タイトル:梅の季節です‥‥マスター:優すけ

シナリオ形態: ショート
難易度: 普通
参加人数: 8 人
サポート人数: 0 人
リプレイ完成日時:
2011/03/06 19:18

●オープニング本文


「ちくしょう‥‥ど〜して俺が場所取りなんかをしなくちゃいけないんだよ‥‥」

 どこか疲れた表情ながらも、きちっと軍服を着た若い兵士が左手にブルーシートを持って道路を歩いていた。彼はまだ去年入ったばかりの新人兵士なのだが、やる気だけは誰にも負けない自信を持っていた。だから仕事は真っ先に自分から進んでこなしていくし、いざ戦いとなると常に自分の出来ることが無いかどうかを探し回っていた。そして年が明け、いよいよ入隊してからもうすぐ一年が経とうという節目に与えられた任務が‥‥

「ふぅ、大体この辺りでいいかな‥‥あ〜良い景色だな〜」

 まだ人もまばらな金曜の昼間。彼はこれから明日の朝までここで梅見の場所を確保しておかなくてはならない。一応時間つぶしの材料として小説や音楽プレイヤー等は持参してきたが、どうやらあまりその心配は無さそうだ。目の前には見事な梅の木々が立ち並び、兵士の視界いっぱいに広がっていた。

「あ〜〜‥‥たまにはこんな任務も良いか‥‥ん?」

 ごろんと広げたシートに寝転がったその時、遠くで何かの声が聞こえた。一般人なら特に気にしないような声だったが、彼にとってはどこか引っかかるのであった。

「‥‥ま、すぐにここを取られる事もないだろう。少し様子を見に行ってみるか」

 一応周囲に黄色の立ち入り禁止テープを巻いておいて(強引に上司に渡された)、彼が声のした方向へ歩いていくと‥‥

「な、何だありゃあ!?」

 大きなゴリラのようなキメラが2体、ウホウホと唸りながら近くの梅の木の下で踊っているではないか。ただ踊っているだけならまだしも、ふとした拍子にぶつかった梅の枝がバキバキと折れていってしまっている。ひどいものになると、木の幹ごとへし折られている物まであった。

「これはひどいな‥‥って、そんな場合じゃない!! 今はとにかく救援を呼ばないと!!」

 思わず顔を歪めてしまった彼だが、とにかく発見者としてこのままにはしておけない。幸い周囲に人の気配は無く自分しかいないようだ。彼はすぐに懐から出した携帯電話を使って、助けを呼ぶのであった‥‥

●参加者一覧

夕風 悠(ga3948
23歳・♀・JG
Letia Bar(ga6313
25歳・♀・JG
番 朝(ga7743
14歳・♀・AA
ソウマ(gc0505
14歳・♂・DG
張 天莉(gc3344
20歳・♂・GD
ジョシュア・キルストン(gc4215
24歳・♂・PN
蒼 零奈(gc6291
19歳・♀・PN
アメリア・カーラシア(gc6366
17歳・♀・SN

●リプレイ本文

●ゴリラA ゴリラBがあらわれた。コマンド?
「ウッホ〜ウッホ〜ウッホッホッホ〜♪」
「ウホウホウ〜〜ホ!!」

 辺り一面に咲きわたる梅の花、そして見事に晴れきった晴天。まさに絶好のロケーションというべき光景の中で、一際異彩を放つ奇妙な存在が2つ。それは動物園などでよく見かける黒い毛むくじゃらの類人猿の形をしていた。そしてその存在が周囲の損害も顧みずただ本能のままに踊りまわり、そして大切な梅の木に被害を与えている。

「‥‥なんかまた、シュールな光景ですね」
「せっかくの花が台無しだよ‥‥とっとと退いて貰おうかね。悠、ジョシュ、頑張ろう!!」
「ええ、お互い怪我をしないように。それにしても『花見』と『ゴリラ』ですか‥‥どういう組み合わせなんですか、まったく」

 ドカドカとリズム感も無くただひたすら暴れまわっているように見えるその風景を見ながら、夕風 悠(ga3948)とジョシュア・キルストン(gc4215)が何やら深く考え込んでいた。それはそうだろう、組み合わせも奇妙なら光景はもっと奇妙だ。しかし退治してくれと頼まれたからには仕方が無い。深く考え込む二人に向かって、作戦に使用するロープを用意しながらLetia Bar(ga6313)が元気良く声をかけている。彼女にとっても綺麗な花が荒らされるのを見るのは嫌な気持ちなのであろう。

「まぁまぁ、『任務に何故と問うなかれ』ですよ。僕達は僕達に出来る事を最大限にやりましょう」
「そーだねー。さっさと倒してお花見を楽しむ、だね♪」
「踊ってるゴリラさんには申し訳ないですけど‥‥迷惑なキメラさんは退治しないと、です♪」

 作戦に使うロープを確認しながらソウマ(gc0505)が声をかけ、長い金髪を後ろに束ねていた刃霧零奈(gc6291)と脚甲を装着していた張 天莉(gc3344)が笑っている。絶好の梅見日和、きっと楽しい宴会になるに違いない。その為にもさっさと邪魔者はご退場願おうとやる気は十分なようだ。その様子を見て番 朝(ga7743)も思いっきり拳を天に振り上げる。

「それじゃあそろそろ、『ゴリラ君転ばしてタコ殴り大作戦』を始めるぞ〜!!」
「‥‥え? いつの間に作戦名が決まってるの‥‥?」

 軽く首を傾げたアメリア・カーラシア(gc6366)だが、とにかく今はこれ以上木に被害を出してはいけないと自分の担当班へと歩いていく。幸い今回のキメラは敵対意志を見せない限り攻撃をしてこないようで、能力者たちはゆっくり確実に罠を仕掛けていくことが出来た。二班に分かれた彼らはそれぞれ自分達の持ち場所へ戻っていく。

「よ〜し‥‥ジョシュアさ〜ん、そっちの方は準備出来たかな〜?」
「問題ありませんよアメリアさん。さて、そろそろ陽動を仕掛けてもらいましょうか‥‥」

 片方の班はしっかりとロープの端と端を握ったアメリアとジョシュアがスタンバイを完了し、隅のほうにLetiaと張がお互いの武器を持って潜んでいる。そしてもう片方の班は‥‥

「番さん、そちらは大丈夫ですか?」
「ちょっと待ってソウマ君‥‥よし、いけそうかな。‥‥イテ!! 虫がいたみたいだ‥‥」

 どうやらしっかりと潜むことが出来たようだ。配置の関係を見ると、ゴリラ同士をごっつんこさせる作戦らしい。後は上手くおびき寄せるのみ‥‥夕風と刃霧、Letiaと張はそれぞれ自分達のターゲットを誘い寄せるために行動を開始したのだった。



●のうりょくしゃたちのこうげき!!
「それじゃあ私から行こうかな‥‥え〜い!!」

 がさっとわざと大きな音を立ててキメラの前に飛び出たのは刃霧。その手には小さな石を持っているようだった。そして思いっきりゴリラに向かって放り投げられたその石は、見事にゴリラの眉間部分に直撃し、一気に目標をこちらに向けることに成功。それを見た刃霧は、挑発的に指を動かしながらにっこり微笑む。

「ウホ!?」
「へへ〜ん、くやしかったら〜ここまでおいで〜♪」
「ウホホホホ〜〜〜〜!!」

 流石に単細胞な考えなのか、いともあっさりと挑発に乗って突撃してくるゴリラA。もう一体のゴリラも異変に気付いて一緒に突撃しようとしたのだが、そうはさせまいと張が飛び出して傘のような武器で関節部分を狙う。

「その楽しそうな踊り、暫く我慢して下さいね‥‥っと♪」

 思わぬ場所からの伏兵に思わず足踏みをしてしまうゴリラBに追い討ちをかけるように、Letiaの射撃が正確に足部分を襲う。巨体のゴリラと言えども、流石に二段攻撃の前には足を止めざるをえない。

「天ちゃんナ〜イス!! それじゃ私も‥‥ねっと!!」
「ウッホ〜!?」

 思い通りに行動を取れなくされたゴリラBが悔しがってるその頃、ゴリラAを担当していた刃霧と夕風もしっかりと役割を果たしていた。刃霧は梅の木にこれ以上傷をつけないよう、上手くキメラに捕まらない程度の距離感を保って罠の位置まで誘導をしている。そしてゴリラの死角からすっと現れた夕風が虹色の小型式弓を引き絞って、足の部分を狙った。

「私に狙えない場所はないわよ〜‥‥なんてね!!」
「ウッホ〜〜!?」
「夕風さん上手い!! これで配置は上手く出来たね‥‥いまだよー!!」

 上手くゴリラAとBが罠の位置まで誘導された事を確認した刃霧は、すかさずお互いの班に向かって号令をかけた。そして待っていたかのようにジョシュアとアメリア、番とソウマがお互いのロープを引っ張る。

「アメリアさん、行きますよー!!」
「よ〜し、タイミングバッチし〜!! いっけ〜〜!!」
「番さん‥‥行きます!!」
「‥‥ん」

『ウホホホホ〜〜〜!!??』

 同時に引っ張られたロープに見事ひっくり返ってしまったゴリラAとB。その勢いはかなりのもので、打点こそずれてしまったもののお互いの体同士がぶつかり合い、動きを一時的に止めることに成功した。そして、そのチャンスを逃す能力者達では無い。アメリアが持てる全ての弾丸を打ち込んだかと思うと番がイアリスで一撃、刃霧が直接拳を叩きつければ夕風が援護射撃を撃ち込む。

「ありったけ持って行け〜! フルバースト・レディ!」
「‥‥!」
「いっけ〜〜!! オルテガハンマ〜〜!! ‥‥な〜んちゃって♪」
「ここまで上手くいくなんてね‥‥でも良いにこしたことはないわ!!」

 ここでゴリラA側が完全に倒れた。そして同時に攻撃をかけられていたゴリラBもほぼ虫の息だった。Letiaがその隙を突いてエネルギーガンを撃ち込み、ソウマが笑顔を浮かべながら超機械を優雅に振るう。そして張が回し蹴りを叩き込んだところへ、余裕を持ってジョシュアが頭部を狙って細身の剣を振り回した。

「その隙を見逃す私じゃないわよ〜〜!?」
「華麗に踊らせて上げますよ‥‥その命絶えるまでずっと僕が、ね」
「流石に耐久力があるな〜。でももう終わりだ〜!!」
「さて、そろそろこの戦いも終わりにしましょうか‥‥」

 見事な連携の前に、反撃の暇も無くゴリラBもあっさりと倒れこんでしまった。少し周囲の木が流れ弾等を浴びてしまったが、このまま暴れられていたことを考えると十分許容範囲であっただろう。そして無事に終わった彼らを、管理人達がたくさんのお弁当やお酒を持って労いに訪れたのは言うまでも無い。



●梅見の宴会 表
 キメラが退治され、この公園にもまたたくさんの人が集まってきた。元々人気のあるスポットだけに、被害がないと知ればあっという間に辺りは梅見の客で一杯になるのは当然であろう。そんな中で最大の功労者である能力者達は、それぞれ思い思いの場所でこの風景を楽しんでいた。

「う、ぅ〜ん‥‥桜も良いけど、こういう梅の花も情緒があって良いわね〜」

 まだ未成年である刃霧は、のんびりコーヒーを飲みながら木の下で花をゆっくり見上げている。時折爽やかな風が吹き、彼女の流れるような金髪をさらさらと流していく。梅のピンク色とも相まって、非常に絵になる光景であった。そこへゆっくりと赤い髪をなびかせながらアメリアが扇子とギターを持って近寄ってきた。

「さ〜て、そろそろ何か一芸披露をしようかと思うんだけど‥‥一緒に参加しない?」
「うん、やるやる〜!! 上手く歌えると良いんだけど♪」
「だ〜いじょ〜ぶだ〜いじょ〜ぶ♪ 私達ならきっとみんなの目を釘付けよ♪」

 にこにこと刃霧が賛成し、そして美女二人による即席演奏会が開かれた。アメリアの緩やかな演奏に合わせて、刃霧の透き通った声が響いていく。その光景に、周囲にいた人々も思わず耳をすませて聞き入っていた。そんな中でソウマは、何やら出された和菓子を食べながら長々と評論家のように唸っていた。

「これは和三盆と上白糖を実に上手く配合させている‥‥これによってクルミの素朴さが‥‥」
「梅の花とはまた風流ですねぇ‥‥あ、ところで話聞いてますか?」
「そして更に風味を損なわない程度に‥‥あ、聞いてませんでした。何か言いましたか?」
「‥‥いえいえ、何でもありませんよ。ところでその服はなんですか?」

 軽くため息をついたジョシュアだが、ソウマの持っていたピエロ服に興味が沸いたようだ。口調も礼儀正しい彼がまさか大道芸をするのでは‥‥そう感じた彼の予想は当たっていた。

「ええ、ちょっとこういうのは得意でしてね。今から少し披露させてもらおうかと思いまして」
「ほお、それは楽しみです。よければ彼女達の演奏に合わせて‥‥なんてのはいけますか?」
「なるほど、それもまた一興ですね」

 一つ頷いたソウマは、上手く周囲の流れを壊さないように自然にジャグリングを開始していった。それを見たアメリアが、それまでの緩やかな演奏から少し賑やか目の曲に切り替えていく。そして刃霧は周囲からの拍手を浴びながら、ゆっくりとジョシュアの元へ戻っていくのだった。

「にはは‥‥私、上手く歌えたかなー?」
「ええ、とても上手でしたよ。すっかり聞きほれてしまいました」
「えへへ、そう言って貰えると嬉しいな〜♪」

 にこにこと笑顔を見せながら腰を下ろし、ごく自然に切り替わった大道芸会を見物する刃霧とジョシュア。そして、まだまだアメリアとソウマの大道芸会は続いていく‥‥

「咲き誇る梅の木の下で演奏するのも、風流があっていいねえ〜!!」
「まだまだこれからですよアメリアさん。まだ僕は満足していませんからね!!」


●梅見の宴会にて 裏
「ふぅ‥‥このあたりでいいかな。ここなら良い絵が描けそうだ」

 ゆっくりと簡易式の椅子に腰を下ろして画板を広げたのは番だ。彼女はどうやらここで静かに絵を描くことを選んだようだ。少し遠くからにぎやかな演奏が聞こえ始め、ざわざわと風に揺れる木々。まさに絶好のロケーションと言える‥‥

「悠ぁ〜! お・ま・た・せっ! バストあっぷタイムのお時間がぁ、やってまいりましたーっ」
「ちょっ、人が見てますから! 未成年もいますし! いや、だからって誰もいなかったら良いってことでは‥‥ひゃん!!」
「な〜にを固いことを言ってるのよ〜!? 今時そんな固いのは‥‥あら〜、少し固くなってるんじゃない〜?」
「ちょ、ちょっと胸を触りながら何を言ってるんです!? そこは触っていい場所じゃ‥‥ぁん‥‥」
「うぅ〜ん‥‥やっぱり悠の触り心地は最高よね〜〜♪」
 
 バキっとクレヨンが手元で折れ、番の思考が完全に停止する。先ほどの演奏の余韻が軽く吹き飛ぶようなピンク色の光景がすぐ近くで繰り広げられていた。夕風の首筋を軽くつつ〜と撫でながら、流れでゆっくりと彼女の乳房を揉みしだいているLetia。薄いシャツにはうっすらと汗が染み出して、お互いの下着やら何やらが透き通って見えていた。そのLetiaの顔はお酒のせいで真っ赤になっているようだ。

「だ、だめだ‥‥こんな状態ではまともに絵なんか‥‥あ、あそこに天莉君が」

 思わず助けを呼ぼうと少し離れた場所にいた張の元へ慌てて駆け出す番。どうやら彼は、彼女達を見ないことにしながらほんわかと梅を眺めているようだった。

「ん〜、綺麗な梅ですね〜‥‥♪」
「いや、ちょっと彼女達を華麗に無視しながら梅を見てる所じゃないと思うぞ。あのままだとすぐ危ない方向に‥‥!」
「ん〜‥‥でも、きっと何をしようとしても無駄ですよ?」
「どうしてさ?」
「だって、きっともうすぐ彼女のターゲットは‥‥」

 張がそう呟いたその瞬間、番は一瞬ですぐ傍に何かの気配を感じたかと思うと、がばっと振り向いた瞬間にはLetiaに抱きかかえられてしまっていた。

「んも〜〜、そんな所で二人揃って何しようとしてるのよ〜? あ〜、もしかしてナニだったりして〜♪」
「‥‥ねーさん、そろそろそういうネタは止めたほうが‥‥」
「って、悠君は?」
「あら〜、彼女なら向こうでちょ〜っと休んでるわよ〜? 任務後で疲れちゃったのかもね〜」

 思わず番が顔を向けると、少し離れた場所でぴくぴくと身体を軽く痙攣させながら倒れている夕風の姿があった。ぐったりとしたその身体は全身が汗にまみれ、顔も真っ赤にさせているのだがその表情はどこか幸せそうな顔をしている。そして時折荒く、熱い吐息を吐き出していた‥‥

「‥‥え、ええと‥‥絶対あれは任務疲れじゃ‥‥ひゃう!?」
「んも〜、ダメよ番ちゃん〜? せっかく可愛い顔をしているのに、そんな男の子っぽい口調じゃ〜」
「だ、だからってどこを触って‥‥はぅ!?」
「あらあら〜、番ちゃんはここが弱点なのかしら〜♪ だったら〜‥‥えい♪」
「ば、バカ!! 確かに構って欲しいのは確かだけどそんな所ばかり重点的に‥‥ぅん!!」

 ゆっくりと体中に手を這わせ、番の反応を確かめながらLetiaはゆっくり確実に弱点を探っていく。そして彼女の意識が番に逸れている間に、ご愁傷様とゆっくり離れていこうとする張‥‥しかしその考えはものの数分で打ち砕かれた。

「うふふ〜、天ちゃんも相変わらず良い腰だねぇ。そんなだとぉ、ねーさん悪戯したくなっちゃうぞぉ〜?」
「ね、ねーさん!? 番さんは!?」
「番ちゃんも〜、ちょっと疲れちゃったみたいなの〜。だ〜か〜ら〜、一緒にあそびましょ〜♪」

 ぎょっとして番のほうを見やると、その身体は先ほどの夕風と同じくぐったりと倒れこんでいた。全身汗まみれ、荒く熱い息‥‥そしてどこか恍惚な表情。どうやら、ここでも宴はまだまだ続いていくようだ‥‥合掌。

「‥‥ねーさん、やっぱりお酒が入ると‥‥う!!」
「うふふ〜、天ちゃんも優しそうな顔だけど‥‥やっぱり男の子だよね〜♪」
「だ、だからこんな場所で‥‥はぅ‥‥そんな事を‥‥」
「あらあら〜、だったらここじゃなかったら良いの〜?」
「そ、そんな事を聞く時点で‥‥‥‥あ〜〜〜〜!!」