タイトル:【BI】マフバの戦い3マスター:望月誠司

シナリオ形態: シリーズ
難易度: やや難
参加人数: 10 人
サポート人数: 0 人
リプレイ完成日時:
2010/12/01 00:57

●オープニング本文


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 インドは広い。
 カーティヤワール半島の解放を目標に変更してから久しいバーブル師団であったが、未だその行程は半ばであった。
 カーティヤワール半島はインドがグジャラート州の南、カッチ湾とカンベイ湾を左右にアラビア海に突き出るようにある半島だ。広さは六万平方キロメートル。日本国の九州が約四万二千平方キロメートルである訳なので、およそ半島一つで1.5倍程度に勝る。しかも平原だらけの地形だ。一師団でカバーするには限度がある。バーブル師団は戦力の展開に苦心していた。もっともそれは敵方も似たような事情のようだったが。
 戦線はじりじりとUPC軍の優位で進んでおり、夏にバーオナガルを陥落せしめたその部隊の一部はカーティヤワール半島の沿岸部の都市マフバへと迫っていたのだった。


 マフバに迫った隊というのが、バーオナガルを陥落させた後の再編で少佐となったディアドラ=マクワリスが率いる大隊である。
 歩兵を主力に砲・戦車少々能力者それなり攻撃ヘリぼちぼち、そして空軍から航空支援のナイトフォーゲルが数機で兵力およそ千二百程度の規模。
 バグア側も能力者をキメラに、ナイトフォーゲルをヘルメットワームに置きかえ、キメラの数が圧倒的に多いのを除けばほぼ同じ規模である。最近は大規模兵力でのまとまっての激突よりも小規模で分散して当たる事が多くなっている。
 もっとも事を傭兵に置けば一人が相手にしなければならない敵の数はあまり変わっていなかったが。
 空でHWとKVが激突し、地上ではバグア式の砲と長距離砲が焔を吹き、歩兵達が散兵横隊で射撃する。
「きた、キメラ隊だ。傭兵隊、前へ」
 そんな中、飛び道具を持ったキメラの群れが前進し、それを迎え撃つべく各中隊の司令部より傭兵分隊へと命令が発せられ傭兵達が進み出る。
 陸の勝敗はワームが存在しなければ、キメラと能力者の優劣が勝敗に直結する。マハブの東の平原でこの戦いの明暗を分ける戦いが始まろうとしていた‥‥

●参加者一覧

鳴神 伊織(ga0421
22歳・♀・AA
ロジー・ビィ(ga1031
24歳・♀・AA
漸 王零(ga2930
20歳・♂・AA
藤村 瑠亥(ga3862
22歳・♂・PN
葵 宙華(ga4067
20歳・♀・PN
エレナ・クルック(ga4247
16歳・♀・ER
宗太郎=シルエイト(ga4261
22歳・♂・AA
UNKNOWN(ga4276
35歳・♂・ER
ヨグ=ニグラス(gb1949
15歳・♂・HD
ネオ・グランデ(gc2626
24歳・♂・PN

●リプレイ本文

 インドがカーティヤワール半島、マフバを巡る戦場の右翼。
「はっ、数は多いじゃねぇか」
 荒野の彼方へと視線を投げ宗太郎=シルエイト(ga4261)が不敵に笑って言った。小銃を構えた百匹あまりの狼頭のキメラが横一線に広がり足並みを揃え進撃して来ていた。
「キルレシオは1:11以上か‥‥遣り甲斐があるというか、あり過ぎるというか」
 と言うのはネオ・グランデ(gc2626)。九対一〇〇、頭数差十一倍以上、圧倒的と評するのも馬鹿らしくなるほどの差だ。
「こないだよりも軍隊っぽいです‥‥」
 ヨグ=ニグラス(gb1949)はぽつりと呟いた。ロボットみたいだ、とも思う。
「まぁ。見事に壮絶な光景ですわね‥‥」
 くすっと笑うのはロジー・ビィ(ga1031)だ。敵の数は圧倒的だが、それでも今回も容易くは負けたりしない、と思う。
「ここは絶対に通さないですっ」
 とエレナ・クルック(ga4247)。少しでも傷つく人が減るように、その一心でずっと戦い続けている。
「寒気はしねぇけど、腹いっぱい暴れる分には‥‥ちんたらやってると食いっぱぐれちまうな、こりゃあ‥‥」
 メンバーを思い苦笑するシルエイト。
「今回はこちらの戦列になったが‥‥しかし‥‥このメンバーを相手にしないといけないとは敵も可哀相に」
 漸 王零(ga2930)は淡々と率直に同情を洩らした。
 二人の男の目によれば自軍が圧倒的に見えるようだ。その判定は正しいかどうか。
(「また有象無象の類か‥‥」)
 藤村 瑠亥(ga3862)は胸中で呟いた。
 ゾディアックやジハイド等は数百の傭兵を相手取って戦う。傭兵達の弾丸がバグアを撃ち抜いたなら、キメラの牙とて傭兵達を噛み砕ける筈だが――さて、どうなるか。
「新たな戦闘スタイルを模索したいのだけど‥‥敵も銃かぁ」
 葵 宙華(ga4067)が呟いた。
「近づくまでが肝心だな」
 と、ネオグランデ。
「さて、どうしたものかな」
 ずずっと缶緑茶等を啜りつつロイヤルブラックの艶無しフロックコートに身を包んだUNKNOWN(ga4276)。傭兵達は手早く迎撃の為の作戦を打ち合わせる。
 葵は後軍に他隊との動きも視野に入れるように連絡する。基本、司令部はその為に存在しているので、大丈夫、必要があれば連絡する、問題無い、心配は無用である、との事だった。まぁ敵が他隊に流れそうになるなどの場面になったら、連絡が回るだろう。
「武器を使えなくしたウルフ。飼ってもいいか、ね? ほら、番犬が欲しいのだよ」
 とアンノーンが通信で確認した所、司令部曰く、貴方の実力なら本人に心配はいらなさそうだがご近所の迷惑になるので駄目、との事。
「近所迷惑、ね」
 ふ、と薄く笑みを引いて傭兵の男。まぁ実際の所、洒落を抜いても色々規則があるのだろう。
 そんなこんなをやりつつ対策をまとめた九人の傭兵達が荒野に展開する。
「フォーs‥‥エミタと共にあらん事を‥‥」
 アンノーンは最後に変なマスクを付けてこーほーと言った。


 藤村、漸と共に隊から離れて距離を取りつつ予想進路の横手をつけるよう、弧を描くように機動中。
 エレナ、練成強化を発動。ヨグ、アンノーン、葵、ネオに練成強化を発動。それぞれの武器へと淡い輝きを宿す。
 距離が詰まる。
 相対距離一〇〇と少し前。AU‐KVリンドヴルムに身を固める少年ヨグ=ニグラス、竜の瞳、竜の息を発動、頭部と腕部から激しくスパークを巻き起こしつつ両手で腰溜めに練成の光を宿した巨大なエネルギーキャノンを構える。ガンサイト、荒野の彼方より駆けてくる狼人の一匹に合わせる。
「撃ちます‥‥突っ込むご用意をっ!」
 砲口に光の粒子が集まり次の瞬間、爆音と共に巨大な光が飛び出した。強烈な破壊力を秘めた光が荒野を貫き、戦列の中央をぶち抜いて狼人を吹っ飛ばしてゆく。五連射。光の帯が五匹の狼頭人を灼き殺してゆく。
「さて、戦場のお掃除と参りましょうか‥‥」
 ころ、とした笑みを零しつつ鈍く輝くエネルギーガンを右手にロジー・ビィ。ヨグの射撃と同時に走りだしている。左に大盾を構え疾風の如くに駆ける。藤村、漸は敵の左翼真横を狙って突っ込む。シルエイトは瞬天速で一気に加速して真っ直ぐに突っ込み、葵がその後方から続く。ネオは他メンバーから距離を取って散開突撃。アンノーンは左から敵の右翼へと仕掛ける模様、その後方をエレナが続いた。
 閃光手榴弾の間合いまでは距離がある。
 ライフルウルフの銃撃、瞬天速で三〇m程度の距離を瞬間移動したが如き勢いで飛び出したシルエイトへと九十五匹向いている。
「たまにはこんな力比べも悪くねぇ‥‥さぁ、全力で撃って来いっ!」
 シルエイト、右手に盾を左手に扇を構えて牙を剥く。お望みとあらば、という訳ではないが、相対距離七〇、横一線に広がっているウルフ達全員より最も近いので集中射撃、銃口より焔が吹き出し煙と閃光を瞬かせながら一斉にライフル弾の嵐が解き放たれる、一匹三連射、九十五匹で総計、二百八十五連発。
 シルエイト、練力を解放し、輝きを脚部から発生させ、身を低く沈めて擦り足に移動。身体前面の大部分を中型の頑丈な盾で守り、左斜め前から刺して来る弾丸の嵐を扇を広げて受ける。錐揉みながら飛んで来た三百近いライフル弾が連続する激振を与えながら盾と扇の表面に次々に激突して甲高い音と共に火花を撒き散らしてゆく。盾は大きくないし、構えは半身でも無いが態勢が低く、扇もある。しかしそれでも弾幕が厚い。足元に痛烈な勢いで十数発のライフル弾が突き刺さった。
「そんなもんか!」
 だが、勢い衰えさせる事なく盾と扇と具足から火花を散らしつつ突き進んでゆく。真っ正面から突っ込むだけはある、その程度で倒れる男では無い。
 アンノーンは駆けつつエネルギーキャノンを構える。シエルエイトへと射撃しているウルフへと狙いをつけると片っ端から連射してゆく。独特の爆音と共に壮絶な破壊力を秘めたエネルギー波が空間を一瞬で貫いてウルフ達を撃ち抜き両断して吹っ飛ばしてゆく。十一体ものウルフが瞬く間に消し飛ばされた。既にキャノンの間合いだが、男はさらに前進してゆく。
 ネオは全力移動しながら瞬天速を連発して加速しジグザグに詰めてゆく。ピンを引き抜くと五〇に入った地点で閃光手榴弾を投擲した。投げられた手榴弾は地に転がり、次の瞬間猛烈な爆音と共に閃光を炸裂させた。三十匹あまりのウルフ達が悲鳴をあげてその動きを鈍らせる。
 葵は横に逸れると練力を解放し制圧射撃を発動、前方を走るシルエイトを避けつつスコールSMGを用い一五〇発の弾丸をフルオートに猛射し薙ぎ払う。四〇m程度の大地が爆砕され土煙が宙へと舞い上がってゆく。次に超機械の扇を用いて竜巻を巻き起こした。煙の範囲に比べるとちょっと小さいが、周囲の空気が螺旋に流れてゆく。相対五〇に入る頃に扇をしまい、閃光手榴弾を取り出しピンを口に咥えて抜き、彼方へと投擲した。閃光と共に音波が爆裂しさらに別の三十匹に混乱が発生する。横手から爆発が生じて狼人の一匹が吹っ飛び二匹が爆風と破片で傷ついた。藤村の射撃だ。直後、二連の光線が一匹のウルフに突き刺さり吹っ飛ばしてゆく。
「‥‥お退きなさい」
 ロジーはエネルギーガンを連射しつつ駆けるとホルスターに納め、月詠を抜刀様ウルフの戦列へと飛び込んだ。練力を全開に太刀を大地に叩きつける。爆風を巻き起こし凶悪な衝撃波が十字に走りロジーの周辺を薙ぎ倒す。このスキルはうっかりノーマークだったと言わんばかりの勢いで一撃で三十匹のウルフが空へと吹っ飛んでいった。Aアサルト恐るべし。
 土煙が舞い上がり、竜巻が吹き荒れ、閃光と爆裂が巻き起こりウルフ達が吹っ飛ばされた次の瞬間に二人の男が同時に迅雷で加速した。
 藤村は漸と共に宙に光を残しながら超加速し、そのまま駆け抜けながら小太刀を一閃させて狼人の一匹を斬り倒す。血飛沫を吹き上げる狼人を尻目に横に抜けると、急停止、間髪入れずにまた一気に雷光の如く飛び出し方向を切り替え、不規則に鋭角を描く動きとタイミングで左右へ突き抜けながら斬り倒してゆく。射角を意識し、射線を制限し、タイミングを絞らせんとする。
「さて‥‥いくか‥‥漸王零‥‥推して参る」
 漸もまた残光を纏って半身に突っ込むと抜刀様に目にも止まらぬ速度でティルフィングで居合い抜く。虚空に禍の剣光が弧を描いて奔り、次の瞬間、小銃を構えていた両腕が血飛沫を吹き上げながらくるくると回転し空へと舞った。漸はそのまま駆け抜けつつ返す刀で袈裟に魔剣を振り降ろしてもう一匹を斬り倒し、さらに振るって別の狼人の足を両断しながら抜けてゆく。一撃で悉くを真っ二つだ。
「近接格闘師、ネオ・グランデ、推して参る‥‥疾風雷花・木蓮」
 敵の混乱を見てとったネオもまた一直線に狼人の戦列へと突っ込んでいた。急所突きを発動、敵の肩へとシュバルツクローを振るって切り裂き、間髪入れずに追撃を叩き込む。爪に貫かれた狼が悲鳴をあげながら倒れる。
「‥‥来たな。よぉ宙華、そろそろだ。遅れるなよ?」
 シルエイトは後方へと声を投げると瞬天速で狼の戦列へと飛び込み、手近なウルフへと盾を投げつけ扇で竜巻を巻き起こす。扇を納めて背から槍を取り出すと狼人へと突きだして紅蓮の炎と共に爆裂を巻き起こして吹っ飛ばした。
「甘く見てると痛い目見るですよ〜っ!」
 アンノーンに続いて前進するエレナ、電波増幅を発動させ赤いプレゼントボックスを開き電磁嵐を三連続で巻き起こす。蒼光が狼人達を包みこむように荒れ狂ってその身を爆ぜ飛ばし一撃で消し飛ばしてゆく。流石の上級職、良い火力だ。
 既に残りは四十体を割っている。
 ウルフ達は射線が通っている者は突っ込んで来た者達へとそれぞれ射撃し、通っていない者はアンノーンへと集中して射撃している。アンノーンは帽子を肌露出部を避け、弾道を見切ってかわしつつキャノンから光波を爆裂させてゆく。その後方からエレナが電磁嵐を巻き起こし、ヨグもまたキャノンで爆光を連射してウルフ達を消し飛ばしてゆく。
「僕の後ろには行かせませんよっ」
 少年曰く、ディアドラが変な事呟いていたので燃えてるらしい。そんな進軍速度で大丈夫か? とかあの辺りだろうか。
 藤村、残影残を発動、己へと向けて発砲してきた狼をの射撃を回避しざま懐に飛び込み小太刀を振るって稲妻が奔るが如き速度で斬り倒してゆく。カウンター一発で倒せる。洒落にならない凶悪さ。まさに疾風迅雷、怒涛の勢いだ。残像を発生させながら複雑に機動する男は十匹を斬り倒してもまだ止まらない。
「やはり、これでは相手にならんか‥‥汝等は運が悪かった。眠れ」
 漸もまた左右の太刀を振るって剣閃を巻き起こし、斬り伏せ、薙ぎ払い、一撃の元に狼達を何時の間に発生している血の河へと沈めてゆく。こちらの二人は圧倒的だ。
「おらぁ! 吹っ飛びやがれぇ!!」
 シルエイトは葵からの援護射撃を受けつつ豪力発現、瞬天速を発動。瞬間移動するが如き速度の突撃と豪力を乗せてランスで薙ぎ払う。吹っ飛んだ狼人が奥の狼人へと激突してさらに奥を巻き込みながら倒れてゆく。直後、反応したアンノーンが合わせエネルギーキャノンを打ち放つ。彼方から壮絶な破壊力を秘めた光の帯が飛来し、固まった狼人達をまとめて一瞬で消し飛ばしていった。
「ストラーイク、ってな。ナイスだ母さん」
 周囲からの反撃の銃弾をかわしつつ後ろ手に手を振りつつシルエイト。余裕だ。
 シルエイトを援護している葵、宙に拡散する塵が爆裂するには条件がある。この空間はそれを満たしていない。ちょっと無理そうだ。
「やっぱ銃なのかしら? ‥‥他の道もいってみたいけど先はまだまだ見えないわね」
 そんな事を呟きつつシルエイトへと銃口を向けているウルフへと黒猫拳銃で射撃して動きを妨害してゆく。
「これは如何でして?」
 ロジーは月詠に極限までエネルギーを集中させると一刹那の間に虚空に六連の剣閃を巻き起こす。次の瞬間、空間が断裂し爆風が飛び出した。音速を超えて放たれた衝撃波が次々に狼達に炸裂して薙ぎ倒してゆく。
「撃てるもんなら撃ってみやがれ‥‥って撃ってくるか、やっぱ」
 ネオはまぁ、一匹を盾におけば奥からは避けられるが、最前列の奴は発砲して来る。ネオは唸りをあげて迫るライフル弾を突進しながら身を沈めてかわすと、脚を振るって靴爪で切り裂き、次いで腕の爪を狼人の脳天へと振り降ろし叩きつけて沈めた。
 狼人達の数は多かったが、第三分隊の傭兵達の火力と装甲の前ではそれに抗せられる程ではなかった。圧倒的なまでの実力差だ。
「ふぅ‥‥これだけの数を相手にしても、あまり疲れなかったね」
 漸が双剣を一振りして血払いしつつ言った。周囲の百匹の狼人は全て倒れていた。既に動く狼はいない。
「このまま、いっちまおう」
 アンノーンが言った。その先を見に。
 一同はそれに頷き奥の親バグア軍へと向かう。葵はその旨を本体へと伝えると、軍は今度は援護するとの事で前進を開始した。
「‥‥人間同士で戦うの‥‥嫌い‥‥なんですけど‥‥ね‥‥」
 エレナ、降伏勧告をかけたい所だが、距離は遠く、また、相手もまだまだやる気のようだ。
 九名の傭兵達は支援砲撃を受けつつ、弾丸と砲弾が荒れ狂い爆裂する荒野を駆けて敵軍へと突っ込んでいった。



 かくて、九名の傭兵達は百匹のライフルウルフを殲滅し、その奥の親バグア軍へと突撃を仕掛けた。戦車や自走砲、機関砲、対戦車ミサイル、無反動砲などが猛威を振るったがそれでも傭兵達を止める事は叶わず、UPCからの砲撃も受けて壊滅し、潰走した。
 他隊も前面の敵を打ち破り攻勢に出てこれを潰走させ、全ての面においてUPC軍はバグア軍を圧倒し、これを撃破したのだった。
 バグア軍はマフバに籠るも、UPCの勢いを止める事は出来ず、市街戦でも粉砕されて潰走し、UPCはマハブ市を制圧したのだった。



 了