タイトル:輸送隊救援マスター:左月一車

シナリオ形態: ショート
難易度: 普通
参加人数: 8 人
サポート人数: 0 人
リプレイ完成日時:
2008/07/23 22:20

●オープニング本文


 戦争における重要な要素として「補給」が存在する。
 空腹で戦いを続ける事は困難であり、また弾薬が無ければ戦闘すら覚束ない。
 補給が途絶える事は前線の部隊にとっては、まさに死活問題なのである。

●中国都市部
 廃墟と化した市街の道路を、列を成した軍用輸送車両が装甲車に前後を護衛されつつ進む。
 彼らは前線へと補給物資を届ける補給部隊だ。
 本来なら多くの護衛を揃えるべきなのだが、戦闘力の高い兵器はほとんどが前線へとまわされている。
 小型のキメラ程度なら、装甲車に積載された重機関銃や、対戦車ロケットなどでなんとかなるとはいえ、火力的に貧弱な事は否めない。
「このまま何事も無く辿り付ける事ができればいいが」
 輸送隊の隊長は装甲車の車上で周囲を監視しつつ呟く。
 彼の視界に入るのは一面の廃墟である。本来そこに存在した町は、この地区が戦闘状態にに突入してから住民の避難が進み、手入れされないままの建物はそれほどの時間をかけずに廃墟と化す。
「この前はここも無事に通り抜けられたんですがね」
 隊長の言葉に応じた部下も注意深く周囲を監視している。
 こうした廃墟ではキメラが廃ビルなどに住み着く場合が多いためである。
 その時、ビル内から黒い影が疾走し、衝撃音と共に輸送車両の一両がぐらりと傾き転倒しビルに激突して停止する。
「敵か!?」
 即座に戦闘態勢に入る輸送隊の兵士達。
 黒い影‥‥狼を元にしたであろうキメラに対するため、装甲車の機関銃が旋回する。
「‥‥狼?」
 敵の姿を認めた隊長は、敵の形状に眉を潜めると注意深く周囲を見渡した。
「まずい‥‥囲まれた。救援要請急げ、こっちの戦力じゃそう長くは持たん!」
「りょ、了解!」

●ブリーフィングルーム
「‥‥敵戦力は確認されている限りでは狼型のキメラが8体、以上だ。質問はあるか?」
 現在の状況を説明し、士官が部屋に集まった傭兵を見回して口を閉じる。
「車両の使用許可は?」
「こちらで用意する」
 手を上げた傭兵に対して端的に士官は答える。
「他に質問が無ければ、急ぎ救援に向かってくれ。この物資が届かないと前線がかなり苦労する事になる」

●参加者一覧

リン=アスターナ(ga4615
24歳・♀・PN
レールズ(ga5293
22歳・♂・AA
水流 薫(ga8626
15歳・♂・SN
御巫 雫(ga8942
19歳・♀・SN
トリストラム(gb0815
27歳・♂・ER
ガゼル・タチャリン(gb1634
47歳・♂・EP
望月 神無(gb1710
19歳・♀・DF
セレスタ・レネンティア(gb1731
23歳・♀・AA

●リプレイ本文

●到着の傭兵
 今回の依頼を受けた傭兵達は各々補給の重要さを認識している者たちだった。
 中でも所属小隊が補給部隊であるリン=アスターナ(ga4615)、能力者になる以前の傭兵時代に補給の途絶えた戦場を見たガゼル・タチャリン(gb1634)、カナダ軍補給部隊に所属していたセレスタ・レネンティア(gb1731)といった補給に何かと縁のある者達にとってはその思いは強いだろう。

 傭兵達は軍から支給された2台の軍用車とトリストラム(gb0815)自身の愛車であるジーザリオに分乗して、補給部隊から連絡のあった地点へと急行していた。

「セレスタさん、飛ばしますよ? 舌を噛んだりしないよう、しっかり掴まっていてください!」
 トリストラムは出発する際に自身の車に同乗するセレスタに声をかけると、いきなりフルスロットルで爆走し始める。
「嬢ちゃん達、此方を選んだのは正解だ。俺はトリスと違って乱暴な運転はしないからな」
 ガゼルは同乗した望月 神無(gb1710)、御巫 雫(ga8942)に、トリストラム運転する車両を示しながら笑いかけた。
 とはいえ、ガゼルもトリストラムを単独で突撃させる訳にもいかず、やや荒い運転になるのは致し方ないことではあった。

 廃墟と化した市街地で2台の装甲車の機関銃から吐き出される銃弾がキメラの進行方向に向かって吐き出される。
 装甲車に搭載された機関銃では命中しても大したダメージは与えられないが、牽制くらいの役には経つ。
 また、車両や瓦礫を盾にして、兵士達も対戦車ロケットを撃ち抵抗を続けていた。
 そうした兵士達の抵抗の為にか、隙を伺うかのようにゆっくりと包囲の輪を狭めていたキメラの1匹が不意にぴくりと耳を動かし、道路の先に視線を送る。

「さて、準備はいいですか? 突っ込みますよ!」
 襲撃を受ける補給隊が見えた所で レールズ(ga5293)が同乗するリン、水流・薫(ga8626)に声をかける。
 軍用車とジーザリオはエンジン音を咆哮のように響かせ、キメラの狩場に突っ込むとブレーキ音を高らかに響かせた。

●ベテランの戦い
 ぱたんと軍用車のドアが開く音がした刹那、全身に銀色のオーラを纏い銀の髪を靡かせリンが走り出す。
 その疾走の速度を殺さぬまま正面のキメラに蹴りを叩き込む。
「レールズ君、背中預けるわ。援護、当てにしてる」
 恋人のレールズに声をかけながら、更に別のキメラに熟練の足技を叩き込んでいく。やや距離の離れた相手には手にした銃で銃弾をばら撒く。
 一撃の威力はそれほどでもないが、キメラの注意を引くには充分な一撃だ。
 僅かに遅らせその後を追い始めたレールズは、リンに注意が向いたキメラのうち1体を手にした槍で素早く突く。
「おっと! 彼女に近づく前にまずは俺が相手だ!」
 彼の突きを回避できず、まともに攻撃を受けたキメラを絶命させ、血のついた槍を大きく振る。
 薫はそれを見て攻撃目標を変えた。
 当初はレールズが攻撃したキメラに攻撃しようとしていたが、その必要が無くなった為だ。
「廃墟街で輸送部隊を襲撃なんてどっかのレジスタンスじゃ有るまいし‥‥キメラも良くやるよ。姑息な事を、さ?」
 言葉と共にリンを追うキメラのうち1体に手にしたショットガンを叩き込む。
 ショットシェルから開放された散弾がキメラのフォースフィールドを突き破り、その体のあちこちから血飛沫が上がる。
 が‥‥仕留めるには至らない。
 キメラは痛手を与えた薫に返礼とばかりに飛び掛るが、水流は冷静に体を捌き、その攻撃をかわす。

●ベテランと新米達
「待たせたな。応援要請を受けた傭兵部隊である。‥‥時間が無い。この場の責任者は誰だ?」
 車両から降りた傭兵達の中でも一際小柄な雫が、その容姿に見合わぬ落ち着いた口調で輸送隊の隊長を呼ぶ。
「何だ?」
「状況を教えて欲しい、弾薬車と燃料搭載車はどれだ? あと怪我人はいるか?」
「弾薬車と燃料搭載車はアレだ。怪我人は軽症者が数名、悠長に話している暇はないようだ。来るぞ!」
 傭兵の参戦により状況が変わった事を敏感に察したキメラが、今までのゆっくりとした包囲から攻撃に転じていた。
 装甲車の機関銃の弾雨を潜り抜け、4体のキメラが傭兵達に殺到する。
 包囲隊形の中に飛び込んだ形の傭兵達は四方からの攻撃を受ける事になる。
「こっちからもキメラです!」
 セレスタがハンドガンで迫るキメラの眉間を狙い撃つ。
 距離が離れている上に、移動している生物の眉間というピンポイントを狙った射撃は難易度が高い。
 能力者になって日の浅いせいもあり、セレスタの銃弾は空を裂くだけだ。
「前線で戦う兵士にとって、補給物資はまさに命綱。必ず護り切って見せましょう」
 そう告げると、愛車であるジーザリオの車上から、トリストラムは手にした真デヴァステイターに力を注ぎ込み、迫るキメラに銃弾を叩き込んだ。
 ファング・バックルと影撃ちを併用した弾丸は正確にキメラの体を貫き、ごっそりとその肉を削ぎ取るが、旺盛な生命力を誇るキメラにとっては致命傷には至らない。
 ちなみに彼が乗車しているジーザリオは全周を警戒できるよう幌を開き、死角を極力なくしている。
 流石に幌を閉じたままでは死角が多く、全包囲を警戒する事はできないからだ。
「宿屋タチャリンの特製コーヒーを振舞うヒマはないな!」
 ガゼルは手負いのキメラに手にした拳銃を3連射する。
 しかし、能力者としての初の実戦による緊張からか、放った弾丸のうち2発は逸れ、1発は僅かにかするのみで、その速度を止める事が出来ない。
「天国地獄、好きな方に送ってあげる」
 望月は覚醒に伴い生じる黒衣を翻すと、拳銃には不釣合いな程大型のSES機関を搭載した銃の引き金を引く。
 既にかなりのダメージを負っていたキメラはその一撃に耐え切れず、走ってきた勢いそのままに倒れる。
 望月が手にしているのはフォルトゥナ・マヨールー、装弾数は2発と非常に少ないが、高い威力を誇る拳銃である。

●ちょっとした失策
 護衛班が4体のキメラから攻撃受けた事に気づいたリンが、そちらに顔を向ける。
「‥‥少しまずいかしら」
 彼女達が引きつけたキメラの数は4匹、護衛対象の側の担当も4匹。
 決して倒せない数ではないが輸送車を護衛しつつ倒すには難しい。更に新米能力者3人、ベテラン2人の構成である護衛側は攻撃力が足りず、一気に殲滅というわけには行かない。
 レールズと薫の二人に視線を送ると、両名とも軽く頷く。
 それを見て、リンは護衛班に向かい疾走しているキメラに銃弾を叩き込み動きを止めると、疾走した勢いそのままに蹴りを叩き込み身を翻す。
 ダメージを受けた事に苛立ったキメラがついてきているのを確認する。
「さっさとこいつら片付けないとな」
 薫がダメージを受けているキメラに向けて散弾を放つが、キメラは動きを止めない。弾切れとなったショットガンからスコーピオンに持ち替えると、再度弾丸を叩き込む。
 頭部を撃ち抜かれて動きを止めるキメラに念の為に数発撃ち込み、次の目標に視線を向ける。
 レールズはリンが引きつけた2匹のキメラを相手に、槍で攻撃を捌きつつ隙を見て一撃を加えていく。
 レールズがベテランの傭兵とはいえ、2匹を同時に相手するのは中々に困難ではあるが、レールズは槍の特性を利用して突きだけでなく払いも交え2匹を相手に優勢に戦いを進めていた。
「リンさんに負ける訳にはいきませんからね」
 一瞬の隙を見抜いたレールズは、手にした槍に意識を集中し豪破斬撃を発動させると、威力を増幅した一撃を叩き込む。
 鈍い手応えと共にキメラの体を槍が貫くが、仕留めたという手応えでは無い。

●ちょっとした危険
 補給車ではなく、能力者を先に始末しようとしたのか突っ込んでくるキメラに対して雫は刀を鞘から抜き放つ。
 位置の問題で下手に流れ弾を出すと防衛対象である輸送車に命中しかねないため、近接武器による迎撃を彼女は選択していた。
 彼女の身長ではちょっとした大剣にも見える刀を正眼に構えると、迫るキメラに斬撃を叩き込む。一度ではなく、刀を翻し2度、3度。
 キメラの体を凪いだ刃が血を糸のように引くが、仕留めたわけではない。
 キメラはその牙を小柄な体に突き立てようと顎を開き、爪を振るう。雫はその爪の一撃をかわしたものの、牙の一撃をまともに喰らい、腕の肉の一部を抉り取られる。
「ぐっ」
 痛みに顔を歪める。出血は酷いが、腕はまだ動く。まだ行ける。
 セレスタは迫るもう一体のキメラに銃口を向けようとするが、瓦礫に遮られ射界が取れないために移動して、射界を確保する。
 先ほど外した教訓を元に眉間ではなく、キメラが横を向き射界に対しての投影面積が大きくなる瞬間を狙い引き金を引く。
 今度は弾丸がキメラの肉体を穿つ。
 とはいえ、ダメージはそれほど大きくは無いのか、速度を緩めることなくキメラはジーザリオの上のトリストラムを狙い跳躍する。
 避けようと身を捻るが、自由に体を動かせる程の余裕が車上にある訳が無くキメラの攻撃をまともに喰らう。
 体のあちこちに深い傷を負うが、車上である事が幸いしたのか、車のフレームやシートが攻撃を多少なりとも緩和してくれた為に、戦闘不能になるほどではない。
「‥‥痛いですね、お返しですよ」
 トリストラムは真デヴァステイターに先ほどと同じようにスキルを組み合わせ、至近距離からキメラに対して反撃を行う。
 3発の弾丸がキメラを的確に捉えると同時に、左手で鞘から引き抜いた小太刀を突き立て、斬り裂く。
 自身の血とキメラの返り血で衣服が朱に染まる。
「こいつでトドメだ!」
 ガゼルがトリストラムの反撃で大きなダメージを受けた至近距離のキメラに拳銃を突きつけ、素早く銃爪を引く。
 3発の銃弾がキメラの体の致命的な部位を貫く。
 どさりと音を立ててキメラが倒れる。
「援護するよ、離れて」
 望月が雫に声をかける。
「了解だ!」
 雫が応じ、その場を飛びのいた瞬間、雫を追撃しようとしたキメラの頭部に二つの穴が穿たれ、銃弾の衝撃で弾かれながら地面に倒れた。

●そして群れのボス
「‥‥ん? まだ何かいるぞ!」
 輸送車側のキメラを撃退し、周囲を警戒していたガゼルは視線を感じ、手にした拳銃を構える。
「ルォォォォォン!」
 廃墟に咆哮が響き、今まで戦っていたキメラを二回りは大きくしたようなキメラがのそりとその姿を現す。 
 狼キメラのボスとも言える風格を漂わせ、その巨体を護衛班に向ける。
 装甲車から放たれる機関銃の弾丸を、意に介することなく疾走する。直撃を受けているはずだが、フォースフィールドで威力を減殺され通常兵器ではほとんど有効なダメージを与える事が出来ていない。
「ここは私に任せて下さい」
「任せるわよ」
「んじゃ、あのデカブツと俺らも遊んでくるわ」
 レールズはリンと薫に声をかける。
 応じたリンと薫は巨体に向けて駆け出す、リンは疾走の勢いを利用して巨体に蹴りを浴びせる。
 薫は走りながらリロードしたショットガンとスコーピオンを両手に構え、集中して両手の銃から大量の弾丸を至近距離からその巨体に浴びせる。
 的が大きい分、弾丸はその全てが巨体に食い込むが、生命力も巨大なだけに高いのか、相当な弾を浴びせたはずだが倒れない。
 大型のキメラはリンに向かって顎を開くが、リンはその攻撃を見切り簡単にかわす
「銀の弾丸の二つ名は、伊達じゃないわよ‥‥!」
 輸送車側のキメラを片付けた防衛側も大型キメラに向け攻撃を集中させる。
「フッ‥‥残念ですが、ここから先は通行止めです」
 トリストラムは負傷した体とは思えぬ正確な射撃でリロードした真デヴァステイターの弾大型キメラに叩き込む。
 彼は攻撃の際にスキルをほぼ常時乗せているため、錬力の消耗は激しい。力を惜しんでやられては元も子もないとも言うが。
「こんだけ的が大きいなら、当て放題だな」
 雫もデヴァステイターを抜き、銃撃を叩き込む。
「死刑―――執行」
 大型キメラの足元に走りこみながら望月がその腹部を狙い、銃弾で穴を穿つ。
「グゥォォォ!」
 能力者の集中攻撃を浴び、大型キメラは全身から血を撒き散らすがトドメには至らない。
「今なら‥‥!」
 セレスタはハンドガンのマガジンを素早く交換すると、キメラの頭部を狙い撃つ。
 集中攻撃で動きの鈍ったキメラはその攻撃を回避できなかった。
 セレスタの放った弾丸は、眼球を貫き、その裏の眼底を砕き、キメラにとっても重要な脳を破壊する。
 動きを止めた大型キメラは断末魔の声も上げず、大地に倒れ伏した。

レールズも残りを撃破し、輸送隊を襲撃したキメラは全て倒され、血の海に沈んだ。

●戦い終えて
「皆だいじょぶ? 重傷者はいないね? まぁ、もし居ても何も出来ないけどね〜」
 戦闘を終えた望月が兵士達に声をかける。
 骨折程度の負傷者は居るが、命に関わるほどの重症を負った者はいないようだ。彼女の言うように今回はサイエンティストが居ないため、重傷者がいても救急キットによる応急処置くらいしかできない。
 傭兵のうち負傷したトリストラムは自身の応急キットにて止血等の応急措置を終え、雫は活性化のスキルを使用して細胞を活性化させ負傷の治癒を行っていた。

「1、2、3で起こしますよ」
 転倒した輸送車を起こすためにレールズは両脇についた筋力の高い雫、セレスタ、更に輸送隊兵士達に声をかける。
「分かりました」
「1、2、3!」
『ふんぬっ!』
 合図と共にレールズは豪力発現を使用する、スキルにより筋肉が膨張する。
 流石にいかに能力者といえど、1人では車両を立て直すことは難しいだろうが、横に並んだ兵士達も鍛えた筋肉を活かし、ゆっくりと転倒した車両を起き上がらせていく。
『っ‥‥ぉぉぉお!』
 男達の筋肉が一つとなり、凄まじい重量物を動かす。一人一人の筋肉では限られた力しか出せないが、皆で力を出せば何事も出来るといった感じだろうか。
 もっともレールズや雫、セレスタといった能力者達はマッチョではないので、こうした汗臭い空気には少し合わない。

 そうした男達の横でトリストラムは損傷した愛車を前にがっくりしていた。
 人の命には代えられないが、やはり損傷した愛車の修理費はいくらになるのだろうと思うと少し憂鬱にはなる‥‥が、気を取り直す。
「家に帰るまでが遠足‥‥ではありませんが、目的地に着くまでが護衛ですから」
「買って兜の緒を締めろ、とも言うな」
 トリストラムの言葉にガゼルも頷くと出発した輸送隊を護衛するために、再度傭兵達は車両に分乗する。

 傭兵達に護衛され前線へと到着した補給部隊は、必要な物資を運び終えた。
 それは、バグアという侵略者から戦線を支える力となる。
 地味で花形とは決して言えない部隊である補給部隊だが、彼らの活動あってこそ前線の部隊は心置きなく戦いに臨む事ができるのだ。