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■オープニング本文 理穴の南西部、そこにはそれほど険しくない小さな山があった。 その山は、良い茸が沢山採れると言うことで周辺住人から茸の山と呼ばれていた。 だが、そこにアヤカシが現れたのだという。 出現したアヤカシは、狂骨と呼ばれる種類だ。 骨に瘴気が宿り生まれるアヤカシで、それ単体ではさほど強敵では無い。 だが、今回は数がおおいようだ。 現在確認されているだけで、すでに50体以上。 それが茸の山全域でうろうろとしているようだ。 このままでは、折角の秋なのに茸狩りも出来ない。 そこで開拓者の出番だ。 開拓者の目標は、山に居る狂骨たちを全部撃破することだ。 だが、幾つか注意しなければならない事がある。 まず一つ。敵のアヤカシについてだ。 目撃されているのは主に狂骨と呼ばれるアヤカシだが、どうやらそれだけでは無いらしい。 痕跡から調査したところ、どうやら岩人形系のアヤカシ、骨巨人がいるらしい。 これは骨が集まって巨大な人型を形作ったアヤカシで、なかなかに厄介な相手だとか。 狂骨以外に、骨巨人という強敵とも闘うことを想定する必要があるだろう。 そしてもう一つ。山についてだ。 単純な戦闘程度では、それほど山に悪影響は無いだろう。 足場も悪くなく、紅葉の季節だが視界もそれほど悪くない。 だが、足下には落ち葉が大量にあり、火を発する可能性のある技や術には注意する必要があるだろう。 火だけでは無い。 茸が大量に生える山なので、可能な限り自然を保護して維持する必要がある。 大規模な破壊や影響を与えるような術や技を使うと周囲の木々や地面に悪影響を及ぼしかねないのだ。 その点にも注意して行動するよう、ギルドからの依頼書には注意書きがされてあった。 なお、その森にほど近い場所に、猟師達が自由に使っている猟師小屋がある。 そこは山菜採りや茸狩りも使用されるらしいのだが、今回は開拓者たちに解放されるとか。 現在、山にアヤカシが居るせいで、今季はほとんど茸狩りが行われていないとか。 ということは、山にはまだ手つかずの茸が満載ということだ。 依頼が無事片付いたら、報酬に加えて自由に茸を採取してくれて構わない、らしい。 そして、ついでに取れたての茸を、その猟師小屋で料理してみるのも楽しそうだ。 さて、どうする? |
■参加者一覧
アレーナ・オレアリス(ib0405)
25歳・女・騎
駆魔 仁兵衛(ib6293)
14歳・男・サ
雁久良 霧依(ib9706)
23歳・女・魔
雲雀丘 瑠璃(ib9809)
18歳・女・武
緋乃宮 白月(ib9855)
15歳・男・泰
ジーン・デルフィニウム(ib9987)
22歳・男・ジ
ドロシー(ic0013)
21歳・女・武
帚木 黒初(ic0064)
21歳・男・志 |
■リプレイ本文 ● 「秋の味覚の代表とも言えるキノコ……」 早朝、山の近くで燃える男が1人。 「それを採らせまいと蔓延る悪のアヤカシ骨どもめ!」 駆魔 仁兵衛(ib6293)はぐっと拳を握り、雄叫びを上げた。 「もう容赦しないぞ! この俺が……俺たちが! 出汁を採って美味しく頂いてや」 「狂骨は一応人骨ですから……出汁はやめておいた方が良いかと」 そんな駆魔にきっぱりと助言するジーン・デルフィニウム(ib9987)。 「あら、そう……残念」 「キノコだけでも十分に良い出汁が取れますから、心配はいりませんよ」 そういって駆魔を宥めるジーンは、調理道具や調味料を持ち込んでいるようであった。 一同は、とりあえず麓の猟師小屋に集合していた。重い荷を下ろし、戦闘の準備をするためだ。 ちなみに荷物が一番大きかったのは、雁久良 霧依(ib9706)。 「なにがはいっているんですか?」 ぴこぴこ尻尾を動かして尋ねる緋乃宮 白月(ib9855)に雁久良は、んふふと微笑んで。 「郷里名産の長葱よ……実家からわざわざ持ってきたの。鍋で食べると美味しいわよ?」 にょきっと1本取り出して、うっとりと眺めてみたり。 確かに立派な長葱である。これならばきっと依頼の後のご飯は格別だろう。 ならば、さっさと依頼をこなさなければ、そう開拓者は意気込んで山に入っていくのだった。 「数が多いので、1人ずつ回るのも手だと思いますけど、どうしましょうか?」 ぱたぱたと、こちらも尻尾を振って雲雀丘 瑠璃(ib9809)は仲間に聞いてみた。 ちなみに緋乃宮は猫の尻尾だが、こちらの雲雀丘の尻尾はふさふさの狐な尻尾だ……閑話休題。 そんな雲雀丘の問いに、地図を眺めていたアレーナ・オレアリス(ib0405)が一同をぐるっと見回して。 「大まかな地図を作ってみましたわ。あまり広くは無さそうですし、まとまって動いても良いと思いますわね」 そう首を傾げて仲間たちに問いかける。 手分けして進むか、それともまとまって動くか。これは中々難しい問題だ。 だが、どうするかと悩む一同を一押ししたのは、雁久良だった。 「……以前、狂骨と闘った時は間近に寄られるまで気付かなかったってことがあったわ。単独行動は危険ね」 「だったら、まとまって行くで決まりだな! アヤカシ骨はかってに寄ってくるだろうしな!」 きっぱりと駆魔が言えば、それで決まり。一同は集まって行動することにするのだった。 もちろん、手分けして動くよりは効率が落ちるだろう。 だが、それはアレーナや雁久良があらかじめ地図を準備しておいたことによって補えるはずで。 「では、皆さん参りましょうか」 ぽんと手を打ってドロシー(ic0013)が言えば、一行は出発。 そんなドロシーは、隣を歩く腐れ縁の友人、帚木 黒初(ic0064)を眺めて、急に尋ねた。 「……ところでクロハツってきのこがあると聞いたのですがここにはあるかしら?」 「なんですか、藪から棒に……放浪していたからと言って別に茸に詳しくは無いですよ?」 「ていうか食べれますの?」 「良くキノコにはあたっていましたけど……」 首を傾げる帚木だが、そんな彼に助け船が。 野草図鑑や、近くの住人から毒茸について聞いてきた書き付けを見て、雁久良が一言。 「……クロハツってキノコは、毒があるみたいね♪」 「あら、食べられないんですか。残念」 なんとも暢気なドロシーは、首を傾げて心底残念そうに呟くのだった。 ● 静かな秋の山を開拓者一行は進んでいた。 周囲には美しい紅葉が広がり、空気は澄んでまさに秋の行楽日和といった風情だ。 「平穏そうな秋の幸の採れる山にすら大量のアヤカシが徘徊するとは……どういうことかしら」 ふと、先頭を進むアレーナがそう呟けば、 「それも随分と数が多いようですね。 でも人への被害がなくってよかったですわね」 応えたのはドロシー。天真爛漫そうなこの武僧の姫君がそういって笑顔を浮べて。 「でも、50体以上ですか……大変ですが、頑張りましょうね」 「ええ、数が数だけに人里に下りてくると厄介ですし、此処で残らず討ち果たしてませましょう」 緋乃宮の言葉に再びアレーナが応えて、一同はさらに山深くへ歩いて行くのだった。 この山はさほど険しくないようだ。だが足場は余り良くない。 たっぷりと落ち葉が積もり、それが季節柄湿気て、非常に滑りやすいのだ。 だが、そんな足場を物ともせずに開拓者は進んでいた。 とくに軽々と山野を進んでいるのは武僧の2人、雲雀丘とドロシーだった。 武僧たちは山を修行場とする者たちであり、彼らには天狗駆という技がある。 脚部に精霊力を宿し、山々をまるで天狗のように軽々と移動する武僧の技。 それを駆使して、2人は周囲を警戒し、アレーナや雁久良の集めた情報の通り進んでいくのだった。 そんな中、敵の存在に最初に気付いたのは志士の帚木だ。 「……いました。斜面の上に10匹……骨巨人が居ないと良いのですが」 志士の帚木は心眼で気配を察知したのだろう。 すぐさま武僧が2人調査に行けば、そこにいるのは狂骨だけのようで。 「まずは小さいのからでしたわね……数の暴力って嫌ですけど、これぐらいでしたらいけますわ」 「ああ、まずは先に雑魚の骨どもだな! 巨人が来る前に、一気に撃破といこうか!」 刀を抜き払って構えるドロシーに、駆魔も声を上げて応えて一同は一気に肉薄。 まずは最初の狂骨集団へと襲いかかるのだった。 数で言えば、狂骨が10に開拓者が8、開拓者不利だと思うだろう。 だがしかし、そんなことは一切無かった。 前衛を務めるのはサムライの駆魔と騎士のアレーナ。 歴戦の女騎士のアレーナと若侍の駆魔は戦い方からも好対照だ。 「あまり前に出すぎると危ないですよ?」 「俺はサムライだ、殴ってナンボ、殴られてもっとナンボよ!」 ひらりと敵の攻撃を回避し、受け流し狂骨を切り倒すアレーナと、烈火のごとく猛進する駆魔。 さらに、前衛として攻撃を加えるのは泰拳士と志士の2人。緋乃宮と帚木だ。 「ドロシーさんは大物まで我慢してください……今回だけは盾になって上げますから、今回だけ……」 刀「虎徹」を鞘走らせて、前にでる帚木はドロシーを後ろにかばって。 一方、緋乃宮は手甲を手に縦横無尽、素早く狂骨の攻撃を回避しながら拳の連打だ。 あっというまに狂骨の集団は半壊。帚木の言うようにドロシーら武僧は今回は出番無しのようで。 そして、残った残党を刈り取るのは後衛の雁久良と、ひらりと退路を塞いだジプシーのジーン。 ジーンは舞うような足取りで狂骨の退路へと回り込み、敵の攻撃をクロースで受け流す。 そして返す一撃は踊るように繰り出された短剣の一撃。 あっというまに10ほどの狂骨は撃破され、瘴気が霧散しタダの骨へと戻って。 開拓者一行は再び山の探索に移るのだった。 前衛と後衛の連携、十分な準備と警戒、そして地形を把握し協力しての戦い。 これが揃った開拓者たちは、10匹ほどの狂骨相手にはびくともしなかった。 勢いにのった開拓者は続けざまに、狂骨の群れを連続して撃破する。 10体ほどの群れを一つ二つ、そして三つ撃破、合計して40ほどの狂骨を撃破したことになるだろう。 このまま行けば一気に倒しきれる、と思ったのだが、どうやらそう簡単にはいかないらしい。 「……っ、あれは……」 気付いたのは武僧の雲雀丘。彼女は、木々の向こうに見える白い姿にはっとして呼子笛を吹き鳴らした。 響く笛の音、すこし散らばって狂骨を探していた一同は一気に身構えた。 木々の向こうには、白い巨人、骨巨人と10ほどの狂骨の姿があったのだ。 いよいよ最終決戦、開拓者たちは十分な余裕をもって最後の強敵を迎え撃つのだった。 ● 「誘導するのは骨ですね。多少木が倒れるのは仕方ないでしょう? ほら、これも苗床なり道になり……」 こちらに気付いた骨巨人をおびき寄せる開拓者一同、そんな中で帚木がそういえば、 「あら、木は倒さないように努力しなきゃだめですよ。ですから、援護をお願いしますね」 応えたのはドロシーだ。今までの鬱憤を晴らすかのように刀と宝珠銃を手にひらりと斜面を駆け上がる。 それを苦笑して見送る帚木は、弓を手にしてぴたりと骨巨人を見据えて、 「……まぁ、そういわれては仕方ありませんね、では私は周囲の雑魚を狙いましょうか」 きりりと弓を引き絞り、矢を放てば骨巨人の周囲の狂骨が一体、眉間を射貫かれて崩れ落ちて。 開拓者たちは、まず骨巨人を誘導しながら危険な後退を行うのであった。 「おらっ! こっちだぜデカイのっ!!」 剣気で骨巨人を威圧して、さらには咆哮でおびき寄せるのは駆魔。 骨巨人の誘導において、彼の技がもっとも効果を発揮したようだ。 だが、そうなると駆魔が完全に狙われることになるわけで。 「……よーし、こっちだデカイの……って、早ぇな!!」 すると一気に転がるように斜面を駆け下りてくる骨巨人。 どうやらこの巨人、岩や氷で出来ている他の巨人型のアヤカシに比べて軽量級のようだ。 それ故に、結構素早かったようで駆魔は慌てて、誘導先へと全力疾走。 だが、それに追いつきそうな骨巨人……を止めたのは2人の武僧だった。 骨巨人より身軽に、山肌を飛び回る2人。 まずはドロシーだ。手にした宝珠銃で牽制してから接近し、刀に精霊力を纏わせての霊戟破。 さらに接近して一撃を放ったのは雲雀丘。小柄な体躯に似合わず獲物はなんと長大な方天戟だ。 それを軽々と振るうのは、武僧の技・覚開断である。 全身に精霊力を廻らせて、素早い武器捌きで縦横無尽に骨巨人を妨害して、その隙に距離を稼ぐ駆魔。 骨巨人は反撃しようと拳を振るうが、それを妨害するのは遠間から放たれるジーンの鞭だ。 それならばと、周囲の狂骨に武僧を狙わせようとすると、すでに狂骨は居なかった。 「あら、仲間の狂骨をお探し? 残念ね♪ もう倒しちゃったわよ」 雁久良の魔法と帚木の矢が狂骨らを全て打ち砕いていたのだ。 そして骨巨人は、開けた場所まで無事に誘導されて、そこで待ち構える開拓者たち。 「よーし、これで広い場所におびき出せたし、あとは囲んでボコるだけだな! さっきの恨みだ!」 駆魔は長巻を手にずいと前に出て、他の開拓者も一気に反撃を開始するのだった。 豪腕を振るって、叩きつぶすような一撃、だがそれは空を切った。 「枯葉の音で奏でるタップ……聞き入りながら沈みなさい」 前衛のジーンは、クロースを翻し見事に敵の一撃を回避。自身に引きつける。 そこに雁久良のアイヴィーバインド、枯れ葉の下から魔法の蔦が這い伸びて、豪腕を拘束。 苦し紛れに骨巨人はもう片方のてを振るおうとするが、そこには武僧の2人と緋乃宮が。 回避に長けた三者、三方に散ってひらりと腕を回避し反撃の三連撃だ。 ドロシーの霊戟破、雲雀丘の覚開断、そして緋乃宮は暗勁掌の一撃で、片腕を粉砕。 「おや、もう片腕ですか……ではこちらも壊させて頂きましょう。最後の手洗いうがいは済みましたか?」 片腕の粉砕を見て、ジーンはひらりとクロースで片腕を受け流しつつ、短剣で連撃。 そこにさらに雁久良のホーリーアローが連続命中、これにて両腕が粉砕。 そして最後に怒濤の攻め、まずは帚木の矢だ。 炎魂縛武をのせた燃える矢がするどく放たれ、骨巨人の頭に命中、ぐらりと傾ぐ巨体。 そこにひらりとアレーナに駆魔が肉薄。 駆魔は新陰流、アレーナは聖堂騎士剣で、強烈な攻撃が二発直撃。 すると、そのまま骨巨人の巨体はがしゃりと地面に倒れ、瘴気は霧散し残るのは骨の山だけであった。 危なげも無く骨巨人を一蹴した開拓者たちは、ほうと息をついて。 「怪我した人は……いないみたいですね? それなら、もうちょっと周囲を見てきますね」 ひらりと駆け出したのは雲雀丘だが、彼女も程なくして戻ってきた。 「もう、倒し漏らしは無いみたいです。なら、あとは……茸狩りですね♪」 そういって、雲雀丘が大きな方天戟を籠に持ち替えれば、一同も同じように籠を手にして。 いよいよ待ちに待った茸狩りの時間である。 ● そして数刻後、開拓者たちは手にキノコで満載の籠をもって猟師小屋に集まっていた。 そこに最後の2人、ドロシーと帚木が。 「……こうやっていると出会った時を思い出しますわねぇ」 「出会ったときですか?」 「ええ、あなたもこうやってきのこのようにひっそり森の中に生えていたのでしたわよね、黒初?」 「…………生えてません。ごく自然に私を菌類に分類しないで下さい」 と、なんともほほえましい(?)会話をしつつ、2人も一同に合流。 大量の茸料理が並ぶのであった。 ちなみに、料理の提供者は3人。 雁久良は、持参した長葱を茸と炒めて、皆に振る舞っていて。 「疲れた身体にキノコがこの秋一番効く! ……うめぇぇ! 美味死するううううっ」 美味死ってなぁに? と雁久良に突っ込まれつつ、全身で喜びを表現する駆魔だったり。 「茸鍋、作って見ましたよ。みなさん、お疲れ様でした」 こちらは緋乃宮、泰国出身の彼が作る茸鍋はなかなかに美味で、こちらも周囲からは好評だ。 そして、一番豪華なのはジーンだ。 「……戦闘後となると、少々倦怠感が伴いますが、折角持ち込んだ物もありますし、色々と作りましょう」 かつて、主に仕えたときに学んだ技の数々を振るって、作り上げたのは茸づくしの料理の数々だ。 ジルベリア風のソテーから、物珍しいチーズを使った茸料理に、天儀風の焼き物もずらりと勢揃いで。 「……料理をすると聞いたので調味料を持ってきましたわ。ちょっと偏ってしまいましたが」 それを見て、ドロシーが調味料だと言いつつ取り出したのは大量の酒だ。 ずらりと並んだ料理の数々を前に、大量の酒も振る舞われて、 「……まあ、お酒は適度に済ませなさいよ。酔いつぶれたりしたら、引き摺って帰りますよ」 「大丈夫ですわ、こんなに美味しそうな料理が揃っているんですもの、つぶれたりしたら勿体ないですわ」 帚木に釘を刺されつつも平気だと言って、ぱくぱくと人一倍茸料理を平らげるドロシー。 その意外な健啖家っぷりに、周囲も盛り上がったようで、一同は楽しく宴を続けるのだった。 「こんなに沢山の料理……お姉ちゃんだったら喜びそう……」 チーズのかかった炙り茸をかじりつつ雲雀丘はふと、食いしん坊の双子の姉に想いを馳せて。 そして、ちょうど時刻は夕暮れから夜。山の向こうにぽっかり浮かんだ月を見上げるのはアレーナだ。 「月と酒があればそれで十分でしてよ」 「それじゃ、私が頂いてしまいますわね? その代わりにお酒をどうぞ〜」 アレーナが料理は平気よと言えば嬉しそうにもきゅもきゅと茸を頬張るドロシー。 酒と茸が織りなす楽しい宴は、まだ暫く続くのであった。 |