タイトル:【読谷】2人の門出―空マスター:竹科真史

シナリオ形態: ショート
難易度: 普通
参加人数: 8 人
サポート人数: 0 人
リプレイ完成日時:
2011/06/15 22:14

●オープニング本文


 今から数ヶ月前のこと。
 カンパネラ学園手芸部部長の糸井・創璃(gz0186)、稗田・盟子(gz0150)の2人は「ヒエダ貸衣装店」の女店主、ヒエダ夫人こと稗田令子に相談したいことがあるからラスト・ホープにある店に来て欲しいと言われた。
「ご相談って何ですか?」
 創璃が話を切り出すと、ヒエダ夫人は頬を赤らめ「私、再婚するの〜♪」と言い出した。
 お相手は誰? と訊ねる前に、その相手が自分です‥‥と名乗り出た。貸衣装店の店員で、ビデオ撮影や小道具全般を扱うケンジという青年がヒエダ夫人の再婚相手である。
(こ、この人ぉ!? レイちゃん、本気なのぉ!?)
 盟子が驚くのは無理も無い。ケンジはヒエダ夫人と20歳以上も年齢が離れているのだから。
「えっと、ケンジくん‥‥だっけ〜? ご両親は結婚してもいいって言ってくださったのかしら〜?」
「俺、天涯孤独でして‥‥」
 悪いこと聞いちゃったかしら〜? とバツの悪い顔になる盟子に対し、創璃は「おめでとうございます」と祝福した。
「手芸部に結婚式を手伝って欲しい、というのがご相談したいことなんですか?」
「それもあるんだけど〜‥‥それより問題なことがあるの〜」
 困った表情で話すヒエダ夫人によると、結婚式はケンジの故郷である読谷村で行いたいのだが、バグア支配下と化しているので簡単に行き来できないのでカンパネラ学園生徒にどうにかしてほしいとのこと。
「普通の人の私達だけじゃ行けないから〜生徒さん達にお願いするしかないのよ〜。結婚するなら沖縄の青い空の下と海の側で〜、って2人で決めたの〜」
 結婚式に協力してください、と頭を下げて2人が頼む。
「わかりました。ヒエダ夫人には衣装披露会でお世話になっていますから、そのご恩返しとして協力します」

 創璃は引き受けたものの、自分ひとりではどうにもならないとソウジ・グンベ(gz0017)に相談することに。
「あのおばちゃん、再婚すんの!?」
 開口一番これである。問題はそこではないのだが‥‥。
「沖縄はバグア支配下だから、簡単に観光できねぇのは糸井も知ってるよな」
「はい。それでも、結婚する2人の力になりたいんです。お願いです、協力してください!」
 ソウジ自身もヒエダ夫人に世話になっているので、協力しないワケにはいかないと腹をくくった。
「俺らがすべきことは、親子な新郎新婦な護衛だな。沖縄までは飛行機で移動することになるし、結婚式場にキメラが出現するかもしれないし」
 空と陸、両方の護衛が必要となると、それなりに人手がいる。
「結婚式だけど、日取り決まってんのか?」
「6月の中頃です。人伝手でなんとか式場の予約を取ったそうです。式場は海に浮かぶ教会です」
 海辺にもキメラが出現するかもしれない、ということで、移動中と教会、両方の護衛を行うことに。

「教師のソウジ・グンベだ。
 沖縄に向かうヒエダ貸衣装店店主、稗田令子夫人とその再婚相手が搭乗する飛行機を護衛してほしい。
 わかっていると思うが、沖縄はバグア支配下のため一般人が容易に行ける場所じゃない。
 それでも行きたい、というのが依頼人である新郎新婦の要望だ。
 いつキメラやヘルメットワームが襲ってくるかわからない、ということもあるので、キミ達の力を借りたい。
 学園生、聴講生は問わない。ひとりでも多くの協力がほしい。
 引き受けてくれる人は、俺まで連絡をくれ。以上!」

●参加者一覧

リュイン・グンベ(ga3871
23歳・♀・PN
比良坂 和泉(ga6549
20歳・♂・GD
マヘル・ハシバス(gb3207
26歳・♀・ER
望月 美汐(gb6693
23歳・♀・HD
秦本 新(gc3832
21歳・♂・HD
立花 零次(gc6227
20歳・♂・AA
住吉(gc6879
15歳・♀・ER
宇加美 菘(gc7069
16歳・♀・SN

●リプレイ本文

●出発
 新婚なヒエダ夫人と再婚相手のケンジを護衛すべく、ソウジ・グンベ(gz0017)一向はラスト・ホープの空港にやって来た。
「はじめまして、ヒエダ夫人。立花 零次(gc6227)と申します。俺達が必ず無事に送り届けますからどうかご心配なく」
「皆、よろしくね〜、頼りにしてるからね〜」
 零次達を頼もしく思いつつ、ヒエダ夫人はケンジと搭乗ゲートへ。
 それを見届けると各自KVに乗り込むと攻撃班と護衛班に分かれ、飛行機が離陸する前に読谷村上空付近に向け飛び立った。

「あの夫人が再婚とは‥‥しかも年の差婚。結構なことだが先を越されたな。あいつはこのことをどう思っているのだか」
 飛行機の後方を飛んでいるソウジのKVをチラ見し、一向に進展のない自分達のことはさておき、とリュイン・カミーユ(ga3871)は面識のあるジューンブライド(というが50過ぎのおばさん)で時期が良い、幸せになってほしいと飛行機護衛に参加した。
「幸せになれ、ヒエダ夫人。バグアに無粋な邪魔はさせんぞ」
「お2人の新しい出発、ということですので幸先良くいきたいところですね」
 比良坂 和泉(ga6549)のグローム『スプリガン』は、空戦ということでミサイル満載装備だ。これなら確認された以上の敵機が襲撃してきても大丈夫だろう。
「それにしても、バグア支配下で結婚式だなんて恐怖が薄まってきている証拠でしょうけど、少し不安も感じますね」
 心配性なマヘル・ハシバス(gb3207)がそう推測する。
「バグア支配圏での結婚式、良いじゃないですか。こういうご時勢だからこそ、恋愛くらい自由でなければ。そう思いませんか?」
 初めての空戦ゆえキツイものがあるが、護衛を引き受けたからには微力ながらも手伝うと秦本 新(gc3832)は決意する。
「結婚式のためにバグア占領地に行くなんて‥‥依頼人、勇気があるね?」
 初めての依頼は護衛任務だったこともあり、守ることよりは攻め込むほうが気楽だと思う宇加美 菘(gc7069)は着陸予定地点位置とラスト・ホープでの現在位置からの進入路の確認を。
「新婚で沖縄旅行とは幸せですね‥‥。私も南国気分なバカンスを楽しみたいところですよ〜‥‥」
 はぁ‥‥とため息をつきながら真っ青な海、白い砂浜、琉球料理を食べて沖縄を楽しみたいとわがままを言う住吉(gc6879)だが、1ヶ月ほど前にハーリー観戦を楽しんでいる。
「終わったらおもいっきり楽しんでいいから、護衛をちゃんとしてくれよ? キミ達だけが頼りなんだから」
 ソウジの言葉に「わかりました〜‥‥」と渋々動き出す。
「護衛班とソウジは飛行機の護衛を頼んだぞ」
「わかった。リュイン、気をつけろよ。他の皆もな」

●護衛
 読谷村上空付近に差し掛かった攻撃班5機は目撃された敵機との遭遇に警戒しつつ、各自、飛行ルートを先行する。
「いますね‥‥お邪魔虫が」
 げんなりしながらHWを確認する和泉は、まぁ叩き落とすだけですがね‥‥と攻撃態勢を整える。
「随分と数の多い‥‥いえ、東京のことを思えば少ないんでしょうか?」
 望月 美汐(gb6693)が言うように、激戦中の東京解放作戦と比較すると少ないほうだ。
「30機ほどいるみたいだね。弾、足りるかな?」
 首をかしげ、弾切れになったらどうしようと不安になる菘だったが、全滅でなくとも、安全な進入路が確保できればいいわけだしと良いほうに考える。
「敵が連携取れていないのなら、各個撃破が良いよね。お先に失礼」
 真っ先に動き出して進入路側外縁から進入路の確保を狙うが、行く手を阻む敵機の数が多いのでどうしようと悩む。
「難しいね。K−02を使用しやすいよう追いまとめるか」
「菘さん、追い込み誘導を手伝ってれませんか? お2人の門出です、邪魔者には早々に退散していただきましょう」
「了解」
 2機は射程の長いものに先制攻撃されないよう注意しつつ、零次機『夜桜』はブーストを使用すると集団の端に回り込んでCSP−1ガトリング砲、D−03ミサイルポッドを併用し数の多いほうへと追い込て誘導する。
「護衛側の負担を減らすため、積極的に攻撃してダメージを与えましょうかね。包囲されたり、深追いすると痛い目に遭いそうですがね〜‥‥」
 夜桜の邪魔をさせないよう、住吉のシュテルン・Gは注意して十式高性能長距離バルカンでの射撃、装弾数に優れているD−08ミサイルポッドを遠慮なくばら撒く。
「誘導の邪魔はさせませんよ〜‥‥」
 阻止しようとするヘルメットワームは『PRMシステム・改』で命中を強化し、狙いを定めて127mm2連装ロケット弾ランチャーを発射。
「人の恋路を邪魔するのはなんとやら〜‥‥。大人しく馬に蹴られてしまう事を推奨しますよ〜」
 シュテルン・Gの援護のおかげで誘導は成功し、纏まったところへK−02ミサイルを発射するように仕向けると夜桜と菘機『魔弾の射手』はターンして回避。
「250発に巻き込まれては大変です、退避しましょう」
 2機が退避するのを確認すると、美汐機『メフィストフェレス』は発射位置を確認。
「いい感じに集まってきましたね♪ では、仕掛けます。皆さん、巻き込まれないように気をつけてくださいね」
「ターゲットをロックしたのでK−02をぶっ放す。数が多かろうが邪魔者は消す。それくらいの気持ちで当たるくらいが丁度良い」
「リュインさん、いきますよ。ターゲットマルチロック、リミテッドリリース。全弾発射!」
 追い立てを加味しつつ、射程内に複数の敵を引きつけたメフィストフェレスは仲間を巻き込まないように一報すると『超限界駆動』を使うとK−02小型ホーミングミサイルを全弾発射。
 それと同時に、敵機を確認したリュイン機『chardon』が発射した後、敵機に背後を取られないよう警戒、高度を取りながら降下してミサイル発射。
「さあ、遠慮せずに持っていけ、そして墜ちろ!」
 すかさず接近して試作型「スラスターライフル」と3.2cm高分子レーザー砲で装甲を抉り、ループ、ブレイク駆使で変則的な動きを織り交ぜながら『超伝導アクチュエータVer.3』を使い猛攻撃を。
 距離を詰めたメフィストフェレスはUK−11AAMと十式高性能長距離バルカンで牽制し、数を減らすことを最優先に試作型「スラスターライフル」 と焔刃「鳳」で切り込む。
「人の恋路を邪魔すると、私に轢かれて地獄行きですよ! どきなさい!」
 その2機の後方を飛ぶスプリガンはミサイル系の射程距離を維持しながら回避能力の低さからドッグファイトには不向きと判断し、狙いを定めると敵機に向けて長い射程を活かしたミサイル攻撃で援護を。
「ロック完了‥‥直撃させます!」
 D−03ミサイルポッドの弾幕で足止めさせ、H−HM6FTを確実に撃ち込んで仕留める時の和泉はテンションがやや高い。
「撃ち尽くしましたか‥‥」
 ミサイル系を撃ち尽くしたので装甲にものを言わせた被弾に過信することなくDC−77クロスマシンガンで迎撃しようとしたところを敵機に迫られたが、戦場を見渡していた美汐が駆けつけた。
「大丈夫ですか? 援護します!」 
「助かりました‥‥」
 体勢を立て直したスプリガンは、反撃開始と動き出す。

●死守
 先行した攻撃班が何機か撃破したものの、激戦を掻い潜ってきた数機が飛行機に接近してきた。
「近づいてきたか。ここは俺が何とかするから、キミ達は迎撃を頼む」
「わかりました。グンベさんは進路を維持して下さい。我々が飛行機に近づく前に敵を片付けます。マヘルさん、いきますよ」
「了解」
 飛行機の後方を陣取っているマヘルのサイファー、どの方角も満遍なくカバーできる位置についている新機『ワイルドキャット・ジギー』は接近してきたヘルメットワームの迎撃に向かう。
「無人機のようですし、小細工で楽が出来るなら‥‥」
 サイファーはラージフレアで重力波を乱し、急旋回すると光学センサを振り切って後ろに着き返してUK−10AAMとGPSh−30mm重機関砲で攻撃。急接近してきた敵機を確認するとブーストを使い、逃げられない距離まで近づくと撃破。
 サイファーの死角を補うように位置を取ったワイルドキャット・ジギーは、敵機が射程内に入り次第『リンクス・スナイプ』を発動させるとスナイパーライフルLPM−1で攻撃し、一旦離れ、ミサイルの射程範囲を即座に確認し、射程内に入り次第ホーミングミサイルJN−06発射。
「さて、少し早いですが‥‥祝砲代わりです。‥‥行きますよ!」
 範囲内にいた敵機の撃破が終わると、複数機に出来る限り狙われることで護衛対象の飛行機に向かわないよう意識しているサイファーと共に接近してくる敵機を追い払うように攻撃する。
「秦本さん、まだ何機か接近しています。片付けましょう」
 マヘルは新に敵機攻撃を要請すると『フィールド・コーティング』で防御を固め、自機とワイルドキャット・ジギーの後ろに着いてきた敵機を撃ち落とす。
「人の恋路を邪魔する、ってのは無粋の極みですよ。さっさとご退場願いましょうか」
 2機の攻撃を辛うじて避けた敵機は、後方にいるソウジが撃破したので飛行機は襲撃されずに済んだ。

 ソウジから飛行機が読谷村上空に近づいてきたことを知った攻撃班は、全員一丸でこれ以上抜かせない! と敵機を撃墜する。
 仲間の援護を中心に、対応、死角の防御や撃ち漏らした敵機への止めの一撃を行うシュテルン・Gは確実に数を減らすべく『PRMシステム・改』で回避を向上させる。
「捻り込みが行えるチャンスが来るまでは、無理しない方針でいきましょう〜‥‥」
「幸せになろうとする者の邪魔、貴様らにはさせん!」
 飛行機に近づく敵を優先的に排除しながら、リュインは「‥‥ソウジを撃つのも許さんぞ」とボソリ。
「ちょっと弾切れ状態、困ったね」
 20mmレーザーバルカン以外を使い果たした魔弾の射手は、回避行動の制限をするように仲間の攻撃を当てやすくするよう心がけながら攻撃する。
「牽制程度だけどね。あ‥‥狙われた? 狙われるのは好きじゃないんだよ」
 敵機に狙われてしまったので援護してもらえるようにと仲間に近づく。
「あら、深入りしすぎましたか。下がらないといけませんね。私はエースではありませんからね、囲まれるのは勘弁です。ブースト・オン!」
 ちょうどいい具合に、敵機に囲まれたのでブーストで振り切ったメフィストフェレスが通りがかったので援護射撃を。
「助かったよ、ありがとう」
「どういたしまして。さあ、残りを倒しましょう!」

 夜桜は敵機の後方を取れるように動くと『PRMシステム・改』を使い、D−03ミサイルポッドで攻撃し、弾が切れるとMSIホーミングミサイルに切り替え、後ろを取られたメフィストフェレスと魔弾の射手を発見するとCSP−1ガトリング砲で敵機を引き離す。
「行かせませんよ」
 飛行機の方角に向かう敵機をブーストで追いかけミサイルで撃破。
 数が減ってきたので攻撃班、ソウジを除く援護班は連携重視で挟み撃ちを行いつつ敵機を確実に仕留めていく。
「こちらリュイン、敵はあらかた片付いた。飛行機は無事か?」
「ああ、大丈夫だ。何機か来たけど護衛班が倒したから問題ない」
 ソウジの報告に安心する攻撃班だったが、念には念をと全員で着陸する滑走路付近の警護を。

●到着
 20分後。
 到着時間に遅れることなく、飛行機は敵機接近、襲撃されることなく無事辿り着いた。
 一足先に到着した8人とソウジは、ゲート出口でヒエダ夫人達が来るのを待っている。
「僕達、幸せになる手伝い‥‥できたことになるのかな?」
「できたと思っていいのではないでしょうか。飛行機が無事到着したのですから」
 菘とマヘルは、飛行機が無事着いたことに安心する。
「我々の役目はここまでですね」
 無事を確認した零次は胸を撫で下ろす。
「皆、ヒエダ夫人と若いダンナが着たぞ」
 ソウジに促された8人は、姿勢を正して2人のもとへ。
「皆〜、護衛ありがと〜う。無事に辿り着くってこと信じてたから心配してなかったわよ〜」
「本当にありがとうございました」
 頭を下げてお礼を言う2人を見て、皆、依頼をやり遂げた充実感を実感する。
「では、改めて。ご結婚、おめでとうございます。お2人とも、どうかお幸せに」
 優しく微笑み、祝いの言葉を言う零次。
「月並みだけどお幸せにっと。また何かあったら言ってね。僕は宇加美 菘。またどこかで会った時はよろしく」
「ありがと〜う、菘く〜ん」
 菘は女の子なのだが、初対面のヒエダ夫人は男の子だと思っているので「くん」付けで呼ぶが本人は気にしていない。
「ヒエダ夫人、嬉しそうですね。本当に良かった‥‥」
「恋路を無事守れたな。今後、2人がどうなるか楽しみだな」
 美汐と新は、幸せそうに話すヒエダ夫人とケンジを見て2人の行く末が幸福であるようにと祈る。
「おめでとう、ヒエダ夫人。結婚式だが、我も出席して良いか?」
「リュインちゃん久しぶり〜。ええ、いいわよ〜。結婚式場で待ってるからね〜」
 そんな2人の側では、住吉は空港で入手したパンフレットを手に、どのお店で、何を食べようか悩んでいる。
「依頼終了〜‥‥。沖縄料理のお店をチェックですね〜‥‥。どこに行きましょう〜」
 
 結婚式場に向かう2人が乗ったタクシーを見送った後、解散した8人はそれぞれの行動に。
「さてと‥‥俺も行く準備するかね。結婚式場がキメラに襲われてなきゃいいんだけど」
 結婚式場付近にキメラが出現ことを知らないソウジは、財布の中身を確認してご祝儀をいくらにしようと悩んでいる。前もって用意しておけよと突っ込みたいが、のんびり屋さんでもあるので仕方ない。

 結婚式のマナー云々を詳しくない彼が、挙式等でヘマしなければ良いのだが‥‥。