【SA2】SA‥‥?
マスター名:西川一純
シナリオ形態: シリーズ
危険
難易度: 普通
参加人数: 8人
サポート: 0人
リプレイ完成日時: 2010/10/10 08:41



■オープニング本文

 天儀の中心都市たる神楽の都。
 様々な人が行き交うこの都に、開拓者ギルドは存在する。
 はてさて、今日はどんな依頼が舞い込むやら―――

「セブンアームズ(以下SA)の騙りが出ました」
「‥‥また直球ね。すでに騙りだってバレちゃってるわけ?」
 ある日の開拓者ギルド。
 なんということはない昼下がりに、職員の十七夜 亜理紗は目を瞑ったままの微妙な表情で呟いた。
 話しかけられた先輩職員の西沢 一葉は思わず手を止め、のっけからネタばれしていることを指摘する。
 SAとは、石鏡の国を徘徊し人を喰らう、人型アヤカシ7体の総称である。
 知性が高く、特殊な黒マントや武器具現化の技を使うアヤカシたち。
 性格も残虐とは言いがたく、一時期は人の町で暮らしていたこともある。
 しかし、やはり相手はアヤカシなのである。人を喰らうということに違いはなく、それを止めることはない。
 ある意味それは当然か。彼らも生きるために人を喰らうのだろうから。
 石鏡の国はSAたちとの融和の可能性を否定し、撃滅あるのみと結論づけている。
「石鏡の東の端っこ辺りにある村に、黒マントを羽織った7人組がやってきたそうなんです。SAのことは石鏡内ではそこそこ有名になってるみたいですから、村人たちもピンと来たんでしょうね。すぐに救援要請を出したそうなんです」
「それでなんで騙りだって分かるの?」
「以下、連中の要求です。『金をありったけと酒を持って来な! 人を喰うこたぁ勘弁してやるから、代わりに人の飯持って来い! 嫌だってんなら女子供から喰ってやんよ!』‥‥‥‥原文ままです」
「うわぁ‥‥‥‥」
 ひたすら嫌そうな顔をする一葉。それはそうだろう、SAの事件を亜理紗と共に担当していた身として、こんな似せる気のない騙りは醜悪そのものだ。
 もっとも、SAのことを知らない者たちからすれば、突如現れた黒マントたちは恐怖でしかないだろうが‥‥。
「石鏡側としても兵を動かすのも馬鹿馬鹿しいようで。開拓者さんたちにさくっと解決してもらいたいみたいです」
「気持ちはわかるけどね‥‥。‥‥で? それだけじゃないんでしょ?」
「分かります?」
「当たり前よ。本当にそれだけで開拓者に話を投げたんじゃ無責任だもの。今は行方不明になってるSAたちが話を聞きつけて現れるかもしれないから警戒しろ‥‥本筋はそんなところかしら」
「まさに。自分たちの騙りをお仕置き感覚で食べられたら敵わないというところでしょうか。人の罪は人の法で裁くのが道理ですしね」
「‥‥まぁ、ね‥‥」
「‥‥一葉さんは大人ですね。私なんて、そんな連中だったら別にSAに食べられちゃってもいいんじゃないかなって思ってるんですけど」
「口に出さないだけよ。まったく、情けないわね‥‥」
 情けない。そんな人間がいることが情けない。しかし、そんな連中でも無碍に餌にされるわけにはいかないのだ。
 SAたちとの物語は、また新たな展開に向かおうとしているようである―――


■参加者一覧
小伝良 虎太郎(ia0375
18歳・男・泰
巴 渓(ia1334
25歳・女・泰
煌夜(ia9065
24歳・女・志
狐火(ib0233
22歳・男・シ
レネネト(ib0260
14歳・女・吟
アッシュ・クライン(ib0456
26歳・男・騎
劉 那蝣竪(ib0462
20歳・女・シ
卜部 美羽那(ib2231
10歳・女・陰


■リプレイ本文

●バレバレ
『流石兄貴、こんな美味しいこと思いつくなんざ冴えてますぜ!』
『セブンアームズ(以下SA)様様ってな。ちったぁ人間様の役に立ってもらおうじゃねぇか』
『まさかこんな辺鄙な所にまで来やしないでしょうしね』
『つってもそろそろ場所変えねぇとな。あんまり居すぎても役人が来ちまう』
「‥‥だ、そうですよ。原文ままです」
「うわぁ‥‥」
 件の村に到着した一行は、一も二もなく早速行動を開始した。
 SAを名乗る偽物は蔵を一つ占拠しており、食事などを村人に運ばせているようで、迂闊に村内をうろうろはしていないようだった。
 こういう馬鹿な会話を平気でできるのも蔵ならではということなのだが、狐火(ib0233)の超越聴覚にかかれば普通の人間に聞こえない会話も筒抜けである。
「三下もいいところだなぁ。見張りも立てないのが素人同然だ」
「すでに開拓者が動いてるって知らないんでしょ。本物が来る前にさっさとケリをつけちゃいましょ」
 巴 渓(ia1334)や煌夜(ia9065)を始め、メンバーは呆れ顔の者ばかり。
 人間がアヤカシを騙る時点で終わっているが、その後も酷い。現時点での快不快しか念頭になく、主義も主張も目算もないのだから話にならない。
「中に7人全員いますね。攻めるなら今かもしれませんよ」
「人質の可能性はないのか?」
「ないでしょう。自分たちが騙りだとここまで堂々と会話している以上、気絶させていようが中に真相を知る他人がいることは考えにくいです」
「ふむ‥‥ならば俺は予定通り村人たちを避難させてくる。この周辺だけでいいな?」
「じゃあおいらたちは変装だね。って言ってもマント着るだけだけど‥‥」
 アッシュ・クライン(ib0456)は村人の安全を第一に考えており、当初から避難誘導することを念頭に置いていた。
 しかし思った以上に偽SAがバカだったので、この蔵の周りの安全を確保するだけでよかろう。
 あとは小伝良 虎太郎(ia0375)たち変装班が突入し、取っ捕まえる。それだけだ。
「じゃあ、ババもパンピーさんたちを助ける組になるのじゃ。坊たちの作戦にも従うぞよ」
「‥‥? あのね、ババっていうのはお婆ちゃんを指す言葉よ。あなたにはまだまだ合わないわ」
「む? ぴったりじゃろ?」
「???」
「細かいことを気にするでない。『たぶんあーむず』とやらをさっさとぶちのめしじゃ☆」
「偽物だからですか。上手いですね‥‥。しかし、今は感嘆している場合ではありません。村内に本物のSAと思われる存在はいないようですし、行動開始と参りましょう」
 卜部 美羽那(ib2231)は妙に老けた台詞と喋り方だが、緋神 那蝣竪(ib0462)がツッコミを入れたようにまだまだ子供に見える。
 あまり深くツッコむのは時間的にも無駄だろう。レネネト(ib0260)も感心したように卜部のたぶんあーむず発言を聞いていたが、すぐに作戦に頭を切り替えた。
 事前の情報収集で村内に銀髪赤目の者はおらず、偽物以外の黒マントも確認されていない。
 本物が来ていない今は絶好の機会。あとは状況が悪くなる可能性が増えていくだけだ。
 一行は頷き合うと、立ち上がってそれぞれの行動に移るべく‥‥筆記用具を置いた。
 そう、今までの会話はすべて筆談。向こうにも超越聴覚を持つ者がいた時のための策である。
 これがプロとアマチュアの違いというやつであろうか―――

●罪と罰
「きゃぁぁぁ、大変です! SAと名乗る別の黒マントが現れました! 偽物を許してはおけないと仰っています!」
 偶像の歌を利用し、レネネトが叫ぶ。
 その魔力のこもった声はわざと蔵の中にまで聞こえるような位置で発せられ、妙な真実味を持って偽SAたちの耳に届いた。
 ただでさえ警戒していた本物たちが現れたと聞いては、偶像の歌無しでも跳び出さざるをえなかっただろうが‥‥。
「あ、アニキ、ヤバイっすよ!」
「ちっ、しょうがねぇ! おめぇら、ずらかんぞ! 金だけでもせしめておいて正解だったぜ、ったく!」
 フードも被らず蔵を出て、黒髪を晒す偽SAたち。
 幸いというか付近の住民はアッシュが避難させている最中なので、彼らの正体を知る村人はいない。
 しかし彼らの前には、黒マントを着た3人の人影が立ちはだかっている‥‥!
「その格好‥‥あなたたちが私たちを騙っているっていう人間ね? よくも名を騙ってくれたわね‥‥喰らってあげる」
「確かにおいらたちは悪者かも知れないけど、謂れのない悪事をなすりつけられるのはごめんだい!」
「少々反省していただきましょうか。我らの流儀で、ね」
 退路を塞ぐかのように蔵を取り囲む黒マントたち。
 その正体は煌夜と小伝良と狐火なわけだが、レネネトのおかげで大半の偽SAはパニック状態だ。
 しかし‥‥
「あ、あぁぁアニキぃぃぃ!?」
「落ち着け! ‥‥お前ら本物か? 三人しかいねぇじゃねぇか!」
 リーダー格のヒゲの男ともう一人、痩せ型の若い男は落ち着いている。
 見破っているわけではないだろう。半ばかまをかけているようなものだ。
「お前らなんて3人で充分だよ。それとも今から他の四人も呼んであげようか?」
「折角逃げれるチャンスをあげてるのに。いいわよ? お遊びなしで粛清しても」
「ちっ‥‥!」
 素人が演じていたなら通用しなかったかも知れない。しかし小伝良たちは歴戦の開拓者であり、その実力には折り紙が付いているのだ。ハッタリにも迫力があるというものである。
 分が悪い。そう判断したリーダー格が、逃げろと指示を出すより先に―――
「おりゃぁぁぁぁぁっ!」
「ほれほれ、斬撃符でよければババがいくらでもくれてやるのじゃ!」
「偽物を騙ってまで何をしたいかはわからんが、これ以上好きにはさせん」
 巴、卜部、アッシュが物陰から強襲し、7人いた偽SAのうち3人をなぎ倒してしまう。
 目の前の黒マント‥‥つまり狐火たちに気を取られていた連中は、防御の間もなかったようだ。
「ひ‥‥ひぃぃっ!?」
 錯乱して走りだした者が一人いたが、緋神が立ちはだかり首筋にクナイを突きつける。
 へなへなと座り込んでしまった男を縄で縛り、偽物の数は更に減る。
 しかし残りのうち3人は武器を構え、じりじりと後退していた。
 挑んでこないだけ利口だが、このまま逃がすわけには行かない。
「一応言っておくけど、本物のSAが来るかも知れないのよ。捕まって石鏡の国に保護してもらったほうがいいと思うのだけれど、どうかしら」
「何!? ってことはあいつらは偽物!?」
「偽物に偽物って言われる筋合いはないよーだ!」
 緋神の忠告を全く無視する偽物たちに対し、小伝良たちはフードを取り正体を見せる。
 銀髪に一瞬ビビったリーダー格の男であったが、自分たちが嵌められたと気付き歯噛みした。
「畜生、開拓者か! 騙しやがったな!?」
「うわ、盗人猛々しいってこういうこというのね。助けてあげようって言ってるのに」
「うるせぇや! バケモンを利用して旨い汁を吸うことの何が悪いってんだよ!」
「犯罪だ、ゴミめ」
「間違ってはいませんが、少々苛烈ですね‥‥」
「悪人に人権はない。SAとやらに喰われるのを待つまでもない。俺が斬り殺してやる」
「それじゃ意味ないだろ。人の罪は人の法で裁くんだ。こんなバカどもでもそれは変わらない」
 大剣を構え直し一歩踏み込んだアッシュを、レネネトと巴が制止する。
 連中はどう転んでも重罪だ。法に照らし合わせて処断しても結果はさして変わるまい。
 しかし、勝手な処刑はダメだ。結果は変わらなくとも、そこに辿りつくまでの過程を人は重んじる。
「‥‥好きにしろ。善良な人間が助かるのであればどちらでも構わん」
 アッシュが呟き、開拓者たちの空気が少し弛緩した時だ。
「今だ、突破すっぞ!」
 リーダー格の号令の元、3人の偽SAたちが固まって突撃を敢行する。
 狙いは‥‥煌夜と卜部が担当している部分!
「おぉぉぉ!? き、来おったのじゃ!?」
「あら心外。私たちなら突破しやすいと思われたのかしら」
「実際、ババは力不足じゃが‥‥」
「大丈夫よ。こんな時のためのヘルプでしょ?」
 迫り来る男3人に全く動じない煌夜。
 焦りまくる卜部を後ろにかばい、余裕の表情を見せる。
「志体もちがてめぇらだけと思うなよ!?」
「それがどうした!」
 ズドン、と鈍い音が響き、男のひとりがもんどりうって吹き飛んだ。
 瞬脚で加速した巴が脇腹に拳を叩き込んだのだ。肝臓を打たれて地獄のような苦しみを味わっていることだろう。
「志体があってもきちんとした修練をしなければ意味が無いわけで。我流では限界がありますよ」
 狐火も持ち前の素早さで急接近し、もう一人の偽SAを引きずり倒す。
 あとはリーダー格の男しかいないが‥‥?
「くそったれがぁぁぁっ!」
「あらあら、自棄を起こしちゃって。手ほどきしてもいいんだけど、ごめんなさい」
 そう呟いて、木刀を抜く煌夜。構えたその刀身から、紅い燐光のようなものが舞い散り―――
「あなた、趣味じゃないの」
 紅蓮紅葉をかけられた木刀で殴り倒され、リーダー格の男は倒れ伏す。
 動かないが死んではいない。それは他の偽物も同様だ。
 開拓者たちはすぐに全員を縛り上げ、護送の準備に入った‥‥‥‥が。
「なんと‥‥もう終わってしまったのかえ? 手早いのう‥‥」
「フッ、これは困りましたね。もう少し時間をかけてくれれば間に合ったのですが」
『!?』
 その声に振り向くと、黒マントにフードを被った3つの新たな人影。
 SAと直接会っている者も多い。彼らが偽物でないことは直感で理解できた。
「うー‥‥やっぱり来ちゃったか。でも、電撃作戦は正解だったね」
「キミたちもボクたちの真似? もう、そんなんばっか!」
「おいらたちのは作戦だよ。一応聞くけど‥‥君たちは何しに来たの?」
 SAたちの目的は大体理解している。それでもなお小伝良は聞いてみた。
 しかしその返答は、小伝良が想像していたものとは少し違う‥‥!
「決まってるじゃん。そいつら殺しに来たの」
「!? 食べに来たんじゃなくて!?」
「そんな連中犬も食わぬわ。勝手に悪事を押し付けた報いを受けさせてやるまでよ」
「だ、駄目だよ! どっちにしたって、偽物はこっちで捕縛して人の法と裁きにかけなきゃいけないんだ! 殺させるわけにはいかないよ!」
「別にあなたがたの許可は要りませんよ。私たちの気が済まないんですから」
 撃槍のクラン、操球のキュリテ、零弓のダシオン。
 三体のSAたちは小伝良の話を華麗にスルーし、偽SAたちに近づいていく。
 勿論やらせる開拓者たちではない。素早く移動し、SAたちの前に立ちはだかる‥‥!
「ルールがあるでしょ? あなたたちは宣言してから一日経たないと狩りを遂行できないはずよ」
「わらわたちの狩りの定義は『人を喰らうこと』である。粛清のために殺すのは狩りではないわ!」
「詭弁を言うな」
 緋神の言葉にも耳を貸さない。
 キュリテは右手に棘付き鎖鉄球を出現させると、勢いよく振りかぶってそれを叩きつける‥‥!
 アッシュがソードブロックで対処しようとするが、受けた大剣ごと吹っ飛ばされてしまう!
「‥‥どうやら、退屈せずに済む相手のようだな」
 ダメージはあるが、まだ動ける。
 しかし状況は芳しくない。今居る三体のSAは、中〜遠距離攻撃が可能な者ばかりである上、開拓者たちは偽SAの安全も守らなくてはならない。
 ただでさえ強敵のSA。数で勝るとはいえ、有利とは決して言えないだろう。
「あー、ちょっといいかのう?」
 そんな時、卜部がぽりぽりと頬をかきながら呟いた。
 SAたちも無視はしない。それを確認したうえで、卜部は続けた。
「おぬしら、これからどうすんの?」
「どうするとはどういう意味じゃ?」
「‥‥おぬし、ババとキャラ被りまくりじゃな‥‥。それはともかく、おぬしらがしたことじゃ。仮にこいつらを殺したとして、その次は?」
「今のところしたいことなんてないよ。ボクたちは自由にてきとーに生きてくだけ。その過程で人を食べていく‥‥それがアヤカシとして当たり前のことだもん」
「逆にお聞きしたいですね。私たちにどんな返答を期待していたのですか? 人間と調和を目指すとでも言って欲しかったですか? より強大なアヤカシになるとでも言って欲しかったですか? ちなみに私はこの美しい筋肉を更に磨き上げることが夢です」
『おぬしは黙っとれ』
 卜部とキュリテにステレオで吐き捨てられたが、ダシオンは特に気にしていないようである。
「妖魔は所詮妖魔だ。嫌だと言うならここで抹殺する」
「ま、待って! 向こうが狩り宣言していない以上、こっちも手出しをしない約束なんだ!」
「それはお前らが勝手に決めたことだろ? 生憎俺にゃ関係ないね。それに奴さんも言ってたじゃないか。粛清は狩りとは違うってな」
「けど‥‥!」
 巴と小伝良のやりとりは、どちらに味方をすることも躊躇われた。
 どちらも正しい。それ故に、どちらかの意見を否定するのが躊躇われる。そういうことなのだろう。
 それを見かねたのか、クランがかったるそうに声を上げる。
「じゃあ狩りってことでいいよ。あんまり食べたくないけど、恐怖の味付けがあれば味は普通だと思うから」
「っ! じ、じゃあ、狩りの期間を偽物を街まで護送する間に限定出来ない!? 喰われたならそっちの勝ち、守りきれたらこっちの勝ち」
「いいんじゃないのー? けど、こっから街まで結構あるよ。だいじょぶ?」
「駄目だって言ってもやるしかないでしょ? この場を収めて村人にも被害が出ないようにするには」
 煌夜の言葉に、SAたちは微妙な顔をする。
 連中は知らないのだ。この辺りの住民は、アッシュたちによって避難させられていることを。
「仕方ありませんね。無差別殺戮は望むところではありませんから」
「殺すのは狙った相手だけにせぬとな」
「んじゃ、今日は帰ったげるよ。護送の日が決まったら教えてね。しばらくこの辺りに居るからさー」
 そう言って、何事も無かったかのように立ち去っていくSAたち。
 一先ずの修羅場は脱したが‥‥次に行われる護送任務は、苦しいものとなるかもしれない―――