タイトル:邪魔された夏休みマスター:竹科真史

シナリオ形態: ショート
難易度: 普通
参加人数: 8 人
サポート人数: 0 人
リプレイ完成日時:
2011/08/17 23:45

●オープニング本文


 アフリカでの大規模戦真っ最中だが、申 永一(gz0058)は我関せずでキメラ研究に没頭している。
 それに業を煮やした研究部顧問は、夏休みの間、永一を研究室に立ち入ることを禁じた。
「何故ですか!」
「夏休みに入ってから食事もろくに取らず、睡眠もとらずに研究詰めだからだ。熱心なのはいいが、それでは身体を壊してしまうだろう。せっかくの夏休みだ、少しは楽しみたまえ。それと‥‥」
 長々と続く説教に根負けしたのか、永一は渋々それを受け入れた。
 休むと決めたのはいいが、長い休みをどう使おうか悩む。
「バグア侵略のこのご時勢だ、観光客はいないだろう」
 思いついたのは世界遺産巡り。人混みが苦手なので、観光客がいないというのはありがたい。
 出雲に留学していた頃は遺跡や日本神話を研究していたということもあり、キメラ研究以外で何か研究するとしたらこれだ、と決めた。多少の知識はあるが、実際に訪れ、様々な知識を吸収することに。

「ふあぁ‥‥」
 一番乗りしようと欠伸をしながら夜明け前に例幣使杉並木街道をジーザリオで走らせている永一が向かうのは、栃木県日光市にある日光東照宮。
 1999年12月に「日光の社寺」としてユネスコ世界遺産委員会で文化遺産として登録され、江戸幕府初代将軍徳川家康を神格化した東照大権現を祀り、日本全国の東照宮の総本社的存在である。
 ここにある重要文化財の三猿(見ざる、言わざる、聞かざる)の彫刻で有名な神厩舎、国宝の陽明門と眠り猫を是非見てみたいと思った。
 あともう少しで今市に差し掛かる頃、道路のど真ん中に猫‥‥にしてはやけに大きな動物が丸まって眠っている。襲い掛かるわけではないが、永一にとっては迷惑以外の何者でもない。
 おまけに猫の周囲には、無数の雀が飛び回っている。
 Uターンして別のルートから、とバックしようとしたら、後方から猿の群れが巨大な3匹の猿を引き連れてきたかのように突進し、ジーザリオを包囲し始めた。
「これでは東照宮に行けん、こうなったら倒すまでか」
 ジーザリオの助手席に置いてあるデイパックから爪武器を取り出し、装備すると永一は戦闘態勢に。

 夜が明ければ車の通りが増えるので、それまでにはなんとかしなければならない。
 永一ひとりでは手が足りないので協力してほしい

●参加者一覧

崔 南斗(ga4407
36歳・♂・JG
樹村・蘭(gb1798
17歳・♀・BM
シクル・ハーツ(gc1986
19歳・♀・PN
麻姫・B・九道(gc4661
21歳・♀・FT
立花 零次(gc6227
20歳・♂・AA
玄埜(gc6715
25歳・♂・PN
住吉(gc6879
15歳・♀・ER
シヴァ・サンサーラ(gc7774
27歳・♂・HA

●リプレイ本文

●孤軍奮闘
 夜明け前の国道352号。
 申 永一(gz0058)は能力者達が駆けつけるまで、一般車両が来たら自分だけでは対処できない、来たらどうしようかという不安と焦りの中でキメラの大群と戦っている。
「永一君、ご無沙汰してすまんな。余り顔色が優れんようだが大丈夫か?」
 また研究で無理をしているのではと思いつつ、崔 南斗(ga4407)が駆け寄る。
「キメラは倒さなあかんな。でないと国道に車が通れへんやん」
 早いとこ何とかしよかー、と張り切る樹村・蘭(gb1798)。
「この猫、わざわざ人の通る固い道路で寝ないで、森の中の柔らかな土の上で寝ればいいのにね。そのほうが気持ち良いと麻姫姉ちゃんも思わない?」
 丸まって眠っている猫をじっと見ながらそう言うシクル・ハーツ(gc1986)に「そうだな‥‥」と銜えていた煙草を噛み潰す麻姫・B・九道(gc4661)。

「夏休みか‥‥懐かしい響きですねぇ。ま、傭兵になってからは、ある意味毎日夏休みみたいなものですが」
 夏休みの邪魔をするのは許せないですねぇ、と立花 零次(gc6227)は超機械「扇嵐」を構える。
「バグアの考えることは解せぬな。ご当地ブームにでも乗っかろうとでもいうのか?」
 玄埜(gc6715)の言葉に、覚醒したシクルが「またご当地キメラか‥‥」と溜息をつく。
「何を考えてこんなキメラを作っているのか理解できないな‥‥。理解したいとも思わないが‥‥」
「無理に理解しなくてもいいのでは〜‥‥。それにしても、随分と観光客を呼び寄せるようなキメラを作ったものですね〜‥‥」
 冷ややかな目で猫を見るシクルの隣にいる住吉(gc6879)は、バグアは地元の観光協会と裏取引でもしているのではないかと思った。
「猫と雀とお猿のキメラって変わった組み合わせやなー。何か意味あるん?」
 蘭の一言に「日光東照宮の代表的な彫刻だ」と教える玄埜は、これらをモチーフにするとはユニークなキメラだと少し感心する。
「左甚五郎作の眠り猫、見ざる、言わざる、聞かざるの三猿、眠り猫の裏の雀は日光東照宮の名物ですよ〜‥‥」
 そんな3人の遣り取りから少し離れたところで、傭兵になって初めてのキメラ戦に緊張しているシヴァ・サンサーラ(gc7774)が。最愛の人を命を奪ったバグアの生物兵器は一体たりとも逃さないよう、精一杯自分ができることをすることに。
「皆さん、はじめまして。私はシヴァと申します。この依頼が傭兵としての初仕事です。足を引っ張らないよう頑張りますので、どうかよろしくお願いします」

●作戦開始
「ここに来る前に地元の警察に連絡を入れ、国道352号をキメラ出現地点から充分距離を置いた地点で封鎖してもらうよう頼んだ。キメラを倒しに来た能力者だと事情を話したら、できる範囲でするそうだ」
 南斗が手配したとはいえ、警察がここに駆けつけるのは時間がかかるだろう。
「封鎖は私に任せるが良い。その間、貴様らはキメラを退治するのだ」
「うちも手伝うわ。移動スキル使えるのがおったほうがええやろ?」
 玄埜と蘭が車両封鎖するまで、麻姫が猿達を誘導し猫から引き離すことに。
「銃を使うのも久しぶりだな‥‥流石に今回の依頼、近接だけじゃ厳しいからな‥‥。ちょいと流儀じゃねぇが‥‥仕方ねぇか‥‥」
 まぁ、なんとかなるだろうとSMG「ターミネーター」の調整を。
「私も行こう。麻姫姉ぇだけで相手をするには多すぎる。永一も来てくれないか?」
「わかった。接近する猿は俺が叩く」
 猿が誘導されて猫から離れたところで、零次が猫キメラを狙うことに。周囲は薄暗いが、何とか視認できる。とはいえ、足元には注意する必要がある。
 今が眠っているだけだが、いつ起きるかわからないとシヴァが『呪歌』で足止めすることを買って出た。
「では、私は雀の退治とシヴァ様の支援を中心に行動しましょうかね〜‥‥」
「雀退治には俺も協力しよう。シヴァさん、頼んだよ」
「助かります。お2人とも、よろしくお願いします」

 地元警察のパトカーを発見し、合流した蘭と玄埜は早めの対応をと三角コーンに『キメラとの戦闘中につき立ち入り禁止』と書いた張り紙をつけたロープを結びつけ、通行止めの看板を置いて簡易的な封鎖用バリケードを作る。
「周辺住民には不便をかけるが仕方あるまい」
「せやな。車が1台でも来たら大変や。キメラが来たらわかってもらえるやろけど、ほんまは、そないなことないほうがええんやけど‥‥」
 心配する蘭に、ここは自分達に任せてくださいと警官達がキメラ退治に合流するよう促す。
「おおきに。玄埜はん、行くで!」
「ここは任せた!」
 蘭は『瞬速縮地』、玄埜は『瞬天速』で仲間のもとへ向かう。

●猿退治
 猿キメラを確認後、麻姫は戦闘へ移行する。
「そんじゃ、始めっか‥‥? ほらっ、お前らの遊び相手はこっちだぜ! こっちに来な!」
 三猿キメラに掃射後に猿の大群と猫を引き離すよう陽動するが、取り巻きの猿達が邪魔するかのように群がってくる。
「ちっ、仕方ねぇな‥‥このっ‥‥!!」
 離れているものは煩わしいと銃撃し、一定距離に近づいてきた猿は『豪破斬撃』で威力を上げた蛇剋で斬る。
「っと‥‥!? 邪魔すんじゃね‥‥!!」
 猿達が猫から離れると、シクルは猿が他の人を狙わないよう、少し離れた位置に移動し【OR】赤外線搭載ナイトビジョンで周囲を確認し、麻姫に居場所を伝える。
「あの口を塞いでいる猿なら、叫び声で猫を起こすこともなさそうだな。麻姫姉ぇ、こいつをできるだけ引き離してくれ」
「おぅ、了解だ!」
 シクルの指示に従って攻撃2回避8の割合で行動し、あくまで陽動と猿、特に三猿を無理に倒そうとせず回避に専念する。
「ほれ、どうした? 俺を捕まえてみな〜」
 その間、シクルは雷上動で飛び跳ねる言わざるを寄ってくるまで狙撃。それを続け、寄ってきたら寄ってきたら距離を保ったまま後退し猿達を引き離していく。

 通行止めに成功したので、玄埜は味方を誤射しない、うっかり射撃で猫を起こさないよう十分気をつけながら洋弓「エインセル」で援護しつつ永一に弱点を訊ねる。
「弱点、といえるかどうかはわからんが尻尾の付け根を攻撃すると動きが遅くなるようだ。そこを狙えば‥‥」
「わかった。樹村、尻尾の付け根を狙え」
「了解! お猿は籠屋やっとればええねん! あ、ここ国道やさかい、つい、こう言うてもうた」
 苦笑しながら取り巻き猿の尻尾を狙い撃ち、1体ずつ倒していく。
 あらかた倒すと、厄介な三猿を倒すことに。その中でも特に厄介だと思う聞かざるの足を狙い撃とうとするが、高くジャンプすると杉の木の枝に尻尾を巻きつけ逃げ出したので尻尾を狙うことに。
「移動させへんで!」
 集中的に狙い撃ちされたことで尻尾が千切られた聞かざるは木から落ちたが、逃げることなく蘭達に襲い掛かる。援護するかのように接近してきた見ざると言わざるは『真音獣斬』で近づけさせない。
「音源を潰されれば超音波攻撃も出来まい」
 超音波は使わせないと玄埜は『瞬天速』で近づき、聞かざるの喉笛を蛇剋で喉笛を掻き切る。

●猫と雀退治
 猿が離れたので、零次達も動き出すことに。
「眠ったままというのはいかにも不気味ですし、動き出す前に片付けておいた方が良いでしょう。シヴァさん、呪歌をお願いします」
「わかりました」
 瞳の色が紫紺、長い黒髪が鮮やかな金色に変わった白く淡い光に包まれているように見えるシヴァは有効範囲に近づくまでは雀を攻撃しながら猫に近づく。
 それを確認した杉並木の陰に隠れた南斗と住吉は『隠密潜行』を使い、猫に気配を悟られないよう行動しつつ雀を狙い撃つ。
「的が小さいな。当たるといいんだが」
「当たらなくても、雀の注意をシヴァ様が呪歌を使うまでこちらに注意を引き付けられれば十分ですね〜‥‥」
「そうだな」
 住吉の言葉に気が楽になった南斗は、飛び回る雀を和弓『夜雀』で猫に当てないよう注意して狙い撃つ。
「‥‥鬼さんこちら、手の鳴る方へ‥‥。はい、捕まえた‥‥ふふふ〜♪」
 気取られないよう小声でそう言い、住吉は隠れつつ『狙撃眼』を併用し射撃ポジションを変えるよう移動して長距離から洋弓「Bウィング」で1羽ずつ確実に仕留める。
「邪魔させませんよ」
 猫に接近する零次は超機械『扇嵐』で雀の攻撃を受け流してから竜巻で払いのけ、シヴァに近づこうとするものを倒していく。
 範囲内に辿り着いたシヴァは皆が護ってくれると信じ、雀に邪魔されては何度も歌い直す。
「シヴァ様が集中して歌い始めましたね〜‥‥一気に攻勢に出ましょうか〜‥‥」
 武器を超機械「扇嵐」と超機械「天狗ノ団扇」に持ち替えた住吉は『電波増幅』を使い竜巻と旋風を繰り出し、なるべく多くの雀を巻き込めるよう被害範囲を優先して攻め込む。
「ん、かくれんぼの時間は終了ですね‥‥私の風は凶暴ですよ〜♪」
 一般車両と他のキメラの動きに注意しつつ更に攻撃。
「呪歌のおかげで、猫はピクリともしませんね」
 効果を確認した零次は雀の大群を飛び越え、猫の上空へジャンプすると『両断剣・絶』を使い、頭部を狙い名刀「国士無双」を一気に振り下ろす。
「少々可哀想な気もしますが、このまま深く、眠ってください。永遠に‥‥」
 目がピクリと動いたので、追撃を加え殲滅を。
「ふぅ‥‥後は雀だけですね」
 歌い続けて疲れたが、休む暇はないとシヴァは超機械「マーシナリー」で残りの雀を倒していく。
「雀はあらかた倒したな。残りは猿だけだ」
 猫と雀を倒し終えた南斗達は、猿退治の仲間に合流する。

●三猿退治
「そろそろ大丈夫そうだな。後ろを取られないよう、このまま下がりながら戦かったほうがよさそうだ」
 取り巻きは永一と他の仲間に任せ、シクルは十分距離を離したら近接攻撃が届くまで近づき、囲まれないように後退しながら近づいてきた三猿を風鳥で攻撃しようとしたが取り巻きに囲まれてしまった。
「くっ‥‥。なら‥‥纏めてなぎ払うまでだ!」
 風鳥の長さを活かして真横に振り抜き、『円閃』で仲間に当たらないよう纏めて薙ぎ払うがすべてを払いきれなかった。
「シクル、無理すんじゃねぇぞ‥‥!!」
 払いきれない猿は、麻姫の援護射撃で倒された。
「助かったよ、麻姫姉ぇ。私は大丈夫‥‥」
「残りは俺達が何とかする、残りの三猿を頼む」
 残る取り巻き猿を味方を誤射しない角度から『制圧射撃』で動きを減らし、流れ弾で杉並木を痛めないよう南斗はシクルと麻姫を援護。
「車両は来ていませんから、おもいっきりやっつけちゃってくださいね〜‥‥」
住吉が一般車両の見張りをしているので、遠慮なく三猿に攻撃できる。
「デカブツは足元が弱そうやから、そこ狙って撃ちまくるわ」
 蘭は見ざるを言わざるに近づけさせないよう足元を中心に小銃「シエルクライン」で攻撃、怯んだところを零次が名刀「国士無双」で一気に粉砕。
「やれやれ、練力が空ですね。残りは言わざるだけですか。麻姫さん、シクルさん、お願いしますね」
「おぅ、任せとけ! いくぞシクル‥‥」
 麻姫は『紅蓮衝撃』を発動すると言わざるに接近。邪魔はさせないと、残る仲間は彼女を阻止しようとする取り巻き猿を倒す。
「これで終わりだ‥‥!!」
「大きいだけあってタフだな‥‥。これで一気に‥‥!」
 シクルの『二連撃』、麻姫の猛攻撃を避けきれない言わざるは口を塞いだまま倒れこんだ。
「お、終わったな‥‥」
 皆が駆けつけるまで1人で戦ってきた永一がへたり込む。
 キメラ退治が終わった頃には朝日が昇り始め、国道352号を通る車が増え始めた。

●東照宮へ
「ふぅ、やっと片付いたな‥‥。シクル‥‥ありがとうな‥‥」
 煙草に火をつけ、一服しながら共に陽動してくれたシクルの頭を優しく撫でる。
「えへへ‥‥。ねぇ、麻姫姉ちゃん。折角だから色々見て行かない? 時間的にお店とかはまだ開いてなさそうだけど‥‥」
「ん、そうだな‥‥。このまま帰るのも面白くねぇしな‥‥。日光東照宮に行ってみるか」
 キメラ戦で杉が倒れはしなかったが、枝がいくつか道路に落ちたので通行の邪魔にならないよう蘭は拾い集める。
「今日は良い経験になりました、ありがとうございました。永一さん、観光を楽しんでくださいね。では」
 戦闘が終わったので長居は無用、とシヴァは挨拶すると次の依頼を探しに向かう。
「日光名物の湯葉を食すとするか。蕎麦も良かろう」
 キメラ退治が終わったので、玄埜は住吉を誘い湯葉を食べに行くことに。

 依頼が終わったので、永一は能力者を誘い日光観光を。
「うちも一緒に観光してもええ? お邪魔じゃないようやったら、やけど‥‥」
「構わない、人数は多いほうがいい。いいですよね、南斗さん」
「ああ、きみの言うとおりだ」
 折角ですから、とシクルと麻姫、零次も日光東照宮に立ち寄ることに。
 少し遅い朝食を済ませた6人は、日光東照宮に着くと真っ先に今回のキメラの元になった三猿と眠り猫を見に行った。
「寝子(ねこ)ですか。可愛いですねー」
「これが有名な眠り猫なんだな。随分と小さいね」
 猫キメラが大きすぎたので、南斗には余計そう見えるのかもしれない。
 左甚五郎作の眠り猫は、牡丹の花に囲まれ日の光を浴びて転寝をしているところから『日光』に因んで彫られたとも言われている。
「本当は太平の世を願った彫刻なんだな‥‥。永一君、見学が終わったら何処かでのんびり昼寝でもしないか? 朝早かったからな‥‥」
 気持ち良さそうに眠っている眠り猫を見た南斗がそう言うと、皆、それぞれの欠伸をした。早朝のキメラ戦だったので、疲れが出たようだ。
「‥‥そうですね。早めに東照宮巡りを済ませて休憩しましょう」
 日光東照宮を堪能した後に全員で東照宮晃陽苑に立ち寄り、そこのロビーで休憩しているうちにウトウトと眠ってしまった。
(皆、朝早くからお疲れ様。俺も眠くなってきたが‥‥我慢だ‥‥)
 自分だけでも起きてようかと思っていたが、襲い来る睡魔に勝てず永一も眠ってしまった。

 永一の夏休みはキメラに邪魔されたが、とりあえず当初の目的を果たした。