●リプレイ本文
●大阪・日本橋再び
「さて、たのしみますかねぇ!」
白衣の後ろに『血煙上等』と書いた、一瞬特攻隊のような男が、大阪・日本橋にある『肉体言語』を取り扱う会社の前に立っていた。彼はドクター・ウェスト(
ga0241)である。熱狂的『肉体言語』ファンだ。
「我が輩はあの雰囲気が好きで、上手くはないのだよ〜」
カメラ目線で誰かに話す彼。
彼の妙な姿は、この通りでは違和感が全くない。バグア退治ではないため彼の胸には、十字架の首飾りが揺らめいている。偽布地のULTコスな人、他のアニメのコスプレなどが沢山いるのだ(それに混じって本物のカンパネラ学生もいるようだが気にするな)。ショップの垂れ幕には『コミレザ 冬パンフレット予約受付中』と書かれてあり、どこでとったのか どこかで見た美人豊満オペレーターが描かれている。肖像権大丈夫とかつべこべ言わない。
「あたしのキャラで、フィアナと対戦できたらいいなぁ」
葵 コハル(
ga3897)がうきうきと設定書を持ってやってきた。
「彼女の指捌きは‥‥、見えなかったよ」
女に扮しているが声は男。鳥飼夕貴(
ga4123)が苦笑する。
「え? そんなに強いの?」
「皆に釣られて、興味持ったんだけど。ああ、自分を出すのではなく、好きなキャラを作るって事か」
「採用されれば新作に向けて出してくれるかもねぇ」
「気合いが入るね」
3人は意気揚々と中に入って、「失礼します〜応募して呼ばれた者ですけど」と声をかけた。
「やあ、来てくれてありがとう。まだ時間があるしゆっくりしていってね!」
受付兼制作スタッフらしい、中肉中背の眼鏡な男が、プレイスペースに3人に連れて行った。
「おくれてしまいました。すみません」
「かなり入り込んでいるのね。この街」
丁度、景山 幸輝(
ga4344)と羽衣・パフェリカ・新井(
gb1850)がやってきた。
「はぐれちゃったけど、よかったぁ」
「メールで場所推してくれて助かりました」
「まあ、一寸美味しい紅茶の店見つけたけどね」
パフェリカが言った。
「ほう、終わったときによってみようかねぇ」
紅茶派(というか彼にとっては常識)のドクターが言う。
「あ、その店? 其処からお茶買っているから飲みます?」
「おお!」
食いつきがよいドクター。
「会議まで時間があるから、魔法と少女と肉体言語で遊んでいて下さいね」
「はーい」
もう其処はマッタリ空間となる。
「コーヒーより、紅茶だねぇ。此処の人は良く分かっているね〜」
ドクター、紅茶をゴールデンルールで飲みながら、実際ははじめて遊ぶという、パフェリカや景山、コハルにレクチャーする。コハルは別の同人ゲームで関わったが、今回はそのサークルではない。
「ほうほう、こういう動きなんだ」
「なかなか難しいコマンド操作だな」
実際、KVの操縦が上手くても、流石に形が違うと異なってくる。
「性能などはメタ化していない分、一発逆転もあり、燃えるんだよねぇ」
パフェリカとコハルが対戦。まずはひかりとかなたで遊ぶ。
「ああ、そこではなく、此処で当て身。最高峰落としを!」
今にもコントローラを持ちたそうなドクター。
「ドクター、おちついて」
興奮して覚醒しそうである。
「ずっとドクターのターンじゃダメだから‥‥はい」
パフェリカがコントローラを渡した。
「4人対戦も出来るのか?」
景山が取説や、でかい攻略本(ハードカバー500頁)をみていた。これは、説明書と言うより、キャラ作成の説明書であるようだ。プログラムのスクリプトなど沢山乗っていた。
パフェリカは、紅茶とケーキをご馳走になりながら、鳥飼、景山、ドクター、コハルの4人で遊ぶ。
『無式に隙なし!』
ドクターの操るひかりがロリロリしているのだが、カットインでは劇画に変わる。画面が真っ暗になると共に、ガード無視と思えるほどの超必殺を繰り出し、コハルが操る別カラーのひかりを吹き飛ばした(うわーすごいー!)。劇画に気合い入れて勝利宣言。ノーマルクリアは伊達ではない。しかし、その横(後ろ)から、リーゼロッテが「お姉様達、お願いいたしますわ」とメイドの大行進の大技を喰らって吹き飛ばされている。ちなみに操っていたのは景山。まるで水牛の群に潰されたように見える。
「これはなんとも‥‥」
「大抵のキャラは肉体言語でも全部が全部じゃないからねぇ」
「結構卑怯技多いねぇ」
「さて、私も混ざらせて頂きます。ドクターさん交代して下さい」
「いいよ〜。叫びすぎて紅茶が欲しくなったし」
彼女が使うのは、シャルロッテだった。登場すると、周りに大小合わせて7〜8振りの西洋剣が地面に突き刺さっており、帯刀していたロングソードを構えるのだ。其れが結構格好良かったりする。たまに、自分より大きな剣を投げ捨ててダメージとかは卑怯臭いが、普通はモーションで分かるためにかわされるか、隙が大きすぎて投げられないのだが。相手を囲んでオリを作り、手に持っている剣で、其れを弾いて斬りつけるというのはいかさまの局地を越えている。しかし結局は正統な剣の一振りが強かったりする(コハル・ひかりの無式によってタイミングが合えば弾くのだ。超必殺のキャンセル等より純粋な格闘で戦うことになっていくのだ。ハードになるとその色は濃くなる)。
説明していくと、カオスになるのでこの辺で。かなたは? 後で言うさ。
「最初は凄い、ギャップがあってどん引きしましたけど‥‥」
パフェが言う。
「面白いですね」
「でしょう」
今度は、18〜20になったシャルロッテに似た女性が(コスプレではない)お盆を持って紅茶やお菓子を持ってきてくれたのだった。全員驚く。
「も、モデルですか?」
「はい、そうです‥‥社長が是非にと」
「‥‥此処の社長ノリノリだね。わるくない」
鳥飼はにやりと笑った
●企画とか
「まず物語はキャラから決めると言うのもあります」
社長兼デザイナーの人が言う。
「ほうほう」
「今回応募などで最終選考に残ったのはあなた達と、向こうの方達です」
と、背中にポスターを刺しているヲタクや、さらりいまん、どこかの小太りな奥様だった。
「結構いたんだねぇ」
此処まであるなら熱意があるのだろうという共感と言う名の電波が来た。心の中で握手をする。
「さていまの上がっているキャラクターではですとね‥‥‥」
映像粒子プロジェクター(どうもドローム社製だな)にプレゼンテーション的に話が進む。
「【クィーン・アダマンタイト】は非常に設定を盛り上げるに相応しいです。候補に入りますが、暫くは使用キャラにはならないことで」
と言う。
「それはかまわないよぉ♪ マイナーバージョンで可能になればね」
ドクターはうきうきしている。
「さて、今回の奥さんの設定は被ってしまうのですが多少、この辺を加味するかと」
若干、技や口調、衣装などを変更することで、クィーン・アダマンタイト(QA)はラスボスとして採用されることとなった。
「おめでとう!」
皆で拍手。
「一寸残念ですが、今回新作に登場できないキャラを説明します。惜しいのですけどね」
社長が言う。
「だれなのでしょう?」
ざわ‥‥ざわ‥‥とどよめく。なんか似ているが気にするな。
「まずはくの一のみやびですね。着眼点は良いのですが‥‥、パワーバランス的なものと、どうも煙玉や忍術関係の魔法にバグが多くでまして‥‥」
「ええぇ?」
実際やって貰いましょうと、プロジェクタにマスターボードを取り付けて、鳥飼にコントローラを渡した。
「普通に起動してるけど‥‥では忍術を‥‥えええ?!」
煙玉のはずが、そのエフェクトのテクスチャが崩壊してしまうのだ。
「パソコン用であれば、ハイスペックでいけますが、現在コンシューマで、高度なテクスチャを処理できるものがないのですよ。メモリの関係もありますし」
「ああ、細かいところが難しいわけかぁ」
かなりがっかり、女形の鳥飼。
「プラットフォーム等のハード的問題なので」
リーゼロッテや、シャルロッテなどの超必とはやっぱり違うのだろうか?
「噂ではアレもカツカツだったと思うねぇ」
「もう一つは、パフェリカさん」
「は、はい」
「設定は良いのですけど、服装が‥‥」
「だめですか?」
「マリオンはスパッツかパンツをはいていないと、健全なお子様対象に売れませんので‥‥」
「むむー」
召喚や、マジックトラップという発想は良いので、もしかしたら、もう少し別のキャラとして採用されるだろうといわれた。
ちなみに余談だが、何をはかせるかで、会社で大問題状態らしいと社長が言う。ブルマなのか、スパッツなのかしましまなのか。しましまだと、水色だろとか。何処に力注いでいるのか突っ込むべきである。
「だめだこいつら、なんとかしないと」
その場にいた応募者全員が、ユニゾンしていた。
全くその通りである。
「あと、かんなさんの年齢が未成年と仮定したときにお酒は色々社会的に問題なので、もう少し大人という設定であれば何とかあるはずでした」
「うーん流石に年齢設定してなかったですねぇ」
かんなについては可愛い少女の酔拳使いなのだが、流石に実年齢20歳以上でないと、社会的にヤバイという。
「もし今度のコンペンディウムなどで来られたとき、設定を修正し再提出して頂ければ、考えます」
と社長は言った。
「さて、少し変更はあるかも知れませんが採用キャラの発表を‥‥」
社長が切り出した。
「誰のキャラだろ?」
緊張。
「【エレナ・ビクトワール】です。投げ型は少し少なめでしたのでね」
「やったぁ!」
過去のむさ苦しいだけの肉体言語では、レスリング形式が多く操作性に揉んだが出ていたのだ。差別化を図るため、操縦方法も色々変えていたが、メタ化の原因となったと噂もある。投げハメなどの問題もあったともある。
「『魔法』で物体の強度を弱める、アーマーキャンセラーの発想は素晴らしいことで、深く詰めて考えることとなりました」
「ほほう、これは肉体言語のシステムとして醍醐味が増えるねえ!」
ドクターは興味をしめす。
「しかし、そのままにすると、強すぎることがあるので、ゲージ技かと。あと、習って間もないとする事にすれば、スキルアップした次世代に又変わるかも」
「それは、続編を買い続けないと行けませんわね」
パフェリカが言う。
「燃えてくるなぁ!」
イラストは萌え萌えですけどね。
「最後には‥‥『メイドがいて、執事がいないとは何という萌を侮辱したものか!』とのアンケートもあり‥‥、流石に女の子や男の娘だけでは飽きが来るとして‥‥」
全員の心の中から、太鼓を連打しているような音が聞こえる。
「景山さんの考えたバトラーのアレックスで決定です」
おおっと歓声が上がった。
景山はガッツポーズをとる。
「基本的にデザインに四苦八苦しそうですが、デザイン班が、ですね。漢(おとこ)なので、常時劇画調は簡単だったのですが、耽美にするのが難しいのですよ。
「ああ、男向けの萌えと女性用の萌えはある線で違うからねぇ」
つまり、どこかのちっちゃい准将が喜びそうなデザインを書けるスタッフが今居ないと言うことらしい。数名その辺の職人は、その手の作家さんの家で研修だそうだ。大丈夫か?
あとは、細かなことを話したり、プレイ前に質問したりと、かなり熱中する話になった。
●テストプレイ
「プロトタイプとしての、女王と、エレナ、執事、あと、テストプレイに作った各キャラで遊んでみて下さい」
テクスチャ問題のみやび(煙幕は省いて、別キャラの瞬時移動にした)、そのままのカンナに、黒スパッツのマリオン、他の人のキャラ、そして、女王、エレナ、執事のデータを入れたもので一寸対戦大会になった。
「ほほう。かなりできがいい絵師だねぇ」
再現度のびっくりする皆であった。
「やっぱりパンツいるのね」
ツマリやりすぎは良くない。
「一寸やったけど、私は苦手だから、傍観してるよ」
先ほどやった景山だが辞退した。難しかったらしい(『メイドひき逃げアタック』は偶然出したようだ)。
コハルvs小太り奥様
「いっくよー!」
「まけへんでぇ」
コハルはエレナを使い、おばさんは自分の応募したキャラを操る。
確かに小手先だけでの、魔法牽制で間合いに入れない。しかし、魔法の相殺が続いたときにコハル・エレナが詰める!
「!!?」
「この投げは禁じ手、故に手加減は出来ぬぞ!!」
女性が喋るような口調じゃない。テストバージョンのためにカットインはないのだが、かなりギャップがありすぎた。
初めて見るパフェリカや景山は、腹を抱え笑い出してしまう。
「美人が‥‥美人がこんな声で!」
「‥‥おかしっ!」
「それがいいのだよぉ」
ひゃっひゃっひゃと笑うのはドクターである。
「やった! かった」
「うはあわ」
2−1でコハルが勝利した。
「さて我が輩かねぇ」
ドクターが「どおれ」とかいうどこかの先生みたいに、コントローラを握った。
「女王様、出番ですね」
しかしながら‥‥。やはりデータをそのまま入力しての起動だと、強すぎた。ボスとしては十分かも知れないが対戦レベルにするとおかしい。
「スペックをそのままにしているので、現状のスタッフでも攻略は難しいようになってますね‥‥」
社長はうーんと唸っている。
『ワタシニホンゴワカリマセン』とアレックスが喋ったときに、サラリーマンが吹き出してしまうが、真剣に操るも負けた。
「バトラーでも、極め技で逆転されますね‥‥」
考えた景山が唸っている。
「エレナもダメだね。パワーダウンはないのかな?」
「みやびでも削り取っていこうにも、1/3ぐらい‥‥タイムアップでやられるねぇ‥‥」
「それだと、テストには?」
「うーん‥‥」
みんなで悩んでいると。
電話が鳴る。シャルロッテ似の女性が出た。
「はい、肉体言語政策委員会です。ハイいつもお世話になっております。いまαでテストですけど‥‥はい」
少し混み合った話のようだが‥‥
「暫くお待ち下さい」
すると、リアルシャルロッテが筐体にLANを繋ぐ。
「??」
「‥‥通信モードで何かしますか。上手な人がテストプレイのアクセスを申し込んできたので」
「だれ?」
「そこまでは。すみません。秘密になっていまして、良くテストや評価を頼んでいる方ですが」
「まあ、ネットは匿名が当たり前だよねぇ。さて、通信対戦も出来るかのチェックも兼ねるかねぇ」
ドクターが女王を動かす。
相手は‥‥かなただった。
「純正魔法使い‥‥だと。ふ、魔法の王女たる妾にたてつくとは!」
ドクターは、もうなりきっているようだ。
しかし‥‥。
魔法の力がメインであるかなた。それが肉体言語として女王に肉薄するのだ。
「ちょ、それはチート?」
見ている人が口々に言う。しかし、
「いや、やり込んでいる人の腕だ。高レベルになるにつれて、魔法攻撃自体は何の役にも立たなくなるんだ」
鳥飼が説明する。
そう、あのキャラをかなり使い込んでいるという証拠ではないか。しかし途中通信のトラブルにより、強制切断により、ゲームが終わってしまった。お互い生命ゲージ残量が弱の一撃分を残し。
「なんとー! ‥‥今度は白髪じゃなく、はげるところだったねぇ‥‥」
魂を口からだして、ドクターは言った。
丸坊主になるドクターを皆で想像する、不謹慎だが笑いを堪えるしかない。
「‥‥いやならないけどねぇ」
苦笑するドクター。
「なったら、大ニュースだよ。ドクター」
コハルが、ドクターの背中を叩いた。
通信の相手は一体誰なのだろうか? という疑問を残したが‥‥。
●βに向けて
「今回は、色々お手伝いありがとうございました」
「いえいえ、こちらも楽しみました」
「これでフィアナと対戦できたらわくわくだなぁ」
「俺は勘弁。強すぎ彼女」
鳥飼が首を振った。まずはドクターと同じようにノーマルオールクリアまで出来ればと言う話だ。
「‥‥あれ? かなた使いって‥‥だれなんだろうねぇ」
ドクターがうーんと唸る。
「ハロウィンでは、フィアナ(gz0020)はひかりやシャルロッテでは?」
鳥飼が思い出す。
パフェリカや景山は、知らないから、推測は出来ない。おそらく、ドクターと鳥飼は知っているのだろう。
ある人物を思い浮かぶのだが‥‥。
「まさか‥‥ねぇ」
顔を見合わせるデュークと鳥飼であった。
この数日後の事だが、このゲーム発売発表をラスト・ホープ、大阪・日本橋、エイジア学園都市で行われ、大人なシャルロッテ(そう言われている)があちこちでコンパニオンをして、人気を博していた。
「しかし、ひかりやはるかがいないのはどうかと」
「似合うコスプレイヤーさんがいなかったのかねぇ! けひゃひゃひゃ」
などと、遠くでその催しを眺めていた。
考えてみれば彼女の名前聞いてないね。まあいいか。
「あ、フィアナは此処に住んでいるから余裕があたら、遊びに行こうかな!」
コハルが閃く。
「それも良いけど大丈夫か? LH内は大丈夫だけど、仕事で忙しかったら‥‥迷惑じゃない?」
鳥飼が心配する。
「家に行くだけだし、お仕事で忙しかったら仕方ないけどね。もしお仕事だったら手伝うかも知れない」
「そだね」
「フィアナさんってどんな方ですか?」
パフェリカが訊ねる。景山も興味があるようだ。
「歌姫さんだよ。すごいんだ」
「ゲームヲタクでもあるけどな‥‥。何処まで強いのか分からないよ」
「我が輩は雰囲気で楽しむからねぇ。極めるとかではないねぇ。パレードで顔を合わせたぐらいだ」
と、面識がある人などは説明した。
「なるほど、私は腕を磨かないと。そして、再投稿です! あのキャラクターを無駄に出来ません!」
パフェリカは次なるステップを考えていた。
●肉体言語の行方
会社では。メモ書き程度で渡されている、新キャラ草案読み、様々な事を会議していた。
そして、タイトル『魔法と少女と肉体言語 2 女王様ご乱心(仮)』と言うタイトルをもち、あらすじができあがった。
『魔法王国である、グラリア。ひかりやかなたがいる世界には今まで大きく干渉しなかった。しかし、空間が開かれ、魔法があふれ出してしまった時、かつてひかりやかなたが此処に現れ、世界を救ったことから、異次元間の平和的交流が成されたのである。その時は平和であったのだが‥‥平和は短かった。
ある時、クィーン・アダマンタイトは狂気に触れたのか、かつての穏和な魔法王国の王族一族を己の力で追放したのである!
其れを知らせにきた、元王家直属の魔法騎士(美形ですよ)が、ひかるとかなたに助けを求めてきた。
「このままでは、この世界も、魔法世界も壊滅してしまいます! あのクィーンを倒して下さい!」』
という話になっている。
単純明快で、あまり設定は気にしなくても良い形で説明されていった。
蛇足だが、プロモーションムービーの会話では。
「あなたは、あのときの騎士さま! でも白馬に乗ってない」(ぽかーん)
「そんなどうでもよいことを気にしていますか? ひかるさん! 騎士様は怪我をされていますわ! 手当をしないと! こんな時に治癒魔法を覚えておくべきでしたぁ!」(じたばた)
「攻撃魔法ばかりだものね〜」
「おだまり!」
怪我を何とか包帯とかで止血して、ひかるの客室に寝かすシーン。
「騎士さま、なんで怪我しているの? かなり強いよね?」
「騎士団では実力ナンバーワンのはずよ? まさか‥‥」
つづく‥‥(この後ダイジェストで傭兵ネタやら、懐かしいネタも含むらしい)。
手紙で、今回新キャラ募集に参加した人々に送られたのだった。
●採用キャラ
クィーン・アダマンタイト(女、30)ラスボス 魔法王国の現君主により、魔法王国を圧制している。必殺技 オクトパス・ホールド他。ドクター案
エレナ・ビクトワール(女、17歳)レスラータイプの女性 ロシア語で『岩を泥に』という意の魔法などを込めた格闘技。コハル案。
執事・アレックス(男)『力ある言葉』(言霊とかそう言うのと思おう)によるバフの格闘型。景山案。
残った他キャラは今後の参考ソースとして一時預かり。