【凰凱】地下闘技場・壱
マスター名:久条巧
シナリオ形態: ショート
危険
難易度: 難しい
参加人数: 8人
サポート: 0人
リプレイ完成日時: 2011/03/07 19:00



■オープニング本文

──事件の冒頭
 ザワザワザワザワ
 大勢の人々で賑わう街。
 ここ泰国東方にある城塞都市『凰凱』では、ここ最近になって他国からやってくる観光客が増えている。
 というのも、先月まで開催されていた『凰凱擂台賽』を見る為に観光客が大勢大挙しているのである。
 そしてここ凰凱中央にある『白葵』と呼ばれる貴族の屋敷でも、色々と騒がしいことが起きているようで・・・・。

「・・・・うむ。ではそろそろ第二回の試合を始めるとしよう」
 楽しげに告げる一人の老人。
 彼こそが今回行なわれている地下闘技場最強拳士トーナメントの責任者、愁白葵である。
 先日行なわれた第一試合の出来栄えに満足し、次の日程を組み込んでいたのである。
「愁老師、実はお耳にいれたい事が・・・・」
 と最近になって雇われた秘書官が話し掛ける。
「ふむ。なんじゃ?」
「今回のトーナメント、風龍八十八聖の闘士も参加しているという情報が・・・・」
「その程度のことなど気にしない。ここで殺られるようならそれまで、勝ち進んでもその時に対処すればよい」
と告げた。

──場所は変わって紅道場
「まだまだぢゃな・・・・もっと腰を落として・・・・そうそう」
 にこやかに門下生達に指導を行なっているのは紅道場師範・紅老師。
 ちなみに指導を受けているものの中に、どこぞの開拓者達もいることは内緒。
「ではそのまま拳の壱から八までの型を習っていなさい」
 と指示をすると、そのまま来客の座っている席へと戻っていく。
「さて、時間を取らせてしまって申し訳ない。で、なんのようじゃったかな?」
 と目の前に座っている女性に問い掛ける。
「紅老師の門下生で地下闘技場に出ている人たちが居るって聞きました。うちの門下生でも参加できるのでしょうか?」
 と泰国新蔭流師範が問い掛けていた。
「うーーーむ。新蔭流の無手はまだまだじゃからなぁ・・・・もう少し実力をつけてからのほうがいいじゃろう」
 と告げる紅老師。
「では、私では?」
「ふぉっ。貴方が参加ということか? それはおもしろい。うちの門下生達の刺激にもなるじゃろう・・・・」
 と言うことで、さらに参加する猛者が増えた模様。



■参加者一覧
雪ノ下・悪食丸(ia0074
16歳・男・サ
朝比奈 空(ia0086
21歳・女・魔
恵皇(ia0150
25歳・男・泰
秋霜夜(ia0979
14歳・女・泰
ルオウ(ia2445
14歳・男・サ
劫光(ia9510
22歳・男・陰
日御碕・神楽(ia9518
21歳・女・泰
リリアーナ・ピサレット(ib5752
19歳・女・泰


■リプレイ本文

●静かなる
──紅道場
「老師、この前の戦いで、何かオレに足りないものはあったでしょうか?」
 ゆっくりと腕立てを行ないつつ、そう問い掛けているのは恵皇(ia0150)である。
「特に問題はないのう。ただ、一つ言えることは・・・・ああいう場所での戦い方にはまだ慣れておらぬということじゃろう」
 恵皇の背中に座り、静かにお茶を飲んでいる紅老師がそう告げる。
 背中で過重になっている紅老師に動きを悟られないようにゆっくりと腕立てを続ける恵皇。
 全身に掛かっている負荷は半端なものではないだろう。
「場所によって戦い方が違うと?」
「うむ。まあ直に判るものではない。いずれ経験するであろう・・・・と、今少し揺れたが?」
「はい・・・・いましばらくお待ちを・・・・」
 と告げる恵皇。
「この紅道場というのは、このような訓練を行なっているのですか?」
 と見学者であるリリアーナ・ピサレット(ib5752)が問い掛ける。
「ふぉっふぉっふぉっふぉっ。色々ぢゃよ。あそこで酒を飲んでいるのも修行、このように腕の胆力をとことんまで鍛えるのも修行ぢゃ」
「そうですか。何分こちらの道場での修行というのは初めて見ましたので・・・・他の道場とはまた違うのですね?」

 リリアーナの今まで見ていた道場では、まず最初に礼節と型を学ぶ。
 そしてそこから組み手に入り、より実践的な型を身につける。
 だが、ここの道場の修行というのは様々で、あちらで型の修練をしているグループがあれば、こちらでは歩法を学ぶ為に床の踏み石をなぞっているものもいる。
 そして酒によってフラフラになりつつも組み手を行なっていたりと、とにかく千差万別である。
「まあ、基本の型は存在するが、そこから様々な肩を作っていくのが修行ぢゃて。紅式泰拳は誰にでも教えられるし誰にでも体得できる。が酔八仙拳だけは基礎からしっかりとしていないとのう・・・・」
「酔八仙拳・・・・酔拳のことですね?」
「うーむ。まあそうといえばそうぢゃが。今巷の人々ガ知って居る酔拳というのは酔八仙拳の型の一つ、それもかなり初期のものぢゃて。その神髄を知るものは少ないぢゃろう」
 と告げると、老師はゆっくりと立ち上がり、恵皇の横に立つ。
「どれ、久し振りぢゃな、恵皇、演舞に付き合いなさい」
「は、はい老師!!」
 と告げると、そのまま紅老師は恵皇相手に静かに酔八仙拳の演舞を始めた。
 それをじっと見ていたリリアーナは、いつのまにか自分の瞳から涙が溢れているのに気が付いた。
「・・・・どうして・・・・いえ、なんとなく判ります」
 その自然すぎる演舞に、リリアーナもまた心を奪われてしまっていた。


──その頃
 のんびりと草原で大の字になって空を見つめている秋霜夜(ia0979)と日御碕・神楽(ia9518)の二人。
 二人とも、新技の訓練の為にこの草原にやってきていた・・・・が、ここにきて問題か。
 剛体術に慣れた霜夜の体では、破軍の反作用が時折発生していた。
 神楽は何時もの通りに練習していたのだが、秋夜の破軍の威力を真面にうけて再起不能、これまた空を眺める事になっていた。
「・・・・凄いね。この技」
「そうですね。この調子で本戦も頑張っていきましょう」
 とにっこりと告げる神楽。
「よし、そうと決まったら急いで身体を作らないと。その為には食事だぁ!!」
「ですね」
 ということで、二人で『秋夜お父様のツケ』で食事三昧を楽しんだ二人であった。

 なお、この件については後日談があるのだが・・・・二人の名誉の為にここでは伏せて置くことにしよう・・・・。


──その頃の紅道場
「いくぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
 と全力で秋夜に挑んでいくのはルオウ(ia2445)である。
 その目の前には、静かに構えを取っている秋夜の姿があった。
 訓練を初めてからどれぐらいの時間が立つだろう。
 最初のうちは構えどころか腕を組んで頂けの秋夜が、今は静かに構えを取っている。
「剛体法が使えるのであれば、その上を身につけることも必要。まだそこまでは達していないかも知れぬが、1度その身で受て憶えるがよい・・・・」
 と呟くと、秋夜は静かにこぶしを握り締めた。
「応!!」
──ドゴッ
 その言葉に反応して身構えたルオウ。
 だが、きがつくと、ルオウは花畑に横たわっていた。

 青い空。
 さわやかな風。
 近くで三途の川せせらぎが聞こえてくる。
 ふときがつくと、川の畔に向かって歩いている人がいた。
(ああ、俺もはやく逝かないと・・・・)
 と立上がって周囲を見渡すルオウ。
 そのまま皮に向かって歩きはじめた・・・・。

──ドゴッ
「はっ!!」
 と意識が戻る。
 そこは紅道場の擂台の上。
 秋夜がルオウを起こしてくれたらしい。
「気が付いたか。かなり加減はしたのだが・・・・」
 と告げる秋夜。
 と、ふとルオウは気が付いた。
 自分の左胸の部分に秋夜の掌・・・・掌底のアザが残っていることに。
 その大きさは、秋夜の掌の2倍はあろう。
「・・・・これが・・・・奥義か」
「まあ、その一歩前の練習の為の技だ。これをマスターしないと次に進めない」
 その威力に、ルオウは背筋が凍る感じであった。


──さらに別の場所では
 静かな森の中。
 劫光(ia9510)はそこで息を整えている。
 『北斗星君』を纏いながら『瘴気回収』を使い、周囲の瘴気を取り込んで『天津甕星』そのものを強化できないか・・・・。
 その練習を行なっていたのである。
「まずは北斗星君・・・・そして」
 『火輪』の呪符を発動し、それを右腕に張り込む。
 そこから意識を集中させ、右腕に火炎の手甲を具現化させた。
「北斗星君・天津甕星・・・・そして」
 静かに周囲に漂う瘴気を吸い込む。
 同時に瘴気回収を発動し、それを己の力に買え、そしてその力を右腕に集める。
 と突然、右腕の『北斗星君・天津甕星』が暴走し、右腕に業火がまとわりつく。
「い、いかん!!」
 そう意識が途切れた刹那、右腕で爆発が起きた。
 下腕の表面が焼けただれ、上腕武の細かい血管から大量の血が吹出す。
「・・・・一つの術の制御でも難しい所に、三つを制御しろと・・・・」
 そう呟くと、1度腕の治療の為に街へと戻ることにした劫光であった。


●厳粛なる
──凰凱・地下闘技場
 そこにはすでに大勢の拳士達が集まっている。
 一体どこで、どんな噂を聞いてきたのかは全く判らない。
 が、そこには確実に彼等はいた。

 地上最強の称号を求めて、
 そしてその強さを確かなモノとする為に。
 己の肉体と意地で戦う。
 
 肉体こそが彼等の鎧
 肉体こそか彼等の武器

 今正に、戦いの鐘が鳴らされようとしていた。
 
「地上最強の称号が欲しいか!!」
 
 擂台の最前列にある台座の上で、一人の老人がそう叫んでいる。
 かれはこの地下闘技場トーナメントの主催者である愁白葵である。
「これから始まるトーナメントのルールについて説明する!!」
 そう叫ぶと、愁老師は静かに皆を見渡す。
「一つ!! 武具の使用を禁ずる!!」
「一つ!! キブアップ宣言した者に対しての超過打撃を禁止する!! 以上!!」
 
──ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオ

 観客の絶叫により闘技場全体が揺れた。
 そして選手達はそれぞれ、闘技場の4角にある4つの門から出ていった。
 門にはそれぞれ『白虎』『朱雀』『青龍』『玄武』と名前が刻まれている。
 どの民に選手が入るのかは自由だが、その向うにある4つの広間で戦う為のクジが引かれる。
 そのクジの順番に闘技場に向かい、そこで対峙した拳士と戦うというしくみになっている。
 正門横にある拳士一覧には、勝者には翡翠の腕輪が、敗者には黒炭の腕輪が飾られる。
 その数が多いほど、最強のなまえにちかづくということである。


●そして本戦
──凰凱・地下闘技場
 すでに戦いは始まっていた。
 それでは、今回の戦いの記録を見ていきましょう


・玄武第一試合
 ルオウ vs 『疾風の天馬』
 ルオウの対戦相手は風龍八十八聖切り込み隊長である天馬。
 以前、泰国のとある街を襲った風龍八十八聖。その切り込み隊長として開拓者達と戦っていたのがこの天馬である。
「ふん、いつぞやの報告書に書いてあった拳士かよ。いいだろう相手してやるぜ」
 と吐き捨てるルオウに対して、天馬は静かに開始線まで進んでいく。
「全ては拳で示せ」
 と告げる天馬であった。

 そして試合では。
 『背水心』で覚悟を決め、直伝の剛体法と『不動』で攻撃を受け、或いは回避して凌ぎながらそう気合十分で挑んでいるルオウ。
 その動き一つ一つに対して忠実にカウンターを仕掛けていく天馬。
 一進一退の攻防の後、その戦いを制したのはルオウであった。



・青龍第二試合
 朝比奈 空 vs わんドシ君
「あら。これはこれは」
 丁寧に挨拶する朝比奈 空(ia0086)と、同じく挨拶を返すわんドシ君。
「よろしくおねがいするだワン」
「こちらこそよろしくお願いします。まさか初戦がわんドシ君さんとは」
 と告げると、朝比奈は静かに擂台から降りて、審判団の席へと向かう。
 そこで何か話をしているのち、再びゆっくりと擂台に戻ってくる。
「それでは始めましょうね」
 とにっこりと微笑む朝比奈。
「望むところだワン」
 と開始線の前に立つわんドシ君。
 そして
「試合終了、わんドシ君の反則により朝比奈の勝利!!」
 と審判が叫ぶ。
「い、いったいどういうことだワン」
「その着ぐるみは『特殊防具』として認められません」
 なんとまあ。
 朝比奈はあらかじめ防具の着用について確認をとり、金属の細工の無いものであればということで許可をとってていた。
「ということでして・・・・ごめんなさい」
 と告げる朝比奈であったとさ。


・青龍第十二試合
 雪ノ下・悪食丸 vs『理英』
 雪ノ下・悪食丸(ia0074)の相手は理英という名の泰拳士。
 今だ無銘、それでいて先月の大会では無難な戦いで無難な勝利を納めていたという。
「敗北を知らない者に勝利はない、ここからが俺の始まりだ。」
 と自分自身に言い聞かせつつ、悪食丸は開始線の前に立った。
「どうぞよろしくお願いします」
 とニコニコと微笑みつつ握手を躱わす理英。
 そして試合は始まった。
 強力と鬼腕を発動して、戦いを展開していく悪食丸。
 その攻撃の殆どを受け、そして必死に食い下がっていこうとする理英であったが、終盤に底力の強さで悪食丸が勝利。
 実に無難な負けかたをした理英であった。
「・・・・なんかおかしい・・・・ような気がする・・・・」
 と戦いが終ってから頭を捻る悪食丸であったとさ。


・青龍第十三試合
 『闇目玉ん』 vs 紅老師
 霜夜・・・・もとい『闇目玉ん』の対戦相手は紅老師。
(はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。なんでこう対戦相手に恵まれているんでしょうねー)
 と心の中で叫ぶ霜夜。
 先月は大武王である父・秋夜、そして今月は紅老師とまあ、実に無難な・・・・まあがんがれ。
「ふぉっふぉっふぉっ。霜夜か。まあいいでしょう。どれ『指導』してあげよう」
 と呟くと、そのまま開始線に立つ紅老師。
「今は・・・・持てるだけの力を発揮する・・・・」
 ということで試合は開始されたが。
 『破軍』『旋風脚』『泰練気法・壱』の全てを駆使しつつも、一歩・・・・百歩およばず、霜夜の敗北となってしまった。
「な、なんで称号持ちの人としかあたらないんだよーーーーーー」
「ふぉっふぉっ。それもまた運命ぢゃて」


・朱雀第八試合
 劫光 vs遠野静
 劫光の対戦相手は先月神楽に破れた『遠野静』。
「あら、また紅道場の人ですか」
「ああ、そのようだな。よろしく頼む」
 とにこにこと呟く両者。
 そのまましっかりと握手を躱わすと、そのまま戦闘態勢に入る。
「それじゃあ始めましょうね」
 とにっこりと微笑んだ遠野だが。
──ドッゴォォォォォォォォォォォォォッ
 と今回は劫光の『北斗星君・天津甕星』によって衣服全てが・萌え・・・・燃えおとされ試合終了。
「ああスマン。まだ火力の調整がうまくいかなくてな」
「それは嘘でしょ!!」
 いやいや、事実劫光の腕もこんがりと焼けています。まだまだやな。


・朱雀第十壱試合
 日御碕・神楽 vs 真田勇希
 神楽の相手は真田勇希と呼ばれている女性。
「・・・・所属は?」
「泰国新蔭流徒手空拳です。よろしくお願いします」
 と告げる勇希。
「あら、ではこちらこそよろしくお願いしますね」
 と挨拶すると、そのまま開始線に立つ両者。
「それでは試合開始」
 と掛け声が上がると同時に、二人の重い打撃戦が始まった。
 両者ともに激しいぶつかり合いを見せていたが、『泰練気法・壱』『骨法起承拳』『瞬脚』といった技をすべて組み合わせた神楽の必殺技が炸裂して試合は終了した。


・朱雀第三十九試合
 リリアーナ vs秋夜
「・・・・ええっと・・・・よろしくお願いします」
 と開始線の前に立つ秋夜を見て、いきなり意識が跳びかけたリリアーナ。
(こ、この人って確か、大武王・秋夜さんですよね・・・・)
 と心の中で必死に同様を押さえようとするリリアーナ。
「こちらこそ。お互いに全力で戦いましょう」
 と握手を交わす秋夜。
(だ、ダメ。お互いに全力でだなんて・・・・私こわれちゃいますから)
 とすでに心で負けはじめているリリアーナ。
 それでも開始線に達試合開始の合図が行なわれると、リリアーナは自分の持てる全てを出しきっていた。
 その上で勝てないと判断したリリアーナは潔く降参の合図を出した。
「うむうむ。基礎と身体がしっかりとしている。より精進すれば良い所までいろるだろう」
 とアドバイスを行なって、秋夜は立ちさって行った。


・白虎第三十二試合
 恵皇 vs 仁美・ブリュンスタッド
 恵皇の相手は金髪長髪のナイスバディ拳士である仁美・ブリュンスタッドが立っている・・・・筈であったが。
「お、おいおい、審判・・・・対戦相手がまだ来ていないのか?」
「いえ、先程到着していましたが・・・・」
 と告げたとき、審判団から連絡が在った。
「仁美・ブリュンスタッドの反則負けにより、勝者・恵皇!!」
「ま、まじかよ・・・・どういうことだ?」
「対戦相手の仁美・ブリュンスタッド嬢は、家訓により男性との戦闘は行なえないというとです」
「あ、あっそう・・・・それならのあ・・・・納得行かないけれど・・・・」
 まあそういうこともある。

──Fin


●正門横・拳士一覧
 一部抜粋
・雪ノ下・悪食丸    :翡翠1黒炭1
・恵皇         :翡翠1黒炭1
・秋霜夜        :翡翠0黒炭2
・ルオウ        :翡翠2黒炭0
・劫光         :翡翠2黒炭0
・日御碕・神楽     :翡翠2黒炭0
・リリアーナ・ピサレット:翡翠1黒炭1
・朝比奈 空      :翡翠1黒炭0