●オープニング本文
前回のリプレイを見る 基礎スペックを詰めた結果、防御と命中が、大盛になり、知覚が中盛くらいになった。超重量の装備を装着する事を考え、遠距離からの砲台役、もしくは壁と言った行為を可能にしたスペックだ。
「うっし! こんなもんでいいな」
満足そうに、人型形態のバハムートを見上げるキャスター准将。ドラグーン達の意見と実験を行い、どうにかUPCのOKが通るレベルまで改造したのだ。
最大の変更点は、その大きさである。離脱時に遅れるといけないとの事で、余分な装備をオプションパーツに変更し、イザと言う時は装備を捨てる‥‥すなわちパージ出来る様にした。その結果、ちょっと大き目の人型と言ったレベルになっている。バイク形態も、後ろ二輪のトライク型にしたおかげで、安定した走行が可能となってり、後ろが増えた分、積載量も大幅アップとなったようだ。もちろん、ミカエルよりも割り増しの装備力を誇るバハムートは、その分燃料となる錬力もアップしている。
「バハムートってんだから、ドラゴンカラーがいいよな。ドラゴンってったら、ブルーだよな」
そんなわけで、最初の原型を留めなくなったバハムート。その基本カラーを、准将はブルーとしていた。そして、変更箇所をクルメタルの工場へ叩き送り、ロールアウト待ちと言った所だったのだが。
「何、オプションパーツを先に作れ? いや、かまわねぇけど、あのでかさだと、ガッコ内じゃ実験できんぞ」
連絡をもらったジジィが、電話口で吼えている。が、相手のクルメタル社員‥‥この間の細身の青年だ‥‥は、電話の向こうでこう答えた。
『どうせなら、ミカエルに負けないくらい、大々的にやりたいものですから。どうしても、派手さと言う点では、カプロイアが第一人者ですし』
命中精度ではクルメタルも負けてはいない。だが、今ひとつ地味な感じもするスナイパー仕様に、彼は満足していないらしい。
「わかった。アイディアはこの間出ているから、すぐにでも試作品は作れる。問題は、ためしうちの場所だ」
確か、超重量の斧と、遠距離用エネルギーキャノンと、大口径の携行バズーカ砲と、装甲服と、ガトリングシールドだったなーと思い出し、仕様を片手で打ち込み始める准将。
『それなのですが、沖縄はどうでしょうか‥‥』
「は??」
その間に、クルメタルは、実験する場所を提案してきた。かつてはリゾート地として、人々に親しまれてきたかの地は、いまやバグアの支配下となっている。かなり早い時期に陥落したらしく、准将のデータベースにも、大戦前の物しか残っていなかった。
『九州に目が向いている今がチャンスです。うまくいけば、そちらのデータを収集出来るのではないでしょうか』
「けど、新品を外持ってくのは面倒だしなぁ‥‥」
『見つからなければ良いのですよ』
難色を示す准将に、クルメタルから画像データが送られてくる。おそらく以前は何らかの軍事基地だったのだろう。メタリックな施設の周囲には、不似合いなジャングル。そして、徘徊する大型キメラ。形こそ一般的なビートル型だが、放置されたドラム缶と比べて、大きさが倍だった。
『隠れる所もたくさんありますし。それに、ここは元々クルメタルの実験場でもあったものですから。取り返していただきたく』
「わったわった。つまりこっそり行ってこっそり帰ってくれば良いんだな」
観念したように、ため息をつく准将。こうして、第二幕は切って落とされるのだった。
「バハムートと作った装備持って、沖縄まで威力偵察に逝って来い。ただし、見つからずに帰ってくること。見つかったら、バグアはこれな?」
そう言って、首根っこを切る真似する准将。どうやら、気付いたバグアは問答無用で口を封じてこいと言うらしい。
●リプレイ本文
上陸した海岸は、かつてはリゾートだったらしく、作業のしやすそうなホテルの跡地が残っていた。白い砂浜のすぐ内側には、密林ともいえる森が広がっており、少し盛大な作業をしても、大丈夫そうだった。
「遭遇した敵は、殲滅でいいんですよね?」
ショートボブの番場論子(
gb4628)が、まだこちらに気付いていない大型ザメを、駆除するかを聞いている。鎖骨に掛かるか掛からないか程度に長くした前髪が、海風にあおられ、斜めにカットされた後ろ髪へとたなびく。ばしゃりとはねた水しぶきが、下半分銀縁の眼鏡に掛かっていた。
「極秘任務だし、気付かれないなら、そのままでも良いんじゃないか?」
そう言って、拳を握り締めるアレックス(
gb3735)。
「素の性能で脆くちゃ意味無いだろう? 推奨装備の装着を前提にしたら、装備一式買い揃える値段もバカにならねぇ。手の届かない物は無いのと同じ、貧乏学生兼傭兵の生の声だ」
その頭部には、天小路桜子(
gb1928)の提案による、通信用リンク機能が搭載されている。これが、知覚系を上げる元になっているようだ。
「おじーちゃんのマニュアルだと、まずは出来る所出来る所‥‥‥‥」
推奨装備の調整くらいは、出来る様になりたい橘川 海(
gb4179)。准将のアドバイスに従い、彼女がまず手をつけたのは、アレックスが持ってきた個人識別用の派手な炎模様のデカール‥‥機体用ステッカーだ。
「こっちも大丈夫そうですわね」
論子が出してきたのは、大口径の携行バズーカ。確かにこれなら、つなげるだけで充分だ。
「は、はいぃぃ。うーん、次はこっちのお洋服‥‥。つける順番は、キャノンが一番上だから‥‥」
「これでも飲んで、落ち着いてください」
自分が砲撃手をやる都合上、重量も考えに入れようとする海。そんな彼女に、論子は持ってきたスポーツドリンクを差し出す。そのおかげで、彼女も作業がはかどったようだ。
「まずは、霧島さんの狙撃銃からだね。えーと、これにこれを継ぎ足して‥‥」
そう言って、海が道具と材料を広げている。既存のスナイパーライフルに、銃身を少し長くしてみる。> 霧島 和哉(
gb1893)の大型軽量弓を、有り合わせの材料で作り、桜子の雪村の身を伸ばした。もっとも、SESの補強までは手が回らない為、あちこちで射程が短かったり、威力が低かったりしたのだが。
「あ、海さん。データ共有の通信リンクってどうなってます?」
「んと、おじいちゃんの話だと、後ろの通信機に画像データが収められる仕様になってるみたい」
受け取った桜子が、そう尋ねてきた。同じAUKV同士なら、システムを通してデータのやり取りが出来る‥‥と言った具合である。ウーフーの部品を利用して、覚醒錬力と、知覚能力を連結すれば、敵の発見も容易になるかもしれないと、クルメタルに頼んだものだ。
「あれ? クルメタルのアイツは?」
「え? 今回は来ないみたいですけど‥‥」
アレックスが、今回のメンバーに、クルメタル社の人間がいないことを知り、首をかしげている。
「うーん、急ごしらえじゃ難しいモンばっかり出来ちまったんだが」
なので、スポンサーのご意見を伺いたかったらしいアレックス。その彼が出してきた提案は、海のところにも来ている。アレックスが頼んでいるのは、鉄の鞭や、いわゆる『衝角』と言う奴だ。もっとも、変形機構や、SES装置の都合上、すぐには難しい。
「‥‥やはり大きな斧は良いですわ、見た目だけでも威圧感十分ですわ」
が、出来上がった装備を見て、エリザ(
gb3560)は満足そうに微笑む。重装甲の機体に巨大な斧。重量150とかいう、とてつもないシロモノだが、廃墟の窓に映りこむその姿は、KVに匹敵する圧迫感があった。
「銘をつけるなら、竜斧‥‥と言ったところですわね」
伝説のバルディッシュのようになったその斧を見て、彼女はデータリンクの画像に、そう名前をつけるのだった。
「地図ではこの辺りですわね」
クルメタルから渡された古い地図を片手に、周囲を見回すエリザ。密林の奥に、光は差さないが、数m先くらいは見渡せる。まだ、建物は見えないが、隠れられる場所も多い事から、彼らは慎重にその歩みを進めて行った。
「ここで迷子になったら死ぬもんね、普通に」
周囲を見回し、そう呟くエル・デイビッド(
gb4145)。かつては、遊歩道として整備されていたであろうそこは、既に見る影もなく荒れ果てている。一応、申し訳程度の石畳はあるものの、殆ど機能はしていなかった。
「相手より、先に見つけて‥‥一気にケリを‥‥。こういうの‥‥面白い、よね‥‥」
気分はサバイバルゲームと言ったところか。霧島はどこか楽しそうに、警戒を続けている。
「初めてなんだよね沖縄って‥‥」
バグアさえいなければ、のんびりとくつろげるのだが、状況はそうは行かないようだ。なぜなら、そう呟いた雪代 蛍(
gb3625)の目にも、森林迷彩を施された外壁の建物が見えたから。
「あれが基地ですわね‥‥。おしゃべりはこのあたりにしませんと」
その周囲には、警戒するようにビートル型のキメラがうろうろしている。人影はない。代わりにいくつかコンテナがあった。クルメタル社のマークは付いているが、長い間放置されていたらしく、かなりさびだらけだ。
「確かめて起きたいのですが、どう考えても、影にいますわよねぇ‥‥」
手にした竜斧で、扉をたたっきるのはたやすいだろう。だが、かんぬきの開いているそれの中に、キメラが詰まってないとは考えにくい。慎重に、攻め込める隙を見つけようとするエリザ。そんな彼女を、沖縄特有の木々が、まるで盾になるかのように、流れる風に身を揺らしている。
「後ろにいます。このあたり、かなり広い敷地のようですから」
桜子が、前衛を彼女に任せて、後ろに下がる。ツインエネルギーキャノンで、砲撃支援を担当しつつ、周囲の状況を把握すると言うのが、彼女の立てた作戦だった。
「一部の人にしか‥‥活かせない、性能じゃ‥‥意味が無いから‥‥ね」
その策に従い、霧島もまた、自身の平均値を信じて、周囲を見回している。
「どんな敵か、確認しなきゃ。エルくん、お願いね」
「アハハ、うん、頑張るよ」
コンテナと基地にいるビートル達が、どれほどのモノか。海が持ち込んだゴーグルを使い、アップにしてみる。エルも、期待に答えようと、バハムートに仮付けしたサブアイシステムを稼動させた。
と、その視界の中で、ビートル達は、さきほどまで巡回していたが、今は何か作業でもあるのか、次々に建物とコンテナに張り付いている。と、直後、ビートルの足元から、金属が溶けるような異臭が漂ってきた。
「ひょっとして、見つかってます?」
横の海と顔を見合わせる論子。見れば、ビートル達はコンテナの天井や壁に穴を開け、中の品を引っ張り出している。それを、ビートル達は器用に背中に乗せ、迷彩建物の向こう側へと運んでいく。どうやら、キャンプのすぐ近くにいたのは、ただの運搬部隊だったようだ。
「追いかけますか?」
桜子が指示を仰いでくる。頷くエリザ。
「まとまって動いた方が良さそうだがな‥‥」
タクティカルゴーグルごしに、そう呟くアレックス。距離を開け、足元に注意し、キメラの一挙手一投足に注意する。知覚力が高いバハムートは、移動速度はさほど高くないながらも、一定の距離を保っても、敵影を捕らえ続けてくれる。
「キメラ、こっちきたよ」
蛍がそう言った。見れば、キメラ達は、迷彩建築の向こう側に進み、ひび割れたコンクリ地面へ、取り出した箱を積み上げている。
「誰かが迎えにくる可能性がありますわね」
「バハムート、異常周波数をキャッチ。どうやらそのお迎えのようですわ」
桜子が、コンクリ面に記されたヘリポートのマークを見つけてそう言った。と、その直後、論子の耳が、味方ではない識別を捕らえたようだ。
「仕方がない。見つかるにやれ、だね」
ぐずぐずしてはいられない。向こうが来る前に、キメラを始末しようと、蛍が斧を取り出す。
「これ、使い方に何かコツあるの?」
開発したのはエリザだ。撤退分の錬力を温存できる戦い方も知っているだろうと、蛍はそう尋ねた。
「基本は突撃ですわ。ついてらっしゃいまし!」
重量150の物体が、密林からヘリポートへと飛び出す。が、中央へ躍り出る前に、キメラの方が追いついてきた。
「やっぱり動きは遅いな」
装備をつけていないアレックスが、反対側から回り込む。二手に分かれるキメラ達。それなりに判断力はあるのだろう。動きの重い重量組みは、後回しで良いと考えたようだ。
「こっちでひきつけます」
そこへ、後衛から海と論子がバズーカをぶっ放した。バハムートの安定性は、その反動を打ち消してくれる。おまけに、精度の上がった命中率は、こちらを向いていなかったキメラを、2体ほど粉砕していた。
「やっぱり砲撃能力はさすがだなー」
「感心している場合じゃありません。もう4体増援が来ました」
アレックスにそう答える海。追加で現れたビートル達は、箱を持っていない。その為、一番うっとおしいであろう海達に、まっすぐ突っ込んでくる。
「そう言うときのため、かな」
がつんとその一撃が食らわされた真下にいたのは、ガトリングシールドを構えた霧島だ。防御性能の元々高いバハムート、ガトリングシールドを盾にすれば、ダメージは殆ど来なかった。
「受け止めただけじゃ‥‥ただの、壁だから‥‥ね!」
そして、霧島はその受け止めた敵に向けて、竜の咆哮をお見舞いする。
「アレクさん。投げるよっ!」
その行き先は、相棒であり家族付き合いをしているアレックスだ。弾き飛ばされたそこに、アレックスは車輪を加速させる。
「見敵必殺ッ! インテーク開放、ランス『エクスプロード』イグニッション!」
ランスの吸気口からぷしゅうっと蒸気が噴出し、スピードの乗った穂先に軌跡を描く。インパクトの瞬間、炎が噴出し、ビートルの表面装甲を爆砕させる。
「こっちの影から撃ってください。森が隠してくれますっ」
アレックスに向かおうとしているビートル2匹へ、論子がバズーカをお見舞いしている。竜の息で、射程を延長し、竜の瞳で強化したそれは、森の中にバハムートを隠しながら、的確な命中率を誇ってくれた。
「何とか撤収できないかな?」
「あと5匹だから、倒しちゃった方が正解だと思うよ」
エルにそう答える海。先頭の痕跡は残しても良いが、目撃者は消去しておきたい。
「それにもう交戦しちゃったし。位置と距離のカウント、お願いねっ」
バズーカを構え、そう言う海。竜のスキルを使い、相手が向かってくる前に、発射する。
「これ以上、長引いちゃうと、証拠が残っちゃうよっ」
斧は、手数こそ多くないものの、確実にダメージを与えてくれる。だが蛍は、残りの錬力を考えると、あまり走りまわる気にはなれなかった。
「こっちには、バイクとしての性能がありますもの!」
エリザがそう言って、バハムートをバイク型にした。いくら重くて遅いとは言っても、バイクとしてのスピードはかなりのモノだ。巨大な重量物が迫ってくる圧迫感は、ビートルとは言え、無視できないらしく、回避行動に移っている。しかしエリザはそこで急停止し、スキルを発動させた状態で、巨大な斧を振り下ろした。
「あら、返す刀が出てきませんわ」
竜斧の攻撃力は、キメラごときの装甲は粉砕してくれるらしく、せっかく発動した竜の鱗は、意味をなさなかった。
「データはこれくらいで良いか。厄介なのが出てくる前に、さっさと帰ろうぜー」
そのおかげで、キメラはおおむね退治されていた。まだぴくぴくと痙攣しているそれに止めをさした直後、キメラの一部をサンプルを採取していた論子の温かみのある表情が、何かに気付いてきりりと引き締まる。
「おかしいですね。この程度なら、すぐに奪還できる筈。それに、管理しているバグアがいない‥‥」
サンプルも、配置状況も、ビートル型が量産型のシロモノだと示している。それほど重要な施設には見えなかった論子、サンプルから答えを導き出そうとした時だった。
「待ってください。何か‥‥大きなモノが来ます!」
エルが、後ろを振り返り、警告する。が、わずかに間に合わず、後衛の海が攻撃を受けた。が、さすがにバハムートの装甲は、彼女をしっかりと守ってくれる。
「さすがパハムート、あんな戦い方だけど立っていられるなんて」
感心する蛍。なんだか落ち着かない様子だが、それでも海を捕まえようとしたキメラの腕へと、竜斧を振り下ろす。
「げっ‥‥まさか、敵の新兵器じゃねぇよな?」
密林の奥から、現れたそれを見て、アレックスがバイザーの中の顔をひくつかせる。超大型と言って良いサイズの‥‥タコのようなキメラだった。しかも、ところどころに、まるでKVの部品を取り込んだような金属板が付着している。そう‥‥クルメタル社のマーク入りの。
「その可能性はありますね‥‥」
霧島がそう答え、ガトリングシールドの内側に、海を引っ張り込む。直後、放たれた触手の一撃が、シールドを直撃したが、衝撃が来ただけで、ダメージが行ったようには見えない。と、巨大タコは、締め付けに転じたようだ。
「捕獲‥‥される‥‥わけには‥‥っ!」
撒きつく触手を、霧島がガトリングで吹き飛ばした。千切れた触手がのたうち、やがて動かなくなる。
「そっちへ展開してっ! いくよ、るりべえっ」
その間に、海は砲撃の終わったバズーカを論子に預け、蒼い銃身の瑠璃瓶を打ち込む。入れ替わるように論子が竜の息で延長したバズーカを食らわせていた。
「見えた‥‥! 弱点はきっとあそこっ!」
エルが、高々と上げた触手の根元を見て、そう告げる。後衛の位置にいた彼に迫る本体。だが彼は、花の名前を関した槍‥‥すなわち、リューココリネで反撃していた。知覚を武器にするその槍は、軟体系には絶大な効果を誇る。
「桜子さん、今のうちに!」
「はい。証拠隠滅ですわね☆」
にっこりと笑顔で答える桜子。竜の角で強化されたツインエネルギーキャノンに灯が入る。この距離ならば、竜の瞳の効果もプラスすれば、確実に当てられる。
「ツインエネルギーキャノン、シュート!」
竜の咆哮ともいえる轟音が、キメラの真ん中に命中した。吹き飛ばされたキメラが、密林の中へとめり込む。ぴくぴくと動かなくなるキメラ。
「やはり、研究所になっていたみたいね」
それでも警戒を解かない蛍、慎重に近づく。見れば、先ほどのコンテナから、液体のようなものがもれ出ていた。たどれば、中に入っていた水槽のようなものへと繋がっている。
「限定的な地域で、おおっぴらにやるなら、頼もしい存在だ‥‥っと」
帰り道、論子は今回の運用状況を、資料にしてまとめ、准将へと提出するのだった。