タイトル:【AP】制服聖戦inLHマスター:菊池五郎

シナリオ形態: イベント
難易度: 普通
参加人数: 37 人
サポート人数: 0 人
リプレイ完成日時:
2008/05/10 23:38

●オープニング本文


※このシナリオはエイプリルフール専用の架空のシナリオです。CTSの世界観や設定は無視して作成されており、本編に影響を与える事はありません。


 4月1日の昼下がりのUPC本部。
 UPCのエースパイロット、ジェームス・ブレストは、依頼を請けようとUPC本部を訪れた。
「ん‥‥?」
 ズボンのポケットに手を入れ、口笛を吹きながらUPC本部へ入ると、受付カウンターのある辺りに人集(だか)りが出来ていた。
「スク水よ! これは譲れないわ!!」
「いいえ、バニースーツです!」
 人集りの中心から、2人の女性の怒声が聞こえる。
「何だ何だ‥‥うお!?」
 人集りを掻き分けて最前列に来ると‥‥そこにはULT(=未知生物対策組織)の担当オペレーターにして、UPC本部の看板娘リネーア・ベリィルンド(gz0006)と、ドローム社の若き女社長ミユ・ベルナール(gz0022)の姿があった。
 ジェームズが思わず目を丸くしたのは、二大巨頭ならぬ、二大巨乳の2人が肌を付き合わせて何やら言い合っている光景を見てしまったからだ。
 一説では、リネーアはFカップ、ミユはGカップだという。
 なるほど、身体の線が出にくいULTの制服の上からも、リネーアの豊かなバストは隠しきれずにその綺麗な形を表している。
 一方、ミユのバストは地球の重力に勝利し、その大きさを保ったまま全く垂れる事なく、黒部渓谷のように険しい谷間をこれ見よがしに見せつけている。
 形の良さではリネーア、張りではミユ、といったところか。ちなみに、リネーアも能力者であり、覚醒するとバストが一回り大きくなるというが、彼女が覚醒したところを見た者はいないという。
 リネーアとミユに、冴木玲とチェラル・ウィリンを加えた4人で、“CTS巨乳四天王”としたいが如何だろうか?
「‥‥て、そうじゃなくて! 待て待て待て待て、2人とも、何で言い争ってるんだ?」
 巨乳と巨乳がぶつかり合い、時にはプリンのようにプリンプリン揺れ、時にはゴム鞠のように形を歪ませながら、それでも柔らかさと張り、大きさを全く損なわない、ある意味、この世の桃源郷のような光景にしばし魅入っていたジェームズは、我に返ると慌てて2人の間に割って入った。
 よく見れば、リネーアは紺色の水着(胸には『3−B りねーあ・べりぃるんど』と書かれたゼッケン付き)を、ミユはエナメル質のレオタードにカフス、蝶ネクタイ、網タイツとハイヒール、そしてウサミミのセットを、それぞれ手に持っている。
 所謂(いわゆる)、『スクール水着』と『バニースーツ』だ。
「私がナイトフォーゲル用の新しいパイロットスーツとして、このバニースーツを採用しようとリネーアさんに依頼を出そうとしたところ、リネーアさんが反対してスク水を推してきたのです」
「確かにバニースーツと網タイツが醸し出す、妖艶なハーモニーも捨てがたいけど、ジェームズさんもナイトフォーゲルからスク水を着た娘が降りてきた方が萌えるでしょ?」
 どうやら2人は、パイロットスーツそのものよりも、ナイトフォーゲルから降りてきた後、どちらの姿の方が味方の戦意を高ぶらせる事が出来るか、“萌え”の観点から選んでいるようだ。
「まぁ待て。バニースーツのお色気やスク水のナイペタも良いけど、肌を露わにするだけが萌えじゃないだろう? 俺はメイド服を推すね! もちろん、レースカチューシャとサロンエプロンを付け、メイド服はパフスリーブとロングスカートだ。膝上5センチ以上のスカートはメイドとは認めないぜ!!」
 ここでジェームズは、新たに『メイド服』を候補として推してきた。噂では、ジェームズはここのところ、依頼に行かない間、メイド喫茶に入り浸っているという。
「メイドに護られるのも萌えるだろう? 2挺のアンティーク銃を持ったメイドさんも捨てがたいし、日本刀とメイドさんの組み合わせこれがまた合うんだ!」
 リネーアとミユを説得しようと、メイドについて語り始めるジェームズ。
「騒がしいが、この人集りは何だ?」
 そこへ騒ぎを聞き付けた、UPCの将軍ハインリッヒ・ブラットが姿を現した。
「なるほど‥‥事情は分かったが、ベリィルンド君はオペレーターなのだから、もう少し落ち着きたまえ。ベルナールさんもドローム社を預かる立場でありながら大人げない。ジェームズ君、仲裁に入った君まで白熱してどうする」
 事情を聞き、テキパキと的確に仲裁するハインリッヒ。
 ジェームズは渋々聞き入れたようだが、リネーアもミユも収まりがつかない様子。
「‥‥ならば、どの制服が次期パイロットスーツとして相応しいか、このラスト・ホープにいる能力者の採を取るのはどうだろう? 宣伝期間は1週間、その間、街頭で演説をしても良いし、制服を聞いて練り歩いても良い、メイドなら兵舎を喫茶店代わりにし、メイド喫茶をするのも良いだろう。責任は私が取る」
 流石は将軍、太っ腹だ。
「もちろん、私も参加させてもらうがな。ジェームズ君の言うように、女性は肌をあまり見せるべきではない。花びらのように着飾ってこそ、その美しさはより映えるのではないかな?」
 ハインリッヒはここで『ウエディングドレス』を推してきたのだった。


 斯くして、後に『第一次制服聖戦』と呼ばれる、ドローム社の次期パイロットスーツを決める能力者投票が1週間後に行われる事になり、1週間、リネーアとミユ、ジェームズとハインリッヒは、それぞれの陣営に分かれて、それぞれの制服の萌えをアピールする事となった。
 彼ら、彼女らの萌えに賛同した能力者達、是非萌えを大いに語って欲しい!

●参加者一覧

/ 真田 一(ga0039) / 相沢 仁奈(ga0099) / ツィレル・トネリカリフ(ga0217) / 鏑木 硯(ga0280) / 奉丈・遮那(ga0352) / リリィ(ga0486) / 鯨井昼寝(ga0488) / ミア・エルミナール(ga0741) / 愛紗・ブランネル(ga1001) / 鷹司 小雛(ga1008) / 水理 和奏(ga1500) / マートル・ヴァンテージ(ga3812) / 三島玲奈(ga3848) / 百瀬 香澄(ga4089) / ミオ・リトマイネン(ga4310) / ヒカル・マーブル(ga4625) / 西村・千佳(ga4714) / キョーコ・クルック(ga4770) / エルガ・グラハム(ga4953) / クラーク・エアハルト(ga4961) / 阿野次 のもじ(ga5480) / ミンティア・タブレット(ga6672) / 美弥(ga7120) / L3・ヴァサーゴ(ga7281) / セリス(ga7290) / 霧雨 夜々(ga7866) / クリス・ディータ(ga8189) / 伊万里 冬無(ga8209) / 九条・縁(ga8248) / マリオン・コーダンテ(ga8411) / 香坂・光(ga8414) / レイチェル・シビュレ(ga8422) / 森里・氷雨(ga8490) / アリッサ・コール(ga8506) / エメラルド・イーグル(ga8650) / レティ・クリムゾン(ga8679) / 霧雨仙人(ga8696

●リプレイ本文


●.ハッキング
『我々は遊技場に出向き絶望した。バニーちゃんが居ないからだ! しかしこれは『バニー派』の敗北を意味するのか? 否! 始まりなのだ!』
 その日、サイエンティストのツィレル・トネリカリフ(ga0217)の声が、ラスト・ホープ中にあるUPCの端末から一斉に流れた。
 ツィレルが公共のネットワークに接続されたUPC関連の映像端末にハッキングし、青いバニースーツを纏って演説台に立ち、拳を握り締めながら熱く語る彼の姿を強制的に流しているのだ。
『スク水やメイド服に比べ、バニースーツのネット上における画像検索ヒット数は30分の1であるにも関わらず、今日まで制服の一種として残ってこられたのは何故か!』
「妖艶だからだ。肌を露出して、色香で異性を誘おうとは嘆かわしい‥‥」
 ツィレルの演説を聞きながら、ハインリッヒ・ブラットは琥珀色の液体を喉へ流し込む。彼の立ち上げた『ウェディングドレス派』を支持する能力者は現れず、早々に不戦敗が決まった彼は兵舎の自室で自棄酒を煽っている。
『諸君! バニースーツのセクシーさ、いや‥‥おっぱいは正義だからだ! 喫茶店として世界中に拡散したメイド服が萌えを支配して10余年! 我々が安易な萌えでなく、妖艶な魅力を要求して何度踏みにじられたか! 新しいナイトフォーゲルのパイロットスーツを、我ら選ばれたバニースーツが得るは歴史の必然である。しかしながら、他の制服を推す者は、自分達こそが萌えを理解しうると増長し我々に抗戦をする。あの人の双丘も、渓谷も、その無思慮な主張により布が覆い被さったのだ! この悲しみも、怒りも、忘れてはならない! そこで‥‥ミユ社長は‥‥身を以て我々に希望を示してくれた!』
 演説台の上には、バニースーツを着たミユ・ベルナール(gz0022)の写真が高らかに掲げられている。
『また、バニースーツは何も豊かなバストの者達だけのものではなく、貧しい者のモノにも需要は存在する。敢えて言おう! ひんぬーも萌えであると!』
(「ひんぬー層の支持も取り込むつもりなんだろうけど‥‥“のもじメランコリックスコープ”によれば、ミユはG、小雛はE、マリオンですらDはあるし。ツィレルは論外としても、ひんぬー層を取り込む説得力に欠けるよねー」)
 ビーストマンの阿野次 のもじ(ga5480)はマイクを片手に、壇上に集う赤いバニースーツを着たファイターの鷹司 小雛(ga1008)や、金(=黄)のバニースーツを纏ったエキスパートのマリオン・コーダンテ(ga8411)、ミユを厳しい目で見つめる。
 説明しよう! “のもじメランコリックスコープ”とは、服の上からでも3サイズやバストのカップが分かってしまう、とてもミラクルな鑑識眼なのだ! 彼女はこの鑑識眼を引き下げ、リポーターとして突撃取材を敢行していた。
『バニー派よ! 何恥じる事無く欲望に従え、バニー派よ! バニースーツこそ、最も戦意を高ぶらせる事を忘れないで欲しいのだ! 萌え服たるバニースーツこそ人類を救い得るのである! ジーク・バニー!!(バニー万歳)』
『『『ジーク・バニー!!』』』
 ツィレルに続いて小雛とマリオン、そしてミユが「ジーク・バニー!!」と高らかに連呼する。


「『大正浪漫派』を裏切るつもりはないが‥‥」
 ファイターの真田 一(ga0039)は、モニターに映るミユのバニー姿を拝んでいた。
 その傍らではグラップラーの鏑木 硯(ga0280)が、自転車を止めて折り紙くらいの和紙を道行く人に配っている。
 特筆すべきはその服装だ。矢絣模様の和服に女袴、足下には編み上げブーツと、和洋折衷のコラボが織り成すオシャレでレトロな、浪漫溢れる出で立ちをしている。
「こちら大正浪漫派、大正浪漫派でございます。老若大小を問わぬこの衣装、遠からんは音に聞き、近くは寄ってご覧下さい!」
「制服といえばはいからだよね〜。お茶所『浪漫亭』開設だよ!」
 グラップラーの百瀬 香澄(ga4089)と愛紗・ブランネル(ga1001)も、番傘を片手に愛想を振りまきながら和紙を配る。
 止めてある自転車の荷台には、パンダのヌイグルミ“はっちー”がUPC軍の軍服を着てちょこんと座っている。愛紗は腰に刀を差しており、はっちーと並んで立つと絵になる。
「ジェームズさんやハインリッヒさんの、無闇に女性は肌を晒すべきではないというのには賛同します。しかし、お二人は今一歩踏み込みが足りていません。そんな慎ましやかな様子を体現したのが和服! そしてナイトフォーゲルという活動的なものに対応したのが!! その両面を併せ持つ大正浪漫こそが次世代を担うパイロットスーツに相応しいのではないでしょうか」
 大正浪漫の萌えを熱く語る硯と一、香澄と愛紗は、ポニーテールにしている。その姿は、今では希少となった“大和撫子”さながらだ。時折覗くうなじや後れ毛がどこか艶っぽい。
「大正浪漫か‥‥確かに悪くはない。だが、この聖戦が『パイロットスーツを決めるもの』という事を忘れてはいないか?」
 そこへ高らかに声が響く。
 声の主はグラップラーの鯨井昼寝(ga0488)だった。糊の利いた白い軍服を纏っている。
「おおっとぉ! 大正浪漫派の宣伝活動の場に、『軍服派』の隊長自らが殴り込みを掛けてきた―――――!」
 のもじの実況はさながらプロレスのノリだ。
 次の瞬間、UPCの端末に流れていたツィレル達バニー派の映像が、UPC軍の軍服のヒロイン、冴木玲を始め、ハンイリッヒやズウィーク・デラードといった軍服のナイスガイの画像へ切り替わる。
(「軍服(=プロ)だけに手段は選ばないんですよ」)
 周囲の反応にほくそ笑むサイエンティストのミンティア・タブレット(ga6672)。彼女はツィレルのハッキングを利用していた。
 ミンティア自身、ベレー帽を被った軍服姿だが、右目を覆う眼帯がワンポイント。強かで狡猾な、遣り手の女性軍人といった雰囲気を醸し出している。
「そもそも、単純に服装のみをとって、萌えを語るというのがナンセンス。取り巻く環境との最大限のマッチングこそが、制服を2倍にも3倍にも萌えさせる。舞台を抜きにして、服装のみで萌えを語る事は出来まい‥‥ならば、戦の場で最も映え、凛とした美しさを際立たせる制服。それこそが軍服! 見るだけで背筋が伸びる錯覚さえ起こす、クールかつスタイリッシュなデザイン。軍服こそが、今回の聖戦を制するに相応しい制服だ!!」
「制服となった時の実用性も高いですしね。軍服の良さは、身近なところではスーツの良さにも繋がりますが、私を滅し、公に身を置いている中なら、漏れ出す人間さを発見してしまうところにあります」
 身振り手振りを交えて昼寝が高らかに語ると、ミンティアは薄ら笑いを浮かべた。


●ブルママイスター
 ファイターのマートル・ヴァンテージ(ga3812)は、体操着に絶滅種の赤ブルマを穿き(体操着の裾はブルマの中にキッチリ入れている)、本部の前をジョギングしていた。
 兵舎をスタートし、未来科学研究所→ULTショップ→広場と走ってきており、マートルの白い肌にはうっすらと汗が浮かんでいる。汗を吸収した体操着はうっすらと透け、刺繍の入った可愛らしいレースの下着が浮かんでいた。
 彼女は汗を拭うも、本部の前にいる能力者達はチラ見するだけで、思いの外注目されていない。
(「‥‥って何だい、周りのリアクションが芳しくないねぇ。歳の割には引き締まった良い体してるつもりだけどねぇ‥‥あたしじゃブルマになれないのかい‥‥」)
「そんな事はないで!」
 後から現れたグラップラーの相沢 仁奈(ga0099)が言う。
 仁奈は正統派の濃紺のブルマに、半袖の体操着、胸に『2−C あいざわ にいな』と書いたゼッケンを付け、裾はマートル同様ブルマの中に入れてある。Fカップの豊かなバストだけに元々胸元がきつかったが、裾を入れる事で体操着が引っ張られて、胸が内側から生地を押し上げるように自己主張している。
「かつては何処の学校でも使とったブルマ、これこそ最強の萌え衣装やろ! このフィット感と素材感! 体操服との黄金比とでも言うべきバランス! 見た目も眼福、実用性も抜群! せやのに、今やスパッツやらハーフパンツやらに取って代わられ絶滅の危機に瀕している! こんなごっつい萌え衣装が無うなってまうコトは、人類にとって歴史的な損失! 未来へ残す為にも、ウチらは立ち上がらねばならんのやッ!!」
「ブルマ&体操服こそ動きやすく、パイロットスーツにぴったりだよね。更に体型にあまり関係なく、年齢も意外と幅広く着られるのも体操服&ブルマのいいところだよね」
「うん‥‥バニースーツは応援したいけど、色々とちっちゃい僕が着ても似合わないし‥‥体操着+ブルマの動きやすさはピカイチだと思うんだ! ナイトフォーゲルも一番操縦しやすいと思う! それに軍人さんでもデスクワークとか、運動不足の人っているはずっ。体操着+ブルマで健康的に運動すれば、解消できて一石二鳥だよv」
 ダークファイターの香坂・光(ga8414)とグラップラーの水理 和奏(ga1500)が、仁奈を後押しする。
 ちなみに、光も和奏も体操服の裾はブルマに入れない派だ。しかも光は、ブルマと体操服の下に下着は着用していない。
「僕も最近成長してきたせいか、服がちっちゃくなっちゃって、動いてるうちにお腹とか出ちゃったりしちゃうんだ‥‥えへへ。涼しくなるから、ちょうどいいけどね」
「む、和奏君の裏切り者〜。やっぱりこれくらいあるといいな。あたしまだまだだもんねー‥‥」
 仁奈とマートルの胸を触り、確認する光。
「あたし達がブルマだ!! あたし達“ブルママイスター”は『体操着+ブルマ派』として、この制服聖戦に制服介入する!!」
 裾は入れっぱなしにするのではなく、出す事も萌えに繋がる。悟りを開いたマートルは真のブルママイスターへと覚醒した!
「残念です、わかなさん。まさかあなたと戦う日が来るとは‥‥」
 そこには陸軍型パンツァージャケットを纏い、帽子を被った戦車将校に扮したスナイパーのクラーク・エアハルト(ga4961)の姿があった。開襟型のスタンダードな黒軍服にネクタイを付けたエキスパートのエメラルド・イーグル(ga8650)が、彼の傍らにいる。
 クラークはパンツァージャケットをさらりと着こなし、燃える格好良さだ。方やエメラルドは、その冷静沈着で翠玉の如き瞳が凛として氷のように冷たく、軍服と相まって男装の麗人といった格好良さを醸し出している。
「ふふふ、体操着+ブルマ派に軍服派、役者はそれなりに揃っているようね」
 そしてもう1人の闖入者は、バニー派のマリオンだった。金色のレオタードから半ばこぼれそうな胸元はストラップレスでより強調しており、健康美に溢れる褐色の肌と網タイツのコラボレーションが脚線美を彩っている。
 体操着+ブルマ派の活動へ、軍服派とバニー派が直接介入してきたのだ!
「軍服がパイロットスーツだと実用的ですよ? ‥‥それより何よりも、軍服を着ている女性って凛々しくないですか? こう、機体から降りてくる時に軍服姿で降りて来るところに心がときめきませんか? キリッとした軍服姿を見ると気が引き締まりませんか? それに軍服って、けっこう体にピッタリなので女性が来た場合ラインとかはっきり見えるのでドキドキしませんか? 戦う女性が身に纏うのは、やはり軍服しかないのですよ!」
「『如何に味方の戦意を高ぶらせる事ができるか』という観点から見れば、男性女性を問わず、人を萌えさせる事ができるのが軍服の強みだと考えます。いたずらにボディラインを出さない事によって、掻き立てられる想像力。男女問わず幅広い年齢層に対応する、その汎用性のあるデザイン。推すべきポイントは可憐さでも可愛らしさでも美しさでもなく、格好良さではないでしょうか?」
 クラークとエメラルドは、ミンティアが作成した軍服姿の昼寝や、『スクール水着派』であるはずのリネーア・ベリィルンド(gz0006)やミユの軍服姿のコラージュを用いたビラを配りながら街頭演説を行う。ミンティアは制服聖戦後、“隻眼の女豹”と呼ばれる事となる。
「要所要所を隠しつつ、”女性としての魅力”をさり気無くアピールできるのはバニースーツだけよ! 体操着とブルマなんてお子ちゃまお子ちゃま! 第一、被服面積が大きすぎて女性としての魅力を十分にアピールできないわ。それは軍服も同じ。これに惹かれる男はちょっとアブナイんじゃない?」
 マリオンは軽やかにステップを踏むと、投げキッスを1つ、身体を仰け反らせ、両手で身体のラインをなぞってスタイルをアピールしながら踊る。妖艶で扇情的で蠱惑的で、でも美しいダンスはその場にいる多くの能力者を男女問わず虜にした。


●直接対決
 『大正浪漫派』は、公園にある今が見頃の散り行く桜の木の下に、朱布を被せた座席台と朱傘を用意し、お茶所『浪漫亭』を開いている。この場所を確保したのは、ダークファイターのレティ・クリムゾン(ga8679)だ。
 普段はカーゴパンツとアメリカンキャップというラフな格好を好む彼女だが、この日ばかりは和装に編み上げブーツ、自慢の黒髪のポニーテールを下ろしてストレートに流すなど、大和撫子の風情を体現していた。
「皆さん。ようこそいらっしゃいました。本日はごゆるりと『和』をお楽しみ下さい。ですが、緊張される必要はありません。足を崩して楽になさって下さい」
 香澄や一が連れてきた能力者達を、硯と一緒に手慣れた手付きの野点で持て成し、お茶と桜餅や苺大福を振る舞う。愛紗とはっちーも食べる側に混ざっているのはご愛敬。


「「お帰りなさいませ、ご主人様、お嬢様」」
 ショッピングモールの中にある、ジェームス・ブレスト行き付けのメイド喫茶では、ファイターのキョーコ・クルック(ga4770)とビーストマンのヒカル・マーブル(ga4625)が、来店した能力者をメイド喫茶お約束の台詞で出迎えていた。
 キョーコは黒いワンピースに白いエプロンを付けたエプロンドレス姿で、スカート丈は膝上4cm、膝が丁度ど隠れるくらいの長さの白色のニーソックスを履いている。
 一方、ヒカルは青いワンピースに白いエプロンを付け、服と同色の可愛らしいリボンがワンポイントのレースカチューシャをちょこんと蜂蜜色の髪に乗せている。
 キョーコはメイドとして働いており、ヒカルはメイドアイドルとして現在進行形で芸能界にいる。2人とも実に堂に入った接客をしていた。
『コスプレ系のフレンチメイドが横行している今こそ、原点の正統派メイドを見直すべきです!』
 ダークファイターのクリス・ディータ(ga8189)はそうジェームスを説き伏せると、入り浸っているメイド喫茶を借り、内装をプロヴァンス風で明るい配色に軽く改装した。
 ヒカルもクリスの考えに賛同し、本格的で美味しい紅茶やコーヒーといった飲み物と、ケーキやクッキーなどのお菓子類は、全て彼女の手作りだ。
「メイド服‥‥可憐且つ瀟洒‥‥無私なる奉仕精神‥‥象徴‥‥萌え‥‥高次元融合‥‥完璧‥‥加え‥‥実用性‥‥皆無、非ず‥‥」
「んふふ〜♪ だったらもっと可愛いメイド服着なきゃ、ダ・メ・よ♪」
「ゴスロリは頽廃的なイメージがあるわよね。せっかくクリスさんやレイチェルさんがプロヴァンス風に改装したんだから、ヴァサーゴさんもそれに合わせよ♪」
「お願い‥‥優しく、して欲しい‥‥」
 ファイターのL3・ヴァサーゴ(ga7281)が黒を基調としたゴスロリ風のメイド服を着ようとすると、前からダークファイターのレイチェル・シビュレ(ga8422)が、後ろから伊万里 冬無(ga8209)が彼女の着替えを持つ手を取り押さえる。
 ちなみに、レイチェルは黒を基調とし、胸を強調したファミレスの制服風のメイド服で、背中に小悪魔風の羽を付けている。冬無も黒を基調としつつ、ワインレッドのフリルが沢山付いたロリータ調の、でも胸元が大きく開いた大胆なメイド服を着ている。
「‥‥やはり‥‥恥ずかしい‥‥」
「これで完璧です♪ ‥‥アハハハ、アーハハハハハハ♪ メイド服! メイド服、メイド服ぅ! 私の心を揺さぶる崇高なる衣装!」
 最後にガーダーベルトがきちんと付けられているか確認し、冬無は高らかに笑う。ヴァサーゴのメイド服は、彼女や普段のヴァサーゴの着ている服とは対照的な、白ロリを基調としていた。
 尚、ガーダーベルトはクリス達メイド全員に配られ、着用している。
「可愛いですね。お姫様みたいです。私も一度言ってみたかったですね、『お帰りなさいませ、ご主人様♪』って」
「何言ってるのよ、アリッサさんも着るのよ」
「って、私もするんですか!?」
 感想を告げるダークファイターのアリッサ・コール(ga8506)も冬無によってメイド派へと組み込まれてしまう。
 とはいえ、アリッサは普段から長袖ロングスカート紺色のワンピースにレースカチューシャを付け、エプロンを纏った飾り気は少ないが実用性重視の正統派メイド服を着ており。厨房とフロアを華麗且つスムーズに駆け回り、屈む時にスカートを膝裏に畳んだり、エプロンの結び目を結び直したりと、本人は特に意識していない自然な仕草が来店客の心を掴んでいた。
「まぁ、クリス‥‥カチューシャのリボンが曲がっているわよ」
「ありがとうございます、レイチェルお姉様」
「あら‥‥エプロンの結び目も解けかかっていて‥‥本当、世話の掛かる娘ね」
 クリスは、白と濃紺を基調としたパフスリーブの長袖メイド服を着ている。スカートの丈は膝下くらいで、純白のレースカチューシャとエプロンドレスはもちろん標準装備。胸に赤い宝石をあしらったブローチを付け、脚には白のガーターベルト+ストッキングを完備。靴は黒のローヒールというこだわりようだ。
 レイチェルの事を『お姉様』と呼び、接客の隙を見てはスキンシップをして、仄かに百合の雰囲気を漂わせている。
「ハイ、どうぞぉー。紅茶1杯無料チケットが付いているので、どうか足を運んで下さい‥‥ううっ、ジェームスさんも酷いですよ、ボクが女の子に似てるからって‥‥」
「ボクは一度で良いからメイド服を着てみたかったし、ボク達が配るビラ、男の人も女の人もみーんな持っていってくれるし、さっきから写真のお願いばかりだよ? やっぱり日本にはメイドさんがいて、日本人はメイドさんが好きなんだね」
 スナイパーの美弥(ga7120)とサイエンティストの霧雨 夜々(ga7866)は、広場でメイド喫茶のビラを配っている。
 その口振りから分かるように、美弥はれっきとした男性だが、メイド服がよく似合っていた。
 夜々は、ふわふわっと柔らかそうな白に近い金色の髪に黒色のネコ耳カチューシャを、お尻に黒色のしっぽを付け、全体は黒ロリ風のメイド服を着用し、黒にゃんこメイドとして笑顔で元気よくノリノリでビラを配っている。その可愛さからつい受け取ってしまう能力者が後を絶たず、合わせてデジカメや携帯のカメラによる撮影も頻繁に行われていた。


(「言えない、リネーアさんと水着のコンボに釣られたからなんて‥‥スク水からスラリと伸びた眩しいくらいに白くてむっちりとした太股と、そこに括り付けられた二挺のシエルクラインのミスマッチさは危険な魅力だ! ‥‥なんて言ったらこの場で射殺されそうだ」)
 スナイパーの奉丈・遮那(ga0352)はスク水派のサンドイッチマンになり、ファイターのミア・エルミナール(ga0741)とリネーアの後について宣伝を行っている。彼自身にスク水属性はないが、ミアとリネーアのキュッと持ち上がったヒップラインが歩くたびにプリンプリンと揺れる様を間近で見られるのは眼福としか言いようがない。
 ミアは着痩せするタイプのようだ。スク水を着て解放された彼女のバストは、ゆうにEカップはあり、『みあ・えるみなぁる』と書かれたゼッケンを内側から押し上げ、パンパンに張り詰めた様はリネーアに勝るとも劣らない。
(「これだよこれ! ミアとリネーアが着ただけでもこの破壊力なんだ。ラスト・ホープ中の可愛い女子能力者がパイロットスーツとしてスク水を着ている姿を想像すると‥‥うふふ」)
 そしてもう1人、役得なのがビーストマンのエルガ・グラハム(ga4953)だ。彼女はミア達の着替えから手伝っており、今もスク水カタログを丸めメガホン代わりにし、スク水最強を訴えている。
 ところでエルガ達はUPC本部前にいるのだが、そこには何故かF−104『バイパー』とS−01が停められていた。
「玲奈さん、緊急依頼です! スク水派の危険が危ない!」
 スク水姿でも愛用のインカムを付けているリネーアは、それでスナイパーの三島玲奈(ga3848)へ連絡を入れる。すると本部の玄関から、セーラー服に身を包んだ玲奈がスカートを翻しながら駆けて出てきた。バイパーが待機している事から、猶予がない事が窺える。
 玲奈はバイパーのコックピットから延びる梯子の前まで来ると、しゅるっとセーラー服のリボンを解き、両腕を交差させてスカートごと脱ぎ捨てる。
 その下には「れいな」のゼッケン付きスク水が!
「どうしよう、パイロットスーツに着替える時間が無い!? そんな時もスクール水着なら安心です♪ 下に着込んでおけばいつでもどこでも着替えられますぅ。軍の制服ってスカートの丈がやばいけど、スクール水着なら見えても安心ですぅ。巨乳の人もひんぬーの人も着れますし。問題はお手洗いに行く時ですが‥‥」
 何と玲奈はそこで一旦言葉を区切ると、恥ずかしそうに開脚し、下腹部を指差した。
「スカート付き旧式スク水は、前のスカート部分に穴が開いていて裾になってます。シャツにパンツを縫いつけた感じですぅ。クロッチ式もいいですよぉ」
「スクール水着だけだと恥ずかしい、という方には『スク水セーラー』もお勧めです」
 ちょっと大胆な玲奈のアピールに、女性能力者が引かないようスナイパーのミオ・リトマイネン(ga4310)が、紺色の旧型スクール水着にセーラー服の上着だけを羽織って現れる。
「スク水セーラーのポイントはまず、水着と軍服との非日常的な組み合わせです。加えて、白と紺のコントラストを彩り、ナイトフォーゲルから降りるところを下から見ると、チラリと下乳が見える事にあります」
 ミオは実際に停めてあるS−01のコックピットへ上り、降りて実演する。
「普通の水着やバニーでは普通に見えてしまいますし、逆にメイド服や他の衣装で見れない萌えポイントです。そしてもう1つ重要な事は」
 そういうと、機体の近くに控えていたダークファイターの森里・氷雨(ga8490)がミオに水を浴びせる。
 するとセーラー服に水が染み込み、水着や肌に張り付き、薄っすらと下の色が透けて見えるではないか! ミオ自身、全体的に細身だが、胸は大きくDカップオーバーだ。
「水着なだけに耐水性も抜群であり! 操縦席に浸水しても何も恐れる事はない! ナイトフォーゲルにおけるスク水とは、ただ萌えるだけのアクセサリーではないのだー!」
「なにより夏服・冬服と、四季折々に合せたTPOが風雅の骨頂とも言えましょう。初夏の陽射に映える紺襟に白半袖。キャノピー開閉で上る裾、垣間見える乙女の柔肌‥‥何より夏服は下・着・が・透・け・るだろうが! 年中透けるも興醒め。濡れて透けるは当たり前。透けない素材は言語道断。露出ではなく、慎みと季節の風雅を愉しむ行事『衣替え』‥‥嗚呼素晴らしき衣替えの伝統!」
 ミオとミア、氷雨がここぞとばかりにスク水セーラーの魅力を熱く語る。
「下着とは、女性の魅力を最大限に引き出せる衣装だと思います! 華やかから清楚まで! 可愛いからエロスまでその魅力を変化させ引き出す、それこそ下着の持つ力!! ナイトフォーゲルという特別な衣装を纏う女性にはそれに相応しい下着を身につけて欲しいと私は思うのですっ!」
 そこへファイターのリリィ(ga0486)の声が轟いた。彼女は白い肌に溶け込むような白いフリフリのキャミソールタイプ(お揃いのパンティーがギリギリ隠れる)なベビードール姿で現れた。
 後ろには、猫柄の白い木綿パンツと袖なしの少しぶかぶかな白いシャツを着たビーストマンの西村・千佳(ga4714)と、白衣と眼鏡を付け、その下は黒下着にガーターベルトのみという、サイエンティストのセリス(ga7290)の姿もある。
 彼女達『下着派』が乗り込んできたのだ!
「チラチラ見える下着も確かにいいけど、下着の魅力はそれだけじゃないにゃ♪ いろんな種類の下着があって、みんなそれぞれ見た目で人を楽しませられるのにゃ♪」
 くるりと翻り、やんちゃなチラリズムを見せたり、キャミソールを咥えて流し目で誘うリリィ。その横で千佳が身体を翻すたびに、シャツの隙間からちらちらと膨らみかけの青い果実や蕾が見える。
「せっかく来てくれたんだもの‥‥コレぐらいはサービスしないと‥‥ダメよ‥‥ね?」
「そ‥‥そんな‥‥みんなが見てるのに‥‥」
「みゃみゃっ‥‥ひゃんっ!?」
 純白の白衣から覗く妖艶な黒下着という組み合わせで観客を誘惑していたセリスだが、そのまま見せるだけでは芸がなく、萌えも足りないと考え、白濁した液を取り出して自身の眼鏡と胸と太ももに垂らしただけではなく、リリィと千佳の顔面目掛けてぶっかけたのだ!
 リリィと千佳の顔と前髪を白く染めて滴り、鼻梁を伝わって顎から胸元へ滴る白濁した液‥‥いいえ、ヨーグルトです!
「へへへっ、お返しさせてもらうぜ!」
「あっ‥‥ヤダ‥‥そんなとこ舐めないでぇ! ‥‥うぅん! ヨーグルトは出ないから‥‥これ以上は本当に‥‥あひゃぁ!」
 視線を浴びていたリリィはある種の快感に目覚めていたが、セリスのヨーグルトぶっかけが起爆剤となって一気に覚醒し、やられっぱなしから攻めに転じると、セリスの弱い部分を攻めまくる。
 そこへ千佳も飛び掛かり、3人は組んず解れつ、全身、白濁した液(あくまでヨーグルトです!)まみれに、快楽へ堕ちてゆく。
「ふふ、下着姿で組んず解れつも可愛いですけど、下着では外は歩けませんよね?」
 千佳達のキャットファイトを横目に、小雛とミユが寄り添いながらやってくる。どのくらい寄り添っているかというと、小雛とミユの片方の胸が押し合い、歪むくらいだ。それでも柔らかさは全く失われておらず、むしろモチモチ感さえある。
 上着の燕尾服を脱ぐとバニースーツの背中は大きくカットされており、胸も蕾が見えるか見えないかくらい際どく、超ハイレグ仕様だ。
「バニースーツはまず肌触りが良いです。谷間が露出しているから蒸れづらいですし、網タイツは足を守りつつ動き易く、デザイン面でもお尻の尻尾が可愛いと思いません?」
 小雛の言葉に合わせて、手でお互いの胸元やお腹、腰や太腿といった説明している箇所の実用性をセクシーにアピールしてゆく。
「それに‥‥“ウサギは寂しいと死んじゃう”のをご存じ?」
 小雛とミユは、お互いの吐息が掛かるか掛からないかくらいまで唇を接近させ、肌を寄り添わせると、その手が相手の下腹部を艶めかしくマッサージする。
「(何て羨ましい事をしているんだ!)ミア、リネーア、やっておしまい!」
「ややややるって‥‥やっぱりほら、水着と来れば健康的だから、身体が資本の兵隊さんにはぴったり! 流れる汗も一段と映える! ぺったんなのもいいけど大きい子もそのアンバランスさで周囲を惹きつけられるよね! スク水はひんぬーと主張する輩は多いけど、そんな過去の常識に囚われてはいけないー! これは全く新しい試みなのだから‥‥!」
 小雛とミユに思わず魅入ってしまったミアだが、エルガに発破を掛けられ、リネーアで手を組んで、投げキッスを贈った。


「嗚呼! 小雛と社長に踏まれたい! その足で踏まれつつ、下のアングルから前も後ろも眺めたい! だけど‥‥旧世代の2重構造も良いし、現行のワンピースも中々! 特にお尻に食い込んだ時にそれを直すシチュエーションも捨てがたい!」
「若いの、直接的にエロ過ぎるのは萌えじゃない」
 激写するダークファイターの九条・縁(ga8248)の肩に、エキスパートの霧雨仙人(ga8696)が手を置いた。
「隠れているものが見える事が素晴らしいのであって、常に下着一枚でなら布の面積的には水着と変わらん。ワシの考えとしては紐の透けるワイシャツ、梯子から降りる度にイベントの発生するタイトスカート、屈んだ時に危険なキャミソール、ラインの眩しいチノパン、風の悪戯を誘うワンピース‥‥色、形、装飾あっての下着じゃからの」
 霧雨仙人はおもむろに服を脱ぎ出した。その下には【Luneria】花柄インナーが‥‥!?
「黒の時は白の時の感動とはまた違おう。毎日の突然の衝撃。それが今回ワシの主張したいテーマじゃ! そしてこの装備はワシの覚悟じゃ!!」
 語り終わる霧雨仙人の周りには、縁を始め、エルガ達が集結していた。
 ‥‥その後、ラスト・ホープで彼の姿を見た者はいないとか。


●終戦へ
 能力者の投票の結果、軍服派とメイド服派、大正浪漫派がトップ3をキープ。拮抗の末、軍服派とメイド服派が同一1位を獲得した。次点で大正浪漫派、体操着+ブルマ派、スク水派、バニースーツ派、下着派という順位となった。
「以上が投票結果でした☆ でもコレ(制服聖戦)、よく考えると男女共通の一括採用なんだよね。明日からみんな一緒の制服♪ ま、小さな事は気にせず、れっつらドン☆」
 のもじはなんだか大変な台詞を吐いていきました。
 そんな後の祭りだフィスティバル展開オチが能力者達を待つのであった!


※※本リプレイはエイプリルフールシナリオです。※※