タイトル:Veni Vidi Viciマスター:玄梠

シナリオ形態: ショート
難易度: 難しい
参加人数: 8 人
サポート人数: 8 人
リプレイ完成日時:
2011/05/18 07:10

●オープニング本文


「内政に付け入っての暗殺か。何処かの統治官が好みそうな事だが」
 行軍の途中、他方から入った報せが、ゥイーヴスの耳に届く。
 それはアジア、インド地区に関わる味方の動向だった。
「補給の手配がてら立ち聞いた所ですので、どの指揮系統かまでは」
「構わん。‥‥群れを狩るのに長を獲る事は評価出来るが、俺の趣味ではないな」
 操る船、ビッグフィッシュ級高速艦・ドラゴンフィッシュの航路は変わらない。
 狙いは人類の勢力圏、主に食料生産を行っている地区。
 生物は餓えて戦う事はできない。そして飢餓という不安は群れの社会性を乱す。
 間接的に、与り知らない『彼等』の仕事をサポートする形になるかもしれないが、そんな事はどうでも良かった。
 人類には戦える者と戦えない者が存在する。その戦えない方を襲う素振りを見せれば、戦える方は好んで戦場に現れるだろう。
「プラネテス」
「はい」
「刈り取りはお前に任せる」
「畏まりました」
 言外に、吸血行為の許しを得たとプラネテスは思っていた。
 実際、そこまでの配慮がある訳ではなかったが。路傍の人間がキメラに喰われようと部下に吸われようと、そこに大きな差は感じられないのだろう。
 ドラゴンフィッシュの懐には、降下を待つカプセルが卵のように釣り下がっていた。




 立て続けに起きた農業地帯襲撃は、2例目にしてゼオン・ジハイドの姿が確認されるようになると、漸く大きな事件として取り扱われる事になった。
 それまでただの農作物被害だと、軽視されたように感じていた現地の人々からの訴えによる物も大きい。
「メガコーポレーション出資の農業生産プラントを防衛してもらう」
 オペレーターの静香もそれを知ってはいるが、現地感情の機微を傭兵に伝えるのは無為に重荷を置く事のように感じられた。
「敵はゼオン・ジハイドの1人ゥイーヴス、伴って、吸血鬼型バグアの存在も確認されている」
 旗艦となる特異な形状のビッグフィッシュ、ゼオン・ジハイド用と目されるフォウン・バウ、電子戦タイプのゴーレム、そしてそれらの手駒となるドラゴン型のキメラ達。
「キメラに関しては、金属質を纏うタイプが散見されている。生体の部位ではないが、鎧や剣のように振る舞うようだ」
 これまで、一般兵でも一部のキメラは対応可能だった。多数対1である事が前提ではあるが。
 しかしキメラが纏った金属性質は、低威力のダメージを大部分カットしてしまうらしく、一般兵での対応を難しくしている。
「どうやら土地を使用不能にする事が目的らしく、現在まで人的被害は少数と言って良い。勿論、キメラの規模に対しての話だが」
 これを今後ゼロにするのが、今回の依頼の内容である。と締めくくる静香。
 この所不穏なエリアなだけに、他の報告官の仕事を注視する必要を感じていた。

●参加者一覧

御影・朔夜(ga0240
17歳・♂・JG
時任 絃也(ga0983
27歳・♂・FC
鷹代 由稀(ga1601
27歳・♀・JG
フェリア(ga9011
10歳・♀・AA
天原大地(gb5927
24歳・♂・AA
綾河 零音(gb9784
17歳・♀・HD
ジャック・ジェリア(gc0672
25歳・♂・GD
ミリハナク(gc4008
24歳・♀・AA

●リプレイ本文

○数的趨勢

「目標地点の反応、およそ16。空陸に分布しています」
「‥‥」
 ドラゴンフィッシュ艦上から望遠で見るその状況は、僅かなりにゥイーヴスの本能を打った。
 彼我の戦力の大小という物より、人類が矢張り群れの生物なのだという再確認。
 手に入れてから幾星を渡り歩いた体が、何かを訴えかける。
「如何なさいましたか?」
 開戦前だと言うのに酒瓶を開けない主を、プラネテスが気に掛ける。
 許可さえ下りれば直ぐにでも飛び出していく所だが、主はただ腕を組んでいる。
「‥‥‥‥高空通過と同時に下層4番までを連れて行け。残りと中の連中は後から投入する」
「では、仕度をして参ります」
 メイドが去った後も、ゥイーヴスは腕を組んだまま、近づく戦場を眺めている。
(狩る者が狩られる事など、ありふれた話に過ぎん)
 ゼオン・ジハイドという集まりに其程興味を持った事は無いが、個々の実力は認めていた。
 それでも、矮小な種族にどれほどの価値があるかと侮って見れば、これまでに何人もが返り討ちに合っている。
 繁殖し、群れを成し、技術を為す種族がこれまでに無かった訳ではないが。
(‥‥侮れぬ楽しみはある)
 本能を打った闘争の喜びに身を震わせ、ゥイーヴスは卓上の酒を飲み干した。






○金屑の嵐

 鉄の鱗は、雨のように降り注いだ。
「K−02、全弾ぶちかますぞ!! てめェら下がれッッ!!」
 天原大地(gb5927)の喊声を帯びたミサイルが、飛来するキメラの群れを襲う。
「無茶しないで‥‥気を付けて! 天兄!」
 傍を飛ぶ綾河 零音(gb9784)の声で、機体を翻す天原。キメラの突撃を回避するその挙動には、流石に負傷の影響が感じられる。
 A3型フェニックスはよく耐えている。フェリア(ga9011)の手助けもあるが、それら3機の抑えにより、右方側面からの侵入は抑制されていた。
 農業プラント外縁を囲うように左右へと展開するキメラを指揮するように、中央には例の翼を持つゴーレムが見える。
「御影くん、あたしが行くまで無理しないでよ? 普通のゴーレムなら負けるなんて思っちゃいないけど‥‥この頭痛‥‥あたしらの天敵と同じなんだから」
 予定していた配置に就こうとする御影・朔夜(ga0240)に声を掛ける鷹代 由稀(ga1601)。
 目的としていたフォウン・バウがまだ現れていない為、プラズマライフルはキメラに向けられる。
 キメラが備える金属質の鱗片はごく自然にチャフのように振る舞い、光を乱反射させていた。
 ゴーレムの翼から放たれる、頭蓋の裏が痒くなるような妨害環境の中、光学・非物理装備は元来の性能の7割も発揮出来ていない。
 一方で、貫通性に優れるライフル弾は金属鎧を物ともせず、生体部分を撃ち貫く。
 時任 絃也(ga0983)は一旦ミサイルの発射を止め、ジャック・ジェリア(gc0672)も小口径のガトリングからライフルへと切り替える。
「この選択が吉と出るか、凶と出るか」
「見えるものと予測から、冷静に、順番に処理していくだけさ」
 陸上も似たような展開ではあるが、空中が主戦場になった事で、農地への影響は抑えられている。
 キメラの個体数より、落下した金属体とミサイルの雨霰が少し気になるぐらいか。サポート参加の瑞浪や六花は物足りない様子だった。
 この時点での拮抗は、あくまで耐性の影響、そして数同士による物でしかない。
 16機個々の実力という面で、時間と共に駆逐が進む事は眼に見えていた。
 流石にそれを静観しかねたのか、此処まで空中で様子を窺っていたゴーレムが降下を開始する。
「来たか――だが早速で悪いが、退場して貰おうか」
 超限界稼働を起動。プラズマとレーザーの嵐は、平時であればゴーレムの装甲を貫くのに充分な威力を持っていた。
「‥‥そう急がれずとも」
 だが、ゴーレムの両翼から放たれる妨害電波と黒いフィールドに中和され、ダメージは装甲表面で打ち止まる。
 リロードにして数回。足止めをするように撃ち続けていたが、低空で回避と防御を続けるゴーレムに、攻勢の気配は無い。
 手を出す気が無いのか、手を出せないのか。
 勝負を決めるつもりだった超限界稼働が停止すると、本格的に敵の防御フィールドが障壁となってダメージが徹らなくなった。
 2度目の発動も考えられはしたが、そうでなくても動かない対象に、其所までの必要があるか逡巡する。
 冷静に反応を見てみれば、相手は特定の面しか見せていないようだった。
(‥‥防御範囲に限界があるのか)
 一つの可能性をひとまず頭に置き、その場を維持する御影。
 各機体がキメラへの対応で幅を広げた時、敵の本陣がようやく頭上に姿を現した。
 既に排撃を許す距離ではないが、ドラゴンフィッシュが本格的に稼働を始める前にジャック機が上空へと上がる。
 姿を現したフォウン・バウ、ゥイーヴスにその接近は感知されていたが、それよりよっぽど目立つ者が、同時に上空へと上がっていた。
「私の名はミリハナク。いずれ貴方を私のモノにする女ですわ。勝負していただけるかしら?」
 声と同時に放たれるレーザー砲。ミリハナク(gc4008)の進行に紛れ、艦に接近するジャック。
 ブリッジか、下部の降下装置か。僅かに悩んだ末、下方からブリッジに接近する。
「‥‥何か来る!?」
 艦上から飛び立つ、生体と機械の混ざったワイバーンが、ジャック機に金属のざらつきを擦り付けていく。
 相対速度の上では一瞬の接触の後、翼竜は威嚇するように周囲を羽ばたいた。
 艦に防衛戦力が残されている事を感じたジャックは、本来の目的に照準を切り替える。
 懐に潜り込み、ファルコン・スナイプでドラゴンフィッシュの腹に照準を定めると、残った砲弾で幾つかの装置を破壊してその場を後にする。
 既に殆どのカプセルは降下済みだったが、装置と共に何体かを焼き払う事には成功した。
 大型の物を除き、降下中のキメラも多くはミサイルと、地上から伸びるプラズマライフルの餌食となっていく。
「すまねェ‥‥俺ァ、ここまでみてェだ‥‥。先に、戻る。零音、無理、すんじゃねえぞ‥‥いいな」
 ランチャー内のミサイルを真っ先に消費しきった天原が一声謝り、退路を取る。
 傭兵達もそこは理解した物で、サポートの力も借りて戦場に道を開けていく。
 護衛も付き、キメラ程度には止められそうもなかったが‥‥その撤退の会話を傍受していたプラネテスが、天原機を探り当てた。
「天兄に手ェだしたら‥‥」
「‥‥何か?」
「構うな、プラネテス」
 天原を庇い、待ち受ける綾河とフェリア。
 前面にフィールドを展開し突破を試みるプラネテスを、遠くから押し止める声。
「しかし‥‥」
「構っていられる技量か!」
 叱責にたじろいだプラネテスが、機体を下げる。
 しかし、天原を追おうと前に出た時から、その背中に照準は合わせられていた。
「ジェイナス、目標を狙い撃つ!!」
 防御フィールドの隙を縫い、電磁加速砲の砲弾が、ゴーレムの背中に据えられた翼を破壊する。
 突然の衝撃に身を泳がせている合間にリロードし、もう一発。片翼を失ったゴーレムが落下していく。
 手応えの通り、それまで傭兵達を苦しませていた妨害電波は停止した。
「人類程度の物が‥‥!」
 激昂した、というより此方が性根なのだろう。ゴーレムは空中で身を引き起こすと同時に鷹代へと突撃していく。
 家畜程度に見ている生物に泥を塗られ、その結果叱責を受け、生来の獰猛さは我慢が効かなくなっていた。
「逃げろ!」
 プラズマライフルで時間を稼ごうとする御影だが、プラネテスは構わず突き進む。
 妨害電波が収まった為、命中時のダメージは向上しているが、距離が遠く食い止めるには至らない。
「せめて一匹は潰していく!」
「スナイピングシュートの解除が‥‥!」
 鷹代が言いかけた声と同時に、激しい衝突音が無線で響き渡る。
 双方近接装備と呼べる物の無い、文字通りの激突。絡み合うようにして落着する2機。
 追撃を避け、半壊のゴーレムは直ぐさま浮上していったが、ガンスリンガーは道に倒れたまま動かない。
 動かぬ獲物を敏感に感じ取ったキメラ達が、向きを変える。
 御影はその場にいたカグヤと協力し、鷹代のガンスリンガーを庇いながら、一度後方へと退いていった。




○赤熱化

 ゥイーヴスが現れて以降、戦場は低空と地上とが目まぐるしく入れ替わる混戦となっていた。
 追加で現れた大型キメラ達は対ミサイル用の金属被膜を帯び、傭兵側の多用するK−02は中々決定打とならない。
 ミリハナクは執拗にゥイーヴス追撃を続けていたが、機体速度の差に振り回され、中々その姿を正面に捕らえる事ができないでいた。 
「此処が出来ることを全力、死に物狂いでやれば結果がついてくると信じたいが」
 周囲の協力を得て、時任が何度目かの攻撃を試みる。
「余所向いてていいのかにゃーん?」
 横合いからのG放電装置を皮切りに、フェリアのバルカン、ジャックのライフルが後に続く。
「結果は己が腕で手繰り寄せる物」
 更に時任のR−01が放つミサイルポッドに紛れて、もう一巡。
 プラネテスの妨害が続いている環境であればともかく、これだけの物量、ゥイーヴスは回避を選ばなかった。
 空に飛び散る破片は殆どがミサイルの物だったが、中には異なる色も混じっている。
 攻撃を受ける直前に変形し、防御を続けたフォウン・バウの右腕は、拉げた装甲と共に半ば程で折れ曲がっていた。
 露出する内部部品を見るに、使い物にならない事は分かる。ただ、それ以外の部位、見た目に大きなダメージは感じられない。
「右腕一本を捨てて、全てを止めたのか?」
「何発かは当たっていそうだが‥‥期待は出来ないな」
 時任とジャックが銃撃の間合いを確保し、構え直す。
 しかし飛行形態へと再変形したフォウン・バウはプログラムに従って飛び去り、後にはゥイーヴスが残された。
 軍の映像記録にあるその姿に比べ、鱗の赤色が増しているように見える。
「わざわざ降りるって‥‥笑えない冗談だよ!」
「あの程度の物に頼る方が、冗談に過ぎん」
 レーダー上、熱源への反応が瞬く間に上昇し、赤熱化した竜の体が見た目通りの熱量を帯びている事が分かる。
 統率者の現れを感じたキメラ達も、一斉にざわめき始める。苛烈さの増した攻撃に、討伐に当たっていた如月達も手を焼くようになった。
「‥‥小さい大物相手か、まずは一撃入れるところからかな」
 翼を広げれば人間よりは大きいとは言え、小さくなった的に、ライフルの照準を合わせる手が揺れる。
 先んじて、まだ残りのある練力をフル活用し、時任がミサイルを振り撒く。
(相手が相手だ、死ぬ気は無いが死ぬ気で事に望むか)
 小型ミサイルの軌道の合間に、赤い姿が見える。その影を更に掻き消すように、ミリハナクが迫った。
 残りのG放電装置を射出し、赤熱した翼に衝撃を与える事には成功する。
 僅かな影響ではあったが、その攻撃が持つ水の波長は注意を引き寄せるには充分過ぎた。
 粒子砲の一撃を同等の火焔波で相殺し、竜牙を追走するゥイーヴス。
「そうだな‥‥先ずは呼ばれた者に応じるか!」
 狙われるミリハナク。しかし本人からすれば願った展開だろう。
 その竜人が、窓一枚隔てたコクピットの上に爪を立てる所までは、想定していなかったようだが。
 空中で竜牙に掴みかかったゥイーヴスは機首を叩き割り、機体の進路を強引に地上へと押し曲げる。
 地上に落ちた衝撃で土埃が巻き上がり、外から中の様子を伺い知る事が出来ない。
「ミリ姐ぇーっ!!」
「駄目だ、巻き込むぞ!」
 土埃の晴れた時、既にミリハナクは竜の顎に捕らえられ、コクピットから引き摺り出された所だった。
 鋭い牙で抉られた体の彼方此方、特に腹部から大量に出血し、ドレスを染めている。
「脆い‥‥狩り獲る時期ではないか」
「くっ‥‥!」
 それまで大型キメラに対応していたフェリアがアヌビスで急行し、直ぐさま機刀を奮って注意を引きつける。
 ミリハナクは解放されたが、起き上がれる様子ではなく、倒れ伏した愛機と共に気を失っている。
 興味は、刀を持つアヌビスの方に向いた。
「丁度良い、どれも飛び道具ばかりで飽きていた所だ!」
 防御に酷使される機刀は爪に砕かれ、半ば程で折れた刀がギリギリの所で致命傷を退けている。
 しかしそれも、長くは保たない。
「やめろっ! やめろってっ!!」
 綾河が叫びながらトリガーを引き絞るが、レーザーガンもプラズマピストルも、竜の爪を止める事ができない。
「やっぱりこう――!」
 衝撃がコクピットを貫くのと同時に、全身に爪痕を刻まれたアヌビスが機能を停止した。
 サポートのエリアノーラが急速降下から。同時に御影や他のサポート達も集まり、2人の救出に急ぐ。
 後退していく機体を背に、ゥイーヴスに向き直る、残された5機。
 誰からと決めたでもなく、一斉に反撃が開始される。
「マジブチ殺し確定だかんな!」
「焦る物じゃない。‥‥よく見ろ」
 激怒する綾河を宥める御影。指摘する通り、それまでゥイーヴスを覆っていた陽炎が失せ、鱗の色も元に戻っている。
 時任とジャックの砲撃を回避する精度も衰えている。時折火炎弾を吐いて牽制を行うのも、疲弊のようにさえ見えた。
「潰し切らんか‥‥用兵を間違えたようだ」
 綾河と御影の放ったレーザー砲に押し返されるように、空へと退避するゥイーヴス。
 地上にはもう戦えるキメラは残っていなかったが、それでも帰還命令に従える者はその場を離れていく。
「勝った‥‥と言えるかどうか」
 御影が見渡す限り、農地に残るのは金属と肉の山と、焦げた破片ばかり。
 果たして、多いのはどちらが残した廃棄物だっただろうか。 
 以降、非軍事地域への攻撃は暫く止み、農業プラントは一時的な生産休止という事で決定された。
 キメラによる直接的な被害より、戦闘の余波、そしてそのゴミの処理に時間が掛かるとの事だった。





 AIによる戦果整理は、戦いの高揚を疲弊に変えるのに充分な物だった。
 後発の主力達は殆どが落とされ、自分と部下の機体は共々修理送り。降下装置の修繕を行う為に、どこかに寄港する必要もある。
 望んで挑んだ戦いとはいえ、心地良い疲弊とはならないようだった。
 口に残る血肉の味も、慰めにはならない。
(‥‥次はどうやって勝つか)
 己の失敗を感じたゥイーヴスは、久々の空想に頭を浸した。