タイトル:【DoL】迫る亀砲台マスター:対馬正治

シナリオ形態: ショート
難易度: 難しい
参加人数: 10 人
サポート人数: 0 人
リプレイ完成日時:
2008/02/02 02:24

●オープニング本文


 西暦2008年を迎えた一月某日、名古屋にあるUPC日本本部を統括する東アジア軍本部の会議室では、ミハイル=ツォィコフ中佐がいつにも増して怒号を上げていた。
「お前達が私を評価してくれたことには嬉しく思う。だがそれでは余計な注目を浴びてしまうだけというのが分からんのか!」
 問題になっている議題はツォィコフ中佐の帰郷である。本来極東ロシア軍所属の中佐がいつまでも日本に滞在する必要は無く、防衛戦の事後処理も済んだ今では中佐はロシアに帰るのが筋だった。しかし日本本部の司令官本郷源一郎大佐は、中佐の帰郷さえも一つのプロパガンダに利用できないものかと考えていた。
「だがガリーニンはもう存在しない、中佐はどうするというのだ?」
「俺を呼び出したのはお前達で、ガリーニンの突撃もお前達の指示だ! 全権を握ったのは確かに俺だが、その青写真を描いたのもお前達ではないか!!」
 吼える中佐、しかし彼に提示された案は一つしかないことも中佐は理解していた。
「お前達は何故そこまで俺をユニヴァースナイトに乗せようとするのだ!!!」

 会議室のプロジェクターは、UPC東アジア軍が提示したガリーニンに代わる中佐の乗艦「ユニヴァースナイト」を映し出していた。手元に配られた資料には「KV搭載可能、自己発電機能有、航続可能時間1000時間超」といった十分すぎる性能が書かれている。しかし最大の問題点が書かれていなかった。

「名古屋防衛戦も敵の本来の目的はこのユニヴァースナイトの破壊が目的だったのではないか?」
 ユニヴァースナイトの最大の問題点、それはガリーニンを超えギガ・ワームにさえ引け劣らない巨大な体躯だった。また空母である以上ユニバースナイト自体には十分な火力が搭載されているわけではない、いかに各メガコーポレーション合同開発の最新鋭空中空母とはいえ、KVが無い状態で集中砲火を浴びれば撃墜は免れない。
「そのユニヴァースナイトの進水式を大々的に行うと言うのはどういう了見なのだ! 再び名古屋をバグアの戦火に晒したいのか!!」
 当初中佐はユニヴァースナイトに乗ること自体に懐疑的だった。
 乗ってしまえば常に最前線を転戦し、部下を危険に晒してしまう。
 乗艦条件として提示したのが部下以外の各種専門家の搭乗と進水式の見直しだった。
「しかし名古屋以外にもバグアからの解放を期待する声は高い。彼ら彼女らに希望を持たせるのも私達UPC軍人の仕事だ」
 冷静に諭す司令官。そこまで言われた以上、流石の中佐も反論ができなかった。
「ならばガリーニンの時と同様KVでの護衛を依頼する。並びに、民間人は全員シェルター退避だ。貴様らの言う希望はブラウン管を通してでも伝わるだろう。これが俺の譲歩できる最低ラインだ」
 こうして中佐のユニヴァースナイト搭乗が決定した。

 ◆◆◆

『しっかし妙な依頼だよなぁ。進水式の警備っていうから、てっきりどこかの造船所でやるもんだと思ってたんだが』
 一人の傭兵が、無線を通して仲間達にいった。
 今、彼らは陸戦形態に変化させたKVのコクピット内にいる。
 場所は名神高速道路の高架下、ちょうど木曽川付近。造船所のドッグどころか、海さえ見えない場所である。
『なによ、あんた何も聞いてないの? 進水式っていっても、今日進水するのは船じゃなくて最新鋭の空中空母って話よ』
 同じ小隊に属する傭兵仲間が、呆れたように答えた。
『名前は‥‥えーとユニバースナイトだったかな?』
『へえー? で、そのユニバーなんとかは、どこから出てくるだい?』
『さあ‥‥上からの命令じゃ、とにかく空中にそれらしいモノが見えたら、一斉に拍手しろって話だけど』
『それはともかく、何でこの街は一般人が人っ子ひとりいないんだ? ここに飛んでくるまでにも、見えたのは俺達傭兵のKVや正規軍部隊ばかりで‥‥これじゃ、進水式っていうより戒厳令じゃないか?』
『‥‥やっぱり、バグア軍の襲撃に備えてのことかしら?』
『バグア? ハッ! 来るもんか。この前の戦闘であれだけ痛めつけ――』
 そこまで言いかけたとき、コクピットを伝わる爆発の震動が傭兵の軽口を遮った。
 名古屋市街の方角で、立て続けの爆発音と共に幾本かの黒煙が昇っている。
(「戦闘? ‥‥まさかバグアの?」)
 そう思った瞬間、さらに驚くべき光景が展開した。
 市街地上空に、地面の底から湧いたかのごとく、あのギガ・ワームにも匹敵する巨大な飛行物体が浮上したのだ。
「すげえ‥‥あれがユニバースナイト!?」
 一瞬、戦闘の事さえ忘れてその姿に見入った傭兵だが、間もなく現実に引き戻されることになった。
 ボシュウゥーーンッ!!
 背後の木曽川の方から一条のビームが発射され、空中に発進したばかりの巨大空母めがけて矢のごとく走っていったのだ。
「! 敵襲ぅーっ!!」
 機体を反転させた彼らの目に信じ難いものが映った。
 たったいま木曽川から上陸してきたのか、亀に似た巨大な怪物が1匹、さらに岩巨人のごときごついヒト型ロボットが3体。
 巨大亀の甲羅部分には大口径ビーム砲と思しき兵器が搭載され、次弾発射に備えてエネルギーチャージを始めている。
『な、何よこいつら!?』
『バグアの新兵器か‥‥何にせよ、あの空母を墜とさせるわけにはいかねえ!』
 KV1個小隊は、直ちに敵の移動砲台を叩くべく戦闘行動に入った。

●参加者一覧

ゲック・W・カーン(ga0078
30歳・♂・GP
ブラッディ・ハウンド(ga0089
20歳・♀・GP
エスター(ga0149
25歳・♀・JG
鋼 蒼志(ga0165
27歳・♂・GD
天上院・ロンド(ga0185
20歳・♂・SN
御坂 美緒(ga0466
17歳・♀・ER
小鳥遊神楽(ga3319
22歳・♀・JG
ラマー=ガルガンチュア(ga3641
34歳・♂・FT
アイリス(ga3942
18歳・♀・JG
緑川安則(ga4773
27歳・♂・BM

●リプレイ本文

 敵の新型ワームについて、以前から噂だけは流れていた。
 岩巨人を思わせる人型の巨大ロボット。そしてビーム砲らしき武器を背負った、巨大な亀のような怪物。後に前者は「ゴーレム」、後者は「タートルワーム」と呼称されることになるバグア軍の新兵器である。
 また巨大空中空母「ユニヴァースナイト」進水式にあたり、バグア側が何らかの攻撃を仕掛けてくる事も充分予想されたため、市内各所で警備にあたる傭兵部隊にはくれぐれも注意を怠らないように、との通達もUPC正規軍から送られていた。
 そして、いま――。
 UPC側の危惧は現実となり、傭兵達のKV小隊は木曽川から上陸したタートルワーム1体、ゴーレム3体を目の当たりにすることになったのだ。

「タートルワーム‥‥敵の新型‥‥。強力な対空砲を持っているそうで‥‥これはまた厄介ですね。とにかくユニヴァースナイトを撃たせるわけにはいきません」
 S−01のコクピット内で、天上院・ロンド(ga0185)が操縦桿を握りしめた。
 ワーム達が上陸した直後から強力な電子ジャミングがかけられ、友軍のKVと一切連絡が取れない。こんなとき部隊に「岩龍」がいないことが悔やまれるが、ともあれ10機のKVは互いにアームを使ったハンドサインで合図を送り合い、即座に迎撃の体勢を取った。
 敵の戦力は未知数だが、特に警戒すべきはタートルワームの、亀でいえば甲羅にあたる部分に生えた大口径砲だ。
 さきほど発射された淡紅色の光線から見て、ヘルメットワームが装備しているのと同じプロトン砲と推測される。ただし威力と射程はケタ違いだろうが。
 第1射は不安定な水中からの発射だったためか、幸い離陸したばかりのユニヴァースナイトへの命中を免れたようだ。
 だが、敵の砲口にはエネルギーを充填するかのごとく不気味な光の粒子が収束し、既に第2射の体勢に入っているのは明らかだった。
「何とかバズーカとかカノン何とかとかバストロン怪人とかメカ生命体とか、そういう電波がぎゅんぎゅんに降り注いでキたッス!」
 最初に動いたのはエスター(ga0149)だった。
「折角なので受信しながらやってやるッスよ!」
 新鋭機、バイパーの脚部ブースターを吹かしつつ助走を付け離陸。すかさず飛行形態に変化するや、地上のタートルワームを狙い127mmロケット弾を浴びせる。
 移動砲台ともいうべき亀型ワームはその巨体に似合わぬ素早い動きでロケット弾をかわしたが、そのはずみで砲身が揺れ、発射された2発目の光線は狙いを外し虚しく天空へと消えていった。
 エスターとしては急降下による一撃離脱で仕留めたい所であったが、以前に廃墟のビル街で戦ったケルベロスとは比べものにならない回避力だ。
 やむなく、エスターは付近を走る名神高速の上に陸戦形態で着陸。高架上からスナイパーライフルによる狙撃に切替えた。
「これ以上はやらせない!」
 ロンドもまた、陸戦形態のままスナイパーライフルD−02でタートルワームを狙撃した。これは命中したが、角度が浅く敵の頑丈な甲羅に弾かれてしまった。
 3体のゴーレム――紫色の分厚い装甲をまとった巨人どもが唸りを上げ、巨大亀を守るように前進を開始した。

「亀型新兵器‥‥あんな姿なのに早く歩くのですね‥‥これは強敵かも」
 S−01に乗る御坂 美緒(ga0466)は、驚きのあまり両手で口を覆った。
「‥‥でもユニバースナイトを護る為に頑張りますよ♪」
 何をおいても、最重要目標は空中空母を直接狙うタートルワームだ。
(「今回の作戦はユニヴァースナイトの進路上の対空砲台を排除しなければならない。だから護衛役のゴーレムを襲撃し、その隙に他のメンバーがタートルを相手にする。アメフトに喩えればラインが抑えている間にクォーターバックが切り込むってことだ」)
 緑川安則(ga4773)がハンドサインで指示を送り、10機のKVのうち6機はペアを組んでそれぞれゴーレムを牽制、その隙をついて残りの4機がタートルワームを攻撃するフォーメーションを取った。

ゴーレム牽制
 グループ1:ブラッディ・ハウンド(ga0089)、ロンド
 グループ2:美緒、小鳥遊神楽(ga3319
 グループ3:アイリス(ga3942)、安則

タートルワーム撃破:
 ゲック・W・カーン(ga0078)、エスター、鋼 蒼志(ga0165)、ラマー=ガルガンチュア(ga3641

「さぁ、ショータイムだ、覚悟しろよぉワーム共ぉ!!」
 ブラッディが気勢を上げ、左翼を守るゴーレムにユニコーンズホーンで突きかかるが、紫の巨人はその槍先をいとも容易くかわした。
「‥‥どうやぁらゴーレムって結構厄介な相手みたいだぁけど‥‥ま、厄介な相手ほぉど暴れられるさぁ!」
(「あの砲台亀が厄介ね。このままだと、ユニヴァースナイトに要らぬ被害が出そうだし。早めに片付けるのが得策ね」)
 神楽はいったん離陸して空戦形態から8連装ロケットランチャーで対地攻撃を試みようかとも思ったが、おそらく広域攻撃用で命中率の低いロケット弾は動きの速いゴーレムにはまず当たらないだろう。
 そこで陸戦形態のまま高分子レーザー砲を構え、美緒の突撃ガトリング砲と共に正面のゴーレムに対し攻撃を集中した。

「懸念はしていたけれど‥‥慌ただしいね、まったく‥‥!」
 R−01の中でラマーがぼやいた。「優しき巨人」の二つ名に相応しく2m近い大男の彼ではあるが、さすがに目の前のゴーレムには負ける。
「大亀に泥人形‥‥いやはや、バリエーション豊かだねぇ」
 それでも仲間達がゴーレムを引きつけている間、ラマーは陸戦形態の装輪走行で突撃し、バグア側の隙をついてタートルワームへ肉迫した。
「後は叩き切るだけ‥‥だね!」
 SESの斧、ブレイク・ホークを大きく振りかぶり、アグレッシヴ・ファングを発動させてり斬りつける。
 放電光が閃き、タートルワームが初めて苦痛にも似た咆吼を上げた。
 甲羅の砲身が大きく角度を下げラマーの機体を狙う。
 対空砲と見えたそのプロトン砲は、どうやら白兵戦にも有効らしい。
 至近距離から浴びせられた淡紅色の雷を、ラマーは機体を傾け間一髪で避けきった。

「はわっ、敵が来たですよ〜!」
 アイリスが緊張したように叫び、右翼から迫るゴーレムにP−115mm滑腔砲の照準を合わせた。命中さえすれば大ダメージを与えられる強力な火器だが、やはり紫の巨人にはかすりもしない。
「ゴーレム! 龍の傭兵が一人、緑川安則である。いざ尋常に‥‥勝負だ!」
 安則が突進してブレイク・ホークで斬りかかる。この攻撃がようやく命中し、ゴーレムは初めてその巨体をグラつかせた。
「とにかくラインはゴーレムをとめろおぉ! 亀野郎は任せるしかねえ! とにかく時間を稼ぐんだ!」

 牽制班がゴーレムの機動力に翻弄されつつも数の有利で次第に敵を分断している間、タートルワーム撃破班はひたすら巨大亀へ攻撃を集中した。
「‥‥さてと、しっかりと露払いしないとな。進水式早々ケチをつけさせる訳にはいかんしな」
 ゲックは飛行形態でタートルワームに接近、プロトン砲の死角に回り込み陸戦形態で着陸した。
「‥‥幾ら硬いガワ被ってようが、俺達の決意の方がより固いって教えてやる!」
 先に鉄球のついた尻尾の攻撃に気をつけつつ、比較的脆そうな脚部を狙ってツインドリルを叩き込む。
 巨大亀はたまらず甲羅の中に手足と首をひっこめ、完全に守りの体勢に入った。
 この機を逃さずゲック、ラマー、蒼志が主にプロトン砲付近を狙って集中攻撃。
「さぁ、世界の異物であるバグアども‥‥穿ち潰してやるよ!」
 蒼志のバイパーがツインドリルを唸らせ、その先端をワームの甲羅に食い込ませる。
「このバイコーンのドリルで――貴様を穿ち貫く!」
 甲羅に収まっている間、タートルワームはグルグル回転し回避行動は取るものの、それ以外の攻撃は一切できないようだ。
 敵の甲羅から刃のように突き出た鋭い突起物を避けつつ、傭兵達はひたすらドリルで突き、ブレイク・ホークを叩き込む。
 さらにエスターも高架上からスナイパーライフルの支援射撃を浴びせた。
 まさに一方的なサンドバッグ状態であるが、それでも潰れない亀型ワームの防御力は、殆ど常軌を逸したものだった。

 一方、ゴーレムが振う大鉈のような剣に傷つきながらも、牽制班は果敢な戦いを続けていた。
「負け犬なんかに絶対なりたぁくないしね‥‥勝ち犬でいこぉぜぇ!」
 タートルワームの援護に向かおうと背中を向けた1体に対し、ブラッディがユニコーンズホーンで突きかかり、近接攻撃に切替えたロンドがディフェンダーで斬りつける。
 美緒がスピアによる足払いで転倒させたゴーレムに、神楽がギリギリの至近距離からガトリング砲を雨あられと浴びせかける。
 安則はアイリスの滑空砲とガトリング砲の支援を受けつつ、スキル併用で迫撃を繰り返した。
「必殺のアグレッシヴ・ファング発動! 喰らえ! ブレイクホーク一刀両断!」
 果てしなく続くかと思われた攻防の末、1体のゴーレムがふいに動きを止め、おもむろに大爆発を起こした。
 蓄積されたダメージがついに耐久力を上回ったため、鹵獲防止のため自爆したのだろう。
 勢いに乗った傭兵達が残りの2体とタートルワームにもとどめを刺そうとした、そのとき。
 それまでただ攻撃を受け続けていた亀型ワームが不意に甲羅から手足を伸ばし、そのずんぐりした巨体からは想像もつかぬスピードで走り出したかと思うと、水飛沫を上げて木曽川へと飛び込んだ。
 生き残りのゴーレム2体も、慣性制御による目にも止まらぬ動きで、タートルワームの後を追うようにやはり川の中へと逃げ込んだ。
「奴ら、いったいどういうつもりだ‥‥?」
 不審そうに呟くゲックだが、その理由はすぐに判明した。
 市街地方面の空を見やると、無事に進水式を終えたユニヴァースナイトが、遙か上空を海岸方向へ向けて悠然と飛び去っていく。
 つまり、目標の空中空母がプロトン砲の射程圏外へ出てしまったため、作戦失敗を悟ったバグア軍は自ら撤退したのだ。
「ここで敵を減らしておく事は次の戦いに繋がると思う」
 神楽はあくまで追撃を主張したが、残念ながら機体損傷と練力の消耗により、傭兵側もこれ以上の戦闘継続は困難だった。
「初っ端からコレか‥‥大規模作戦、流石に甘くは無いね‥‥」
 辛うじて撃退したとはいえ、ゴーレムの機動力とタートルワームの異常なまでの防御力に呆れて嘆息するラマー。
「対空砲っていうのは使い方次第ではえげつない威力だからな。かのドイツが誇るティーガー?戦車砲もは元地対空砲だったからな。これが飛行型ワームにつけば戦況はますますヤバイだろうな」
 安則が元自衛官として感じた、戦闘状況からの推測を呟やく。
 その一方で、風防を開き顔を出したブラッディは、さっぱりした顔で煙草を吹かしていた。
「まっ、とにかくユニヴァースナイト破壊はぁ阻止したことだしぃ‥‥勝ちは勝ちだぁね」
 蒼志は蒼志で、
「やっぱりKVは人型形態だな、うん」
 と妙に満足げに頷いている。
 やはり風防を開けて立ち上がった美緒は、蒼空の彼方に遠ざかりゆくユニヴァースナイトの機影を見送りつつ、進水式を直に見られなかった事をちょっぴり残念に感じていた。
「何だかぴかぴかしてそうなので、機会があったら中を見学してみたいかもです♪」

 ――そして彼らの戦いは遙か海の彼方、北米大陸における大規模作戦へと続くのであった。

<了>