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■オープニング本文 武天の海沿いの街道から見える小島に小さな建物があった。 そこに住まうのは、かつて傭兵団として名を成した集団。 だが、かつての栄光は今や陰り、彼らは単なる盗賊集団と化していた。 人が集まれば、染まり濁ることもある。 その常に従って、名高き傭兵団もたんなる盗賊に身を落としたのであった。 彼らには不文律があった。それは素手にて戦うこと。 妙は決まりだが、お互いに素手での戦いの技を研鑽し、高めてきたのだ。 これは彼らの盗賊働きにおいて有利に働いた。 なぜなら彼らは普通の盗賊ではなく、船を狙う海賊だったからである。 素手にて高い戦闘力を誇る彼らは、武具を携えることなく船を制圧しうるのだ。 泳ぎに長けた者も多く、神出鬼没の彼らは日々凶行を繰り返しているのであった。 幾度か彼らを征討するために部隊が向けられることもあった。 だが、重武装の兵団を仕向ければ彼らは素手ゆえの身軽さで逃げ、それを追ううちに泥沼の戦いに。 身軽さで勝る彼らを負うのは至難の業で、幾度も退けられてしまったのである。 だが、この度彼らには高い懸賞金がかけられた。 現在彼らは島に籠もった状態であることは分かっているようで、討つなら今という好機。 しかし、船を差し向ければ彼らに勘づかれてしまうだろう。 そのため、今回は奇策をもって攻めることとなったのである。 それは、泳ぎによって島に上陸し、素手で敵集団を滅ぼすこと。 重量級の装備では、波の荒れる小島に渡ることは不可能。 ということで、漁船に偽装した船によって近づいて泳ぎわたることが作戦の要となったのだ。 故に、こちらも素手で彼らに挑まねばならない。 素手での戦いに長けた敵集団に対して、素手で挑むのは危険度が高い。 だがしかし、彼らは凶行を繰り返しているのだ。誰かが止めねばならない。 さて、どうする? |
■参加者一覧
緋桜丸(ia0026)
25歳・男・砂
恵皇(ia0150)
25歳・男・泰
三笠 三四郎(ia0163)
20歳・男・サ
緋炎 龍牙(ia0190)
26歳・男・サ
水鏡 絵梨乃(ia0191)
20歳・女・泰
久万 玄斎(ia0759)
70歳・男・泰
巴 渓(ia1334)
25歳・女・泰
孔雀(ia4056)
31歳・男・陰
サーシャ(ia9980)
16歳・女・騎
藤丸(ib3128)
10歳・男・シ |
■リプレイ本文 ● その日は、離れ小島に巣くう海賊集団に取って、最悪の日となった。 「‥‥あー、また俺等は見張りかよ。ったく、お頭たちは良いよな〜」 「しかたねえよ、ここじゃ強いやつが偉いんだしさ。新入りの俺等はまだそこまで働きをあげてねぇからな」 ぼやきつつ、海沿いの岩場を歩く影が二つ。海賊たちの下っ端のようだ。 見回る先は、岩場に隠すように作られた船着き場や、海岸沿いだ。 不審な影や水音はしないか、船着き場の船は無事かと、文句を言いながら見回りをしていれば、 「‥‥おい、いまなんか音がしなかったか?」 「ああ? 気のせいだろ? ‥‥わかったよ、またお頭に怒られんのもいやだしな‥‥」 そういって振り返って来た道を帰ろうとした見張り2人。 次の瞬間、先頭にいた男の視界に入ったのは紅い影だ。 「っ! 侵入者だっ!!」 咄嗟に身構える先頭の下っ端、そして距離を取って知らせに戻ろうとするもう1人の下っ端。 先頭の男はその紅い影に対して、牽制の前蹴り。だが、それをひらりと避ける影。 そしてその蹴りを避けながら腕を振るえば、太腿に激痛。両手に刃をもった紅い影の一撃を食らったのだ。 痛みをこらえつつ、懐まで入り込んできた紅い影に、拳の一撃。 だが、その一撃は頬の皮一枚で躱されてしまい、そして胸に衝撃。 見下ろせば、深々と突き立つ短刀。声も出せずに見張りの下っ端は事切れるのだった。 そして、逃げようとしていたもう1人の見張り。 ちらりと振り返れば、撃ち倒される同志の姿に恐怖すら感じて、必死の逃走。 だが、視界の端に仲間を倒した影とは別の紅い影が。 牽制の一撃として、拳を振るう。当たれば骨を砕く強烈な一撃だが、その行動が命取り。 転がりながらその攻撃を躱すもう一つの影は、勢いのまま後ろに回り込むとひたりとその手が見張りの頭に。 ごきり。 生々しい音と共に、崩れ落ちる見張り。 見張りの首をへし折った緋炎 龍牙(ia0190)は、緋桜丸(ia0026)とともに無言で周囲をうかがうのだった。 そんな2人の姿を見ている影が一つ。 たまたま近くを歩いていた小柄な影は、年かさの海賊だ。 侵入者だと気付いた彼は、慌てて呼子笛を取り出して、それを吹こうと口にくわえた次の瞬間、 急に夕日が遮られたと思えば、口にくわえた呼子笛ごとがっちりと顔を掴まれて。 万力の様にぎりぎりと顔を締め付ける相手は、水着姿の女性。だがその体格が規格外。 軽々と小柄な海賊を持ち上げるのは、巨躯のサーシャ(ia9980)だ。 呼子笛を吹かせないようがっちりと掴んだまま、彼女はその海賊を岩場に叩きつけた。 後頭部から固い岩場に叩きつけられた男は、そのまま二度と目を覚ますことはなく。 そうして三名が警戒する中、彼らに合流するさらなる三つの影が。 秘密裏に、開拓者六名がこの海賊の島に潜入成功。ここから、海賊たちの厄日が始まるのだった。 その少し前。 (素敵な体つきの男達が一心不乱に泳いで行くわ) うっとりと、先を行く仲間たちを見ながら思う“男”が1人。 (お天道様は何時だって残酷、もう永遠に夕焼けが続けば良いのに) 孔雀(ia4056)のそんな視線に、先を行く緋炎や緋桜丸はぞくっとしたとかしないとか。 「‥‥あら、アタシったら依頼に全然集中出来て無いじゃない。でも、こんなの見せつけられたら‥‥」 誰だって、ねぇ? と隣を泳ぐサーシャに問いかけたりする孔雀だが、 「あらあら♪」 とだけ言われて流されたり。とにもかくにも、六名の開拓者は夕暮れ時の海を泳いでいた。 先頭を行くのは身軽に短刀や忍刀のみを装備した軽装の緋桜丸や緋炎に、水着姿のサーシャだ。 その後ろから追うのは、装備の重い面々。 手製の浮き袋や流木を活用して何とか装備をしたまま泳いでいる三笠 三四郎(ia0163)。 そして、重い篭手で苦労しているもののなんとかついていっている巴 渓(ia1334)だ。 夕日の海を静かに進む6人の開拓者、彼らは島の船着き場があるとおぼしき場所へと近づいていた。 彼らの役目は正面からの陽動だ。 だが、すぐに見付かったのでは意味が無い。 奇襲部隊として別れて行動している仲間たちが配置につくまで待たねばならないのだ。 なので、あくまで静かにそして見付からないように。 こっそりと船着き場から離れた場所に上陸した6名は、あくまで静かに日が落ちるのを待つのだった。 一行が装備の確認をしていれば、向こうからやってくる見張りの海賊。 それを見て、水に濡れた髪をわさわさとかいていた緋桜丸は、 「素手の集団か。素手でやり合うなんて、俺の趣味じゃないね。卑怯と呼ばれようが‥‥」 そう言いながら二本のナイフを抜いて、両手に持って具合を確かめて。 「これが俺の『形』だ」 そしてにっと唇を笑みの形に歪めれば、隣で忍刀を構える緋炎も 「同感だな。‥‥さて、仕事の時間だ」 そういって2人は見張りを始末するために飛び出していくのだった。 閑話休題。 無事見張り2人と偶然出てきていたもう1人の海賊を仕留めた開拓者達は静かに身を潜めていた。 夕日は刻一刻と水平線の向こうに沈み、ゆっくりと周囲は暗がりに呑まれていく。 見れば月が明るく出ているが、これだけ暗ければ十分だろう。 「では、そろそろ動きましょうか。と、その前に‥‥」 刀を抜き放って、止めてある小舟の舫い綱を断ち切る三笠。 そして、ゆっくりと離れていく小舟に向かって、符を構える孔雀は、 「素手だなんて野蛮な連中ね。アタシは、スマート且つエレガントに‥‥」 そういって斬撃符を放って船の穴を開けて沈めながら、にぃっと笑みを浮かべて。 「‥‥手早く、なぶり殺しよ」 そして陽動の開拓者6名は、篝火が灯され始めた海賊たちの拠点である島中の屋敷へとすすむのであった。 ● 「シノビの仕事は戦闘が始まる前から始まってっからね」 日が暮れて暗く静まった島の裏手、疾駆する四つの影があった。 先頭を行くのはシノビの藤丸(ib3128)だ。 藤丸は暗視と超越聴覚を駆使して、道を探り仲間たちを先導しているのだ。 ひっそりと進む一行、その時丁度正面でなにかの騒ぎが広がっているようだった。 どうやら上手く陽動班は海賊たちと交戦を開始したようだ。 そうなれば、こちらの奇襲部隊は敵の虚を突けば良いだけ。だがそうそう上手くは行かなかった。 「裏からも来るぞ、気をつけろ!」 「っ?! 気付かれた!!」 屋敷の裏手の扉が開かれると、そこに姿を現したのはシノビ装束の男と部下数名。 元シノビの副将格、セイエンとおぼしき男が現れたのだ。 どうやら敵は混乱中のようで、その点では奇襲と陽動の作戦は功を奏したといえる。 だが、奇襲を仕掛ける前に少数がこちらに気付いた。さあどうすると身構える開拓者達。 拳を固めてセイエンに向かおうとする藤丸だが、それを静止する恵皇(ia0150)。 「いや、俺たちに気付いたのはセイエンと数名だけだ、まだ奇襲は生きてる」 そういて、拳を構えてぐぅっと身を沈めると。 「‥‥ここは任せて、先に行け! シノビが奇襲の玄人なら、俺は殴る玄人だ!」 どん、と地を蹴る足音と共に、瞬脚でセイエンに仕掛ける恵皇。 その言葉を聞いて、雑魚を蹴散らしながら奇襲部隊の残り3名は、屋敷へと飛び込んでいくのだった。 先頭を行くのは、替わらず藤丸。だが屋敷の内部では、残り二名の泰拳士も協力して雑魚退治にあたっていた。 「なんじゃなんじゃ、こんなか弱い爺一人倒せんでにげるのか? なっさけないの〜」 飄々と白髭をしごいて言うのは久万 玄斎(ia0759)。 3名が飛び込んできたのを見て、一瞬どうしようか迷った海賊の雑魚を相手の挑発だ。 見れば、一人は少年、一人は女、そして爺の三人だ。 「ぬかせ爺! たった三人で何ができる!!」 倒せると思ったのだろう。雑魚の一人が久万に狙いを定めて飛びかかる。 雑魚とは言え志体持ちの泰拳士崩れ。気合いと共に強烈な蹴りを放つのだが、 「頭に血が上っておれば、大技しかでないものじゃよ。悪し、じゃ」 蹴り足を躱し、相手の足を拳で跳ね上げると、軸足を刈り取る蹴り。 そして体勢を崩した相手に転反攻。蹴りの勢いのまま鼻っ柱に久万の掌底を食らい雑魚はそのまま壁を激突。 「ふむ、これでまず1匹。さて、他のはかかって来んのか?」 そういって挑発する久万。だが、雑魚の後ろからやってきたのは雑魚とはひと味違う男だった。 「面白そうな爺だな‥‥だが、俺はあっちの女をやる」 ずいっと姿を見せたのは、長髪で重そうな脚絆を付けた男。クウザと呼ばれる副将格のようだ。 彼が睨め付けているのは水鏡 絵梨乃(ia0191)。だが彼女も手にした古酒を放ると、 「ボクも望むところだよ。相手してあげる」 そして捨てられた古酒の容器が砕ける音を合図に、両者は激突するのだった。 お互い相手に対して有利な位置に行こうと、まずは間合いを計りあい。 仕掛けたのはクウザ。強烈な回し蹴りを放つが、これは水鏡が酔拳独特の柔軟さで回避。 だが、クウザの蹴りは止まらない。後ろ回し蹴りに繋げ、さらに踵落とし。 地面に伏せて二発目を躱し、踵落としはなんと全身のバネで跳ね上がると紙一重の回避。 恐ろしい酔拳の冴えで、辛くも回避。今度は水鏡の反撃。 鋭い蹴りを放つが、これは逆にクウザが足で受ける! 上段は上段、下段は下段で蹴りを蹴りで迎撃。 さすがに一撃の重さはクウザ有利。倒せると思ったのか、にやりと笑みを浮かべるクウザ。 だが、次の瞬間、クウザの蹴りを躱した水鏡は、地面を転がるように近づくと、一瞬で間合いに。 絶破昇竜脚、余りの速さに蹴りを受けたことさえ気付かず、クウザは顎に強烈な一撃を受けて昏倒するのだった。 「盗賊なんかに落ちたりしなければ、もっと違うかたちでの出会いもあっただろうな‥‥残念だ」 崩れ落ちるクウザに背を向けて、ぽつりと水鏡は呟くのだった。 「忍び込むとは良い度胸だ。死ね」 そういってすうっと間合いをつめるシノビのセイエン。対するは恵皇。 距離のはかりあいから、仕掛けたのはセイエン。 恵皇が雑魚を倒した転反攻を警戒して、セイエンは距離を詰めての関節。 飛びついて腕ひしぎを仕掛けようとするのだが、それを腕力で振り払う恵皇。 再び距離を取ろうとするセイゲン。だが、恵皇の反撃。なんと恵皇、低い姿勢から突進して足刈り。 関節技の掛け合いか、そう思ったセイエンだったが。 「防御しても無駄だ、抉じ開けるぞ」 関節を仕掛けようと組み付けば極神点穴。そして防御がゆるめば恵皇の拳の雨。 最悪の相性で、セイエンは恵皇に馬乗り殴打の連打を浴びて昏倒したのだった。 そして奇襲部隊の残る相手は雑魚ばかり。 「あ、なんか俺今凄く悪役?」 セイエンとクウザが敗れて逃げようとする敵を追うのは藤丸。 逃げる背中に拳の一撃、転倒した相手を踏みつけてとどめをさして。 無事に雑魚を一掃した奇襲部隊は、正面の陽動がどうなったのかと移動するのだった。 ● 正面での戦い。姿を見せているのは首領のザゲンだ。 固まって進む開拓者達は雑魚をなぎ倒し進んでいたのだが、どうやら他の幹部たちが出てきたようで。 「ギルドの依頼で殲滅に来ました〜〜可及的速やかに撲殺されてくださいね〜〜」 そういってずいと進むサーシャの眼前にはなんと彼女と同じぐらいの巨躯の男が。 「オイラと同じぐらいのおなご、初めて見たでぇ。オイラが勝ったらおまえさを嫁っこにするだぁ」 ぐふぐふと笑う男は、そういってつかみかかってくるのだが。 「‥‥御免被りますわ」 すうっと眼を細めたサーシャ、つかみかかる腕を避けての強烈なラリアート! のど元に良い一発を受けてぐらつく男相手に、すっと近寄ると、足と頭を固めての芸術的なそり投げ! キャプチュードと名のついた技を受けて、あっさり巨漢は昏倒するのだった。 「やはり首領格に対しては咆哮は効きませんか。ならば雑魚を相手にするまで」 すらりと抜き払った刀を手に、かまえるのは三笠。 咆哮で引き寄せられたのは数名の泰拳士崩れ。一人で相手をするのは骨が折れる相手だろう。 だが、盾を構え距離を取っての攻撃に雑魚たちは攻めあぐねていた。 その横を、一気に突き進む姿は巴。 「真正面から打ち抜かせて貰うぞ!」 彼女の得意は重装甲による強襲。狙うのは敵の首魁だが、彼女の行く手を遮る影が。 瞬脚で割り込んだのは、同じように分厚い手甲で固めた筋肉ダルマ。 「へっ、お前も幹部とかいうやつか。だったら手加減はしねぇぞ」 「掛かってきな。どっちの拳が早いか勝負だ」 そう言って拳を振るう筋肉ダルマ。この両者は乱打戦へ突入するのだった。 息を止めての左右の連打、巴の拳が敵の手甲を穿つ強烈な音が響き渡る。 だが、敵もそれを受け止めると反撃。敵幹部が腹に一発貰いながらも、返したのは巴の顔へ。 だが、ぺっと血を吐き出して、巴は瞬脚でさらに踏み込んでから破軍で強化した拳の一撃。 強烈な一撃で、巴はなんとか敵を倒したのだった。 二人の幹部が倒されて、残るは首領のザゲンと雑魚が少し。 「おい、クウザにセイエン! どうしたんだ!!」 慌てて呼ぶザゲンだったが、彼らはすでに奇襲部隊によって倒されていた。 ならばとザゲンは自身で血路を開こうとまず狙うのはもっとも弱そうな陰陽師、孔雀だ。 「邪魔をするなっ! どけぃ!」 豪腕を振るって突進するザゲン。しかしその前に立ちはだかるのは緋桜丸。 「飛んで火にいる夏の虫ってなぁ!」 これを待っていた緋桜丸、十字組受を使ってザゲンの拳をがっちりと受け止める。 だが、勢いは止まらない。そこにもう一人、緋炎が加勢。 素早く走り込んでの払い抜け。その一撃はザゲンの足を浅く薙ぐ。 だがまだ不十分。そこに海賊の雑魚が加勢しようとするのだが、 「させませんよ」「させるか!」 阻むのはサーシャと巴。サーシャは雑魚の蹴り足を掴んでドラゴンスクリュー。巴は拳の弾幕で迎撃。 ザゲンは、緋桜丸に拳を振るい、緋炎を蹴りではじき飛ばし、孔雀を狙って再度突進。 だが、それを受け止めたのは三笠だった。 緋桜丸と緋炎が勢いを殺し、三笠がその盾で受け止めればザゲンの勢いも止まり。 「邪魔をするなぁ!!」 「そうはいきませんよ」 うごきが止まった瞬間。放たれたのは孔雀の斬撃符。狙ったのは緋炎が薙いだ足だ。 傷を深く傷つけられて、ぐらつくザゲン。 その隙を逃さず、緋炎と緋桜丸が近づくと、 「‥‥散れ―月光閃」 「いくぜ、緋剣零式‥‥紅霞・焔!」 両者の技を受けて、膝をつくザゲン。その相手に三笠は真っ向から刀を振り下ろして。 これにて首領のザゲンも撃破。見事開拓者は海賊を撃滅したのだった。 |