タイトル:【BN】大間海峡秋景色マスター:姫野里美

シナリオ形態: ショート
難易度: やや難
参加人数: 8 人
サポート人数: 0 人
リプレイ完成日時:
2008/11/18 01:15

●オープニング本文


 北海道も秋色に染まりつつある日、UPCにいるミクの元に、ある連絡が届いた。
『あー、カラスさん? レンくん、やっぱり動き出したみたいだよ」
 それは、北海道は青函トンネルの出口付近で、レンこと甲斐蓮斗が、なにやら怪しげな像を作っていると言う情報だった。
「状況を詳しく送って。何かわかるかもしれないし」
『わかったぉー』
 カラスに言われたミク、通信機の画像を切り替える。写ったのは、大間崎と書かれた海だった。いや、厳密には大間崎ではない。どちらかと言うと、青森の出っ張った部分から外側にある海域だ。
「くそう。なめた真似をしてくれる。えぇい、船を出せ! 目指すは大間海峡の向こう側だ!」
 空を覆うワーム達。大掛かりな作戦になる為か、青森周辺の基地では、年配の隊長が、海峡に船を出すよう指示していた。念のために言っておくと、正規の手続きを踏んでの偵察である。が、経歴を見ると、地元の漁師だか代々自衛隊員だかと言った感じらしい為、ノリはそうなるようだ。つまりは、生粋の海の男と言う奴である。
「ヨーソロー!」
 乗っているUPC隊員も、やはり土地柄海に関わる仕事をしていた家系らしく、それらしい声で答えている。だが、そうして何隻かの船にわかれ、海峡へと威力偵察に出向いた所。
「カーーーツォーーーーーー」
 どう聞いてもそうにしか聞こえないうなり声が、海底から響いてくる。隊員が「なんだ? 今の‥‥」と顔を見合わせた直後、レーダー担当から、悲鳴じみた報告があがる。
「た、隊長! 10時の方向から、敵艦が!」
「下からも来ます!」
 ジャミングのせいで、精度はあまり高くない。薄布で目隠しをされたような状態の中、群がってくるのは流線型の機体。
「カーーーツォーーーーーー」
「うわぁぁっ。きたぁぁぁっ!」
 悲鳴が大きくなる。直後、ばっしゃああああんと盛大に水面へ浮かび上がったのは、巨大な‥‥そう、差し渡し10mはあろうかと言う大きな本マグロである。
「キメラ‥‥?」
「いや、それにしては大きすぎ‥‥。ワームだね‥‥」
 以前、この界隈でマグロ型キメラが目撃された事が何度もある。それらは、大半が腹を減らした傭兵達によって退治されたのだが、今回はそのごつさ加減が多少違っていた。
「2番艦がやられました!」
「8番艦大破!」
 突撃を食らったUPCの哨戒艇が駆逐されていく。低く、海の底から響いてくる爆音は、おそらく海中にいたはずの潜水艇さえも餌食になってしまったのだろう。
「おのれ‥‥。ゾディアックのガキめ‥‥」
「呼んだー?」
 舌打ちする指揮官の目の前に、グロテスクに加工されてしまったイルカめいたワームにのった少年が、にやりと笑う。直後、護衛艦のブリッジが吹き飛んでいた。
「大間って言ったらマグロみたいだからねぇ。あ、でもマグロと違うのは‥‥試してのお楽しみ!」
 そう言い残して、姿を消すレン。
『あのマグロ、本マグロだけあって、装甲値が高いらしいぉ』
「んな事、見ればわかるよ。付け焼刃じゃ無理だね‥‥」
 ミクの解説を聞くまでもなく、UPCの偵察艇は、次々とマグロワームに飲み込まれていく。どうやら、歯はついていないようだが、衝撃で沈んだり、そのままワームの胃の中へ収まってしまう者もいる。
「く。落とされた兵士の救助を出せ。部隊を一時立て直す!」
 隊長も、このままでは一方的にやられるばかりだと判断したのだろう。部隊を湾の内側へと撤退させ、代わりに救助船を何隻か出すよう指示をする。
「あのガキ、無差別にと言うわけじゃなさそうだからな‥‥。援軍が来るまで、何とか逃げ回るしかないさ。それに、空より先にこっちを駆逐しないと、海を渡れないな‥‥」
 その後の調べで、ワームは海域にかなりの数が放流されている事がわかった。また、ゴーレム型の目撃情報があり、どうやら統率しているリーダーがいるらしいことも判明していた。彼らは、現れるUPC軍に応じて、戦力を調整しているらしい事も調査済みだ。
「空中に逃げても、こいつがいる限りは無理そうですし‥‥。まずは、あのマグロワームを除去った方が早そうだね」
 空の上には、きらきらとまるでアクセサリーのように輝くワーム達。
『でも、いっぱいいるぉ?』
「1区画づつ潰すしかないよ。長い戦いになりそうだけど‥‥ね」
 まずは、出発地点となるエリアから。沿岸部から掃討することを決めるカラスだった。

●参加者一覧

藤田あやこ(ga0204
21歳・♀・ST
水理 和奏(ga1500
13歳・♀・AA
旭(ga6764
26歳・♂・AA
M2(ga8024
20歳・♂・AA
ユーリ・ヴェルトライゼン(ga8751
19歳・♂・ER
パディ(ga9639
22歳・♂・FT
狐月 銀子(gb2552
20歳・♀・HD
マグローン(gb3046
32歳・♂・BM

●リプレイ本文

「鮪についてお勉強しておいた方がいいかなぁ〜。ねぇマグローンさん、知ってる?」
『普通の鮪であれば、血が流れる程度の傷がつくだけでも長くは持たないのですけどね』
 水理 和奏(ga1500)の問いに、マグローン(gb3046) さんはそう答えてくれた。だが、モニターに写っているマグロは、血さえあるのか定かではない。
『普通じゃないんから僕達の所にくるんですよ』
「さもあらん。この海は荒波と戯れ、漁師達と日々格闘を繰り広げる鮪達の聖域です。鮪を名乗る醜悪なワームはお引取り願いましょう」
 通信機ごしに、カラスに言われ、水中ゲートのシグナルが全て青になった。水流が変わり、ゲートがゆっくりと開いていく。
『まずは救助現場から敵を離し、より安全に救助活動へ入れるよう、囮になります。和奏さん、お願いしますね!』
 指示役はマグローンだ。機体こそテンタクルスだが、どうやら名前からしてマグロの生態に詳しいらしい。彼を信頼しているらしい和奏は、素直にまだ距離の離れた位置から、スコープシステムを起動させる。
『じゃ、こっちにひきつけますよ!』
 自分に言い聞かせるように叫んだマグローンが、救命ボートに向かっているマグロに向けて、ニードルガンを発射する。マグロワームが、牽制弾に方向を変えた。
「きたぁ!」
『近づかせないようにしますよっ!』
 一瞬、パタパタと慌てる和奏だったが、通信機ごしにマグローンに言われ、自分の役目を思い出す。起動させたままのスコープを覗き込み、トリガーを絞る。
「これでいなくなってくれればいいのに‥‥」
 そう呟いて祈る彼女。わかな魚雷が二発、泡の軌跡を描きワームの正面へと炸裂する。だが、マグロはその巨体に見合わない動きで、その魚雷をかわしてしまった。
「避けられた?」
 水中をあさっての方向に飛んでいく魚雷。和奏が呆然としているそこへ、マグローンは叱咤するように、通信機の向こうからこう言った。
『背びれと尾ひれを狙えば、速度は落ちるはずです! 胴体に当てる事を考えないで!』
 マグロがくるりと反転し、相変わらず慣性を無視した動きで持って、こちらへと近づいてくる。ぶんぶんと首を横に振り、まっすぐ前を見据える和奏。
「こ、今度こそ。えと、胴体に当てちゃ駄目なの?」
『中に人が囚われている可能性がありますから』
 飲み込まれた‥‥と、報告書にはある。ゾディアックの面々や、他のバグア達を見ても、飲み込まれた彼らを、何らかの実験に使う可能性は決して低くない。
「わかったよ。じゃあ、尾びれ落とさないとね!」
 理解の早い和奏、そう言って人型へと切り返る。スナイパーではない彼女、残り二発しかない魚雷は取っておいて、格闘用の太刀『氷雨』を、まるで野球のバットのように構えた。
「ビーストソウル、力を貸して‥‥」
 これならば、外れても被害は出ない。錬力ゲージがぐぐんと下がり、そのエネルギーが和奏の手元へと集まってくる。周囲の水流が変わり、今まで逆風のように流れていた水流が、まるで空気のように感じられる。ビーストソウルのサーベイジは、間違いなく和奏の思いを錬力と言う名で受け止め、巨大な銀色の頭部に、一撃を炸裂させる。そこへ、マグローンが自分の魚雷を打ち込んでいた。その刹那、スモークの内側に何か巨大な魚のようなものが、難儀そうにびちびち跳ねているのが見える。
『それにしても、堅いですね‥‥』
 普通のマグロ漁なら、頭部を叩いてとどめをさすものだが、頭にひびの入ったマグロはまだまだ元気だった。

 次第に集まってくるワームに、援護担当のウーフー班は、辟易していた。
「いくら向こうからきてもらった方が良いとは言え‥‥」
「こ、これは集まりすぎだよな‥‥」
 向かってくる方が都合がよかったとは言え、ちょっとげんなりした表情で、そう呟く旭(ga6764)とM2(ga8024)。その数、4機。決して多くはない。だが、こちらは2人だけ。
「ジャミング対策で持って来たけど‥‥。皆、ちゃんと効果範囲に入ってるかな?」
 機体ごと船に乗り、ウーフーのジャミング能力を発動させているM2の下で、周囲を見回した旭がそう答えた。距離は離れているが、地上機の姿は目視で確認できる。水中の視界は若干悪いが、旭は無事だと信じていた。
「何とか‥‥。問題は、波が荒れ始めている事ですね‥‥」
 通信機越しにそう伝えてくるM2。ビーストソウル内の計器は、水流の強さがだんだんと増してきている事を告げている。
「流されないうちに、どうにかするしかないだろうな‥‥」
 あまり動くと、バランスを崩しそうだ。ちょうどスナイパーライフルを構え、甲板にひざまずいたような姿勢を確かめるM2。風防から見える足元には、甲板の根元が見える。その丈夫な壁に足を固定した直後、波の下に潜んだ旭がこう言った。
「ワーム、予定ラインを突破。データリンク開始します」
 包囲網は次第に狭まってくる。何とか一匹だけでも崩そうと、スコープを覗き込むM2。念のため、空中も警戒していたが、様子見らしく襲ってくる傾向はなさそうだ」
「了解。片っ端から寄せるぞ!」
 そう言うと、船の上からマシンガンとガトリングで、弾幕の雨を降り注がせるM2。狙いは元から定めていない。基本的に人命救助優先の為、散らせられればそれで良いと思っていた。
 が。
「やはり堅いですね。物理攻撃が無効化されているんでしょうか‥‥」
 地上からマグロを狙っても、水の抵抗かそれとも別の感触か、ワームにダメージが通ったようには見えなかった。元気な姿を水中で確認した旭が、頭を抱えるように呻く。
「コーティング剤だかなんだか知らないが、はじかれた感覚はあったな」
 撃ったM2も、弾が貫通した感覚がない事を思い出す。当てた瞬間、マグロの体表に沿って、弾丸がそれていったのが見えた気がしたから。
 だが、もし物理攻撃が効かないと確定しているのなら、対処法はある。
「確実に当てたいんで、援護お願いしますよ」
 旭が主兵装に火を入れる。レーザークロー。青白く輝くそれは、海の青さによく映える。
「水中武器があればよかったんだけどなー」
 ぼやきながらも、再び狙いを定めるM2。水中キットは装備しているが、落ちたら対抗できる武器などない。そこへ、ワームがうめき声を上げるようにして、突進してくる。格闘用のスイッチに手をかける旭。もう片方は操縦用のレバーにかけられている。本当は自前の副兵装で牽制しようと思ったが、それはどうやらM2がやってくれるようだ。ならば、やる事は1つしかない。
「く‥‥落とされてたまるか!」
 もっとも、相手とてただやられているのを待つばかりではない。そのひれにあたる部分から、正体不明の光線が、船に向かって降り注ぐ。大きく揺れたそれから、振り落とされそうになり、必死でしがみつくM2。
「このぉぉぉぉぉ!」
 レーザークローの操作に、集中力の全てを注ぎ込む旭。青白い爪が閃き、マグロワームの頭へ斬り付ける。それはちょうど、和奏達が傷をつけたワームだった。べろん、と装甲がめくれ、ワームはたまらず海中深くへと潜っていく。
「逃がさない!」
 旭が、ビーストソウルの能力を発動させる。深く、潜っていくそのワームを追い詰めるように、暗い海の底へ迷わず、彼はホーミングミサイルを発射する。
 水柱が、あがった。

「あれがキメラじゃない鮪だったら、今頃大金持ちよね〜」
 のほほんと明るい笑顔を浮かべながら、そんな事言ってる狐月 銀子(gb2552)さん。サイズ数mともなれば、どれだけの刺身が取れるかと思うと、顔が緩んでしまう。
「サンプルは研究所あたりが喜ぶだろう。上でも下でも盛大にやっているようだな」
 既に覚醒し、まるでファンタジーに出てくるエルフのような姿になった藤田あやこ(ga0204)が、聞こえてくる戦闘音を耳にして、普段と違い、厳しい表情を見せ、そう言った。
「銛を打ち込め〜。今夜は大漁だわ♪」
 運搬用の戦艦にのった笑顔の銀子は、その二つ名が示す通り、左目の網膜に2進数列が映らせながらも、スナイパーライフルの弾を乱舞させていた。どしゅどしゅどしゅっと三連弾が水中のマグロへと襲い掛かるが、抵抗されて中々あたらない。
「って、銛をかいくぐってきやがったか。だが、ゴールはさせん!」
 銀子のKVを固定した船の背後へ、回り込むようにしてやってくるワーム。その攻撃を突き刺さらせまいと、回り込むあやこ。自信たっぷりにこう言う。
「多勢に無勢は解ってる。鰹節だか何だが知らんが要は削って凌げって事だろ」
 そして、同じ様にスナイパーライフルD−06を向け牽制弾を放った。だが、ワームは当たらないのが前提の弾幕くらいではまったく動じず、船へと迫った。
「こんのぉ!」
 レーザークローを閃かせるあやこ。手ごたえはあったが、致命傷とまでは行かなかった。
「大丈夫。まだ行ける!」
 射程が短いのならば、無理に不安定なD−06を向ける必要はない。軽量型のRに持ち替えた銀子、AUKV非対応ながらも、何とか弾幕を維持していた。
「ガウスガンは取っておきだ。出来るだけ秘密兵器は隠しておけよ!」
「OK。狐は尻尾で釣る物よ!」
 2人とも、水中対応の兵器を持ってきてはいるが、まだ相手が元気なうちは使えない。そうしているうちに、狙撃を嫌がったマグロは、海中深く船の下へ。
「んもう。しょうがないわね!」
 銀子がそう言って、水に飛び込もうとする。水中用KVではない為、腰まで浸かれば、動かしにくくて仕方がないが、この際気にして入られなかった。
「ちょっと待て。それは私のやる事だ」
 だが、その危険な行為をむざむざやらせるあやこではない。ましてや自分は、水中機なのだから。
「えー。まぁ、そう言うなら‥‥」
 みんなの援護を期待していた銀子だが、どうやらここは自分が援護に回る役目のようだ。
(任務達成? でなければなぜ私がここにいる。模範解答は兎も角、本音は獣魂に酔いたいのさ)
 口には出せないけれど。そう思い、あやこはクローを振るう。何度か、手ごたえがあったが、とどめには至っていない。やはり、存外に丈夫なようだった。そうこうしているうちに、無傷な一匹が、避難班へと迫る。
「しまった。そっちにもう一匹!」
「間に合わないかっ!?」
 迷っている暇などない。あやこがガウスガンを向け、銀子が錬力を注ぎ込む。
「スタビライザー起動よ。ここが決め所っ、気合入れろバイパー君!」
「火遊びに付き合ってもらうよ。兵装込みで三百万‥‥高い大人の玩具さ」
 D−06とガウスガンの連射が叩き込まれ、海面にもう1つ、水柱があがったのだった。

 その頃、本命の救助隊はと言うと、ユーリ・ヴェルトライゼン(ga8751)とパディ(ga9639)が向かっていた。各地で何とかマグロを引き剥がしている今のうちに、救助を行おうというのである。もっとも、2人の機体が共に非水中型だったからと言うのが、その主な理由だったりもするのだが。
「それにしても、声帯無いのにどこから声出してるんだろう、あの鮪?」
 戦闘とはぜんぜん関係のない疑問を口にするユーリ。あやこ曰く『捻りが足らん。例えばマケローと値切るとかさぁ』だそうだが、忙しそうだ。
「そのうちわかりますよ。ここを何とかすれば‥‥ですけどね」
 パディが丁寧な口調でそう答え、救助待ちの船を見渡す。結構な数だった。
「救助船は二隻あるしな。二手に分かれよう」
 効率を考えると、その方が良さそうだ。そう判断したユーリは、手早く船に乗り込んだ。
「大丈夫です、落ち着いてください」
 第一波が交戦状態に入っている。かなり離してはくれたようなので。パディはいそいそと船を進め、人々にそう言って回る。エマージェンシーキットを探し、ロープをくくりつけながら。
「わかってます。エマージェンシーキットはありますね? 貸してください」
 ユーリも同じ様に曳航用ロープを引っ掛け、漂流者をボートへと引き上げていた。そして、怪我をしている者達には備え付けのキットで応急処置を施し、重傷者から先に運ぶ事にした。
「ボートの曳航準備整いましたよー」
 別船でロープをセットし終わったパディがそう言った。その先は、彼の船につながれている。
「そのまま作業戦まで引っ張ってくよ。人型に変形したままの方が良いけど、パディは重傷者を運んでくれ」
「了解です。軽症者はこっちの方から上げますね!」
 ゆっくりと動き出す船。その一方で、パディは人型の手でそおっと怪我人を陸へと上げていく。こうして、徐々に人々が安全な場所へと移動されていく最中、ユーリの機体が、けたたましい警告音を鳴らした。KVごと顔をあげれば、向かってくるマグロが何匹か。
「うっとおしい。お引取り願おうっ」
 救助船を囲むように、配置へついた直後、ユーリが貰った弾頭矢をマグロに向けて撃つ。魔創の弓は、かなり距離が離れているにも関わらず、まっすぐ飛んでいく。
「抜かせませんよ! 伊達におまけ拾いをやっていません!」
 その脇から、パディが魚雷をぶち込んでいた。第二波ともいえるその魚雷は、水面近くをすべるように駆けて行き、マグロのどてっぱらへとヒットする。三本目の水柱が上がったのを見たマグロ達は、救助船のいるエリアから離脱してくれるのだった。
 その後、参加者にはねぎらいを兼ねて、銀子ちゃん御希望の海鮮料理が振舞われたと言う。