもんなんやろか‥‥」
 肩に羽織ったままの単衣を握りしめつつ、真っ赤っかでうつむくのは紫焔 遊羽(ia1017)だ。
 友人のパニージェ(ib6627)に誘われて海水浴に着たとのこと。恥ずかしさで真っ赤になりつつ、
「こんなもんなん? ゆぅ変やない‥‥?」
 紫焔がそうパニージェに問いかければ、
「おや、水着は初めてだったか? 大丈夫だ、似合ってるぞ」
 パニージェは上機嫌でぽむと頭に手をおいて。
「しかしやはり海は良い。魚や海藻は良い栄養源になる。それに、良い息抜きになる。なあ、遊羽?」
 そういってのんびりと海を二人で楽しんでいるのだった。

 一方、海に個人的な趣味で来ている者も。
「やはり小さい子は保護者と一緒か‥‥迂闊に動くと通報されるな。一人になったら声を掛けて‥‥フフッ」
 にんまりと笑顔を浮かべているのはフランヴェル・ギーベリ(ib5897)。
 フランの大好物は13才以下の少女だとか。ならば彼女にとって海岸は楽園だろう。
 度が過ぎれば危険人物だろうが、考えているだけならば自由だ。
 こっそりと隠し持っているのは縄やら鞭は、果たして何に使うつもりなのか‥‥それは聞かないでおこう。
 気を取り直して周囲を見回せば、海の家やら出店やらがそれなりにあるようだ。
 そんなお店を手伝っている開拓者も居た。
「うむ、良い出来だ」
 しゃかしゃかと氷を削って作ったかき氷を客に渡すからす(ia6525)は満足げにそう言った。
 彼女は、寡黙な老人が店長を務めるかき氷屋を手伝っていた。その店は中々に繁盛しているようで。
 まぶしく太陽が砂浜を照らすお昼時、暑さからかますます客は増えて、砂浜が賑わいを増して。
「忙しくなりそうだ」
 そう、からすは青空を見上げて呟くのだった。

 しかし、開拓者達の休息の時を邪魔する不逞の輩たちが忍び寄っていた。
 最初に気付いたのは丁度水着に着替えようとしていた彼岸花(ib5556)だった。
 ふと彼女が向けた視線の先は、砂浜からは死角になっている岩場。
 そこにはなにやら胡散臭い様子の男達を満載した小舟がちらほらと見えたのだ。
 どうやら海岸のすぐ近くの海岸沿いに身を隠していたようだ。
 彼岸花はすぐに異変に気付いたのだが時すでに遅し、賊はぞろぞろと海岸に降り立つと、武器を振りかざす。
「怪我したくなかったら大人しくしろ!」
 月並みな脅し文句だが、武器を目の前にすれば一般人たちは恐怖してしまうもの。
 そんな中で彼岸花は、
「‥‥た、助けなきゃ‥‥せっかくみ、みんなが楽しんでるのに、そ、それを邪魔するだなんて‥‥」
 さっと周囲に目を配り、すぐに動き始めるのだった。


 賊立ちの数は大所帯の20数名、しかし開拓者達はそんなものを恐れはしなかった。
 戦力を冷静に見極めれば脅威な賊はほとんどいない。
 そして、客の悲鳴と賊の怒号が響く中、開拓者達は仲間の存在にも気付いていた。
 まずは混乱を納め同時に賊の先手を打つこと。そう決め動き始める開拓者達10名。
 うち9名が女性だったこともあり、動き始めた開拓者を賊らは完全に見くびっていた。
 妙齢の、しかも柔肌を晒した女の子は、すけべぇな視線を向けても警戒なんて全くしていなかったのである。
 それ故に、彼らは最悪の日を迎えることとなってしまった。
 開拓者達の貴重な休日を潰した罰、それを身をもって体験することになったのだ。

 まず動いたのは、全体を見渡せる位置にいた出店手伝い中のからすだ。
「このままだと商売にならないね。店長、縄借ります‥‥すぐに営業再開出来るようにしてきますよ」
 かき氷屋の店長はその言葉に無言で頷き、からすは荒縄を手に店を飛び出した。
 それを目にしてさっと駆け寄ったのはアナス・ディアズイ(ib5668)だ。
「せっかくの息抜きだというのに‥‥」
 すらりとした金髪の騎士は、不満そうな顔でからすと合流すると、荒縄の一部を借り受ける。
 二人の行動はすでに決まっていた。
 敵の力量は彼女たちのような歴戦の開拓者からすれば一目瞭然、恐るるに足らず。
 そうと分かれば、なによりも速さが大事だ。そして一般客の安全に関しても安心する要素があった。
「み、皆さん、こ、こっちは安全です、い、急いで避難してください」
 彼岸花は声を張り上げて客を誘導中、そして彼女と共に客の誘導をしているのはメイドだ。
「落ち着きなさい!」
 泡雪(ib6239)は大音声で一喝し、右往左往していた客の注目をひいた。
「開拓者の方々が海賊を抑えてくださいます。安全です。騒ぎを起こさず、冷静に避難してください」
 そして落ち着いた様子で逃げる客を誘導、彼岸花と共に客の守りについたのだった。
 彼女たちの誘導と護衛があるからこそ、他の面々は心置きなく賊に向かっていける。
 その思いは、皆同じだったようで、一気に賊に接近する三つの影があった。
 一人目は、仔猫ちゃんもとい少女たちを眺めてご満悦であったフランだ。
「やれやれ、無粋な連中だな‥‥やあ、しみったれた海賊さん! ボクと遊ばない?」
 そう声をかけるのだった。逃げる一般客を追いかけていた賊は面食らったようで。
 しかし、見れば相手は白い水着がまぶしい妙齢の女性、すぐさまにへらと顔を歪ませて、
「あん? お嬢ちゃんは命乞いか?」
「ちょっと違うかな。追いかけっこしてボクを捕まえたら‥‥何をしても構わないよ?」
 そういって笑みを浮かべるフラン。その妖艶さには賊もごくりと息を呑んで。
「どんな事でも‥‥お望みの儘さ。さぁ、捕まえてごらーん! ハハハッ!!」
 そういって走り出すフラン。サムライの咆哮として敵をひきつけつつ、彼女はたったか砂浜を駆け出すのだった。

 まずこれで分断成功。そして何が起こっているといぶかしがる他の賊に向かうのは、
「止めなさい、貴方達っ!」
 ぽいんと胸を弾ませて、客につかみかかろうとしてた賊を静止するレヴェリー・ルナクロス(ia9985)だ。
 弾むどころかいろいろこぼれそうなレヴェリー、彼女はかなり大胆な白青の水着姿だった。
 その様子には賊もおおと思わず歓声を上げて、だが次の瞬間、
「無防備な人々を狙って来るなんて許せないわ! 成敗します!」
 スタッキングから強烈な拳が鼻っ柱に突き刺さり、ちょっと嬉しそうな顔のまま賊は昏倒。
 そして賊から粗末な刀を奪ったレヴェリーは、ぞろぞろと群れている他の賊に向き直って。
「この人たちには指1本触れさせないわ!」
 彼岸花や泡雪の方に逃げていく客を守り立ちはだかるレヴェリーであった。

 そしてレヴェリーとほぼ同時に、賊の前に立ちはだかったのはサーシャ(ia9980)だ。
 水着は大胆なホルターネックのヒョウ柄。それは彼女の白い肌と長い足、豊かな胸をより魅力的に見せていた。
 もちろん邪な気持ちでふらふらと寄ってくる3人の賊たち。
 だが彼らは近づいて初めてサーシャの体格に気付いたようだ。
「で‥‥でかいな‥‥」
 身長2メートル越えのサーシャは、そんな賊たちをにっこりと見下ろして、
「‥‥せっかく新調した水着で遊びに来てみましたのに、なんとも無粋な方々ですね」
 そしてゆっくりと腕を広げて
「オシオキです」
 その言葉と共に一気に距離を詰めて、先頭の賊の頭をがっちり脇に抱え込む。
 胸の感触に鼻の下を伸ばしつつ、何が起きてるのかさっぱり分からない賊、もちろん武器を抜く暇すら無し。
 そのままサーシャはがっちり賊を逆さまに持ち上げると、脳天砕きで砂浜にどかん。
 あっけにとられる他の賊に、即座に起き上がったサーシャはがっちり頭にアイアンクロー。
 ぎりぎり締め付けで体勢を崩して、今度はかがませて腰を掴む。
 今度も最初だけは天国だ。だが次の瞬間パイルドライバーで砂浜に頭を埋める賊2人目。
 まったく何をされてるか分からないうちに、2人のされた賊。
 最後の1人が最後に見たのはサーシャの笑顔と胸だった。
 接近して、頭を脇に抱えて足を持ち上げ後方にひねり投げ。キャプチュードで3人目もあっさり昏倒。
 サーシャは、ほんの一瞬で3人の賊を無力化したのだった。


「お、お頭! 開拓者達がいますぜ。ど、どうしやしょうか!!」
 サーシャがめこめこ下っ端を砂浜に埋めて、レヴェリーは刀を手に賊相手の立ち回り。
 思わず手下が賊の頭にすがってどうしようかと慌てるのだが。
「ふん、俺様の出番か‥‥‥zzzzzz」
「お頭? お頭‥‥ね、寝てるっ!!??」
 信頼を置く唯一の志体持ちのお頭、爆睡。もちろんそれも開拓者の力だ。
「禿は寝てなさい。頭に日光が反射して眩しいのよあんた」
 リーゼロッテ・ヴェルト(ib5386)が辛辣な言葉でばっさりそういって。
「くそっ! 術者がいるぞ、眠らされないように気をつけろ!」
「あら、雑魚相手に使わないわよそんなの。休日台無しにしてくれて楽に捕まって終わりなんて‥‥」
 可愛らしい赤紙の少女は短剣と符を手に賊を見ると
「‥‥私の気が晴れないじゃない。運がよかったわねあなたたち。こんな場所じゃなかったら私の式の餌よ?」
 そういって嗜虐的で美しい笑みを浮かべたのだった。
 ボスを眠らされて右往左往する賊たちは、もう大混乱のままただ開拓者に向かって行くしかなかったのだった。

「こないな格好で戦わなあかんなんて‥‥はように捕まえてもらおかいな!」
 神楽舞「速」を使い前衛を援護するのは紫焔だ。少々顔が赤いのは水着姿だからだろう。
 右往左往している賊を前に、
「逃がさせんで? 一人も、な」
 その言葉と共に彼女の援護を受けて飛び出すのはパニージェだ。
 オーラを纏った彼の敵になるような賊は皆無。次々に武器を弾かれ拳で昏倒させられていくようで。
 しかし、時に賊の苦し紛れの攻撃が開拓者を脅かすときもあった。
 実はレヴェリーの激しい運動とそのたっぷりめな胸部の重みで水着が限界だっただけなのだが。
 はらりと紐がほどけてしまう水着、はっとしたときはもう遅い、賊らの視線は釘付けで。
「〜〜〜っ。何処を見ている、の!!」
 仮面の下を真っ赤に染めて、レヴェリーは奮闘。
 そして彼女の胸が生み出した決定的な隙に他の開拓者も一気に賊の殲滅にかかるのだった。

 目を奪われていた賊にするりと近寄って後ろから股間を蹴り上げたのはからす。
 ぎゃーすと倒れた賊は急所を押さえて悶絶するのだが、その急所付近にざくりと敵の刀をさして
「さあ、大人しく」
 そういわれては賊は身動きできず、
「人の息抜きの邪魔を‥‥もとい、一般の方々を脅して怯えさせた罪は重いです」
 素手で賊の前に立ちはだかるアナスは。
「1、おとなしく捕まる。2、死ぬ程苦しい思いをして捕まる。3、死んだ方がマシだと思える程苦しんで捕まる」
 そう言いながら指をおって数えて最後にきっぱり宣言。
「さあ、どれかを選びなさい」
「うるせぇ! 開拓者だろうが何だろうが素手の女何ざ怖くねぇ!!」
 と武器を振りかざす賊相手に、アナスはやれやれと笑顔を浮かべて、
「では、その4。苦しんで捕まりその後も苦しみ続けるでよろしいですね?」
 その言葉と共に、彼女の脚線美が跳ね上がって、賊の急所をめっきょり一撃。
 ポイントアタックで効果大。賊はぶくぶく泡を吹いて昏倒するのだった。

 サーシャの投げ技やレヴェリーのちらりずむに目を奪われれば次の瞬間砂に埋まるか、ぶっ飛ばされる。
 そしてアナスの急所蹴り、からすの急所攻撃で賊たちは次々に泡をぶくぶく蟹状態。
 2人は次々に蹴り倒し、さらに仲間が倒した賊にも縄をかけていた。
 そして賊が逃げようとすれば、
「叫び声でうるさいから捻挫くらいに手加減してあげるわよ。私の優しさに泣いて感謝しなさい」
 リーゼロッテの力の歪みで足をひねられ、
「結局ボクのことだれも捕まえられなかったね。でもボクは逃がさないよ」
 鞭を取り出したフランにびしばしむち打たれては逃げる隙は無いようで。
 残った賊が起死回生と人質を護る泡雪と彼岸花に接近。しかしそれも失敗だ。
「大丈夫です、すぐ取り押さえますから」
 超越聴覚で接近を把握していた泡雪は客を安心させつつ砂で目つぶしをして拳で打ち倒し、
「ひ、ひどいことする人にはこ、こうです!」
 ナイフで彼岸花は敵の攻撃を受け止め、するどい蹴りで転ばして捕縛。
 見事賊は全員捕まるのであった。


 賊を捕縛した開拓者達は客たちから感謝を持って迎えられた。
 ちなみに賊は簀巻きにされ、小舟に乗せてしょっ引かれていったようで。
 まだ遊ぶ時間はあると、開拓者達は残りの休暇を楽しむことにしたようだ。
「はい、いまお母さん探してあげますからね」
 まだ微妙に混乱の残る砂浜で泡雪は迷子案内中。さすがメイド、見上げた精神である。
 そんなメイドの手伝いをしたそうな顔をしているはフラン。
 単に泡雪が手を引いている可愛い少女が目的なのかもしれないが。
「はぅ‥‥初めての海でしたのに‥‥水着も買ったのに‥‥」
 そしてちょっとしょんぼりしている彼岸花に声をかけたのはレヴェリー。
「大丈夫、まだ時間はあるわ」
「あ、さ、先ほどはどうも。その‥‥み、水着を切られたときに、怪我などしませんでしたか?」
「あぅぅ‥‥さ、さっきまでの事は忘れて!」
 彼岸花に心配されて再び赤面するレヴェリーだったり。そしてそんな2人を招いたのはリーゼロッテだ。
「んん、甘くて美味しいわね。さすが陰殻産ね‥‥貴方たちもどう? 私だけじゃ食べきれないでしょうし」
 そして他の開拓者達も残った休日を満喫しているようであった。
「丁度小腹が空いてきましたね。出店でもめぐって見ましょうか」
 サーシャがそういってイカ焼きやからすの屋台のかき氷を手に運動後の空腹を満たしていれば、
「たしかに喉が渇きました。からすさん、先ほどはどうもありがとう。私にも一ついただけますか?」
「うむ、何味が良いかな?」
 アナスはからすの手伝っている屋台でかき氷を手に入れたよう。
 そして、からすの屋台にほど近い木陰にて、
「うむ、レモン味があってよかった。‥‥遊羽は何味を食べているんだ? 一口味見させて貰えないか」
 ふふと上機嫌にもどったパニージェがそう紫焔に言えば、
「ゆぅのは宇治金時やで‥‥そんなにぱにさんがいうなら一口♪ でもぱにさんのも一口貰うで〜♪」
 と水着で恥ずかしがっていたのも忘れて仲良く味見しあっていたり。

 見事な連携で賊を撃退した開拓者達、どうにか休日の残り半分は楽しめたようだ。
 事件は無事解決。楽しい思い出と日焼けの跡だけが残ったようである。