あの日の記憶
マスター名:松原祥一
シナリオ形態: ショート
危険
難易度: 難しい
参加人数: 6人
サポート: 0人
リプレイ完成日時: 2012/09/15 06:02



■オープニング本文

 開拓者ギルド。
 開拓者と係員が話している。
「このごろ、少しやり方が強引じゃないですかい?」
「ふむ」
 係員がそう口に出したからには、苦情のようなものがあったのだろう。だが、開拓者は口をへの字に曲げる。
「分かった。なるべく気を付けるとしよう」
 そう言いながら、納得はしていない顔だ。
「綺麗ごとで済まないのは、よく承知しています。ですが、無理は禁物。これは私が言うことではありませんが、依頼の成否なんぞより、大切なものは沢山ございます」
 妙に真面目に言うので、開拓者は少し驚いた。
「少しばかり、与太話をいたしましょう。神村左内という名をご存知ですかな」
「初耳だな」
 係員は頷きつつ、10年程前までギルドに居た男だと説明した。
「真面目なお人で、腕利きの開拓者でした。あんな事さえ無ければ、今もこちらで依頼を受けていたでしょう」

 その朝、神村は道端に倒れていた。
 半年ほど掛かりきりだった難しい依頼を終え、酒宴で珍しく酔い潰れたのだ。
 不意に、温かくて酷い悪臭の液体が喉を通った。
 驚いて跳び上がると、顔面が濡れている。
「ばーか」
 小僧は少年らしい邪気の光る眼で神村を見下ろしていた。少年の立場では、だらしない酔漢に悪戯しただけなのだろう。度が過ぎていた。
「小僧っ!」
 瞬間、激した神村は思わず抜き手を見せぬ早業で斬ってしまう。
「ああっ」
 突然の惨劇に、様子を眺めていた見物人から悲鳴がもれる。
 丸腰の子供を斬った罪で、神村は開拓者の資格を剥奪され、財産没収、家は断絶、左内は投獄された。なお斬られた少年は重体だったが、偶然その場に居合わせた開拓者の処置で、命は助かったそうだ。

 たとえ何万人を救おうと、一つでも罪を犯せば、赦されることは無いのだと係員は言う。感情では割り切れぬ所も無くは無いが、それが人の世の法だ。
「ですから、無茶ばかりしていたら、殺されるか牢屋に入るか二つに一つです」
「うーむ。無茶しない開拓者など一人も居らぬと思うが、忠告は痛み入った」
 酒癖に不安のある開拓者は、ばつが悪そうに頭をかく。

 数日後、神村が脱獄したという報せが届く。
 調べてみると、屋敷を追われた神村の妻子が、現在は貧乏長屋暮らしをしていることが分かった。細君は体を壊し、すっかり伏せっているらしい。神村が妻子に会いに来る可能性が高いとして、ギルドに依頼が出された。内容は妻子の監視と神村捕縛である。


■参加者一覧
華御院 鬨(ia0351
22歳・男・志
ルオウ(ia2445
14歳・男・サ
エルレーン(ib7455
18歳・女・志
華角 牡丹(ib8144
19歳・女・ジ
明神 花梨(ib9820
14歳・女・武
大谷儀兵衛(ib9895
30歳・男・志


■リプレイ本文

「一議に及ばず」
 左内の事件を担当し、現在は隠居した元役人を訪ねた。
「酔い潰れた大工が小便を飲まされ、殴り付けた拍子に当りどころ悪く子供を殺害するに及んだのであれば、事故でござる」
「それなら」
「事件は白昼往来で起きた。神村左内が子供を斬り倒したるは、衆人環視で行われたる事実。そこもとは、話として聞いたが故に神村に同情しうる。現場に居合わせておれば、事の顛末を知りし者でも、斬られた子供を哀れに思い、神村の無情を嘆いたのでござる」
 元役人は直に数十人の証言を聞いている。
「武士たる者が、天下の大道で酔い潰れ、町中に知れ渡る不様を晒したること、動かし難い罪。何故、神村は抜き放った刃で子供でなく、己の腹を召さなんだか。甚だ遺憾にござる」
 斬首という意見も出た。それまでの神村の奉公を鑑み、罪一等を減じたのだと言う。目撃した者でさえ、子供を可哀想と思う。ならば伝聞のうちに内容は変質し、小便が少しかかっただけで斬られた、更には、何もしていないのに首を刎ねられた、という風に町中に広がっていく。
 侍が無抵抗の子供を斬った、という事実はそれほど重い。情状酌量して軽い刑にすれば、この街の武士全体が白い目で見られる。神村の肩を持つ者が現れ、厄介な事態に発展する恐れもあった。多くの証言があり、神村も罪を認めたので疑いの余地は無く、取り調べから刑の執行まで、事件は異例の速さで処理された。
「脱獄とは見損なった。あの日に殺しておくのであった」
 静かに語る老武士に、開拓者は沈黙する。
 神村の話を開拓者に語った職員は、刀を手にする、とはそれほど重いものだと言いたかったのか。
「減刑は、難しいか」
 大谷儀兵衛(ib9895)は陰鬱とした表情で屋敷を辞した。儀兵衛は、元役人の言葉を頭からは否定できない。そこには武士の理屈がある。
「武士の面体を汚されて、捨ては置けぬ。不様を晒した罪も明白」
 開拓者も中身は人間だ。不様な姿の一つや二つ、在るのが当然。だからこそ、斟酌する余地はあると考えたのだが。神村に極刑を望むのも、一つの人情。
「ふーむ。師が聞けば、騙し甲斐のある仕事よと、叱責を受けるかもしれぬ」
 駆け出しの軍学者である青年は、小路で立ち止まり、苦虫を噛み潰したように唸り声を発した。

「しかと見たのだな?」
「はい。あのサムライが子供を斬りました」
 初老のいかめしい吟味役の問いに、銀髪碧眼、少女のように整った容姿の少年は、はっきりと答えた。
「‥‥」
 稽古の途中で呼び出され、不機嫌さは隠さないが、神村左内と面通しされても、少年は無駄口一つ叩かない。
「侍が、どのように子供を斬ったか。見たままを話すが良い」
 歌舞伎公演のため、朝稽古に向う途中だった少年は、通行人のざわつきに足を止めた。道端に横臥する侍の顔に、子供が粗相をしでかしていたのが見えた。行き交う人々も驚いたり笑ったり怒ったり、種々雑多な反応は少年にまるで舞台を思わせた。
 目を覚ました侍が何かを叫び、いつ刀を抜いたかは、少年の眼には見えなかったが、これまた芝居のように、派手な血しぶきをあげて、小さな体が地面に転がったのだった。そして――
「気丈な。良く見ておる」
「子供なれば、嘘をつく理由もございませぬ。他の証言とも食い違いはござらぬ故、いよいよ、間違い無いようですな」
 難しい顔付きで言葉を交わす役人達を、少年は気に留めず、早く稽古に戻りたかった。今夜の公演では彼にも出番がある。若き日の華御院 鬨(ia0351)はその事で頭が一杯で、己の証言が人の運命に影響するとは思いもよらぬ。
「人の生き死に関わり合いを持ちながら、芝居の台詞しか頭に無かったやなんて、うちは薄情なガキやわぁ」
 現在、ゴシックメイドの格好をした鬨は溜息をつく。
 心あらずだったのを覚えている。あの時、もっと身を入れて答えていれば、結果は違ったのではないか。

「左内のおっちゃんがなぁ‥‥」
 ルオウ(ia2445)は両手で赤い髪を掻き回し、とぼとぼと歩く。
 先程から、彼は同じ道を行ったり来たり。
 神村母娘の長屋は、目と鼻の先だが、足が言うことを聞いてくれない。10年前、ルオウの父親と左内は友達だった。左内の娘の葵とは同い年、いわゆる幼馴染みである。
「よっす! 久しぶりー」
 秋刀魚を二匹ぶら下げ、戸口に立つルオウ。
「今そこで棒天振りに掴まされてさ、良かったら‥‥うぉっ」
 長屋には先客が居た。
「あ、ルオウちゃん」
 笑顔を向けた葵の横に、エルレーン(ib7455)、華角 牡丹(ib8144)、明神 花梨(ib9820)の三人の姿がある。
「な、なんだよ取り込み中か。だったら、後で」
「ルオウさんも中にどうぞ‥‥」
 エルレーンが強張った表情で言うので、少年は観念して戸を閉めた。
「お二人に、事情を‥‥話していた所です」
 土間を上がった四畳半の奥に左内の妻である浅葱が寝ており、その傍らに葵、三人の開拓者は身を寄せ合うようにして座っていた。
「お父さんが牢を破ったって、本当なのルオウちゃんっ」
「違っ‥‥逃げ果すのは無理だろうしな。だからせめて、俺の手で連れて行こうってそう思ってる」
 少年は顔をあげられず、土間に綺麗に並べられた靴や下駄を凝視する。
「どちらさまも、辛い所でありんす」
 誰へともなく呟く牡丹。
「ほな、友達も来たようやし、うちはいぬるわ」
 花梨は外の様子を気にかけ、また来ると言い残して狐耳の少女は部屋を出た。向いの部屋の住人と目が合う。
「お前さん、見慣れない顔だが、神村さんとこに何の用事だい?」
 人足風の男は、不審の目で花梨に近づく。
「何て、うちはお見舞いに来たんや」
 僧侶だと花梨が名乗ると、男は少しだけ安心した。
「そいつは有り難ぇ。浅葱さんはまだ若ぇんだから、早く良くなって貰いてぇよ」
「せやな。旦那さんはどうしたのやろ」
「俺は最近越して来たから詳しくねえが、さっき入ってった坊主の話じゃ、10年も牢の中って話だ。あんな可愛い嫁さんと娘を残して、酷い旦那も居たもんだぜ」
「あんたっ」
 背中に厳しい声がかかる。情けない表情を浮かべ、首を引っ込める男。
 貧乏長屋は安普請で、壁に耳あり障子に目あり。花梨は早足に長屋を離れた。

 エルレーンと牡丹は開拓者が交替で長屋を見張ることを神村母娘に承知させた。葵が近所の料理屋に仕事に行くというので、ルオウを付ける。
「驚いただろ、ごめんな」
「なんでルオウちゃんが謝るの? 悪いのはお父さん」
 二人は、夏の日差しが残る川沿いの道を並んで歩いた。
「会いたいか?」
「‥‥会ってどうするの」
 馬鹿な事を訊いた。ルオウは赤面する。自分が捕まえると宣言したばかりだ。脱獄犯の娘と捕吏という立場に、身悶える。
「ごめん」
「ううん‥‥お母さんは、やっぱりお父さんに会いたいと思う」
 浅葱は、この先永くないかもしれない。今生の別れを惜しむ気持ち。それは夫婦にしか分からないものだが。

「すっかりお世話になってしまって」
「遠慮は無用でありんす」
 浅葱の病み衰えた体を支え、牡丹は彼女に薬湯を呑ませる。
「わっちなら間夫に間違えられる事もありんせんし、迷惑というなら、良くてお互い様でありんす」
 母娘が長屋に居辛くなることは避けたいと牡丹は気を回す。浅葱は夏に高熱を出し、それ以来、体力が戻らないようだ。
「まずは食べて、元気になる事でありんす」
「そうどすぇ」
 箒を手にしたメイド姿の鬨は、葵の代わりに掃除を行った。
「うちらも、左内はんが早う出て来られますように、精一杯お手伝いしますよって、浅葱はんは身体を治す事だけを考えて下さい」
 左内は無期刑、それに脱獄まで加わっては恩赦の可能性は低い。
「愚かと思われるでしょうが‥‥私には夫が子供を斬ったとは、いまだに信じられないのです」
 牡丹の看病を受けながら、浅葱はそう言った。
「浅葱はんは、今も左内はんを好いているのでありんす」
 なるほど彼女の語る左内は模範的な開拓者で、到底、子供を斬るとは思えない。花街の女としては思う所もあるが、夫婦の深いところに立ち入るのは気が引けた。
「酔って戻る事も、無い人でしたのに」
 浅葱は、事件後、左内とまともに会っていない。裁きの時に姿は見たが、言葉は交わせなかったという。
「彼の様な御仁が、何故あんなに飲んでいらしたのか‥‥」
 牡丹の呟きは透き間風に消える。彼女のおぼろげな記憶の中で、左内は誰かに謝っていた。

「ふーむ」
 儀兵衛はあぐらをかき、地面を眺めた。
「何やってんの?」
「ルオウか。記録によれば、ここが現場だ」
 10年前のあの場所。少年も話に聞いていたはずだが、覚えていない。
「お前さんは若いが、腕利きだ。貴殿なら、同じ状況で刀を止められるか?」
「酒飲みじゃないんで、わかんねーよ。まあ正体なくしてんなら、無理かな。木刀ならともかく、真剣だったら真っ二つだ」
 刀は簡単に止まらない。少しでも刃を逸らせれば上出来か。
「命は助かっておるのだから、おそらく、左内さんは止めようとした。傷を治した開拓者の話も聞いてみたいが」
「‥‥あー、それ、無理だ」
「ん?」
 顔をあげた儀兵衛にルオウは言い難そうに答えた。
「おばちゃん、去年死んだんだ」
 名前を炎璃という熟練の巫女。左内の親しい仲間で、家に戻っていない左内を探しに来た彼女が、子供を助けたのだという。炎璃は事件後に立場を無くした母娘に親身だったので、ルオウとも顔見知りだ。
「筋は通るが、出来過ぎた話だ」
 儀兵衛は厳しい顔だ。
「凄腕の開拓者が誤って子供を斬り、偶然居合わせた仲間のおかげで命が助かるというのは偶然か‥‥子供をけしかけて左内さんを罠にはめた‥‥いや、その場合、傷などどうとでも‥‥」
「止めろよ。おばちゃんに限って、それはねーよっ」
 ルオウは本気で怒る。仲間達が引退したり、遠くに行ったりで離れていく中で、炎璃はずっと側にいた。左内は必ず戻ると、二人を励ます姿をルオウは見ている。
「済まん。俺の勘違いだ」
 少年の剣幕に押され、儀兵衛は神妙な顔で頭を下げる。
「それにしても、事件を知るお主には、今度の依頼は辛かろう」
「大した事ねぇよ。知らねえ奴から、無神経なこと言われるとムカつくけど」
 憎まれ口に、儀兵衛は苦笑を浮かべた。
「戦死か」
「仲間を逃がして、アヤカシの群れに呑まれたって聞いた」

「お人好しでありんす」
 長屋を見張るエルレーンは、牡丹の呟きに首を傾げた。
「私は、仕事だからやっているだけ‥‥同情はしない。抵抗の出来ない子供を、斬ったのは‥‥許せない」
「それでも、あの母娘と左内はんを会わせるべきか、悩んでるでありんす。なぜか誰も言いませんが、縁切りして二人が他に引っ越せば、再婚も別の人生もありんしょう」
 エルレーンは戸惑った。左内の罪を許せない自分は、二人に彼と縁を切るよう働きかけた方が良いのか。そちらの方が、二人にとって現実的な選択肢ではある。
「分からない。‥‥私は‥‥力がある人間が、力がないってわかってる相手に、それをふるうのは、ゆるせない、と思う‥‥」
「エルレーンはんは、優しい人でありんす」
 分からないと思った。
 今回の仕事を悩んでいるのはルオウとエルレーン。ルオウは自業自得であり、前向きなので放置だ。
「お茶飲む?」
 母娘が休んだ後、寝ずの番の花梨とエルレーン。
「あんな、うちの中におる精霊さんは、人を傷つける技法も、癒す技法も使うんや。幸せ願うんやったら、癒すだけでええやん? せやけど傷つける力も、うちに授けてくれたんや。なんでやと思う」
「戦えないと守れない、から?」
 桜茶を含み、即答するエルレーン。
「道理やな。葵ちゃんは煙にまけたんやけど、お武家様には通じへんか。まぁ、答えがない時には考えることや。都合のいい正解は山ほど落ちてるけど、大事なんは自分の答えやからね」
 母と娘に、父への恨みが無いと言えば嘘になる。世の中は甘くない。しかし、支える友人や見守る隣人があり、二人は今も同じ場所に居る。
 花梨は斬られた子供の事を思った。
「亡くなった?」
「三年前だよ。あいつ、俺は不死身だなんて自慢してたけど、兵隊に志願して、鬼に斬られて呆気なく死んじまいやがった」
 子供の名は吉蔵。悪ガキだったが、事件後は大人しくなった。開拓者を目指したが素質が無く、志願して兵隊になり、辺境に赴任した。赴任地で二年働いたというから、立派に戦ったのだろう。


「お見事!」
 崩れ落ちた左内、木刀を構えたまま、雨に濡れたルオウは立ち尽す。
「おっちゃんの剣は稲妻みたいだった。全然、こんなんじゃねー」
 10年の歳月は重い。開拓者が牢獄に堕ちれば、地獄だ。己が捕まえた者達に責め殺され、病死という事になる。倒れて呻く左内の姿から、昔を想像するのは難しい。
「俺が止める、手ぇ出すな!」
 数日前から不審な人物の目撃情報があった。相談し、6人は監視の網に隙を作る。途端に現れた左内は、棒を振り回して開拓者を突破しようとしたが、ルオウが一騎打ちで仕留める。
「酷い怪我どすぅ」
「やりすぎやでぇ。牢屋に戻る前に死なれたら、報酬でぇへんよ?」
 鬨と花梨が左内に駆けよる。見るからに衰弱していた。
「動かすのは無理やわぁ。どないしょ」
「動かせねーなら、休ませたらいいじゃねえか。そこの家なら、構わねーだろ」
 ルオウは神村の長屋を顎で差した。
「逃亡する恐れが無ければ‥‥問題、ありません」
 エルレーンは万一に備えて剣を構える。牡丹が即席の担架を作り、鬨と花梨が左内を家の中へ運び入れた。
「泣いとるのか?」
「汗だよ。雨が目に入ったんだよっ!」
 小半時ほどが経ち、左内は神妙に縄を受けた。
「牢に‥‥戻るの、ですね?」
「はい。お陰様で願いは叶いました」
 頭を下げる左内。その気持ちは、本心に思える。
「‥‥行くぜ」
「ご面倒をお掛けする」
 ルオウに縄を引かれる薄汚れた浪人が、どんな男だったか、見守る長屋の人々は知らない。

「鬨の案を参考に、動いてみるつもりだ」
 儀兵衛は減刑の方策を探った。鬨は開拓者として働くことで罪を償えないかと考えていた。開拓者の仕事を刑罰の一種とするのは難しいが、ルオウや花梨の話を聞いて、配軍を思いつく。配軍とは軍隊での強制労働。左内のような男なら、配軍と言えど功績を立て、恩赦を得る可能性はある。だが装備も条件も最悪な環境であり、更なる地獄と云えなくもない案である。
 未来は分からない。