菊香纏う花々は
マスター名:雪端為成
シナリオ形態: ショート
危険
難易度: やや易
参加人数: 8人
サポート: 0人
リプレイ完成日時: 2012/10/23 19:22



■オープニング本文

 武天の芳野はお祭り好きな街だ。
 今回は菊の祭。
 美しい菊が街中に飾られ、秋の華やかな祭として盛り上がっているようだ。
 そんな芳野の一角、古びた佇まいの立派な店にて。
 店の名は桜花楼。老舗の女郎屋として芳野では有名だが、かなり高級なお店である。
 その店にて。
 その日、遊女見習いである新造や若い禿たちが、楼主の陣右衛門に直訴していた。
「「「菊のお祭りに、行きたい〜!」」」
 これには陣右衛門も困り顔だ。
 しかし、そういえば去年は開拓者のお手伝いを頼み皆で祭に行ったことを思い出して。
 それならば、今回も開拓者に頼み、ちょっと手伝って貰おうというわけで。
 というわけで、陣右衛門は開拓者への依頼を出して、準備万端。
 桜花楼の面々は、菊のお祭りを楽しみにまつのだった。

 さて、そんな桜花楼では最近ちょっとした動きがあった。
 看板の女郎は現在三名。
 匂い立つような色気が評判の姐さん女郎の朝霧。
 歌舞音曲と学識においても当代一と評される、もう一人の姐さん女郎・紅山。
 そして、美貌においては並ぶ者無しと言われる吉備だ。
 もちろん、これ以外にも幾人か女郎が在籍しているこの桜花楼。
 少し前に、初雪という名の看板女郎が身請けをされ、今は看板女郎が3人だけだ。
 そこで、現在はまだ客を取らない新造の中でもっとも有望な一人をそろそろ女郎に、という話が出たのだ。
 その娘の名は彩。まだ女郎としての名を持たない新造の1人だ。
 彼女は長らく初雪について、振袖新造として手伝ってきた生え抜きの娘さんだ。
 年頃もそろそろだし、先輩女郎たちの覚えもめでたい。
 性格は少々活発で無邪気な質だが、それもまた愛らしいと評判で。
 というわけで、今回からは朝霧、紅山、吉備に加え、彩も女郎見習いとして振る舞うようで。
 そんな状況の桜花楼の菊祭。ちょっとお手伝いをしては貰えないだろうか?

 さて、どうする?


■参加者一覧
レヴェリー・ルナクロス(ia9985
20歳・女・騎
宮鷺 カヅキ(ib4230
21歳・女・シ
ルシフェル=アルトロ(ib6763
23歳・男・砂
ミカエル=アルトロ(ib6764
23歳・男・砂
音羽屋 烏水(ib9423
16歳・男・吟
木葉 咲姫(ib9675
16歳・女・巫
弥十花緑(ib9750
18歳・男・武
信貴山 聡英(ib9983
29歳・男・武


■リプレイ本文


「もう一年経ってしまいましたか……あっという間でしたねぇ」
 冷たくなった風を感じながら、往来を行く宮鷺 カヅキ(ib4230)は銀の蝶々模様の袴姿だ。
「皆元気にしてるかな。さて、まずは……」
 彼女が目指しているのは飴細工の屋台と小間物屋。
 そこは去年、桜花楼の面々を連れて祭を楽しむ依頼で好評だった場所のようで。
「場所が変わっていなければいいんだけど」
 すたすたと足取りも軽く、秋の空の下を進む宮鷺であった。

「今年も菊祭か〜。綺麗に咲いたねぇ」
「ああ、天気も良いし。それに祭りなら、色々と楽しめるからな」
 並んで祭の中を進む二人の男。高い背、金の髪、白い肌と赤い瞳。
 それだけでも目立つのだが、それが双子とあればより目立つこの二人。
 彼らの名は、ルシフェル=アルトロ(ib6763)とミカエル=アルトロ(ib6764)。
 二人も去年、この桜花楼にて菊祭での護衛を果たした面々で。
「さて、それじゃいいお店を探さないと……」
「そうだな。だが女性向けの店の善し悪しは女性じゃないと分からないからな」
 というわけで陽気そうなルシフェルと冷静そうなミカエルは、往来を行く女性に同時に声をかけた。
「ね、おねーさん。何か此処らで人気のお店とか、なーい?」
「あ、聞きたい事があるんだが。此処の辺りで人気の菓子の店知らないか?」
 同じ顔の双子、しかも物珍しいエルフの青年たちに聞かれて、吃驚しない人は居ないだろう。
「君みたいな、可愛い子を誘いたいなって思って……今度、一緒に行かない?」
「アンタみたいに綺麗だったら、もう誘いを受けてるだろうけど……良かったら、今度一緒に行かないか?」
 と誘いをかけることも忘れない二人だった。

「貴女達が気楽に楽しめるように、精一杯やらせてもらうわね」
「ええ、お願いするわね……さあ、皆も協力して準備するのよ!」
 姐さん女郎たちの号令一下、わっと動き出す女郎に新造に禿たち。
 その中でくるくると働く仮面の女騎士、レヴェリー・ルナクロス(ia9985)だ。
 着付けを手伝ったり、履き物や髪の準備を整えたりと大忙しである。
「……で、結局どうしましょうか? 同じ時間にしますか?」
「そうですな。今回は折角8名も来てくださったことだし、同じ時間に別れて出ましょうか」
 祭には一番盛り上がる時間がありますから、とレヴェリーに応えるのは楼主の陣右衛門。
 というわけで、全員が一緒になって出ると決まり、ますます準備で大忙し。
 こっちの衣装が良いと比べたり、お気に入りの簪が見つからないだと大騒動であった。
「騎士様! どちらが似合うと思いますか!?」
「え? えーっと……こちらのほうが秋らしいかしら」
 きゃっきゃと新造たちに群がられて困り顔のレヴェリーだったが、
「ほらほら、折角お手伝いに来てくださった開拓者さんを困らせてはダメでしょう?」
 と笑いながら言って妹分たちを追いやったのは、新造の中で一番年上、看板女郎候補の彩だった。
「ああ、彩さん……助かりました。皆元気ですね」
 ふふっと笑みを浮べて言うレヴェリーに、彩も
「あの子達は外のことに興味津々なんですよ。レヴェリー様がジルベリアの騎士だと聞いてからは、もう特に」
 そういって笑うのだが、
「……まぁ、私も興味津々なんですけどね」
 と悪戯っぽく告げれば、思わず二人は噴き出すのだった。
 一方、楼の奥にて。
「ここは私がやっておこう。今日は料理も仲間が用意するということだし、雑事はこちらに任せてくれ」
 信貴山 聡英(ib9983)がそう話しかけた相手は、桜花楼で働く者たちだった。
「……折角の菊花の祭りだ、かかりっきりで酒の一杯も引っかけられぬは寂しいことだろうて」
 そういって柔らかい笑みを浮べる聡英に、背中を押されて、その女性達も心を決めたよう。
 それぞれ着替えて祭にでる準備をするようで。
 彼女ら女郎屋で働く女性は、実はかつてここで新造や女郎として働いていた者だった。
 ここの楼主、陣右衛門は亡八と呼ばれる楼主でありながら、仁義と人情に厚い男だ。
 それ故に、この楼では体を壊す女性も少なく、年期を終え第二の人生を歩む女郎たちも少なくない。
 そのうち一つが、こうしてそのまま女郎屋に残って働く道なのだ。
 普段は、飯炊きや洗濯など雑事で忙殺されてしまう彼女たちを労う聡英。
 堅そうな武僧でありながら、中々に人情に篤い人物のようであった。
「……さて、とりあえずどこから手をつけた物かな。出発の時間までに終わると良いのだが」
 下積み経験で慣れているが、と周囲を見回す聡英。
 彼は、山のような洗濯物や積まれた薪を見て、よしと腕まくりで取りかかるのであった。
 そしてもう一人、桜花楼と縁ある馴染みの座敷を借りて、料理を頼んだ少年が。
「では予定通り菊花膳の用意をよろしくのっ!」
「おう、任せとけ! 桜花楼の娘さん方が客とあっちゃあ、気合い万倍だぜ!」
「うむ、楽しみにしておるぞっ!」
 菊ご飯におひたし、酢の物、天麩羅に吸い物と様々に出来ると思うし、と指折り数える黒い羽の少年。
 音羽屋 烏水(ib9423)は、その指示を伝えてから急いで桜花楼に戻るのだった。
 途中、祭の様子をしっかりと調べてから、次は菊花を買い込んできて飾り付けと大忙し。
 そこにひょこりと顔を出したのは、姐さん女郎の紅山だ。
「菊花の飾り付け……お見事ですね。これは貴方が?」
「う、うむ。期間限定で飾り付けも良いかと思ってのっ!」
「ええ、我らの家が綺麗なのは嬉しいこと……そういえば、音羽屋さんは三味線弾きだとか?」
 歌舞音曲に長けた紅山、音羽屋に興味があるようで。
「あとで、一曲聴かせてくださいな?」
 そんな紅山の誘いに、思わず音羽屋はどぎまぎとしてしまったり。
 そして、丁度そこにやってきたのは、開拓者の二人連れ。
「わ、わたしも飾り付けのお手伝いをしますね」
 飾り付けのお手伝いをすると音羽屋に手を貸すのは木葉 咲姫(ib9675)。
 そして、咲姫の後ろに着いてきていたのは弥十花緑(ib9750)だ。
 彼も黙々と、高所への飾り付けを手伝って。
 だが、古い銘木に彫られた桜花楼の名を見て、ふと花緑は視線を咲姫に向ける。
 視線に気付いた咲姫は首を傾げて、
「……花緑さん、何かおかしなところがありますか?」
「いやいや、そうやない……ただ、楼と髪飾りと桜花揃いやと思って、ついな」
 花緑は、咲姫の桜の髪飾りを見ながらそういって、
 すると咲姫は、ほほえみを浮べて。桜は、彼女にとって戒めでもあることを表に出さずに。
「……ええ、折角の楽しいお祭りですし、ね」
「綺麗で、よう似合うてるなぁと」
 そんな花緑の言葉に、すこし寂しげなほほえみを向ける咲姫だった。


 日暮れ前、まだ夕闇が落ちず昼の光が淡く残る時間。
 夕日と灯りに浮かび上がる菊の花はますます美しく、その時間に桜花楼の面々は出立した。
 ぐるりとそれぞれ別れて思い思いに祭を廻るようだ。

 まずは吉備たちの一団が。彼女たちはルシフェルとミカエルが護衛だ。
「久しぶりだな。相変わらず元気そうで何よりだな。綺麗なのも変わらずだけどな」
 なんとミカエルは吉備の手の甲に口づけてそういえば、ルシフェルも同じように口づけて。
「あれあれ、異国の方はやはり積極的でありんすな」
 そうあしらう吉備に、はしゃぐ周りの新造たち。
 この一団はどうやら二人がいろいろ調べてきた女性人気の高い店に行くようで。
「いやはや、さすがに菊が見事でありなすな。それにどの店もみな喜んで……」
 嬉しそうな妹分たちの様子に目を細める吉備だが、そんな吉備たちにルシフェルとミカエルは、
「菊以外も綺麗な花が並んでいるけどね」
「ほう、確かにわっちらの店の花は粒ぞろいでありんすな?」
「綺麗なお花は皆のもの、だよね? 独り占め出来ないのは、残念」
「綺麗な花は見ても触れても癒されるな。まぁ、確かに独り占め出来ないのは残念だな」
 そういって笑うルシフェルとミカエルだった。
 だが、そんな二人の所に、先程声をかけた女性達がやってきて、連れて行くという話は? と一悶着。
「……おやおや、独り占めも粋ではありんせんが、あまり女泣かせなのも、困りものでありんすよ?」
 と、吉備に意地悪をいわれたりする二人であった。

 続く一団は、姐さん女郎の1人朝霧の一団だ。
 彼女は看板女郎の中では一番の古株とかで、妹分たちもすでにいっぱしの女郎たち。
 目立つ美貌が勢揃いすれば、道行く者も振り返るほどで。
 人数が少なくとも目立つその集団を護衛するのは、咲姫と花緑の2人だ。
 目立つせいもあるだろう。ふらりと酔漢やあまり素性の宜しくない男が寄ってこようとすることも。
 だが、その前にすっと立ちはだかる2人。
「執拗な殿方は嫌がられますよ?」
「……僧が大人しい思ったら間違いですよ?」
 咲姫にきっぱりと言われ、そして目の前に錫杖を出されたら、すごすごと引き下がる迷惑な客たち。
 こうして2人は大いに、朝霧らには信頼されるのだった。
 だが、そうしてしっかりと護衛しつつも、
「咲姫さん。女郎さんの御傍、お願いしても宜しいですか?」
「どうしてですか?」
「真横に男が寄っててもええ顔されんやろうし、彼女らのお話も弾みますし……その方がええかな、と」
 と言い出す花緑。だが、そんな花緑に咲姫は首を振って。
「私たちは護衛ですから、離れてはダメだと思いますよ」
「その通りでありんす。そんな気遣いはなさりんすな」
 と朝霧にも言われ、一同はまとまって祭を廻るのだった。

「紅山さん、お久しぶりです。お元気そうで何より」
「お久しぶりですね。宮鷺様……お変わりはありませんか?」
 宮鷺の微笑に、同じようにほほえみを返す遊女紅山。
 紅山は歌舞音曲を得意にする妹分が多いようで、一同は祭の音楽や演劇を楽しみにしているようで。
 そんな紅山の頭にはきらりと輝く菊花の柄のかんざしが。
「……ああ、去年の簪、つけていてくださったんですね」
「ええ、この紅山、滅多なことでは物を忘れたりはしませんよ」
 そういってころころと楽しげに笑う紅山を見て、嬉しく思う宮鷺であった。
 ちなみに、この一団の護衛は宮鷺だけではない。もう一人、音羽屋がいたのだが、
「花愛でるは男子の嗜みじゃ!」
 ぺけぺーんと三味線を慣らしつつ、頑張って護衛中の音羽屋。
 だが、どうにも周りの女郎たちからすると可愛い弟分扱いのようで、
「……なんじゃいな、その目は。わし、そんなに頼りないかのぅ」
「あら、違いますよ? 先程も迷惑な御仁をすやと眠らせてくださいましたし」
 そう紅山が言えば、そうですよと周りの女郎たちも声を合せて。
 だが、新造や禿たちからは、その羽根をぺたぺた触られたりと、やっぱり釈然としない音羽屋。
 そんな様子に一同は思わず笑い合うのだった。

 そして最後の一団は、彩とその妹分だ。
 彼女たちは身請けされた看板女郎の妹分たちだ。
 だが年若く、見目麗しいとあればよからぬ輩がよってくるものだ。
 しかし不幸なことにここの護衛たちが最も盤石だったようで。
 一足飛びにひらりと酔漢の眼前に飛び込んだのはレヴェリーだ。
「……此処は引いてくれないかしら。祭は楽しくするものよ?」
 ぴしりと言われては、さすがに怖じ気ついて。
 そして、腕に自信ありというような乱暴者のまえにすっくと立ちはだかるのは武僧の聡英。
「折角の祭に水を差すのは無粋だ。お引き取り願おうか」
 相手にだけ見えるように、そっと小太刀の柄に手を触れれば、相手はそれで引き下がって。
 そして一行は、ぶらりと祭の喧噪にもどっていくのだった。
 ちなみに、この一団は買い物が多いようだ。
「良いわ。其れは私が持ってあげるから……あ、そっちも持つわね」
「ではこちらは私が持とう……布団? む、大丈夫だ。それぐらいならまだ持てるはずだ」
 簪に打ち掛け、秋らしい小物に櫛とひょいひょい買い物をする一行を眺めつつ、
 両手一杯の荷物に埋もれたレヴェリーと聡英は、まだ買うんだろうかと思わず苦笑するのだった。


 祭を楽しんだ一行は桜花楼から座敷に移っていた。
 その中心はもちろん音楽だ。
「歌えや踊れ、奏でや笑え、楽し楽しと菊花に負けぬ花を咲かせようではないかっ!!」
 ぺけぺんと三味線片手に音羽屋が奏でれば、負けじと新造たちも音楽に加わって。
 今日ばかりは、客は居らず皆が仲間。
 そして、聡英が下働きの者たちに至るまで言ったように、桜花楼の者が楽しむための宴席だった。
 普段は伸ばせぬ羽を伸ばす一同。そんな賑やかな宴席が繰り広げられるのだった。
 そんな中で、ルシフェルは宮鷺を呼んで、桃色の菊があしらわれた簪を手渡せば、
「……ありがとう」
「うん。似合う似合う。可愛いよ」
 しばし目を見開いて驚いていた宮鷺は早速それを髪に付けて、踊りの輪に加わるのだった。

 彩は、そんな開拓者たちを眺めて、笑みと共にちくりと心が痛むのを感じていた。
 姐様と慕う初雪は身請けされてこの場には居ない。その相手が開拓者だったのだ。
 寂しさと、そして好奇心。外の世界を知らない彩は、開拓者たちの話が聞きたくてたまらなかった。
 そこにやってきたのは、聡英とレヴェリーだった。
「彩殿はずっと付いていた姐さんが身請けされたのだったな。嬉しくもあろうし寂しくもあろう」
 そう切り出す聡英。心を見透かされたようで赤くなる彩だったが、
「敢えて無理に聞こうとはせんが……話を聞くことぐらいは出来るかもしれんな」
「そうね。此れからのこと、不安はある? 少しは相談に乗れるかもしれないわ」
 そう心配する二人に、ふるふると笑顔で首を振って。
「不安とか……そういうのじゃ無いんです。なんだか初雪姐様がうらやましくて」
 そして、彩は開拓者についての話を二人にせがむのだった。
 何時しか新造や禿も集まって、二人の旅や冒険の話に耳を傾けて。
 そしてそれが一段落したとき、ふと音羽屋が切り出した。
「そういえば、彩はまだ名がついておらんのではなかったかな?」
「ええ、そうですよ」
「これも縁なれば、菊にちなんだ名というのはどうじゃ?」
 そんな音羽屋の思いつきに、それもいいと女郎たちが盛り上がるのだが、
「……お気持ちは嬉しいのですが、実はもう名前は考えてあるんです」
 にっこりと笑う彩。それを見て、はたと手を打ったのは聡英だった。
「……ふむ、姐さんの名を貰うのでは無いかな? 初雪……雪をとって、彩雪とか」
 そういわれて、びっくりしたような、嬉しそうな顔を浮べて、頷く彩。
 思わぬ形での名の披露となったこの宴席に他の新造や禿も大賑わいで。
 皆が自分はどんな名前がと開拓者たちに聞いて回るのを見て、
「……綺麗な花は愛でるもの。貴女達も、きっと綺麗に咲き誇れるわ」
 大きな笑みと共に、レヴェリーはそう請け負うのだった。