女装&男装祭り?
マスター名:hosimure
シナリオ形態: ショート
危険 :相棒
難易度: 普通
参加人数: 8人
サポート: 0人
リプレイ完成日時: 2011/12/12 17:47



■オープニング本文

 東房王国にある農業を中心に栄えている村には今、暗い空気が流れていた。
 その様子を家の外に出て見ているのは、今年十五になる村娘だ。心配そうに村人達を見つめる。
「収穫祭が近いと言うのに、みなさん、暗いですわねぇ」
「そりゃ仕方ないだろう? ついこの間、山賊に襲われかけたんだから」
「でも父様、開拓者の人達が偶然通りかかり、山賊達を全員倒して連れてってくれたではありませんか。もう危険はないのですよ?」
「そうとも言えんだろう。今まであんなことがなかっただけに、みな、心に傷を負ってしまったんだから」
 父の言葉で、娘は数日前の事件を思い出す。ついこの前、秋に収穫できる全ての作物を採り終え、村の中心に集めていたところ、突如現れた山賊達に襲われた。しかし仕事帰りの開拓者達が通りかかってくれたおかげで、村は何のダメージも受けなかった……では終わらなかった。
 今まで平穏無事に過ごせていただけに、村人達の心の傷は深く、ほとんどの人が笑わない日々を送っている。そのせいかすっかり活気はなくなってしまい、どんよりとした空気が村の中に漂っていた。
 娘は突如、意を決したように、声高く宣言する。
「……よしっ! わたくし、決めました!」
「何をだ?」
「開拓者ギルドに行ってみます! 収穫祭の催し物の一つとして、女装と男装をして祭りを盛り上げてくれる人達を探してもらいます!」
 娘の申し出に、父親はかつてないほど表情を強ばらせる。
 収穫祭は冬に入る前に行われる秋祭りのこと。収穫した作物を村人達が各々料理し、振る舞う。そして唄や踊りで盛り上がるのだ。しかしこのままでは、祭りも暗い雰囲気で行われるだろうが……。
「娘よ……。『祭りを盛り上げてくれる人を探す』と言うのは、父として、またこの村人として良いことだと思う。だが何故、女装と男装をしてもらうんだ? 何か面白い特技を披露する、と言うのではダメなのか?」
「それでは感心はしますけど、笑顔にはなりません。わたくしは村人達の笑顔が見たいのです!」
「……確かに女装と男装は笑えるが……下手したら、苦笑や失笑にもなるのでは?」
「それでも結構! 笑えば良いんです。それに別におかしな格好ばかりする人だけではないでしょう? 綺麗で可愛く、あるいはカッコ良くなられる方だっているはずです。そういう方を見れば、暗い気持ちもふっ飛ぶと思うのです」
「どん引きする可能性もあるが……」
 父の血の気はどんどん引いていくのに対し、娘はどんどん興奮していく。
「大丈夫です! 開拓者の方達はみな、勇気のあるお方ばかりですから。ああ、楽しみですわ! 開拓者の人達はどんな姿になられるのでしょう? では善は急げと申しますし、行ってまいります!」
「おっおい!」
 


■参加者一覧
水鏡 絵梨乃(ia0191
20歳・女・泰
天河 ふしぎ(ia1037
17歳・男・シ
炎鷲(ia6468
18歳・男・志
村雨 紫狼(ia9073
27歳・男・サ
シルフィリア・オーク(ib0350
32歳・女・騎
巳(ib6432
18歳・男・シ
春風 たんぽぽ(ib6888
16歳・女・魔
甲真優(ib7843
16歳・男・泰


■リプレイ本文

●女装&男装祭り、開始!
 収穫祭当日。村の中心には特設会場が作られ、舞台には村娘とその父が進行役として立っている。舞台を中心に村人達が大勢集まっていた。
「村人のみなさん、お待たせしました! 失笑・苦笑もいとわないという開拓者の方々が、我が村の女装&男装祭りに参加してくださいました!」
「まさか本当に集まるとは……ぐっ!」
「父様、余計なことは言わないでくださいまし。参加者は全部で8人。全員の紹介が終わった後、みなさんの拍手によって優勝者を決めたいと思います。優勝した方は収穫祭の飲食代を無料にするという特典が付きますので、頑張ってくださいね」
 娘は舞台袖に向かって微笑みかけた。そして踏まれた足を引きずる父と共に、舞台の端に移動する。

「では、始めたいと思います! まずは女性の魅力たっぷりなこの方が男性になってくれました。どうぞ!」
 舞台袖から出てきたのはシルフィリア・オーク(ib0350)だ。羽根付き帽子を斜めに被り、執事服・忠誠を着て、その上に従者の外套を肩にかけている。その両手には花束・薔薇の祝福を持っていた。
「どうも。皆様、はじめまして。シルフィリアと申します」
 低く色っぽい声で挨拶をすると、観客に向けてウインクをする。そして花束に口付けをし、高々と花束を宙に飛ばすと、腰に下げていた霊刀・ホムラでブラインドアタックを繰り出した。
 すると花束は花吹雪となった。その中でシルフィリアは外套の端を手に取り、優雅にお辞儀をしながら、花吹雪を女性の観客達へと飛ばす。
「この度、皆様を一時の夢へと誘う為に参りました。香ばしき花の香気と共に、いざ…一時の夢へ」
 優雅な仕草と雰囲気を眼にし、村人達は顔を赤らめ、ほぅ…と息を飲む。観客を魅了したシルフィリアは、そのまま舞台の隅に移動した。
「シルフィリアさん、ありがとうございました! では次は妖艶な雰囲気のある女性に変装してくださったこの方です!」
 娘に呼ばれ、巳(ib6432)は木葉隠を使う。舞台には突如木の葉が舞い、全員の目がそちらへ向く中、早駆によって舞台の中心へと移動した。それはまるで突然現れたように見え、観客達の間から驚きの声が上がる。
 その中で身に付けていた市女笠と黒猫の面を取り、観客達に向かって投げると、慌てて数人の観客達はその二つに群がった。
「それらはお近付きの印に差し上げます。皆様、初めまして。鬼灯と申します。この度はこのような催しに参加できたこと、大変嬉しく思っています」
 丁寧に礼をし、男性観客達に向かって艷やかな微笑と流し目を送る。妖艶な姿と仕草に、男性観客達はその表情をだらしなく緩めた。その様子を舞台袖で見ていた父は、少々複雑な表情をしている。そんな父の姿を、娘は冷たい眼で見つめていた。
「父様、あの方と最初に出会った時、女性と勘違いなさりましたよね」
「うぐっ!」
 それは昨日のこと。村に開拓者全員が集まって来たのを、二人は村の代表として向かえた。しかし巳は村に入る前から女装をしており、父は勘違いして女性扱いをしたのだ。
 だが娘はあらかじめ開拓者ギルドで名簿を貰っていた為、確認したところ、巳はクスクス笑いながら答えた。
「いやですわ。今のワタクシは鬼灯、巳ではありません」
 その言葉でからかわれたことを悟った二人だった。
「妖艶な女装姿を披露してくれたのは、巳さん…ではなく、鬼灯さんでした。登場の仕方も素晴らしかったですね。では次は元気いっぱいの少女の姿になってくださったこの方です!」
 甲真優(ib7843)は僅かに緊張した面持ちで、舞台の中心に立つ。可憐な顔立ちをしているものの、服から見える手足は武道家の鍛えられたソレである。
「おっ俺は甲真優だ。よろしく。その、泰拳を幼い頃から学んでいて、演武をみんなに見てもらおうと思う」
 バラージドレスを着ているにもかかわらず、豪快に演武を始めたものだから、観客達は下着が見えるのではと慌てふためく。−が、下にスパッツをはいているのを見て、観客達はほっとする。
「やあっ! とう! せいっ!」
 安心して見られるようになると、演武の素晴らしさに観客達は見入った。時折、疾風脚をはさみ、スピード感を出している姿は見ていて気持ちの良いものだ。村人達も自然と笑みを浮かべる。
 やがて一通りの演武を終えると、甲真優は軽く頭を下げ、舞台の隅に移動した。
「素晴らしい演武、ありがとうございました! お次は豊満な体で浪人の男性になりましたこの方が登場です!」
「村の皆さん、こんにちは」
 クールな笑みを浮かべながら登場したのは、水鏡絵梨乃(ia0191)。髪を下ろし、眼鏡をかけ、浪人の姿をしている。その胸元はサラシをきつく巻いていた。
「男装の姿をしているし、水鏡と呼んでくれ。これから皆さんに、面白いものを見てもらおうと思う。娘さん、例の物を」
「はーい」
 娘は3つのカボチャを持って、舞台の中心にやって来た。
「今からこの3つのカボチャを、この腰に差している刀で真っ二つにしてご覧に入れよう」
 観客達はざわめく。今までそんな芸は見たこと無いからだ。
 その様子を満足そうに見た後、水鏡は娘から一定の距離をとり、刀を抜く。
「それでは参りますわよ! せいっ!」
 娘が3つのカボチャを宙に高く放り投げる。
 水鏡の眼がスっと細められ、絶破昇龍脚を繰り出した。瞬間、会場内に龍のような青い閃光が走り、雷雲のような鳴き声が轟く。光と音に意識が持っていかれ、観客達はカボチャが刀ではなく、技によって真っ二つに割れたことは分からぬまま。ただ3つあったカボチャが6つになったことに、素直に驚き、喜んでいた。
 歓声が上がる中、水鏡は舞台の隅に移動する。その間に娘と父は床に落ちたカボチャを全て回収し、再び端に移動する。
「いや〜、良いもの見られましたね! さて、会場も盛り上がっていますし、お次は女装に慣れていると言うこの方が登場します!」
 観客達は期待に満ちた眼で登場人物を見た…が、何故かその表情は笑みを浮かべたまま凍り付いてしまった。
「はぁーい、みんな。はじめまして、あたし、紫江留って言いまーす」
 その場にいる全員の視線を釘付けにしたのは、村雨紫狼(ia9073)だった。ピンクのロングヘアを付け、化粧もバッチリ。顔や手足の脱毛を念入りにしたことが分かる姿で、笑顔を振りまいている。
「さあ、みんな! あたしの歌を聴いて楽しんで〜。手拍子で参加してちょーだい!」
 紫狼こと紫江留はノリノリでアップテンポのアイドルソングを歌い始める。観客達も少しずつながら手拍子をしていく。その中で父は難しい顔をしながら、笑顔で手拍子をする娘を見た。
「なぁ…あの姿を見ると、男性が女装をして働く店を思い出すんだが……」
「確かにあのノリとテンションから、そう見えますわね。開拓者の方達の中にも、ああいう人はいるんですね」
「……と言うか村人の反応が……。恐れていた種類の笑いになっているぞ?」
「まあ一部の方達や子供にはウケているみたいですし、最後までほっときましょう」
 そして歌い終えた紫江留は、満足げに笑いながら舞台の隅に移動した。
「紫江留さん、素晴らしい歌とお姿、感服いたしました! しかし次に登場する方も負けてはおりません!」
「ふふっ。そう言われると照れますね」
 穏やかな声と共に姿を現したのは、炎鷲(ia6468)だ。仙女のように艶やかな衣装に身を包み、たおやかな女性の仕草で観客の前に出る。
「お初にお目にかかります。私は炎鷲と申します。拙い舞ではございますが、どうぞ皆々様ごゆるりとお楽しみくださいませ」
 手に持った扇で、扇舞丹青の様な動きのある華やかな舞を披露する。
 その美しい舞に、観客の誰もが眼を奪われ、言葉を無くす。時が過ぎるのを忘れるほどの流麗な舞は、終わって炎鷲が舞台の隅に移動した後も、観客を夢見心地にさせた。
「美しい舞でしたね。さて、次は元気な弟系に変装してくださいました、この人です!」
 舞台袖から飛び出し、中心まで走って来たのは春風たんぽぽ(ib6888)。郵便配達員をイメージした服装を着て、明るい笑顔で観客達を見回した。
「僕はダンデライオン。ダンデって呼んでもらえると嬉しいなっ♪」
 元気いっぱいに挨拶をすると、ダンデはショルダーバックに手を入れる。
「みんなに笑顔を届けに来ました〜。切手も判子も必要ない、特別な郵便物だよ♪ ちょっと早いけど、今日は僕がサンタ兼配達になっちゃうんだから〜」
 そう言ってバックに詰めていたお菓子を観客達に向かって投げる。子供達は大喜びでお菓子に飛びついた。
「それともう一つ、僕の特技の早着替えを見てほしいな」
 言い終えるなり、ストーンウォールを出現させる。そして男性貴族に着替え、マジックキャンセルで壁を消して、再び観客達に姿を見せる。一瞬の出来事に、観客達は驚いて眼を丸くするも、すぐに大きな拍手がわき起こる。
「えへへ。本日はありがとうございました! 僕、とっても楽しかったです♪」
 満面の明るい笑みを浮かべ、舞台の隅に駆けて行った。
「いや〜、春風のように爽やかな人でしたね! では最後は……って、はい?」
 舞台袖から手招きされ、娘はそちらへ行く。
「…いえ、それはわたくしよりも、あの人の方が……」
 ボソボソと話をした後、娘は舞台袖から出てきて、シルフィリアの元へ向かった。
「あのシルフィリアさん、最後のお一人のエスコートをお願いしたいのですが、よろしいでしょうか? お一人で出てくるのはちょっと恥ずかしいようなので」
「おや、あたいで良いのかい? なら喜んでその役、引き受けよう」
 そしてシルフィリアの執事のような仕草でエスコートされてきたのは、天河ふしぎ(ia1037)だった。セーラー服にロングコートを着たふしぎは、舞台の中心に着くと照れたように微笑んで見せる。
「天河ふしぎと言います。今日は正義の空賊として、祭りを盛り上げる為に参加しました。空賊としての正装で来てみたんだけど、にっ似合うかな? 村のみんな、今日は楽しんでね」
 ふしぎが観客に向かってウインクすると、男性観客から喜びの声が上がる。
「ふぅん。そういう格好も良いもんだねぇ」
「セーラー服か。俺も着てみたいな」
「なかなか似合うわよ。まああたしには敵わないけどぉ」
「可愛いですよ、そのお姿」
 巳・甲真優・紫狼・炎鷲の姿を見て、そして言われた言葉を聞いて、ふしぎはキョトンとする。
「あれ? みんな何でそんな格好を…」
「だってこの祭りの催し物は、開拓者達による女装&男装祭りじゃないか」
「楽しいお祭りですよね。みなさん、とてもキレイに変装していますし」
 ふしぎの問いに答えたのは、男の姿をしている絵梨乃とたんぽぽだ。エスコートをしているシルフィリアを改めて見ると、確かに彼女も異性の姿になっている。
「…はっ! ぼっ僕は男だっ! この姿は男の姿なんだぁ!」
 そう叫ぶなり、舞台袖に走って行ってしまう。そしてドタバタと派手な物音がした後、再び現れたふしぎは女装をしていた。ミニスカートの浴衣ドレス・宵闇に着替え、ピンクのフリル傘をさして舞台の中心に立つ。
 舞台の端では、娘がぜぇぜぇ息を切らせ、膝をついていた。
「まさか祭りの内容を理解せずに参加されたとは……。念の為に、変装の道具を用意しといて良かったですわ」
「まあこういうハプニングも、祭りの醍醐味だ」
 疲れている娘の頭を撫でながら、父は労いの言葉をかける。
 一方その頃、ふしぎは傘をさしたままくるっと回る。そして耳まで真っ赤に染まった顔で、恥ずかしそうに観客達を見ながら叫んだ。
「好きでこんな格好しているんじゃないんだぞ! 仕方なく…そう! 仕方なくなんだからなっ!」
「はいはーい! コレで参加者全員が登場しました! では優勝者を決めたいと思います。観客のみなさんは、この中で一番良い変装をしたと思える方に、拍手をしてください。ではまず、最初に登場してくだった方に……」
 登場した順番に改めて開拓者達は前に出て、観客達から拍手を受ける。そして全員が拍手を受けた後、娘は結果を出した。
「では! 女装&男装祭りの優勝者は紫絵留さんに決定しました!」
「みんな、ありがとー!」
 観客達からの歓声と拍手を受けながら、紫狼は投げキッスをする。
 祭りは最高潮に盛り上がって、終了した。

●祭り後
 シルフィリアは山賊のせいで未だ不安の残る表情をする村人達に、笑みを浮かべて力強く声をかける。
「大丈夫さ、不安な時は何時でもあたいらをお呼びよ。きっと皆、力になってくれるさ」
 巳の方は女装を解き、まるごとふくろうを装着しながら団子屋巡りをしていた。
「よーっす、失礼すんぜ。あ、俺みたらし10個な」
 団子屋にいた子供達にその姿で飛べるのかと聞かれ、ニヤッと笑って見せる。
「乗ってみるか? おいおい、乗るのは順番だ。ふくろう特急便、出発!」
かけ声と共に早駆で村一周をし、子供達を笑顔にした。
 甲真優は相変わらずの女装姿だったが、演武が子供達にウケたらしく、もう一度見たいとせがまれていた。
「もう心配するな。山賊だろうがアヤカシだろうが、俺がぶっ飛ばしてやるからな!」
 自信に満ちた甲真優の姿に、子供達は元気づけられる。
 絵梨乃は男装したまま、村人の、特に可愛い女の子達に声をかけていく。お礼を言いに来た娘も口説こうとしたが、父がすぐ後ろにいることを知り、苦笑して肩を竦める。
「冗談だよ。でも面白い催し物を企画してくれて、ありがとう。おかげで可愛い女の子達にモテモテだよ」
 紫狼は優勝したせいか、相変わらず女装姿で村人と楽しそうに話をしている。彼の周りには多くの村人が、笑顔で集まっていた。
 炎鷲も女装したまま、郷土料理の作り方を尋ねながら食べ歩いていた。しかしふと自分に熱視線を向ける男性を見て、イタズラ心がうずいてしまった。
「そこの方、一緒にお茶を飲みながら、お話でもいたしませんか?」
 たんぽぽは女性の姿に戻ったものの、相変わらずショルダーバックを下げ、郵便配達の真似事をしながら村中を駆け巡っていた。
 ふしぎは娘に頼まれ、女装をしながら村の中を歩き、村人達と話をしている。
 その様子を娘と父は、村人達から少し離れた場所で微笑ましげに見ていた。
「ふしぎさんはあの格好に戻られても、今の格好でも大して変わりませんね」
「そう言うものでもないぞ。しかし……何故、優勝者はあの人なんだ?」
「ああ、それはですね。『一番女装らしい変装をなさったから』、だそうです」
「……なるほどな」
「とりあえず祭りは大成功ということで。笑顔が満ちた村になれて良かったです! 開拓者のみなさま、ありがとうございました!」