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■オープニング本文 ※このシナリオはエイプリルフール・シナリオです。 オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。 あるお城の地下の一室に我侭な魔法の鏡がありました。 ある時は意地悪な王女の願いを叶えた事もありましたが、それはただの気まぐれです。 悪戯好きの鏡は自分に近付いた者を鏡の国に誘っては困った顔を楽しんでおりました。 しかし、それにも飽きてきて…次は何をしてやろうかと考えていた時の事です。 「この城は我らが包囲した! 降伏せよ!!」 どうやら鏡を所有していた城が侵略され、落とされさ模様です。この城の調度品であった鏡も戦利品として扱われ、気味の悪い噂を聞いていた侵略者はこの鏡を街の骨董屋へと早々に売り払ってしまいます。 鏡は屈辱を味わいました。自分は魔法の鏡であるのに、なぜこんな扱いを受けなければいけないのかと。 しかし、所詮は鏡。どれだけ憎もうとも自分から動く事は出来ません。 そして、骨董屋で長い間布を被されている内に憎む事さえ馬鹿らしくなった頃鏡に売り手が付きました。 姿鏡だったそれは、女性服の店へと売られたのです。 そこで鏡は毎日毎日女性を映します。もう魔力などなくなり、ただの鏡として人を映すだけの鏡として…。 それは当たり前の事ではありましたが、とても楽しい日々でした。けれど、飽きっぽい鏡にだんだん不満が募ります。 なんで自分に映るのは女ばかりなのかと――。 それは女性服のお店ですから仕方がないことでした。しかし、鏡にそんな理屈は判らない。 不満は憎悪になり消えていた筈の魔力が戻り始めます。 そして、鏡は考えました。女しか映らないのならいっそのこと自分が男にしてしまおうと。 城で悪戯をしていた時に嫌と言うほど男の顔を見ています。鏡の世界に取り込んで既に生きてはいませんが、鏡は男が何処なものか知っています。そして、どうせならとびきりのイケメンに作り変えてやろう。 そうすれば自分に感謝し、人も喜びずっと自分を使い続けてくれるだろうと。そして、使い続けてくれれば自分の魔力も更に上がるのではないか。そうすればまた魔法の鏡として返り咲ける。 次々と女を男に変えた鏡は、勿論評判になります。 しかし、鏡の魔力の源は憎悪から発生していた為か思わぬ事態を招きました。それは、 「俺が、女になっちまった…」 どういう作用か折角来た男を女に変えてしまう能力も備わってしまっていたようです。 あべこべの力に鏡は戸惑います。けれど、戻す方法がわかりません。 そして、再びその鏡は危険視され封印へ。誰も近寄らないよう遺跡の奥に隠されます。 そして、時が過ぎて――誰もがその事を知らなくなった折、遺跡に踏み込んだ者達によって封印は解かれてしまいました。 そう、貴方の手によって…。 |
■参加者一覧
神町・桜(ia0020)
10歳・女・巫
華御院 鬨(ia0351)
22歳・男・志
レグ・フォルワード(ia9526)
29歳・男・砲
紺屋雪花(ia9930)
16歳・男・シ
猪 雷梅(ib5411)
25歳・女・砲
赤い花のダイリン(ib5471)
25歳・男・砲
ラグナ・グラウシード(ib8459)
19歳・男・騎
アクア・J・アルビス(ib9183)
25歳・女・巫 |
■リプレイ本文 ●慌て喜ぶ 念の為言っておく。ギルドの依頼に危険は付きものだ。 そして、如何なる事態が起ころうともギルドはその責任を負わない。 そんな基本事項があったかどうかは知らないが、遺跡調査に出ていた八名の開拓者は仰天した。 やっと到着した遺跡の深層部――重い扉を開いたと同時に目に入ったのは眩い光。一瞬にして視界は奪われ、気付いた時には既にその変化は完了していた。 「……ん、朝か。腹が減ったな…」 逸早く目を覚ました通称・非モテ騎士ことラグナ・グラウシード(ib8459)が寝ぼけ眼で立ち上がる。だが覚醒には程遠いようで自分の変化には気付かず、ふらふらと外へと歩いていく。それに気付いてむくりと起き上がる赤い花のダイリン(ib5471)。 「おい…何処へ……ってなんじゃこりゃああああ!?」 逞しい筈の胸板に違和感を感じて視線を落とせば、そこには視界を遮る豊満な胸。だが、それは男の彼にはあってはならないものだ。 「……何の冗談だ、これは…」 それと同様にレグ・フォルワード(ia9526)もまた驚きを隠せない。はち切れんばかりに育った乳に言葉を失くす。勿論二人とも元がいいから仕上がりは特級ランクの美女である。しかし、鏡は落ち込んでいた。 『くぅ、おしい。彼は好みだった…』 初回の容姿を見ていたのに、止められなかった自分に落胆する。 「ギルドめ…こんな妙な効果のある鏡だなんて話、聴いてねぇぞ!!」 怒りのやり場が見つからず憤慨するレグを見守って、他の者はと視線を移せば元女性陣の仕上がりは悪くない。巫女ショタに性格がてん系猪獣人、ふわふわ美エルフとくればなかなかの眺め。 『後、長髪硬派がいれば概ね完璧なのじゃが』 今度は鏡をキラキラさせて…けれど、開拓者らはそれどころではない。 「…お? おおおお!? すげぇえ! 男になってるっ! 胸も軽いし肩幅広くなって肩こりもなくなったし、声が低くなってイカすし!」 「わーい、男の人ですー。隅々まで調べ尽くすですよー!」 肩幅が狭まったからといって肩こりが治るのかは疑問だが、ともあれテンションMAXなのはがてん系と賞された猪雷梅(ib5411)。その後にはふわふわエルフの自称科学者アクア・J・アルビス(ib9183)が続く。 「む、女が男にって…ふむ、わしは変化がないようじゃが」 それを見ていた神町・桜(ia0020)がかくりと首を傾けた。なぜなら彼女の胸はペッタンコ。悲しいがまだ発展途上の為か見た目では判断がつかない。 「では、下で調べてみてはどうなのです?」 そこでアクアが提案する。 「そ、そうじゃのう。念のためこっちも……な!?」 「きゃっ! あら可愛い♪」 確認の為こっそり覗いた筈だったのだが、隣にはアクアがいたりして…桜の顔は沸騰し、ぱたりと倒れる。 「私もついてしまっているようですが、これはこれで大研究のチャンスです♪」 そんな彼女はおいといて、思いの外冷静な者達も存在する。 「これはけったいなことどす。まぁ芸の肥やしにはなるやろけど…」 「うむむ…これは困った。が、考えようによってはむしろ好都合かもしれない」 日々女形の修行として様々な女装をしている華御院鬨(ia0351)と素性を隠して友人を探している紺屋雪花(ia9930)がそれぞれ呟く。そんな二人が取った行動とは、 「折角女になったんだ。こうなったら楽しむしかねえよなっ」 「そうどすなぁ。こんな機会なかなかありませんよって」 二人の意見はどうやら一致したようで、こっそりとその場を抜け出していくのだった。 さて、一人先に出て行ったラグナであるが、徐々に意識が戻ると鎧の圧迫に苦しめられる。仕方なく木陰に身を寄せ鎧を脱ぎ捨てれば、やっぱり彼も女体化しており、衝撃を隠せない。 (「確かに今まで女子にもてなくて涙を飲んだ事数知れず。だが、その原因はここにあったのか…」) 存在を確かめるべく己の胸に手を伸ばすとそこには夢に見た柔らかい感触。女の成長がここまで一瞬なものとは知らなかった。というかまず根本的な所を間違っていたらしい。 「私は、私は…実は、女だったのかああああっ?!」 今年最大級の大ボケをかまして…異世界ならば座布団十枚も夢ではなかったであろう。が彼自身はボケたつもりは全くない。自分がもてなかったのは、即ち女だったから。一般的に女は男を愛すもの…ならば自分はこれから女として男を愛せばいい。 「私が、男を…愛す…?」 だが、そのとたん寒気が走った。今判った事とはいえ、そう簡単に趣味など変える事ができない。 「私は…お、男を相手にしたくなどないぞ?」 自分の乳に触れたまま、彼が呟く。そして、その現実にがくりと膝を落として、 「け、結局、報われないのか…」 これで勝つると思ったのもつかの間、現状はあまり変わってはいないようだった。 ●開き直り 一方、遺跡に残った面子はなかなか楽しい事になっている。 「やっぱり多少なりとも筋肉質ですねー」 人目を構わずばさりと上着を脱いで、アクアがまじまじと自分の身体を研究する。 「ほうほう、確かにわしも少なからずがっしりした気がするのう」 その傍では彼女に習い、男の身体に興味津々の桜。さっきのあれで打ち解けたらしく二人であれやこれと男の身体研究が始まっている。 「のう、おぬし。折角なら…その…風呂に行ってみてはどうじゃろうか?」 照れた顔を隠しつつも、確かにそこならば実際の男と比較も出来る。 「いいですねー。私達は今男ですもんねー」 そんな彼女にあっさりとOKを出すアクア。よっぽど研究というものが好きらしい。 「あ、けど…少し待って下さい。逆パターンの方も調べたいので」 男から女になったサンプルもやはり彼女の研究対象らしい。残っている三人の方に視線を向ける。 「へへっ、股には違和感があってもものはわかってるし問題ねぇや。さて、とそれ……ってよく見りゃ、周りの野郎共は女になってんじゃねーか! いいねぇ〜実にいい」 雷梅はじぃーーと舐めるような視線を向けて、動揺したままのレグとダイリンを交互に見る。 彼女にとってこの二人は知り合いであり、今は絶好のカモという訳だ。 (「へへへ、どっちもいい女だねぇ」) どちらもかなり際どい衣装…下乳の見えているダイリンか、シャツからのチラリズムが激しいレグか…どっちを先にするか悩み所である。 「なんだ、雷梅見せもんじ…」 「よし、おまえに決めたぜ!」 「っ!……ふぁ!?」 視線が偶然合ったのがレグの方だったようで、すかさず彼女が背後に周り胸を鷲掴む。その不意打ちに彼は動く事が出来なかった。そして、ぐっと掴まれたと同時に声が上がって、一同の注目の的である。 「くっ、離せよ馬鹿! 俺には愛する人がいるんだよっ!」 彼らしくない表情を見せて、レグは涙目で腕を振り解く。 「レグ…おまえ…」 「そもそもあいつはお前の彼氏だろ! あっちにしろっ!!」 目を丸くしたまま、こちらを見ていたダイリンを指差し、彼は零れかけた涙を隠して遺跡を出ようとし始める。 「ちょーーと待ったです」 だが、彼の前に立ちはだかったのは巫女二人。さっきの声で何かのスイッチが入ったのか目がどこか血走っている。 「おぬし…我らに協力せい。悪い様にはせん」 「そうです! どこまで女の身体になっているのか色々調べたいのですー」 じわりじわりと近付いて、小柄とはいや変なオーラを纏った二人相手にレグがたじろぐ。 「減るもんじゃねーだろ! おまえのも揉ませろー!」 「嫌だーー!!」 彼の後ろでは雷梅から必死に逃げようとするダイリンの姿があるのだった。 「これなんかどうどすかぁ?」 鬨と雪花が訪れたのは、可愛い服やセクシーな衣装のあるいわばセレクトショップ。なってしまったものは仕方がない。ならば、今出来るのは女を楽しむ事だと決めて、鬨は今後の参考にと普段着れない大胆な衣装を試着してみる。 「おお、やっぱり俺って何着ても似合うぜ」 化粧を落として見た素顔も思いの他美人で雪花は有頂天。ナルシストの気がある彼は調子に乗り始める。 「なあ、ここは一つ。ナンパされてみねぇ?」 胸元がぱっくり開いたドレスで雪花が言う。そんな彼に鬨は振り返って、 「別にかまへんどす。結局買い物は普段と変わらんよってつまらないと思っていたところどすし」 と快く了承し、服を買い上げるとそのまま店を後して時間は昼――二人のドレス姿は良く目立つ。 『わぁぁ…』 そんな彼らに感嘆の声が上がった。道行く人は皆彼らから視線を離せない。 (「俺より美人はいねぇ…。奴等の顔を見れば判るぜ…あ、もしこの姿のままであいつに会ったらたっぷりと嫌がらせしてやるのに…」) 浴びる視線に優越感に浸りながら二人で道を歩く。すると案の定、お誘いの声がかかった。 「ねぇ、よかったらお茶しない?」 「今夜、晩餐会を開こう。来て頂けまいか?」 「可愛いお嬢さん方。結婚しよう」 まるで媚薬でも飲まされたかのように効果は覿面。 「すんまへん。今日は用事があるさかいまた今度に」 「俺の相手だぁ? 十年はぇぇ」 各々都合をつけて、うまく断るが人だかりは一向に消えない。そこへあの男(今は女)が現れた。 「ねぇ、私も混ぜてくれない?」 それは鎧を脱ぎ捨てたラグナだ。彼が近付くと同時に、ざっと取り巻く人々が道を開ける。その状態に困惑する彼だったが、その原因は勿論彼…正確には彼の服にあった。鎧というのは通気性が余りいいものではない。従って脱いだはいいが、中服はそのままで蒸れてしまっていたようだ。 「ラグナはん」 「臭うぞ…」 それに気付いて慌てて彼を回収する二人。すぐさま銭湯を探す。すると、 「おや、おぬしらも研究か?」 そこで出会ったのは楽しげな桜とアクアだった。そして、後方にはなにやらぐったりしたレグの姿がある。 「…俺はもう嫌だ。頼むから早く解術の法を…」 魂が抜けそうな状態のレグが呟く。 「そうですねーそろそろ飽きてきましたし…お風呂は入ったら遺跡に戻ってやりましょうか」 「遺跡? ああ、鏡が原因かもしれないからか?」 アクアの言葉で思い出したように雪花が言う。 「それより風呂っていいのか! 私が女湯…めくるめく花園に入っても!!」 銭湯を前に興奮を抑えられないラグナ。こうなったら開き直って、麗しい女性たちといちゃいちゃはうはうしてやろう作戦が実行に移せるではないか――洗う振りしてボディータッチ、じっくりねっとり見ても問題ない。非モテ改めおっぱい騎士が新しい道を今開こうとしている。 「さて、この時間はどうどすやろ?」 ぽつりと呟いた鬨の言葉は彼には届いていなかった。 ●ご乱心 「うおわ!? てめ雷梅! もう気が済んだだろっ!! いい加減揉むなって!!」 銭湯から帰った一行を待っていたのは未だに遺跡に残っていた雷梅とダイリンだった。 雷梅がやっとダイリンを捕獲し、レグの時同様背後から抱き締めもみもみしている。 「いいじゃねーかよー、恋人なんだしよぅー!」 暴れるダイリンに拗ねる雷梅。彼らが戻って来ている事さえ気付いていない。 「お、そーだ! だったら折角だし彼氏っつーもんをやってみたいぜ」 「彼氏ってお前普段の俺をどう見てんだ! いきなり胸揉んだりとかそんな真似…俺が……俺が…」 「してるのか?」 ピクリと眉を動かしラグナが問う。 「それは…兎に角なしだ。そんなことより元に戻る方法をだな……」 「じゃあお姫様だっこはさせろ! あれ一度やってみてーんだよ! 今なら男だから筋肉だってついてるしいいだろー?」 にししと笑いながら二人の世界はまだまだ続く。 「はあ? 抱っこ……身長差考えろって。男女逆転しててもちょいときついだろうよ」 その差約三十cm。それに気付いて雷梅が不貞腐れる。そんな彼女を見てられずダイリンは提案した。 「……あ゛ー……ほれ、抱き抱えるのはきついだろうけどよ、こうすりゃ頭撫でる位出来るだろ?」 少し頭を下げて若干照れたダイリンが言う。 「しょーがねぇなあ、これで我慢してやるよっ!」 すると嬉々とした表情で彼女が頭を撫でていい雰囲気だったのだが、 「りあじゅう…殺す。これが唯一の快感…」 『へ?』 ラグナがそれを許しはしなかった。恋人というだけでも怨嗟の情は計り知れないが、さっきの銭湯事件も絡んでいる。秘密の花園は本当に秘密でしかなかったのだ。時間的なものだったのだろうが、銭湯には老婆しかおらず、はうはう状態だったのだ。 「勇気が、もう少しあればのう」 そして桜も行ったはいいが、やはり心は乙女で…入る事は出来なかったらしい。 「あ、あれ…おまえら居たのか」 少し顔を赤らめつつもさばさばとした性格で雷梅が問う。だが、ラグナのブラックスイッチが入っており、その負のエネルギーがなぜだか鏡の方へと流れゆく。 「いけー、やっちまえー!!」 そこで声がした。キラキラ表面を光らせて鏡からだ。 「おや、この鏡お喋りできるんどすか?」 「おお、なら話は早い! どうやったら元に戻るんだ!」 それに気付いて…鬨に続きレグが尋ねる。 「えっと、わしは…わしは…ないすばでぃになる予定が狂ってしまうのでそろそろ」 「俺はどっちでもいいけどな」 鏡に話す不思議な光景。その後ろでは未だ暗黒ラグナの歩は止まらない。 「ほほほ〜喋れるようになったのはあ奴のおかげじゃ。いいのう、実にいい…これでイケメンを口説けるではないか」 ただ鏡は自分の事で頭一杯らしく周りの話は馬耳東風。その間にも追い詰められた二人がいよいよラグナの剣の餌食になろうとしている。 「雷梅は俺が守る!」 「ダイリン!!」 逆転していても心はやはり…きゅんとしてしまう雷梅だ。 「なぁ、鏡はん。もし今の状況を元に戻してくれはったらうちの職場はイケメンが多いさかい、そこに置かして貰いますけどどないどす?」 経緯はよく判らないが、どうやらイケメンがご所望のようなので鬨がさり気無く提案する。 「もしそれが嫌でしたらぜひ私の所へ! 色々研究したいのです!」 とこれはアクア。喋る鏡等聞いた事がない為、研究材料にはもってこいだ。 「ほう、なかなかいい心掛けだのう…よし、ではわしが一肌脱ごうか」 表情は読み取れないが、きっと得意げな顔をしていたに違いない。だが、次の瞬間事件は起きた。 ラグナによって振り下ろされた剣を辛うじて避けた二人だったが、剣は床に深く刺さりそこから亀裂が走って老朽化していた遺跡が脆く崩れ始めたのだ。 「んなっ、何をやっておるか、馬鹿者ー!」 それは鏡の悲鳴――倒れ際の必死の抵抗。光が辺りを包む。 だが、その光が起こしたのは彼らを戻すものではなかった。 「そ、そんな…」 遺跡は元の姿を取り戻していたが、鏡は粉々に砕け散り元に戻る方法は判らない。けれど、希望はあった。破片を集めて修復し、もう一度彼の負の力で…果たして戻るだろうか。 END? 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