タイトル:【AW】破られた平和マスター:牧いをり

シナリオ形態: ショート
難易度: やや難
参加人数: 8 人
サポート人数: 0 人
リプレイ完成日時:
2008/09/26 22:25

●オープニング本文


 インド北西部、人口数百人の小さな村。
 豊かな水源と土地に恵まれた村の穏やかな日々は、パキスタン方面から越境して襲い来るバグア軍によって無残に踏みにじられた。

 UPC陸軍部隊とともに住民の救助に向かった傭兵たちの眼前に広がるのは、まさに地獄絵図であった。

 押し寄せるキメラの群れと、応戦する先発の部隊との間で激しい戦闘が繰り広げられ、村の奥、北側は日の光の中に焦げた黒い姿をさらしている。
 絶え間ない銃撃音、獣の吠え声、腹に響く爆発音。そのひとつひとつが村を破壊し、廃墟へと変えていく。
 悲鳴。怒号。呪詛。断末魔の声。
 火柱が天を焦がし村を焦がし、埃っぽい通りを血飛沫が気まぐれな斑に染め上げる。
 逃げ惑う人々、誘導する兵士、老若男女見境なく襲いかかるキメラの群れ。

 両の足の立つ者はひたすら村の南、軍の車両を目指して駆ける。
 親とはぐれて泣きじゃくる子どもの脇を抜けて。
 足を負傷して地を這いずる少女を見捨て。
 焼け爛れた半身の痛みに耐えてなおも応戦する兵士の足元には、呆けたように座り込んでいる老人。
 瓦礫の下からは、細い腕が突き出して懸命に助けを呼んでいる。
 村の北端の家、病の恋人の元へ急ごうとする青年。
 牛ほどもありそうな巨大な三つ首の獣にくわえ上げられた少年。
 体中を鮮血に染めながら、すでに焦点の合わぬ目で空しく銃撃を続ける若い狙撃兵。
 火に包まれた部屋に残された幼い息子を必死で呼ぶ母親。
 棒切れを振り回してキメラに戦いを挑む男。
 腹を裂かれて倒れ、痙攣を繰り返す兵士。
 それらの横を必死で走り抜けていく人々。

 目を背けたくなるような光景の只中に、傭兵たちは降り立つ。

 戦闘の激化するこの地域だが、UPC軍は村の防衛に大きな戦力を割くことはできず、すでにこの村の放棄は決まっている。
 今回傭兵たちに課せられた使命は、一つでも多くの人命を救うこと。

 その一点である。

●参加者一覧

緑川 安則(ga0157
20歳・♂・JG
白鐘剣一郎(ga0184
24歳・♂・AA
西島 百白(ga2123
18歳・♂・PN
緋室 神音(ga3576
18歳・♀・FT
辰巳 空(ga4698
20歳・♂・PN
シーク・パロット(ga6306
22歳・♂・FT
ロジャー・ハイマン(ga7073
24歳・♂・GP
御巫 雫(ga8942
19歳・♀・SN

●リプレイ本文

●トリアージ
「状況は思ったより悪い様で‥‥」
 同行しているUPC兵から報告を受け、辰巳 空(ga4698)はため息交じりに言う。
「作戦は簡単だ。時間を稼ぐ。その間に村人と一般兵を救出する。タイムアウトになる前に救えるだけ、救うしかない。残念ながらトリアージは覚悟しておいたほうがいい」
 目的地が近づいてくると、緑川 安則(ga0157)が淡々とした声で作戦を確認した。

 トリアージ。それはもともと「選別」を意味している。災害などで多数の傷病者が出た場合、患者の傷病の程度によって治療の優先順位を決めるというものだ。
 ひとつでも多くの命を救うために、判断しなければならないことになるかもしれない。
 能力者たちの表情は硬くこわばっていた。

●北へ
 村に降り立つや、能力者たちは一言もなく自らの役目を果たそうと走り出す。

 2台のジーザリオで北側へ向かうのは、緑川、白鐘剣一郎(ga0184)、ロジャー・ハイマン(ga7073)の3人。
 辰巳は北へと伸びる大通りをこちらに向かってくる半人半獣のキメラに銃撃をくわえ、足元に群がり来る虫キメラを撃ち抜き蹴散らして少しでも道を開こうとする。
「これで十分だ。出る!」
「お願いします!」


 ジーザリオのハンドルを切りながら、白鐘剣一郎(ga0184)は運転席から外に向かって叫んだ。
「何をしている、早く軍車両の所へ行け!」
 誰もが南へと走る中をただ一人逆方向に走っていた青年は、白鐘のほうを振り返ると叫び返す。
「残ったままなんだ!」
「なんだって?」
「彼女が、病気で――」
「どこだ?」
「この道のつきあたりのすぐ右の家に」
「わかった。間に合ったならば必ず連れてこよう」
 青年は礼の言葉を叫んだが、すでにアクセルを踏み込んでいた白鐘には届かなかった。

 そのすぐ後方、緑川のジーザリオに乗り込んだハイマンにとって、こういった状況は初めてではなかった。だがだからといって慣れてしまうということもなく、その顔つきは厳しい。
「捨てがまり、という戦術を知っているか」
 いくらも進まないうちに、緑川は前方から目をそらさぬままハイマンに声をかけた。
「‥‥いえ」
「かつての武人が行ったもので、鉄砲を持った者が死ぬまで足止めを行うという戦術だ」
 そのとき、横手からどん、と重い衝撃がジーザリオを襲った。すかさずハイマンは車窓から身を乗り出し、キメラを狙い撃って引き剥がす。
「やってみましょう」
 ためらいもなく短く答え、硝煙の消える間もなく次の弾丸を次の的にぶち込んだ。

●惨
 シーク・パロット(ga6306)も北側方向へと走り出していた。
 いきなり小道から飛び出してきたキメラの一撃をかわし、イアリスで切り払う。キメラの千切れた胴が落ちた先で、ひゅっと息を呑むような声が耳に届いた。
「誰かいるのです? 猫は味方なのです」
 すると、ゴミの影からおそるおそる少年が姿を見せた。
「走れるのです?」
「う、うん」
 パロットは少年にヘルメットをかぶせ、
「あっちに向かって走るのです。まっすぐに!」
 指示すると、少年は彼には少し大きいヘルメットを抱えるようにして、言われたとおりに走り出した。


「‥‥クソが」
 西島 百白(ga2123)はぼそりとつぶやいた。
 目前の光景は、彼自身の記憶ともリンクする。西島は数度頭を振ると、必死でこちらのほうへ這ってこようとしている少女に駆け寄り助け起こした。少女の足はざっくりと裂けており、白い骨が見えている。西島は彼女を抱え上げると軍車両へと駆け戻った。
 少女を届けるや、大刀で敵をなぎ払いつつ再び惨状のど真ん中に立ち戻る。
 次に彼が見たのは、獣に今にも食われそうになっている子どもの姿だった。
 西島は膨れ上がる殺気とともに、渾身のソニックブームを放つ。衝撃波は獣の首筋をえぐり、小さな体が地に投げ出される。間髪をおかず、紅蓮衝撃の赤い輝きをまとった西島は、猛獣キメラに致命の一撃を叩き込んだ。
 全身を返り血で染めた西島は、子どものほうへかがみこみ、声をかけようとしてやめた。
 彼はもう息をしていない。
 西島は鬼神のごとき形相で立ち上がると、再び両手に大刀を構え、湧きあがる怒りを次々と襲ってくるキメラに叩きつけていった。


 うろうろと惑い歩く子ども。それはキメラにとっては最も仕留めやすい獲物だった。獣は子どもの柔らかな肉と温かい血を思い描き、その喉笛目がけて飛びかかった。だが、その牙はすんでのところで硬く冷たい刀身に阻まれる。
「早く逃げて! みんなの行くほうへ走るの!」
 緋室 神音(ga3576)は男の子のほうにわずかに横顔を見せて叫ぶ。
「素早く始末する。アイテール‥‥限定解除、戦闘モードに移行‥‥かまっている暇はない‥‥!
 夢幻の如く、血桜と散れ!――剣技・桜花幻影『ミラージュブレイド』」
 紅蓮衝撃と二段撃を発動し、二振りの月詠を高速で繰り出す。またたく間にキメラは二本の脚を失い地に倒れ、恨みのこもった目で緋室をにらみ上げるばかりとなった。


 道ばたで血塗れになっている女性を見つけ、辰巳はそちらへ駆け寄った。
 声をかけるより先に、その血が彼女のものでなく、女性の抱えている人物の血だと気がつく。男はかろうじて息はあるらしいが、どう見てももう手の施しようがない深手を負っていた。
「早く逃げてください!」
 立たせようとすると、女は涙声でわめきながら抵抗し、瀕死の男にすがりついた。
「‥‥許してください」
 唇をかんだのも一瞬、辰巳は女性に当身をくらわせると、男をそこに残し彼女を軍車両へと運んだ。


(「女は子を産み、子は未来を産む。未来を紡ぐのが私達の仕事ならば、為さねばなるまい」)
 その思いが、御巫 雫(ga8942)の行動理由の核となる部分だった。
 取り残され、不安にかられて逃げ惑ったり、あるいは崩れかけの屋内でただ震えていたりする子どもは多かった。御巫が何人目かを父と母の手に引き渡すと、その子は安堵の涙の下から、彼らの隣家について話した。
「逃げよ‥‥って、言ったけど、‥‥残るから‥‥お別れ‥‥て」
「残っている家族がいるのだな?」
 御巫が問うと、子どもは泣きじゃくりながらうなずいた。

●撃
 白鐘はできる限り目的地にジーザリオで近づくために強引な運転をして先に進んだが、緑川とハイマンは引き返してくる兵士をみとめると車を降りた。
「キメラはまだまだ来るぞ。戻れ!」
 兵は頬を紅潮させ、興奮した様子でまくしたててくる。
「時間を稼ぐ。その間に可能な限り救い出してくれ」
 緑川が答えると、兵は車に滑り込むやすぐさま走り去った。
 2人の前方には寄せてくる新手のキメラが見えている。
「狙撃屋の本領発揮だな」
 緑川は狙撃眼を発動して射程を延ばすと、強弾撃を併用して思う様SMGで銃撃をしかけた。ハイマンもスコーピオンを乱射し、共に弾幕を形成する。
 弾丸が尽きるまでひたすら撃ち続け、一体でも多く倒す。撤退はそれからだ。

 白鐘は青年の言った家の数百メートルというところまでなんとか車で乗りつけると、もはや外との境界もわからない家に踏み込んだ。奥の部屋に入ると、そこで一人の女性が端座しているのを発見した。白鐘は一瞬その静謐な表情に気おされたが、すぐに思い直して声をかけた。
「あなたは?」
「君の恋人の頼みでね。連れて帰ると約束した」
 言い終わらないうちに、女性の背後の壁の割れ目から巨大な蟻の顔が覗く。
「伏せて!」
 叫ぶとほぼ同時、蛍火が一閃してキメラアントの首を刎ね飛ばす。
 女性を抱き上げて車まで走り込むと、普段の彼からは思いもつかないような荒々しさで白鐘はジーザリオを発進させた。

●炎
 御巫は先ほど助けた子どもから聞いた家を目ざしていた。村から離脱するつもりはない家族があるらしいのだ。
 子どもを見つけた家の隣、閉ざされたドアを御巫は思い切り叩いた。
「なぜ逃げない!?」
 呼びかけると、
「どこへ行ってもどうせ同じことだ。我々はここに残る」
 家長であろうか、男の声がした。御巫がさらにドアに近づくと、子どもの泣き声が聞こえる。
「よく考えろ。貴様達が死ぬことで、誰かが幸福になることは無いのだぞ」
 御巫はどうしても彼らに告げたいことがあった。
「私は生まれてすぐに両親に捨てられ、私を拾って育ててくれた爺は暴徒に殺された。その爺が、口癖のように言っていた。『世界を変えようとしても、世界は変わらない。‥‥だが、自分が変われば世界は変わる』と。
 まだ目が、耳があるのならば、世界を目に焼きつけ、そして耳を傾けよ。足が、手が動くのならば、走り、手を差し伸べよ。貴様の行った厚意には、世界は確かに応える」
 それ以上彼女はその家族にかまうことはせず、次の救助へと向かった。


 キメラの牙から子どもを守った後、緋室は瓦礫の山の前に駆けつけた。そこから伸びている腕が目に入ったからだ。
 緋室は大きな瓦礫に剣戟をくわえて吹き飛ばしたが、腕の持ち主はさらにいくつもの瓦礫の下にうずもれている。急いでその瓦礫を取り除けようとすると、背中を激しい痛みが襲った。
「‥‥やってくれるじゃない」
 振り返りざま、月詠の閃きが交差するように飛び、ワーウルフの肘と首とを斬り飛ばした。
 大きな瓦礫の隙間から、弱々しい声が漏れ聞こえてくる。縁に手をかけて力を込めると瓦礫は持ち上がり、隙間が広がった。埋もれている体を素早く引っ張り出す。最初に倒れかかってきたのが大きな瓦礫だったことが逆に幸いして、女性はほとんど怪我もなく抜け出してきた。女性に肩を貸そうとして緋室は背中の痛みに顔をしかめたが、それでも力を込めて歩き続けた。


 パロットが走る頭上から、炎がごおっと音を立てて熱波を噴き出した。それとともに、「助けて」との悲鳴が耳を打つ。
「どうしたのです?」
 見れば、炎に包まれつつある家の前に女性が立ち尽くしている。
「まだ中にカーランが」
「どの部屋です?」
「奥、奥の‥‥」
 母親が二階を指差すと、パロットは屋内に飛び込んだ。
 入ったとたん、進入を拒むかのように熱波が肌を押し返してくる。燃え落ちかけている階段を駆け上がり、奥の部屋のドアを蹴り開けた。
 窓の下に子どもが倒れているのを見つけると、その小さな体を掴み上げる。戻る間もなく天井から梁が燃え落ちてきて、パロットは反射的に子どもを腕に抱えて背中でかばった。迷いもなく窓を破って外へと飛び降りた。
「カーラン!」
 母親が駆け寄ってくると、パロットは煤だらけの顔で微笑んで見せた。
「大丈夫、生きているのです」
 手当てと避難を指示し、パロットは再び通りへ出た。


 西島の大刀はすでに何匹ものキメラの血を吸っていたが、彼は半ば暴走状態で攻撃を繰り出し続けていた。
「感謝する‥‥忘れてた事を‥‥少し‥‥思い出させてくれて‥‥」
 髪も肌も衣服も紅に染め、銀色の瞳からは凶暴ともいえそうな光を放ち、重い一撃を次々と叩き込んでいく。
 その殺気は衰えるところを知らなかった。

●退
 緑川とハイマンはすでにかなりの数のキメラの動きを止めていたが、その屍を踏み越えて新たなキメラたちが押し寄せてくる。
 キメラはすでに肉薄する距離に迫っていた。
 ハイマンは月詠を構えた。
(「‥‥・リミッター解除‥‥」)
 己の体に秘められた全ての力を解放すべく限界突破を発動させ、またたく間に数体を葬り去る。獣人の脚を切り飛ばした返しの刃で猛獣の頚動脈を切り裂き、血しぶきを浴びながら飛び退って脇から伸びてくるもう一体の獣の爪を避ける。バランスを崩して倒れる間にもとっさに抜いたナイフを投げると、それは獣の眉間に見事に突き立った。体勢を立て直すより早く、二羽のハーピーが上空から急降下してくるが、緑川の銃が空に向かって火を噴き、その羽根をちぎり飛ばす。地に落ちたキメラにさらに銃弾を浴びせ、完全に沈黙させた。
「そろそろ撤退だ」
 緑川の声に、ハイマンはうなずく。
 互いにさすがに疲労の色の濃い表情を確かめ、2人は応戦しながらの撤退を決めた。
「こちら、緑川だ。拾ってもらえるとありがたい」
 緑川が無線で白鐘に呼びかけると、『了解』と返事があった。

 迎撃を続けながら後退していくうち、ジーザリオが追いついてくる。
 二人は最後の弾雨をキメラたちにプレゼントし、素早く車に乗り込んだ。

 白鐘のジーザリオが戻ってくるのが目に入ると、他の傭兵たちもキメラの相手を切り上げて撤退を始めた。
 軍車両が近づくと緑川とハイマンは再び車を降り、人間を見つけ次第少しでも動いていれば車に押し込んだ。

 撤退が「終了」となってからも、能力者たちはまだ休んではいられなかった。
 車に担ぎ込まれていた人々を降ろし、処置を施してから軍車両に運び込む。病の恋人を待っていた青年は、彼女の姿を見るや痩せた体を強く抱きしめた。それを見て白鐘も頬をわずかに緩める。
 辰巳は救命可能かつ早急の手当ての必要な者から応急処置を行い、優先的に車両に乗せていく。収容は素早く行われ、最後に能力者たちも車両に乗り込んだ。

 遠ざかっていく黒煙を見やりながら、西島は故郷を思い返していた。
「故郷と‥‥同じになった‥‥か‥‥」

「‥‥この無念、いつか晴らす」
 誰にともなく白鐘がつぶやいた。


 避難先である軍基地でも治療は続いた。
 ハイマンが手当てした女性は、怪我こそ軽かったが何を話しかけても涙を流し続けるだけだった。何も言わないが、その様子から大切な誰か亡くしたことが察せられた。
「‥‥死んでないなら黙って生きろ。それが生きてるやつの仕事だよ」
 ぽつりと言い置いて、次の怪我人の手当てに取りかかった。


 手当てが一段落して、ほっと一息ついている緋室のところへ、小さな子どもが駆け寄ってきた。それは彼女がキメラの牙から助けた子だったが、両親と出会えたのか頬に涙の筋を残しながらももう泣いてはいない。そして、「はい」と小さな薬壺を緋室に手渡した。
「ありがとう」
 緋室が受け取ると、彼ははにかんだように笑った。
 後に彼は自分を助けてくれた女性の幻想的な剣技と虹色の翼の美しさを、ことあるごとに皆に語り聞かせることとなる。 


 一方御巫は、自分の説得が奏功したことをゆっくりと理解しているところだった。
 彼女は説得の際に相手の姿を見なかったが、彼女が先に助けた子どもの態度がそれと示してくれた。彼らは御巫を恩人だと見て取ることはなかったが、それでも御巫は満足だった。


 パロットは村で回収したドッグタグを軍に渡してくると、疲労困憊してその場に座り込んだ。
 すると向こうから、どこかで見たようなヘルメット姿の少年が走ってくる。
「あ」
 少年はパロットを見つけると、大事そうに抱えていたヘルメットを脱いでちょっと袖で拭い、
「ありがとう」
「返してくれるのです?」
「はい」
「猫は‥‥嬉しいのです」
 思わず笑うと、背中の傷が少し痛んだ。


<了>