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■オープニング本文 「恐怖、というものは良いものです」 歌うように、闇夜を歩き呟く男が一人。 今日の服装は真っ黒な僧衣。 天儀人のようでもあり、ジルベリア人のようでもある不思議な容貌、肌の色は黒。 そしてその目は真紅に輝いていた。 そして彼はやってきた。そこは墓地であった。 なにか理由があって、人がその土地から離れたのだろう。 すでに手入れをされなくなってから久しいその墓地は荒れ放題であった。 その片隅で黒衣の男、無有羅は目的のものを見付けた。 四つ並んで埋まった名前の無い墓である。 その前にたつ無有羅……彼は、ぬうっと手を伸ばすと、 「さて、ここにお誂え向きな死体が四つ。とびきりの余興を演出するとしましょうか」 そして、月夜に四つの影が立ち上がった。 ……その墓には、四人の開拓者が眠っていた。 かつて天儀の片隅にあるこの村をアヤカシの群れが襲い、それを開拓者が倒そうとしたのだ。 アヤカシの大群は手強く、四人の中堅開拓者は不幸にも命を落としてしまった。 そしてアヤカシの群れを恐れ、村は移住してしまったというわけだ。 月の下、ゆらりと立ち尽くす四人の姿。 まごう事なき死者の姿であった。 装備はかつてのまま、だがその体は無残に朽ち果てている。 サムライが一人。怪力無双らしく手には無骨な斧を持った男。 泰拳士が一人。両手両足に大きな刃物を付けた猫背の女。 シノビが一人。10本の指に長い金属製の爪を装備したひょろ長い男。 そして最後はもう一人のサムライ。二刀流らしく両手に刀を持っている男だ。 「さてさて、武器防具の整備もしてあげましたし、これぐらいでいいでしょう」 その四人を見つめて満足げな無有羅。 「近くには、お誂え向きに廃村もありますし、ここで楽しく戦って貰いましょうかね♪」 そして無有羅は歩き去る。 彼が欲しいのは、秩序無き混沌と狂気なのだ。 すでに火種は熾した。結果、だれが死のうが、部下が倒されようがどうでもいい。 全てはただ一時の暇つぶしに過ぎないのである。 さて、どうする? |
■参加者一覧
夏葵(ia5394)
13歳・女・弓
菊池 志郎(ia5584)
23歳・男・シ
玖雀(ib6816)
29歳・男・シ
熾弦(ib7860)
17歳・女・巫
ラビ(ib9134)
15歳・男・陰
楠木(ib9224)
22歳・女・シ
闇野 ジュン(ib9248)
25歳・男・魔
ディラン・フォーガス(ib9718)
52歳・男・魔
沙羅・ジョーンズ(ic0041)
23歳・女・砲
結咲(ic0181)
12歳・女・武 |
■リプレイ本文 ● 「……彼らだって、アヤカシになって人々を殺すことを絶対に望んでいないんだから……っ!」 唇を噛みしめて無念そうにラビ(ib9134)は呟いた。 「絶対に許せない……っ、僕が、僕たちが止めてあげなきゃっ!」 思わず歩みが早くなるラビ。だが、その肩にぽんと手が置かれた。 「……気合いが入ってるのは良いが、気負いすぎるのは良くないぞ」 ラビの肩に無骨な手を置いたのは、ディラン・フォーガス(ib9718)。 にやりと笑う白髯の偉丈夫は、優しい目で少年を見つめながら、ぽんぽんと肩を叩いて宥めて。 「そうそう、焦っても良いことはねぇよ。いざというときのために、常に冷静にな」 玖雀(ib6816)も、ラビの頭を頭をつんと優しく突いて、そう告げる。 ラビとこの二人は知己のようで、幼くどこか危ういラビを心配しているようだ。 当のラビはやっと自分が焦っていることに気が付いたのか、立ち止まって。 「玖雀さん、ディランさん……」 「ん?」 急に呼ばれた二人がラビを振り向けば。 「……僕はもう、前みたいに泣いたり、立ち止まったりしないから……一緒に、闘いましょうね!」 「ああ、期待してるぜ」 「無茶はするなよ?」 玖雀とディランの二人は、ラビの気合いの入った宣言に笑みで応えるのだった。 そんな3人をきょとんと首を傾げつつ眺めている結咲(ic0181)。 男の友情な雰囲気の3人をじっと眺めて不思議そうに。 「……ボクもよろしく、ね」 「ん? ああ、結咲も頼んだぜ。こっちの班じゃ貴重な前衛だからな」 つんつんと袖を引かれた玖雀は、この少女とも親しいらしい。 そんなやり取りを楽しそうだねと、笑いながら見つめる沙羅・ジョーンズ(ic0041)。 五人の開拓者は、ひとまず村の探索を続けるのだった。 「夏葵さん、見つかりましたか?」 菊池 志郎(ia5584)は傍らの小さな少女にそう尋ねるが、夏葵(ia5394)は首を振る。 「……大体、なら分かるんだけど、ころころ位置が変わるみたい」 菊池は瘴索結界「念」、夏葵は鏡弦を使ってアヤカシの位置を探っていた。 だが、瘴索結界の方は周囲に漂う妙に濃い瘴気のせいか、今ひとつしっかり判別が付かない。 そして鏡弦は、夏葵の持つ弓の長大な射程もあって広範囲の調査が可能なのだが、 「……時折反応が無いこともあるみたい。屍人みたいなアヤカシは、術への抵抗って苦手なはずなのに」 屍人たちが頻繁に移動していることあいまって、まだ正確な所在がつかめないようであった。 「やはり足で探さなければならないようですね。ですが、そろそろ日が落ちますよ」 どうしますか? と油断なく周囲を見回す熾弦(ib7860)は問う。 このまま夜を徹して探すか、それとも一度村を離れるか。 だが、開拓者達は皆、屍人と化したかつての同胞を早く解放してやりたいと思って居た。 「……では、一旦合流して誘いをかけましょうか」 熾弦の言葉で、一同は合流地点へと向かって歩き出すのであった。 そんな班の最後尾。 「ジュンさんっ! 約束通り、本気を見せてくださいよー……って、何食べてるんですか!」 「ん〜、力を出すための餅だよ〜。餅うめぇー……楠木ちゃんもいる? ほら、半分こ」 もっしゃもっしゃと暢気にモチを囓っていた闇野 ジュン(ib9248)。 彼はもふら型の餅(かじりかけ)を、ほいと楠木(ib9224)に向かって差し出すが。 「い、いりませんよ! もう、香りに誘われて敵がきちゃうかもしれませんよ?」 「あらら、それなら早く食べなきゃねー? ほい、じゃあやっぱりこれ楠木ちゃんの分」 そう言って闇野はかじりかけの餅を、楠木の口にぽいと放り込む。 「むぐっ! ……うう、食べちゃったじゃないですか!」 「あははーこんな事すると赤面しながら怒るんだよねーかわいー」 へらりと笑う闇野を睨みつつ、むくれた楠木はもふら餅をもぐもぐ噛みしめるのだった。 ● 「それにしてもそれにしても気味の悪い場所ですね」 日が落ちて、月明かりが照らす村を見回しながら思わず菊池はそう呟いた。 「特に夜になると……今、思いがけない所から飛び出してこられたらちょっと怖いですよね」 そんな言葉にこっくり頷くのは狐面を頭に斜に乗っけた夏葵。 「ふみゅ……怖いのは苦手なのです……」 だが、目尻を下げて怖いと呟く夏葵が狐面を被ると、彼女の少女らしい雰囲気はなりを潜めた。 見事な弓を構えて面の内側からゆだんなく周囲を窺うその様子はまさしく一流の弓術士。 それをみて菊池も杖を構えて、気持ちを切り替える。 ……月明かりの下で。 「もうさぁ、出直さない? 俺たち頑張った方じゃねー?」 と、闇野はもう嫌だとばかりに立ち止まって大きく声を上げた。 「死んだら元も子もないしー、これ以上は時間の無駄ってもんじゃーん」 「そんなっ! 折角ここまで来たのに、見捨てるなんて……出来ません!」 ラビは反発するが、怠そうに闇野は首を振って。 「はぁー……? じゃあ続けるなら勝手にすればぁ?」 「っ! ……意地でも探し出します!!」 とラビは一人で飛びだして言ってしまった。 「おいっ! ちょっと待てよ、一人で行くなんて危険すぎるぞっ!!」 それを追いかけていく玖雀。奇しくも開拓者達は分断されてしまうのであった。 これは開拓者の罠であった。 だが罠かも知れない、と屍人たちは考えもしない。 彼らは、ただの生きる屍。罠への恐怖心なんてものは存在しないのだ。 単に、今までよりは襲いやすくなった。それだけで彼らは動き出したのである。 「……来ますっ! 特徴は、2本の刀……二刀ですっ!」 単独で先行していたラビが叫んだ。彼は密かに人魂を飛ばし周囲を窺っていたのだ。 彼の言葉の通り、屋根の上から飛降りてくる二刀。狙いはもちろんラビだ。 飛降り、切りつける二刀、だがその攻撃は空中で迎撃された。 空中の二刀に飛びついてはじき飛ばしたのは玖雀だ。 はじき飛ばされた二刀、ごろごろと転がるがすぐにむくりと起き上がる。 だが、二刀の虚ろな眼窩を見据えて玖雀はラビを守るように立ちはだかり、がちんと拳を打ち合わせた。 「ラビ。お前のさっきの言葉が本当なのかは行動で示してもらおうか」 ぴたりと拳を構える玖雀。その背に向かってラビは言った。 「……はい、わかりました! 周囲の警戒とサポートは任せてください!」 戦闘は二刀と玖雀、ラビの間だけでは無かった。 彼らを背後から襲うべく、ひょろりと家屋の間から走り出た影が一つ。 「うぉっ!? ……新手だ!」 一瞬けおされたのか声を上げたディラン。 影の足運びはシノビ、十指には爪、屍人の十爪だ。このままではラビが背後から襲われる。 ……しかし、その影を追う小柄な開拓者が一人。 「コレが、倒す……敵? ……アヤカシ、なら、倒さ、ないと……」 七色に輝く漆黒の霊剣を鞘から払いつつ、駆ける結咲。 武僧ならではの身のこなしで廃墟の瓦礫を駆け抜けて、結咲はラビと十爪の間に割り込もうとする。 もちろんそれを十爪は妨害しようとするが、そこに絡みつく魔法の蔦。 ディランのアイヴィーバインドが一瞬、十爪の動きを止めたのだ。 壁を足場にひらりと十爪の上を飛び越えた結咲、ラビと十爪の間に着地して。 「アヤカシは、倒す、もの、だって……容赦、しないよ」 結咲は銀の瞳をすうっと細めて十爪を見つめ、一気に懐へと飛び込んだ。 他の開拓者達は援護をしようと二刀や十爪に狙いを定めていた。 その中で、弓の弦を引き絞る夏葵。 その弓には矢が番えられていなかった。 びぃんと弓弦が響きを立てる。それは鏡弦の調べだ。そしてすぐに夏葵は気付いた。 「……すぐ近くに居ます!」 鋭く一声発しながら矢をつがえ引き絞る。そして放った先には壁が。 矢が放たれたその瞬間、壁を粉砕して現れたのは大鎧を身につけた屍人、大斧だ。 矢が吸いこまれるように大斧の胸に突き立つが、大斧はそれをへし折り、めきめきと接近。 だが、すでに夏葵の警句は皆に届いていた。 「ではでは皆、始めましょうか!」 袖から小太刀を取り出した楠木は一気に早駆で距離を詰めると、鋭く連撃。 小太刀の斬撃から流れるように足を狙った奇闘術による蹴りを放つ。 しかし、その一撃は大斧の身につけた鉄板入りの脛当てに阻まれた。 「っつ! ……あ」 ぽたりと小さく血が滴った。颶風と共に振り下ろされた斧が小さく肩を霞めたのだ。 さらには蹴りを放った足からも血が流れているのだが、 「怪我しないって先輩に向かって宣言したけど……ま、まぁいいよね! 許されるよ今日ぐらいは!」 夏葵の援護で一旦距離を取り、その間に傷の具合を確かめて、再び飛びかかる楠木。 「無茶はしないでよー、はい。ホーリーコート……こんな可哀想な戦い、早いところ終わらせよう」 闇野はさらに楠木を援護して。 「……では、終わらない悪夢を、終わりにして差し上げましょう」 再び放たれた夏葵の矢と共に、楠木は反撃を開始するのだった。 そして最後の一匹はまだ隠れ潜んでいた。 両手両足に刃を付けた泰拳士、四刃はなんと開拓者を見下ろす壁に屍人の膂力でへばりついていた。 ここからなら奇襲が出来る。そう思って飛降りる四刃に、布が巻き付いた。 「君の相手は私だ。仲間には、指1本触れさせないよ」 四刃よりさらに上手に気配を消していたのは熾弦だ。 すぐさま跳ね起きて構える四刃だったが、そこに熾弦の黒夜布「レイラ」が繰り出される。 布は幻惑するよう翻るが、それを切り裂こうとする四刃の刃とは火花を散らして交錯して。 「……これで、全部ですね」 菊池は瘴索結界で周囲を改めて確かめて、開拓者と対峙する屍人4体を見据えた。 屍人の特徴はその頑丈さだ。 それに対してこちらは攻撃力や突破力に長けた前衛は少なめ、苦戦は必至だろう。 そうなれば、命綱は連携と回復というわけで。 「ご一緒する皆さんに、大怪我はさせません」 油断なく戦況を窺う菊池。まず彼が加勢したのは二刀と玖雀、そして結咲と十爪の戦いであった。 ● 「フン、血に塗れようがここは突破させやしねぇよ。……意地でもな!」 吼える玖雀。彼は言葉の通り血に塗れていた。 鋭い二刀の連撃を籠手で受ければ、闇夜に火花が舞い散る。 だが屍人の捨て身の力は侮り難く、二刀の一撃が玖雀の頬を浅く薙いだ。 背後から押し殺したラビの悲鳴。だがラビは玖雀を信じて呪声で援護。 だが二刀は止まらない。さらに連撃で、玖雀は菊池の回復を受けつつも満身創痍だ。 同じく結咲も霊剣を振るって懸命に前衛。 精霊力を帯びた霊戟破の一撃は鋭く十爪を脅かすが、十爪は屍人にあるまじき速度で飛び回る。 なかなか決定打を与えられずに膠着。玖雀はその中で、ちらりと楠木に視線を向けた。 大斧の屍人を相手に果敢に攻める楠木。彼女もまた怪我をしているようだ。 だが、小太刀を振るう剣筋に迷いは無い。それを見て小さく安堵した玖雀は、 「……一気にケリをつけるとしようか! ラビ、頼んだぞ!」 そう言って玖雀はなんと二刀に背を向け、そのまま十爪へと向かう。 追いかける十爪、なんとラビは十爪と二刀に挟まれてしまう。 だが、それが狙いだ。 「結咲、跳べ!」 結咲は玖雀の言葉を信じて十爪の前から跳びすさる。 玖雀の背を狙って二刀の刃が迫り、眼前には十爪。 だがその状況でも玖雀は仲間を、ラビを信じて印を結んだ。 「これ以上、血に染まらないで……っ!」 ラビが放った錆壊符が二刀の刃を腐食。 そこに飛来したのは、早撃ちの弾丸だ。沙羅の放った短銃の弾が二刀の両手の刃を打ち砕いた。 「……俺を忘れて貰っては困るな」 さらに、別の方向からディランのホーリーアローが十爪を貫き、アイヴィーバインドが動きを止める。 玖雀は二体の間近で好機を得て、忍術の風神を発動。両者を強烈な真空刃で切りつけた。 吹っ飛ぶ二刀と十爪、一気に形勢は逆転。そこを飛び離れていた結咲が強襲する。 「肩、借りる、ね」 とんと玖雀の肩を足場にして飛び上がると、吹き飛ばされた十爪を真上から霊剣で真っ二つに。 同時に、二刀は刃を失い、乱戦からはじき出されていた。 「コレで終わりだ」 そこを狙い撃つ沙羅。魔槍砲の魔砲「メガブラスター」を一閃。二刀を薙ぎ払うのだった。 二体の撃破を確認した菊池。他の仲間たちのもとへ援護に向かう。 疲弊した楠木を菊池は回復させ、さらに闇野は楠木をアクセラレートで援護。 楠木が攻撃し続けた大斧の足へ、夏葵の矢が綺麗に突き刺さり大斧は膝を折った。 そこに肉薄するのは回復した楠木だ。 「どうか、アヤカシになった事を悔やまないで……誇り高き、人だったんだから」 朽ちた顔を上げた大斧に、楠木は小太刀を一閃。屍人を瘴気の軛から解放するのだった。 そして、残るは最後の一匹、四刃だけだ。 四刃も屍人としては強力なのだが相手が悪かった。回避を得意とする熾弦は攻撃にあたることもなく。 菊池が放った水流刃が四刃を捉え、その刃先が鈍ったところにイムヒアでの反撃を一撃。 精霊力で刃以上の鋭さを帯びた布だ、一瞬で四刃を切り裂くのであった。 ● その後、開拓者達は結咲や菊池を中心に、皆で屍人と化した開拓者達を懇ろに弔った。 闇野はその墓に、枯れないと言われる桜ひと枝を手向けて、 「墓ぐらい、綺麗にしてあげるから……お疲れ様」 そういって、背を向けると楠木を有無を言わせず手を貸して。 「疲れたでしょー楠木ちゃーん。よいしょ……ほら、肩かしてあげるよ」 「明日は筋肉痛かな……いたたた」 前衛で最も被害の大きかったのは楠木と玖雀であった。 結咲や菊池の治療を受けたものの、全快はしなかったようで、まだ満身創痍だ。 そのためか楠木は闇野に肩を借りて、そして玖雀はラビに肩を借りていた。 玖雀は、お互い満身創痍なのを見て、 「約束、破っちまったな」 「でも、先輩……お互い様ですよね? 私も怪我しちゃったし……いたた!」 そういって玖雀と楠木は笑いあう。 そんな二人の後ろにそっと忍び寄る結咲。 「クジャク、……羽、どこ?今日、こそ、見せ、て」 「だーかーら! 服捲りあげたって羽なんてどこにもねぇっつってんだろうが! 俺は獣人じゃねーって!」 「でも、クジャクは、綺麗な羽、隠し、てるから……見て、みたい」 「発音が違うんだよ、発音が! ……って、いててて」 服をまくり上げられた玖雀、傷に響いたのか思わず声を上げると 「ああ、大丈夫ですか先輩!」 「玖雀さん! 平気ですか?! 包帯、まき直しましょうか!」 心配する楠木とラビ。一方結咲は何処吹く風で。 「クジャク、綺麗な羽、包帯の、下?」 「だー、もう! 違うって言ってるだろーが!!」 やいのやいのと盛り上がる一同。 朝日の昇る廃墟村で、墓を後にした開拓者は、しばし仲間との暖かい時を過ごすのだった。 |