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■オープニング本文 天に瞬く星々の、輝き受け継ぐ黄金の印。 時は現在、場は集星。今、星座の力を持つアヤカシたちとの戦いが激化する――― 星の一欠片(スターダスト・ワン)。それは八十八星座が描かれた黄金のメダルである。 複数の星座アヤカシが同時出現することが多くなり、メダルの数も50を越えた。そろそろ3分の2になりそうである。 そんな折、判明した事実。現在、星座アヤカシたちを統括しているのは黄道十二星座の中でも最強の実力を持つとされる星座らしい。また、星座アヤカシが使い捨てのようにされても問題がないメカニズムも判明した。 最強の十二星座ですら望む最強の星座の復活。そして星座アヤカシが平坂空羅を引き込みたい理由。 新たな謎が浮上する中、物語はまた一歩進む――― 「さて今回の星座アヤカシは、インディアン座インドゥス、旗魚座ドラド、蜥蜴座ラケルタの三体よ」 「神よ、私は美しい……」 「以下リザド禁止ね」 ある日の開拓者ギルド。 双子座及び冠座、南の冠座との激闘を終えた開拓者たちだったが、安息はまだ得られない。星座アヤカシはまだまだ残っているのだ。 前回のような殺伐とした状況とは違い、今回は気持ち的には余裕がある。アヤカシが強いかどうかは別にして。 「しかし、どうにも共通点が見えない組み合わせですね。どんなアヤカシなんです?」 「んー……旗魚座と蜥蜴座は、単体ならどうってことない相手らしいのよ。問題はインディアン座。こいつには言ったことを真実にする能力があるの」 「はぁ!? え、じゃあ『お前はもう死んでいる』とか言われたら即死ですか!?」 「そこまで極端じゃないわよ。生死をどうこうしたり、物体の形状を変えたり、ダメージを与えることはできないの。例えば今回の戦場は山なんだけど、旗魚座は魚の旗魚まんまの姿なのにインディアン座が『旗魚座は飛べる』って言ったから戦闘に参加できるみたいね。意外に制約が多いんじゃない?」 同様に、単体では大したことがないはずの蜥蜴座についても『蜥蜴座はドラゴン並みに強い』と言ったことから全長40センチくらいにもかかわらず大幅に能力を強化され火を吹いたりもする。 そんな馬鹿なとかそんな無茶なといった理不尽なことが平気で戦場で起こるようなので、インディアン座の言動には要注意だ。 「……まぁ、言ったことが本当のことになるなら嘘もクソもないですけど……仮に、大金持ちにしてくださいって頼んで、インディアン座が承諾して『お前は世界一の金持ちになる』って言ったらお金が空から降ってくるんですかね?」 「…………その発想はなかった。ちょっとインディアン座のところに行ってくる!」 「ちょっとぉぉぉ!? 一葉さんってそんな俗なキャラでしたっけ!?」 「冗談よ。直接ダメージは無いにしろ、間接ダメージはあるかもしれないから気をつけてもらいましょ」 言ったことが現実になるという強烈なアヤカシ、インディアン座。お供の旗魚座蜥蜴座共に彼の能力で油断ならない相手になっているという。 言動に注意しつつ、是非とも撃破していただきたい――― ちなみに。いくらインディアン座の能力でも『最強の星座アヤカシが復活する』というのはできないようだ――― |
■参加者一覧
三笠 三四郎(ia0163)
20歳・男・サ
鷲尾天斗(ia0371)
25歳・男・砂
真亡・雫(ia0432)
16歳・男・志
叢雲・暁(ia5363)
16歳・女・シ
雪切・透夜(ib0135)
16歳・男・騎
各務 英流(ib6372)
20歳・女・シ
アムルタート(ib6632)
16歳・女・ジ
何 静花(ib9584)
15歳・女・泰 |
■リプレイ本文 ●嘘か真か もう何度訪れたかわからない集星北東の山。どうやら地元では日登山(ひのぼりやま)と呼ばれ親しまれているらしい。 それはともかく、星座アヤカシが出現するたびに立入禁止の交通規制がかかるため、地元民もすっかり慣れてしまっている。静かな山には人っ子一人おらず、居るとすれば立入禁止を無視するか知らないアホのみである。 ……いや、もう一つ可能性がある。星座アヤカシを倒すべく立ち上がった、開拓者という可能性――― 日登山に到着した開拓者たちはすぐさま捜索を開始。そして難なく目的のアヤカシたちを発見する。 流石に蜥蜴座は真亡・雫(ia0432)の心眼に頼ることになったが、インディアン座は普通に山をうろついていたし、旗魚座に至っては空中を止まることなくびゅんびゅん飛び回っているので探す必要すらなかった。 三体はおおよそ固まっている。こうなれば堂々と戦いに行く他はない。 「HEY、そこの貴方! お喋り得意なようだね! なら、そいつで勝負だよ! 怖い? 怖くない?」 ずびし、とインディアン座を指さしてハイテンションに叫んだのは、見慣れぬ美少女であった。 淡い青のロングヘアに、シールドをオーラで強化しシールドソードとしての機能も持たせた――― ……魚座でこの効果を発揮できるのは雪切・透夜(ib0135)だけだが、彼はこんな性格だっただろうか? 「ちょっ……え、透夜くん!? どうかしたの!? 悪いものでも食べた!?」 「天然ジゴロのユキギリ=サンは自らが女になることで壊れてしまったわけか……ナ、ナムアミダブツ!」 「違うよ! こうでもしてないとやってられないの!」 真亡と何 静花(ib9584)が本気で雪切の正気を心配していたので、慌ててフォローを入れる雪切。 普段女性顔負けの美貌と言われることはあるが、まさか本当の女性になる日が来るとは夢にも思わなかったろう。つくづく魚座のメダルは罪作りである。 そのドサクサに紛れ、ずずいと前に出たのは各務 英流(ib6372)だった。 「最初に言っておきますわ! 私が亜理紗お姉様と結婚している各務英流である!」 「おィィィッ!? 言うだろうとは思ってたがのっけからかてめェはァ!?」 「あ、この人が言うこと事は全て出鱈目ですから。お姉様は私の事を溺愛している! インディアン座さん、りぴーとあふたーみー?」 「俺と亜理紗とお腹の子供達に誓って奇跡なぞには屈せぬ!」 「おや、御懐妊ですか。おめでとうございます……って各務さん、人名は出さないようにとあれほど……!」 「いや、まだわかんねェけど。頑張ってはいるんだがなかなかデキなくてなァ……」 ノリのいい鷲尾天斗(ia0371)は、つい各務にツッコミを入れ三笠 三四郎 (ia0163)のコメントに律儀に返してしまう。 その間に…… 「んー……? 亜理紗は、各務英流を、溺愛している。これでいいか?」 「上出来ッ! しかしそれを確認する術がありませんわね……私、ちょっくら帰って確かめぐえっ!?」 「いいから戦うのー! 兄ロリと姉ロリの家庭を壊すようなことはダメだよー!」 「後生ですから! 後生ですからッ! この機会を逃したらお姉様が私を甘やかしてくれることなんてぇぇぇ!?」 「逃げられるわけないっしょ! ほら、来てるよっ!」 アムルタート(ib6632)に襟首を引っ掴まれ、各務はこの場から逃げることに失敗する。いや、仮にアムルタートが止めなくても叢雲・暁(ia5363)が叫んだ通り旗魚座の突撃で失敗に終わったことだろう。 「速っ! 何アレ!? とにかくまずは試さなきゃはじまらない! メダルいっきまーす♪」 恐ろしいスピードの旗魚座の突撃を回避したアムルタートは冠座のメダルを起動。 アムルタートの冠座=自分の頭装備を、戦闘中、冠に変更する。絶対に壊れないほど頑丈 最初こそ疑問符だったが、旗魚座の鋭い上顎の突撃を受けても無傷で済むのは心強い。 「気を取り直しましょう。僕たちは取り巻きの相手です」 三笠、真亡、各務、アムルタートの四人は蜥蜴座及び旗魚座への対処に当たる。 普段なら小さくてどこにいるかわかりにくい蜥蜴座でも、真亡の心眼にかかれば位置はまるわかり。それを察したのか、下手に隠れようとせず蜥蜴座はインディアン座の前に立ちふさがるように構えている。 その姿はトカゲそのもの。多少大きいくらいのもので、踏み潰せばそれでオシマイという印象すら受けるが…… ごう、と蜥蜴座が火炎を吐き出し認識を改めさせられる。何せ体の数十倍の大きさの炎を吐き出したのだから。 危うく焼かれそうになったところを救ったのは、真亡と竜座のメダルであった。 真亡の竜座=手にした武器で炎や吹雪などの無形物を切り裂くことができるようになる 無我夢中で振るった刀で炎を斬り裂き、仲間への直撃を防ぐ。やった本人のほうがびっくりしているようだった。 しかし一息つくような暇はない。炎がダメならば肉弾戦をとばかりに蜥蜴座が各務に飛びかかったのだ。 大熊座のメダルで巨大な爪手甲をを装備しガードする各務。しかし蜥蜴座がそれに触れた瞬間、弾かれたように各務の体が弾き飛ばされる。それはまるでドラゴンの豪腕で薙ぎ払われたかのような衝撃であったという。 そして続けざまに襲ってくるのは旗魚座。矢のようなスピードと鋭い上顎は、どんな頑強な鎧や盾でさえも突き抜けてしまいそうな気配がする。 そしてやはり厄介なのはインディアン座。ぼそりと口走るだけでも言ったことが現実のものとなるのは理不尽極まる。 「お前たち、普段の半分ほどしか力が出せない」 この一言だけで急激に脱力感が襲い、8人の開拓者全てが能力ダウンする。即死攻撃や直接ダメージがないとはいえ……。 「うーん……早口には乗ってきませんか。恥ずかしい思いをして演じたのにっ!」 「慣れねェことすっからだろ。だがまァ、煽り耐性が高いのは確かだわなァ」 「鷲尾っちの質問にも僕の小粋なトークにも全然ノってこないもんねぇ。真面目を通り越してコミュ障って感じ?」 「私の要望には応えてくれたぞ。惚気を禁止にしてくれってな」 「要らん事すんなァ!」 雪切、鷲尾、叢雲、何の四人はインディアン座担当。手斧を装備し開拓者と対峙するインディアン座は、のらりくらりと逃げながら言霊で開拓者たちを削っていく。 「付近の空気、普段の半分くらいになる」 『ぐっ……!』 次々に繰り出される弱体効果で、蜥蜴座と旗魚座に当たっている面子も文字通り苦しくなる。呼吸が浅くなり普段の倍以上に疲労がたまるのが早くなっていく。 「こうなれば……三笠さん!」 「やってみますか。双子座の力を!」 各務と三笠は双子座のメダルをそれぞれ所持しており、その効果は未知数。道中に実験はしてみたが、少なくともパッと見で分かる効果ではなかった。 それは単独で発動させたからではないかと三笠は推測する。同時に起動させれば、あるいは……? 各務と三笠の双子座=戦闘中、二人共、全ての能力値が二人の能力値を合計したステータスになる 「これは……力が湧いてくる……下がった能力も元に戻っていますね」 「今の私ならばあの男も……あぁいえ、蜥蜴座にも旗魚座にも遅れは取りませんわーーーッ!」 二人は頷き合い、三笠は蜥蜴座に、各務は旗魚座に攻撃を仕掛けた。流石に開拓者二人分の能力値ともなると右に並ぶ者は少ない。 蜥蜴座に三叉戟を突き刺す三笠。しかし頑強になった皮によって防がれ致命傷には至らない。各務の長斧も旗魚座の腹を傷つけはしたが大ダメージというわけではなかった。 並みのアヤカシなら充分以上に通用するはずなのに、インディアン座の強化を受けた蜥蜴座と旗魚座にはいまいち通りが悪い……! 「ざんねん私は蜃気楼! はぁ、はぁ、なんちゃってー♪」 「保護色なんて無意味ですよ! ごほっ」 勿論、アムルタートや真亡もボケっと眺めているわけではない。アムルタートは八分儀座のメダルを使用し、真亡は心眼でちょろちょろ動く蜥蜴座を追いかける。問題は、真亡とアムルタートはインディアン座の言霊によるデバフをもろに受けていること。 息も絶え絶えだが笑顔を忘れないのは驚嘆に値する。 アムルタートの八分儀座=丈夫な鉄扇を装備する。回避及び受防+200。 鉄扇で旗魚座の突撃をいなし、鞭で反撃を加える。敵の動きは素早いが、それを繰り返す内にダメージが蓄積されていき、やがて速度も鈍ってくる。そこに三笠の能力値を加算した各務が止めの一撃! 額辺りに長斧の直撃を受け、旗魚座はメダルを残し消滅する。 ほぼ同時刻、尻尾を振りかぶり真亡に攻撃を加えようと跳びかかった蜥蜴座の前に三笠が立ちはだかり真亡を庇う。 弾き飛ばされはしたが、双子座の強化のお陰でダメージは深刻なほどでもない。蜥蜴座は逆に攻撃後の無防備な状況を真亡の前に晒している……! 「はぁ、はぁ……僕に向かって攻撃してきたんです。庇われても、反撃には違いないですよね」 真亡が鶴座を使う場合、カウンターを除く反撃時にのみ攻撃力を増大させる。 彼の言が正しいことを証明するように、真亡の刀と鶴座のメダルが輝き蜥蜴座を一刀両断にしたのだった。 残されたのはインディアン座のみ。ただ、能力値半減に空気半減と状況は芳しくない。 「双子座使う連中、見えない壁に囲まれる」 厄介だと判断されたのか、各務と三笠が見えない壁で隔離されてしまう。真亡とアムルタートは酸欠と疲労でまともに動けない。 「くそ……! もう一回聞くぞ! お前導星の社の場所って知ってンのか!?」 「…………」 「だんまりかよ! っつーか、メンドクセェ! 嘘言わないって言ってるが言った事がホントになるってどんな詐欺よォ! その思春期少年少女が現実と空想の境界線超えたメェルヘン能力のせいでお前自身ホントかウソかなんてドーでもイイなんて思ってない? 残念でしたァ! そんな事だから自身のに自信が持てなくて俺の質問にも答えられないんだよこのゆとりがァ!!」 「おまえ、うるさい。一日喋れない」 「……! ……!」 鷲尾の罵倒にも涼しい顔。言霊で鷲尾の口封じをしさらに重ねる。 「雨じゃなく槍が降ってくる」 インディアン座の言葉通り空から無数の槍が降り注ぎ開拓者たちを襲う。勿論そんなものでやられるようなメンバーはいないが、ますますインディアン座に近寄れない。 「こうなればやるしかないんじゃないか?」 何は画架座のメダルを取り出し他の三人に促す。要は未使用の星の一欠片を試そうと言うのだ。 他に打開策もないので、何の音頭に乗り四人揃ってメダルを発動させる。 何の画架座=上空から10×10メートルの巨大なカンバスが降ってくる(物理) 鷲尾の南の冠座=常時怒った状態になり、攻撃力は増すが冷静な判断と細かい作業ができなくなる 雪切の海豚座=水面を沈まずに走れるようになる 「ヘイ! スティーブ! 巨嘴鳥座が何であの位置にあるか知っているかい? それはな! インディアンが自分のケツを掘らせる為なんだよ!」 叢雲の巨嘴鳥座=使用者に巨大な嘴を装備。つつくことで岩をも粉砕できる威力がある。外見はさておき…… 「つーかなんだこのバカでけェカンバスは! 邪魔くせェわボケェ!」 「うん……まぁ、その、なんだ。正直すまんかった」 「絵を嗜む僕も、流石にこの大きさを戦場に降らされると……」 「こふぇ、威力はあるふぇどひゃべりにくいー!」 「というか、旦那が必要以上に怒ってるのはなんでなんだ?」 「おかんむりなんでしょう。南の冠座だけに」 もう何が何やら。狙った効果が出るとは限らない星の一欠片の面目躍如と言ったところか。 だが、この混乱が功を奏することもある。理不尽を巻き起こすインディアン座であるからこそ、煽り耐性が高いからこそ自分が想定していない理不尽に動揺する。 「なんだそれ!? 俺が言ってもないのになんでそんなのが!?」 ここで蜥蜴座と旗魚座が健在であったなら隙も埋められただろう。だが生憎と三笠たちの活躍で撃破済み。 この隙を逃すほどこのメンバーは甘くない……! 「手始めいくよ! 着いてきてくださいね! 赤パジャマ、青パジャマ、黄パジャマ!」 「ヘイ! スティーブ! 孔雀座が何であの位置にあるか知っているかい? それはな! インディアン座が自分の股間を突っ突かせる為なんだよ!」 半ばヤケ状態でキャラを作りなおした雪切と、巨嘴鳥座を解除し孔雀座に切り替えた叢雲。二人は一瞬の隙を突きインディアン座の懐に入る! 叢雲の孔雀座=知覚を+200した状態で虹色の気功波を放つ。魔術扱い 雪切と叢雲。二人の『影』が交差しと直後、虹色の閃光がインディアン座を捉える。 「インディはもう十分がんばった、メダルになってもいいだろう。他の二つは兎も角お前の星座は満たされてるだろうだからお米食べろ!」 一呼吸置いて、インディアン座の傷口から瘴気が吹き出す。雪切と叢雲の影は大ダメージだったのだ。 ふらついたところに何が瞬脚で走り込み足を掴んで引きずり倒し、インディアンデスロックに固める。 「ギブアップせい!」 「ノー! ギブアップノー!」 「あァそうだな! ギブアップなんざてめェにゃ生ぬるい! このまま一気に地獄にイッちまえクソがァ!」 足を極められているところに、鷲尾は顔面に魔槍砲を押し付けセフル・ザイールによるゼロ距離砲撃を敢行。あんまりといえばあんまり、酷いやり口であるが、今の鷲尾は南の冠座の効果で半ば我を忘れている事を明記しておく。 当然、インディアン座の顔はぐちゃぐちゃになりとてもではないが喋れる状態ではなくなる。まぁ、仮に喋れても彼の言霊に治療や蘇生の力はないのだが。 理不尽を具現化するインディアン座は、自らの知らない理不尽により敗北を喫しメダルを残して消滅。ノリの悪い性格だっただけに運が良かったといえるだろう。 肺いっぱいに深呼吸をして、空気のありがたみを確かめる一同であった――― ちなみに、戦闘中では使われなかったが実験で得られたメダルの効果も追記しておく。 三笠の三角座=一辺2m、高さ5mの木製三角柱を出現させる 鷲尾の祭壇座=3ターンチャージに専念することにより、砲撃時攻撃力+500。途中で攻撃を受けるとカウントはゼロに戻る 何の矢座=瞬脚を使いながらでも弓を射ることができるようになる。弓矢は別途用意しなければならない |