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■オープニング本文 その男は強かった。 「ちくしょう! まるで歯が立たねえじゃねえか!」 若衆がよってたかって槍やら矛やらを振り回すが、男にはまるで当たらない。 そもそも狙えているのかも難しい所だ。 何しろ男の姿をすら捉えられぬ者達ばかりなのだから。 「何なんだよ! てめぇは一体何だってんだちくしょう!」 悲鳴だか怒声だかよくわからないものを上げた若衆は、男がまるで撫でるように振るった手刀であっさりと昏倒する。 その男は早かった。 「っきゃーーーーーーーー!」 最近は難を逃れるために、あらかじめ大き目の布を風呂に持ち込まねばならぬ程、被害は多い。 女風呂の番台を、誰に止められる事もなく駆け抜ける疾風。 真正面より女の園に挑み、万難を排し楽園へと突入する様の何と雄々しき事か。 女湯と書かれた扉を堂々と開き、誰もが呆気に取られる中、胸をそらして悠々と風呂中を歩き回るその姿を見て、何も感じ入らぬ男子などこの世にはおるまい。 我に返った女達の悲鳴をそらかわせるのではと思える程、俊敏な動きにて桶やら柄杓やらをかわして脱出していく。 そう、奴こそが天下に名だたる大英雄、その名も! 訓練された変態である! 「ざっけんじゃねえぞ、あんなクソに何時までもデカイ面させてられっかよ」 若衆の中でも博徒と呼ばれるあまりガラのよろしくない連中が、変態退治に立ち上がる。 万全の布陣を敷き、さあかかって来いと迎え撃つ。 変態は、たった一人でこの陣に挑んで行った。 「よーく来たなてめえ! その度胸だけは褒めてやる! さあ命乞いをしろ! この俺様の目の前でなあああああああああ!」 ゆっくりと頭に手をやり、被ったパンツに手をやると僅かに、ずらす。 「そこに裸体があるのなら、俺に通れぬ道は無い」 「抜かせ変態野郎! てめえらやっちまええええええええ!」 三十人からなる完璧な待ち伏せ作戦も突破されてしまった街に打つ手など残っているはずもなく。 しかしこれ以上の被害は許容出来ぬと、開拓者達に抹殺の依頼を行う町長。 もちろん開拓者ギルドは殺し屋集団ではない。 殺せなどという依頼はそう容易く受けられぬと係員に突っぱねられるが、悪行の数々を並べ立てると流石に係員も鼻白み、ひっ捕らえるのが前提で途中で運悪く死んでしまうのは当方の感知する所ではない、と妥協点を明示する。 絶対に生かして返さん派のとある豪商は、これが成らねば街を出るとまで言っているのだ。 他の場所は公衆浴場ですら不定期だが、彼の家には毎日必ず奴が訪れる。 目当ては彼の一人娘。 目に入れても痛く無い程溺愛している娘を、この不埒者は覗きに来ているのだ。 ちなみに母親は、あらあら困った方ですねぇ、とまるで危機感を持っていない。 更に娘はというと。 「ねーねー、へんたいのおじちゃんきょうもくるのー。いっしょにおふろはいろーねーっていってるんだー」 とむしろ楽しみにしているというのだから、そのあまりの無邪気さに涙が止まらない。 二次性徴すら迎えていない幼女を毎日覗きに来るとか、法云々抜きにしても人としてヤバイ。 様々な場所で被害は出ているものの、確実に迎え撃てる箇所はここのみ。 どんな嗅覚を持っているのか、娘が豪商の屋敷の風呂に入る間を決して外さず、全ての障害を砕いて進み、覗きを達成し去って行く。 途中、決して娘に手は出さず、ただ眺めるだけで満足していくさまは、変態紳士の名に相応しかろう。 豪商は、自分の家に張り込んで良いから、何としてでもこいつをとっ捕まえてくれと開拓者達に懇願する。 この際生死は問わない。無論生かして捕らえるのが一番ではあるがと暗い希望をぼそっと告げる。 その激怒する様は尋常のものでなけれども、事情を知る者にとっては無理からぬと納得出来る姿でもあった。 |
■参加者一覧
真亡・雫(ia0432)
16歳・男・志
橘 琉架(ia2058)
25歳・女・志
鬼限(ia3382)
70歳・男・泰
斎 朧(ia3446)
18歳・女・巫
ロックオン・スナイパー(ia5405)
27歳・男・弓
辺理(ia8345)
19歳・女・弓
神呪 舞(ia8982)
14歳・女・陰
宿奈 芳純(ia9695)
25歳・男・陰 |
■リプレイ本文 風呂は、屋敷の大きさに相応しい巨大な湯船が備わっており、一家全員が一度に入ってもまだまだ余裕がある程の大きさであった。 下手な公衆浴場より大きい風呂に驚く一行を横目に、屋敷の幼い娘はいちばーんとばかりにひょいひょいっと着物を脱いで風呂に飛び込んでいく。 変態が来る事なぞ欠片も恐れていない様子。 神呪舞(ia8982)はため息をつきながら後に続く。 巫女の正装を外より一枚、また一枚と外し、ほっそりとした年相応の肢体が露になる。 まだこれから生育するだろう瑞々しい生命力に溢れた肌は、当人は自覚していないものの、張りのある綺麗な肌と呼べるものであろう。 辺理(ia8345)が、同じく服を脱ぎながら、じとーっと舞を見つめている。 視線の意味がわからぬ舞は小首をかしげるも、辺理は構わず隣に寄ってすーっと舞の二の腕を撫でる。 「ひゃっ。え? えっと、どうしました?」 「……何でも、ありません……」 どよーんとヘコむ辺理。 挙動不審どころではない動きだが気持ちは理解出来たので、斎朧(ia3446)は優しくその肩を叩いてあげる。 「体積では貴女の方が勝っていますよ、気を落とさずに」 「……そ、それはそれでちょっとセツナイかな……最近はきちっと体重調整してますし……」 ややこしい奴だと呆れ顔の朧と、楽しくて仕方が無いといった顔の橘琉架(ia2058)。 笑い声にちょっと抗議しようと振り向いた辺理は、その場に硬直してしまう。 細身の和服美人と思われていた琉架は、余計な装飾を取っ払った時、断固わがままスタイル妖艶派(辺理がたった今命名)と化していた。 馬鹿なー天儀の志士はバケモノかー、的な顔で驚く辺理と、あらあらと頬に手を当てる朧。ちなみに朧のスタイルもまた存分に女性風味を醸し出すものである。 とことん今回の変態好みからは外れている一行である。もっとも変態は変態で、幼女以外でも実は女体は好きなのだが。 そして舞はふと思ったのだ。 「……これ、私がヘコむべき場面のような気がしてきました。まあ、どうでもいいんですが」 宿奈芳純(ia9695)は外で索敵とばかりに、人魂を用い小動物を作り出し、これをもって周囲を探らせていた。 変装が得意だとも聞いていたので、外見に惑わされぬよう注意を欠かさぬようにする。 そんな張り詰めた芳純の感覚は、屋敷の外の騒がしさを即座に捉える。 陽動の可能性もあるので、防衛ラインは動かさないが、確認だけはと小動物をとっとっとと騒ぎ方に向かわせる。 それを見た瞬間、ああ、コイツだと確信する。 全身にパンツをまとって衣服とする馬鹿が、二人も居てたまるかと。 奴は堂々と、屋敷の正面入り口に向けてゆっくりゆっくり歩いてきているのだ。 無論街中である。通行人の悲鳴と怒号が交錯する中、彼は、昂然と胸を張っていた。 とりあえず外に居る男衆を呼んでから、どうするかは考える事にした。 異常事態発生です。と伝えた言葉が、ひっじょーに適切だよなぁと一人頷く芳純であった。 仲間達はすぐさま正門前に集まってくれた。 鬼限(ia3382)は、感心したように頷く。 「ほう、不埒者にしては良き覚悟ではないか」 しかし着飾っている衣服には一切言及無し。もしかしたらあれがパンツだと気づいていないのかもしれない。 真亡雫(ia0432)は何とも目のやり場に困りつつ、微妙に赤面しながら声を張り上げる。 「き、きみが毎日覗きをしている変態か!」 男は、ひゅるりと吹くつむじ風に衣服の裾を舞わせながら、頭に被ったパンツの端に指を入れる。 くいっと横に引くと、向きが変わってこれがパンツであると正面から見てもわかるような位置になる。 「その通りだ。今回、開拓者が雇われたと聞いて、こうして正面より来させていただいた」 ふざけるなと怒鳴りつけようとした雫を制したのはロックオン・スナイパー(ia5405)だ。 「‥‥よう、久しぶりだな」 男は、口の端を上げ、忍ぼうとして為しえず、愉快そうな笑い声を漏らす。 「くっくっく‥‥素晴らしい、な。以前開拓者にしてやられた雪辱をと思っていたが‥‥まさかその時の男まで居るとは‥‥」 「相変わらず、ロリに固執してるようだな。お前程の男が‥‥」 何やら話の雲行きがおかしくなってきた。 「美少女や美熟女に目を向けず、ロリに固執するなど愚の骨頂! そう、全ての年代の女性美を愛さずして何が『変を極めし者』か!! 貴様は間違ってるぜ、ライバルよ!」 もんのすごいほっそい目でロックオンと男を交互に見やるは雫である。 「変態というか、パーフェクトBAKA、というか‥‥何でそこで増えるんですか!?」 彼のツッコミはさらっとスルーで話は続く。 「好みという名の欲望に忠実に生きるもまた、変にして態を司る我が王道よ」 芳純が慰めるように雫の肩をぽんぽんと叩く。 「強敵(とも)よ! そう思えばこそ! 俺はお前の前に立ちはだかろう!」 右腕で弓を脇に収め、左腕をびしっと突き出し男を指差す。正直格好は良いと思うが、会話の内容がアレすぎてどうこう言う気になれない。 「‥‥ああ、わかっているさ兄弟。さあ、お互いの未来を賭けて、戦おう‥‥」 風に靡く頭巾パンツ。少し物寂しさを思わせる表情と、断固として引かじとする瞳の輝きがロックオンを貫く。 鬼限は、全く話についていけずきょとんとしており、一人冷静そうな芳純に訊ねる。 「二人は一体何の話をしておるのだ?」 「‥‥あ、あははははは‥‥」 痛くなる程に拳を握り締めている雫は、震える声で宣言する。 「考えないでいいです。もうどっちも退治しちゃいましょうっ」 たくさんの人数でお風呂に入るのが楽しいのか、娘ははしゃぎにはしゃいでいる。 やれ背中を流すだの、やれ風呂桶はこっちだのと、四人の開拓者達に懐いてまわる。 あまり人見知りしない子なのだろう。 そんな少女を見ているのは、確かに楽しくはある。 しかし、と朧は両手首に鉄の鎖を巻いたまま、風呂桶に湯を汲みさばっと背なに流す。 じゃらと首筋にかかる鎖をうっとうしそうに払うと、湯に少し火照った桃色の肌を金属の光沢が滑り、ひんやりとした心地よさを感じる。 歩くたびにじゃらじゃらと鳴る鎖の音と、真っ白な腕に鎖元である手首のみが赤く染まった背徳的な景色を加え、えもいえわれぬ独特の世界観を作り出している。 同じく弓を風呂場に持ち込んだ辺理は、真顔で問うてみる。 「あの」 「はい?」 「弓ってちょっとえっちですよね」 「無茶振りはご勘弁を」 「いえ、そうではなくっ。その、道具を用いた雰囲気の出し方をご教授いただけたらと‥‥」 「別段、私は意識して何かをしてるつもりはありませんが‥‥それ、仮にやり方を教わったとしたらやるのですか? これから変態さんが来るこのお風呂場で?」 「‥‥‥‥」 かぽーんと二人の間に沈黙が流れる。 そんなお二方はさておき、琉架は賑やかにはしゃぐ娘を捕まえて、胸元に抱き寄せたまま湯船につかっている。 二人で一緒にのんびりとしている前では、舞が女の子としての振る舞い、特に恥じらいに関する部分を懇切丁寧に説明している。 うーっと娘が困った顔をすると、琉架が自然に助け舟を出し、ころっと機嫌が直ったところでまた舞がきちっと言ってきかせる。 その頃。 「逃がすか! 貴様だけに覗かせるなぞという羨ましい真似許すかよ!」 「ってうわっ! こ、こいつのパンツが刀に引っかかった! ちょっとこれ誰か取ってくれませんか!?」 「ぬう、流石に動きは素早いのう。じゃがっ! 風呂に行きたくばこのわしの屍を乗り越えてみせい!」 「‥‥これ、誰か収集つけてくれるんでしょうか?」 話すべき事は一通り話し終えた舞は、ふうと一息ついて湯船につかる。 手拭いはもちろん大き目のものをもちこんでいるが、流石に湯の中に入れるような不調法はしない。 目標とは違うとはいえ、舞も乙女だ。見知らぬ、それも変態に肌を見られるのはかなり気分が悪い。 そんなこんなでそれなりに周囲への警戒を行いつつ、すぐにでも肌を隠せるように手拭いやらを持ち構えているのだが、残る三人は大して気にしている風にもみえない。 娘さんを守るようには位置しているが、それ以外は普段通りに湯を楽しんでいるとしか見えないのだ。 集まった面々の中では、舞は一番の年下である。 自分ももっと成長すれば、恥ずかしがらずに肌を晒せるようになるのだろうかと考えてしまう。 それはそれでちょっとヤだなとも。 不意に、すぐ外から声が聞こえて来た。 「させるかあああああああああ!」 ロックオンの放つ矢が、変態の右足を射抜く。 しかし、それでも奴の走りは止まらない。むしろ、目標を間近にして更なる加速を果たす。 変態の走る先に、老齢とは思えぬ俊敏さで鬼限が先回りをしていた。 「通さぬと言った!」 滑り絡み合うようにまとわりつく蛇の拳。 一足で鬼限の頭上をすら越える程の跳躍を見せたのは確かに見事。 しかし鬼限もまた歴戦の泰拳士。直上に飛び上がりこれを迎え撃つ。 吸い込まれるように伸びる飛手が、変態の防御をかいくぐって胴深くに突きたてられる。 そのまま引っ掛け振り落とそうとする鬼限であったが、変態の覚悟は想像を超えていた。 逆に飛手がより深く刺さるような向きに体を回転させたのだ。 手にはめる形である飛手は、当然外そうとすれば外しうる。これを爪部を突き刺された側が外しにかかるなどとありえぬ所業である。 流石にそこまでやらせる程鬼限は抜けてはおらず、手首を返す事でこれを防ぐ。 しかし、同時に隙も作る事になり、空中での姿勢は僅かに変態の方が良い形で両者着地する。 同時に踏み出す変態。この速さにはさしもの鬼限もついていきかねた。 芳純の呪縛符が変態の両足を捉えたのはこの直後である。 僅かに動きを鈍らす程度、それ程に変態の動きは素早く力強いものであったのだが、最後の一手が届く分だけを遅らせれば役目は充分果たせるのである。 辛うじて、風呂の壁寸前の所で雫は変態を捉えたのだ。 「行かせませんっ!」 風呂の壁に突貫し、ぶち破って中へと入ろうとする変態。 追いすがる雫は、変態の手が壁に触れる寸前で、その両足を掴み取った。 体を捻りながら、全力で横方面に変態の重量を逃がす。これで、風呂の壁ではなく脱衣所の方に叩き込む形になる。 そうすれば、後ろからおいかけてきている仲間達も間に合う。これで、勝利となるのだ。 見事変態を隣の脱衣所に放り込んだ雫は、非常に残念であるが、一つだけ失念していた事がある。 変態を放り出した勢い、その反動をモロに受けたら、それこそ風呂の壁をぶちやぶる程の勢いになるのである。 凄まじい大音響と共に、雫は頭から湯船に飛び込んでしまう。 予想外すぎる乱入者の姿に、ちょうど雫のすぐ側に居る形で湯船につかっていた舞は目をぱちくりと見開いている。 ぷはっと自ら顔をあげた雫は、硬直する彼女を見るなりそっぽを向いた。 「ご、ごめん! これ、事故っていうか‥‥い、今すぐ出るから! その‥‥え?」 真後ろより殺気を感じた雫は、それでも律儀に振り返らずに居た。 おかげで、変態襲撃を待ち構えていた女性陣の集中攻撃を、背後よりまともに喰らうハメになったのである。 ロックオンは最後まで雫に向かって愚痴を垂れていた。 その内容がどんなものであったのかは置いておく。 芳純は脱衣場にぶちこんだ後男三人がかりでとっつかまえた変態に、何やら質問をしている。 「もしアヤカシの中に幼女の姿をしたものがいた場合、どんな手段を使ってもアヤカシのところへ野を越え山を越えてやってくるんでしょうか?」 「愚問だな。心惹かれる者を前に、種族の壁なぞあまりに無力」 筋金入りなのだけは、理解した芳純。 既に服を着ている辺理は、前回の時にコケにされた恨み言を延々変態に語ってきかせている。 驚いた事に、変態は辺理の事を良く覚えており、その体型や重量までもを記憶していた。 「幼女をより好めど、我が魂は裸体全てをも愛する」 それはそれで、気持ち悪いのでやっぱり近寄るなと思った辺理である。 そして話は終わったかと折檻タイムな琉架姉さん。 「女のやわ肌を見たんだから、覚悟出来ているんでしょうね?」 しかし怒られててもそれはそれで嬉しそうな気配が変態より漂ってくるのは何故だろう。 鬼限は最後まで首をかしげていた。 「そも、そんなに子供が好きなれば所帯を持って己の子を成せば良かろうに‥‥」 この年齢までそれを知らずに生きてこれた清純なる生き様に、皆は涙を禁じえなかったとかそうでないとか。 そして雫は、舞に向かってひたすら平謝りであった。 「ご、ごめんなさい! 本当にもう何とお詫びしていいやら!」 理性と礼儀を重んじる彼にとって、先ほどの出来事は相当に衝撃的であった模様。 当の舞は、少し頬を赤らめながらではあるが、皆の集中攻撃でぼっこぼこにやられた雫に神風恩寵をかけてやる。 「事故、ですから」 朧は頬に指を当てながら小首をかしげる。 「‥‥雫さんもそんなに見たいのでしたら、予め一声かけて下されば良かったのに‥‥」 「いやいや! そんなんじゃありませんって!? あれは事故なんですってば!」 「女にも準備というものがありまして、ねえ舞さん」 「‥‥どの道、朧さんは許さなかったのでは? 嬉々として雫さんに浄炎叩き込んでいたように見受けられましたが‥‥」 あらあらまあまあ、と誤魔化す朧。 「ちっくしょおおおおおお! 卑怯だぞ雫うううううううう!」 ロックオンの雄叫びが響く屋敷にて、変態は見事捕縛されたのでありました。 ちなみに後日、またも変態は牢を抜け出したらしい。 なんでも看守が彼の男気に惚れこんでしまったとか。世も末である。 |