百日紅の下で
マスター名:茨木汀
シナリオ形態: ショート
相棒
難易度: 普通
参加人数: 8人
サポート: 0人
リプレイ完成日時: 2011/09/29 23:11



■オープニング本文

 じりじりと照りつく太陽。どくどくと流れていく体液。
 はらほろと零れる花。ざりざりと去りゆく足音。
(‥‥ああ。死ぬのか)
 空が蒼い。太陽が眩しい。眩暈がするのは眩しさのせいだけではなかったけれど、冷えゆく身体が心地よかった。
 しあわせな人生ではなかったな、と、思い返す。
 飢えは日々の友で、渇きが癒えることはなかった。
 暑さも寒さも凌ぐすべはなく、ただひたすら耐えるばかり。
 じりじりと照りつく太陽。こんな炎天下で倒れたのも、一度や二度ではない。
 どくどく流れていく体液。傷口だけはひどく熱いが、指先はおそろしく冷えていた。
 はらほろ、花が降り積もる。口の端が小さく、痙攣しながらも持ち上がった。
 重さを感じないそれ。くしゅくしゅした小さな紅い花。
(‥‥弔ってくれるのか、おれを)
 震える指を動かした。その小さくか弱い花をつまみ上げようとして、潰してしまう。もう、彼には手加減をして触れられるほどの余力がないのだ。
 涙は流れなかった。それでも、熱い想いがこみ上げてきた。
 ――今まで、いったいどれほど柔らかなものを踏みつけて生きてきたのだろう。
 はらほろと弔ってくれる花すらも傷つけてしまう
 紅い花が咲く。小さな花は青空に向けて咲き誇るくせに、枝を離れて地面に落ちる。
 降り積もる花。見上げた空によく映える。地面にいるより空に向かっていたほうが、よっぽど鮮やかだろうに。
(こんなおれでも、弔って、くれるのか‥‥)
 生きたかった、切実に生きたかった。生きたかったのだ、どんなことをしてでも。
 誰からも必要とされていないのはわかっていた。それでも。‥‥人を傷つけて、人を害して、人に疎まれ憎まれてなお。
 じりじりと太陽が照りつける。どくどくと命が流れていく。
 はらほろ零れて降り積もる紅。人の気配は、もう、ない。

 開拓者ギルドにひとつの依頼が並んだ。屍人の退治であった。
 ある町外れで一人の盗賊が討伐された。報せを受けて遺体を弔いに行った町人が、死んだ盗賊の屍に殺された。
 死を以って増えるアヤカシを、退治して欲しい、と。


■参加者一覧
鴇ノ宮 風葉(ia0799
18歳・女・魔
鬼啼里 鎮璃(ia0871
18歳・男・志
福幸 喜寿(ia0924
20歳・女・ジ
キース・グレイン(ia1248
25歳・女・シ
利穏(ia9760
14歳・男・陰
東雲 雷蔵(ib3471
22歳・男・シ
リリア・ローラント(ib3628
17歳・女・魔
御影 銀藍(ib3683
17歳・男・シ


■リプレイ本文

 町の外ではちらほらと避難している人を見かけることができた。中には別のところに移動するのだろう、町に背を向けて歩く人々もいる。
 御影 銀藍(ib3683)は彼らに、対処が終わるまで近づかないように伝えた。
「終われば伝えに行きます」
「助かるよ」
 短く会話して意を伝えると、村人は快諾した。
(さて、どういう経緯なのか。
 百日紅が原因‥‥というわけではないでしょうが。
 もしくはアヤカシが引かれてきた?
 何にしても、まずは屍人の対処から‥‥ですね)
 利穏(ia9760)は避難者から地図を借り受ける。そうして入り込んだ町の東側は、想像以上に静かだった。
 戸締りのされた店。無人の家屋。東側はすっかり避難も終了しているようで、人の気配はまるでない。
 はらり、と地図を開く利穏。
(死が生を引き摺る事なんて、あっちゃいけない。
 死は死、生は生。それは隔てられたもの)
 地図にざっと目を通し、簡単に仲間たちと情報を共有した。それから、折り目どおりに地図を畳みなおす。
「だから生きているうちは精一杯生きて、死は想いを以って弔われるものなのでしょうから」
 取り出しやすいところに軽く仕舞い、先に歩き出した仲間たちのあとを追う。
(今回ばかりは、僕も怯え竦んでいる訳にいかない)
 今だけ感情を後回し、だ。
 銀藍は超越聴覚で周囲の音を拾って歩く。精度の格段に上がった聴覚。かすかに足の裏で踏む土のこすれる音、衣擦れの音、呼吸音。風が鳴らす木々や家々の戸が揺れる音。
 その中から人間、あるいは屍人の出す音を聞き分けていく。
 じゃり、じゃりと不規則に地面を踏む音。仲間のものではない。音のする方向には長屋が立ち並んでいる。
「あちらの方向に誰か‥‥、あるいは何か、だと」
 銀藍の言葉に、鬼啼里 鎮璃(ia0871)が頷いて心眼を使う。
 引っかかった。
「‥‥この位置は‥‥、ひとつかふたつ、向こうの通りですね」
 鎮璃の言葉に、東雲 雷蔵(ib3471)が頷き先頭を切る。道を回り込めば、ぎこちない足取りで歩く町人風の六人連れ。遠目にはアヤカシかどうかなどはっきりしない。鎮璃が誰何の声を上げるが、返答はなかった。かわりに近づいてくるに連れ、全員が全員土気色の顔で、あるいは血まみれだったり腕が欠損していたりするのがわかった。さらに近づくと、瞳の色がにごっていることに気づく。
(動く死人、か)
 利穏は刃の薄い短刀を握り、敵を見据える。人の形。人の姿。人だったもの。そして、今も人の肉体であるもの。
 人さえ碌に斬った事がない自分が、堪えられるものだろうか‥‥。そう思いつつも地面を蹴る。隼人で先手をとる。軽装にしたぶん身は軽い。努めて積極的に動いた。
 切り裂いた感触。やすやすと通る刃。痛覚を度外視した、筋力のすべてをつぎ込んだ拳。上体をずらしてかわす。返す刀でもう一太刀。たいして血は流れない。もう既にどこかで流し尽くしてきたのだろう。血に汚れた地面。踏み荒らされて、そのわずかな痕跡も薄れていく。
 銀藍が打貫で拳を振りかぶった屍人の肩を切り裂く。ごとり、落ちる右腕。構わず左腕を振り上げる屍人。利穏はそれを切り伏せる。その一太刀がとどめとなり、倒れる死体。そして、乗り越えてくる死体。
(人の形のそれが、崩れていく、こうも容易く。‥‥辛い、吐きそうだっ‥‥)
「でも、これ以上犠牲者が増えるよりは遥かに良いですから‥‥」
 刀身についた血もそのまま、利穏は次の屍人に対峙した。
(屍人ですか‥‥これ以上被害が出る前に、眠らせてあげるべき、でしょうね)
 静かに心を定める鎮璃。シャムシールの切っ先を定め、距離を詰める。その刀身を深々と一体の胸へ沈めた。かなうかぎり傷口を広げないよう、斬撃を避け刺突を主に用いる。湾曲した刀身ゆえに注意を払って引き抜いた。
 雷蔵はいっさい表情に出すことはしなかった。常に平穏。凪いだ状態でいたい。そう思うゆえなのか。
 前面に出て三体を一手に引き受ける。手裏剣を飛ばした。打剣、その命中精度で端の一体の心臓を貫く。傷に構いもせずに掴みかかろうとするのを、ひらりとかわす。屍人の指先から逃れた腕で手裏剣をまた投げた。狙うは足、ただ、傷つけた程度では機動性を奪うに至らない。痛覚がないのだろう、まるで痛みに頓着しない動きだったのだ。足をもいでしまえば這うばかりになるだろうが、あまり豪快に傷つけたいとは思わなかった。
(まあ、やれることなんて少ないけど。やれることを全部試したい性分だからな)
 動かぬ顔の下で考える。握り拳が振りかぶられた。咄嗟に距離をとる。自己防衛のいっさいないその攻撃は、そのまま地面に叩きつけられた。かすかな振動。地面に打ちつけた拳の砕ける音。
 その直後に真横から、手刀が叩き込まれる。入った、――とはいえ浅い。わき腹の皮膚を一枚裂かれただけ。
 真正面から叩き込まれた拳を腕一本で受け止める。直後に腕を捻って攻撃の軌道をそらし、身を引いた。雷蔵と屍人との間に間合いが開く。狙ったかのように銀藍が手裏剣を叩き込んだ。向こうで相手取っていた敵を片付けた鎮璃が、一突きの元に一体を沈める。同じく相手を片付け終えた利穏がもう一体を斬った。
 衝撃でよろめいた屍人の胸に、雷蔵の飛ばした手裏剣が吸い込まれていった。
(俺は悲しむべきかな、それとも怒るべきか)
 倒れ伏す身体。そこにいるのはもはやアヤカシでもなんでもなく、ただ犠牲者の遺体だけ。
(まあ、いい気分ではないよな。元凶も、屍人になった人をまた倒すのも)
 どの身体も動かない。それを確かめて。
 ようやっと彼は、いつもの顔で仲間たちに振り返った。
 そのあとも幾度か交戦しつつ、鎮璃は注意深く避難者を捜す。東側がほとんど終わり西に近づいたところで、銀藍がひとつの建物を示した。心眼で確認すると、ひとつの家屋に気配が引っかかる。
「どなたかおいでですか?」
「だ、誰か‥‥いるの‥‥?」
 おびえた気配。極力安心させるように声をかけると、おそるおそると戸が開かれる。女性だった。鎮璃たちの姿を映した瞳に涙がにじむ。
「もう大丈夫ですよ」
「私‥‥だめかと‥‥覚悟していたの‥‥」
 腰が抜けたのかずるずると戸にすがるようにへたり込んだ女性を家の中に連れ戻し、絶対に出ないように言い含めてしっかりと戸を閉めた。

 残暑の厳しさと秋の乾いた空気。ぴんと張り詰めたように静まり返る町。
「はーぁ‥‥辛気臭い村だこと。特産品とか工芸品とかないの? ゾンビしかいない? ‥‥あー、そぉ‥‥」
 鴇ノ宮 風葉(ia0799)は、皮肉のきいた言葉をいかにもやる気なさげに口に乗せた。東に比べていっそう生き物の気配が薄い西側は、景気悪く無人の道を晒すのみ。瘴索結界を広げる。今のところ何もいない。探索のために踏み込むと、あちらこちらで血痕や何かの暴れたような跡が見受けられた。戸締りをする余裕のあった東側とは打って変わって、家や店は開いたままのところも多い。
「‥‥死を以て、増える、アヤカシ」
 ‥‥、『彼等は、誰――何によって、屍人にされた』のか。そこへ意識を向けたのはリリア・ローラント(ib3628)だった。百日紅色の髪が風に揺れる。
「‥‥はじまりが、きっと、ある筈」
 最初は、百日紅の下で死んだ盗賊。
(‥‥私は、彼に、会いたい)
 そう、願った。
 親しいものはなく、身寄りもない。ギルドで渡されたごく簡素な情報。それでも、福幸 喜寿(ia0924)は共感を示した。
(一人ぼっちって、寂しいもんやよね‥‥。人を傷つけるのだって、好きでやってるわけじゃないんやし‥‥早く助けてあげんと)
 家の都合で他の子供達と遊べなかったという喜寿は、少しだけ寂しい子供時代を送った。普段笑顔を絶やさない彼女の、過去。
「死してなお、悪いことしなきゃならんなんて‥‥悲しいことやよね」
 町の中をくまなく歩き回る。
「誰かいるわね」
 瘴索結界に引っかかるより遠くに人影を見つけ、風葉は目を細めた。ここからじゃ遠くて人相も何もわかったものではない。
「確認しよう」
 キース・グレイン(ia1248)が地面を蹴る。ぐんぐんと近くなる人影。長い髪に明るい色の着物。若い女だろうか。もう一人は痩せた男だ。すぐに人相も、表情も、着物の模様も見て取れる。恐怖と絶望に引きつった男の顔。伸ばされた娘の細い腕は土気色。
 間に合わない。
 躊躇いも保身もかなぐり捨てて、キースは咆哮を上げる。振り向いた娘のにごった眼差し。一気に間合いを詰めた。大きな身振りはなく、ただ拳布を巻いた拳を娘の腹に静める。吹っ飛ぶ華奢な身体。
「トキ!」
 男の悲鳴。駆け寄ろうとする彼を彼女は腕で制する。身内かなにかだろう。よく見れば、面差しが似ていた。
 男とその娘の関係を察し、追いついたリリアは攻撃を引き受けようとして気づく。
 ホーリーアローは何かに憑依したアヤカシには効果がない。死体に憑依している今であれば、ダメージは通らないだろう。あれは、あの屍人の身体はあくまでも人間のものなのだ。
 黙ってキースがとどめを刺す。男が目を見開き、そして、黙って唇をかみ締めた。
 男を避難所へ送り届ける。リリアが事情を尋ねたが、彼もよくは知らないという。蔵に入ると、男は振り返った。何度か口を開きかける。ひどく複雑そうな顔を見れば、心情は推し量れた。素直に礼も言えない自分への嫌悪と、家族を失った悲嘆への葛藤。誰も何も言わないまま、ばたん、と蔵は閉じられた。
 更に戦闘と探索を繰り返す。一人の子供が隠れているのを見つけて同じように送り届け、歩き回るうち。
「引っかかった。南、瘴索結界のギリギリ端! こっち向かってる、数は一、二、三‥‥まだ増える! 囲まれないよう気をつけてよ!」
 風葉は情報を端的に飛ばし、一歩下がった。敵がくるのは目の前のT字路、突き当たり右側から。
 真っ先に反応したのは喜寿だった。無手のまま駆けて行く。その後を追いかける仲間たち。風葉は周囲に視線をめぐらせ、退路の候補をピックアップしていく。T字路のすぐ手前で迎撃すれば、横と背後に退路ができる。他にもいくつかの民家は、庭を突っ切れば向こうの通りに出られそうだ。しっかり脳裏に叩き込んだ。
 T字路のすこし手前過ぎるところにいた群れへ、喜寿が飛び込む。そこでようやく袖に仕込んだシークレットナイフを握った。全力で回避に意識と練力を注ぎ込む。拳から身をかわし、捕まえようとする腕からひらりと逃れる。
「一つもうちには傷をつけさせないんさね‥‥! だって、この人達やって、人を傷つけたくないやろからっ‥‥!」
 攻撃はステップを踏んでやりすごし、首を薙ぎ払う豪腕をふわりと身をかがめてかわした。ナイフを一閃させる。決して深くはない。手数によってダメージを蓄積させていく。弔うことを前提に、見た目より一刻も早く倒すことを優先とした。
 真っ只中で踊るように戦う喜寿とは逆に、不動を使って前線を維持するのはキースだった。遺体に配慮しつつも威力はセーブせず、確実に撃破していく。壁役が彼女一人のため、リリアがアイアンウォールで道を狭めて混戦を防いでいた。
 時間をかけて、けれど着実に倒していく。
「知能低くて大助かりね、これ。妙な知恵ついてたら手に負えないわよ」
 瘴気回収しつつ、時折閃癒をかけながら風葉が呟く。さすがにキースも喜寿も無傷とはいかないが、最小限のダメージだ。ただ敵がすこししぶといな、と感じた。

 想像以上に早く東側を巡り終えた班が合流し、ほどなく西側も殲滅が完了した。誰がと言うわけではなく、自然と足は西の道へ向かう。遠目にもよくわかった。色鮮やかな百日紅の花が咲く。枝にはもう幾許も残ってはいない。地面は真っ赤に染まっていた。
 男がいた。痩せ細った身体に粗末な身なり。赤黒い血のこびりついた両手と身体。目を見れば生きていないことは明らかだった。
「その者! 何故、朽ちた身を晒してまで今生に残ろうとする!」
 利穏が声を上げる。返事はない。それでも。
「何を求めている!」
(‥‥何を護ろうとしている!?)
 彼はじっと佇んでいた。
「‥‥あの方、が」
 リリアもその姿を目に映す。亡者の強い想いがアヤカシを呼びアヤカシとなる。そういったものに出遭ったことのあるというリリアは、ほろほろと優しく鼻が散り、花弁がそっと男の肩にとまるのを見た。同じ色の髪に触れる。
(‥‥私は、その花達のように‥‥やさしくできないのが、悔しいです)
 ゆっくりと彼は百日紅の下を離れた。花が散る。赤黒く染まった手の甲を、ほろり、と撫でて落ちる百日紅。
「‥‥お名前とか、知れれば‥‥良かったの、ですけれど」
 男が拳を振り上げる。
「たまたま‥‥、そう、たまたまで屍人になってしまったんよね‥‥。今、助けるけん、まっとってね!」
 喜寿がナイフを抜き放つ。それぞれが武器を構えた。
「――ごめんな、さい」
 花が舞う。
 地面に何かが倒れる音。衝撃と風圧で舞い上がる花弁。
 ほろほろと花は降り積もる。
(アンデッドなどではなく、人に討たれアヤカシと化したのであるならば。
 人の世に未練があって、瘴気にとり入られたのかも知れんな)
 遺体を見下ろしてキースは思う。
(だが‥‥どんな事情があれ、間違いを犯してしまったことへの言い訳にはならない。
 生きていれば償う道もあったのかも知れないが、な‥‥)
 寄り添う者も、叱咤し道を正す者もいなかった者の末路がそこにいた。

 盗賊の遺体については、少しだけ開拓者たちの意見は食い違っていた。とはいえ、どうせ墓穴はどこかに掘らなければならないということで百日紅の根元に掘られた。風葉はその件については触れず、普段と一変して丁重に祈祷を行い葬った。死んだら聖人も悪人も一緒、というのが彼女の考えであった。
 調査のために周囲も軽く掘ったものの、何も出てはこない。穴に葬り、花を添えて埋葬する。
「悲しい人‥‥故に、僕は貴を方弔います。
 来世は幸せになって下さい」
 輪廻を信じて利穏は祈る。それから、手分けして村人たちへ殲滅の報告に行った。銀藍はその際、百日紅の根元を「アヤカシの原因の調査の為に調べた」としてカムフラージュする。あながち嘘でもなく、村人たちはあっさりと信じた。慰霊碑も抵抗なく受け入れられたが、盗賊の名はやはり刻まれなかった。しかし、偶然かその碑は盗賊の墓の上に建つこととなる。
(人に寄り添うってのが難しいな。右に左に傾いてる感じがして落ち着かない。なんとなく俺は真ん中にいたいな。感情に揺れず流れるまま、雲みたいに)
 雷蔵はそう思う。けれど。
「それが得てして難しい、って誰か言ってたっけ」
 そう呟いて、苦笑した。